キスの味

今日も朝から暑い。
市内では、防災訓練を行っているようで防災放送が流れていた。
天災は忘れたころにやってくる。
私たちは、自然に生かされているのだと言うことを
常に意識していたいよねぇ。

昨日、近所に住む知人と親の死後の話になった。

お墓や仏壇や家はどうするのだろうかなどと。
ましてや、今は子供が少なく、
必然的にその子供にそういった世話がいく。

ところが、新興住宅だと仏壇やお墓がない。
その家の世帯主がなくなって初めて、作る家も少なくない。
実際、我が家も両親が分家だったから、
父が亡くなり、お墓、仏壇を購入した。
そのうち、一人暮らしの母も亡くなる。
そしたら、遠方に住んでいる私はどうするのだろうと
まるで他人事の様に思った。
その知人も自分の親が死んだ後はどうしたらいいのかなぁと
漠然と考えているといっていた。

話をしているうちに、手を合わせることが少ないよねぇと。

仏壇もともかく、神棚も宗教の関係で祀ってある家はそれほど多くない。
知人は自分で商売をしているから、自分で神棚を祀っていると。
私も実家の影響で神棚を祀って、毎朝、お塩、お水、お米を供え、
1日の安全を願いながら、手を合わせて心落ち着かす。

日々忙しくているけど、1日のうちにこんな時間を持つのも大切だよねぇと共感しあった。

親の死後の面倒はまた追々、考えていけばねぇ。
川の流れのようにだよと本家でない私たちはお気楽な話で終わった。

今日も一日、つつがなく過ごせますようにと合掌のキス。