2016年04月12日
ディアボーイズの続きが見てみたい61話 〜コートの外から見ておけ〜
平本「答えから言ったるわ。それはな・・・『わざと』や」
薬師丸「わざと??」
平本「佐藤はお前の力を認めとる。藤原君のパスが通った時、良いポジションにおったお前のプレーは、背中で相手を押さえ込み、どちらかにターンしてゴール下を打つ事は目に見えとった。」
保科(たしかに・・でも俺はいつも一緒にプレーしてたからわかるけど・・・他にもわかるもんなのか?)
藤原「そうだ。佐藤さんはあの時わざと力負けしていた」
哀川「うん。それはあきらかだったよ」
保科「そうなのか?って何でお前そんなのわかるんだよ」
藤原「そりゃ、お前等と戦った事があるからな。石井の奴もたまにやっていたよ。あいつと力勝負ばっかりやってたら、40分もたね〜ってな。おかげで九工大とやる時の石井は最後まで体力が持ったけどよ」
平本「まぁ、そういうこっちゃ。保科はチームメイトやったから、見えなかったかもしれんが、外から見ればわかる事って結構あるんや。薬師丸、勉強やと思って、ちょっとコートの外から見ておけ。はっきり言うたる。このままやったら何回でも止められるわ。お前のシュートのタイミングは、お前が作ったもんちゃう。佐藤のタイミングや。つまり、ブロックをするタイミングも佐藤が作っとるのに、決めれるわけがないっちゅうこっちゃ」
薬師丸「はい」
平本「まぁ、バードナー相手に佐藤がさっきのプレーはせんけどな。お前とやる時はわざと力負けしたフリして、お前がターンをする方向を決めさせたんや。それされたら、相手より早く動いてついていけんようにせなあかん。ところが、パワー勝負にお前は勝ったと思って、油断したんや。だからターンが普段より遅かった。あれやったら、ブロックしてください。って言うてるようなもんやで」
薬師丸「はい・・・すいません」
平本「シュートを決めたあと、保科が戻れって叫んどったけど、あれとは逆の事をしてたっちゅうことや。油断したっちゅうのもあるかな」
保科(そんな駆け引きがあったなんて・・・)
平本「まぁ、とりあえずもう時間や。薬師丸見とけよ。バードナーの動きを」
バードナー「半分くらい、言ってる事の意味がわからなかったけど、ワタシ出ることだけ、何とかわかったね。とりあえず、作戦はなしで、そのままセンターに入ったらいいのかね?」
平本「ああ、出てくれ。頼むで」
バードナー「アイガットイット」
藤原「保科。ぼぉ〜とすんなよ。5分しかないんだからよ。薬師丸に五分で色々見せられるようにせめまくるぞ」
保科「あ、ああ」
第二クオーターのファーストアタックは保科チーム。
平本のシュートフェイクからローポストのガードナーへボールが入る。
薬師丸(よく見るんだ)
ガードナー背中で佐藤を押し込むが佐藤がそれに耐える。
薬師丸(パワー勝負か?勉強になるぜ)
次の瞬間、バードナーがターンする
薬師丸(俺と同じプレー)
バードナーはここでポンプフェイクを入れる。
佐藤はそれに動じない。
薬師丸(さすが佐藤さんだ)
この時バードナーの視線はゴール方向にあらず。
佐藤(ちっ、どうする気だ?シュートか?フェイクか?パスか)
佐藤はポンプフェイクに動じなかったのではなく、迷っていただけ。
佐藤(わからん、とりあえずシュートチェックだけでもいれと・・・)
佐藤がシュートチェックに行こうとした時にバードナーはジャンプ。
あっさりとゴール下を決める。
薬師丸(なんで・・・あんなあっさりと・・・)
平本(薬師丸、びっくりしとるな。まぁ、そのうち教えたるわ。今はみて覚えろ。プロの世界では自分の得意技や技術、パワーだけちゃうっちゅうこっちゃ。駆け引きが必要って事や。とはいうものの、今の佐藤はごっついヘボやったけどな)
バードナー「ヘ〜イ。ガンガン決めろ〜ね。今の決めろった。良いフェイクだったね。シュートも決めろった」
平本「ナイスシュート。バードナー!!シュートが『決まった』だな」
保科(こいつ何年日本いるんだ??)
DEARBOYS NEXT
薬師丸「わざと??」
平本「佐藤はお前の力を認めとる。藤原君のパスが通った時、良いポジションにおったお前のプレーは、背中で相手を押さえ込み、どちらかにターンしてゴール下を打つ事は目に見えとった。」
保科(たしかに・・でも俺はいつも一緒にプレーしてたからわかるけど・・・他にもわかるもんなのか?)
藤原「そうだ。佐藤さんはあの時わざと力負けしていた」
哀川「うん。それはあきらかだったよ」
保科「そうなのか?って何でお前そんなのわかるんだよ」
藤原「そりゃ、お前等と戦った事があるからな。石井の奴もたまにやっていたよ。あいつと力勝負ばっかりやってたら、40分もたね〜ってな。おかげで九工大とやる時の石井は最後まで体力が持ったけどよ」
平本「まぁ、そういうこっちゃ。保科はチームメイトやったから、見えなかったかもしれんが、外から見ればわかる事って結構あるんや。薬師丸、勉強やと思って、ちょっとコートの外から見ておけ。はっきり言うたる。このままやったら何回でも止められるわ。お前のシュートのタイミングは、お前が作ったもんちゃう。佐藤のタイミングや。つまり、ブロックをするタイミングも佐藤が作っとるのに、決めれるわけがないっちゅうこっちゃ」
薬師丸「はい」
平本「まぁ、バードナー相手に佐藤がさっきのプレーはせんけどな。お前とやる時はわざと力負けしたフリして、お前がターンをする方向を決めさせたんや。それされたら、相手より早く動いてついていけんようにせなあかん。ところが、パワー勝負にお前は勝ったと思って、油断したんや。だからターンが普段より遅かった。あれやったら、ブロックしてください。って言うてるようなもんやで」
薬師丸「はい・・・すいません」
平本「シュートを決めたあと、保科が戻れって叫んどったけど、あれとは逆の事をしてたっちゅうことや。油断したっちゅうのもあるかな」
保科(そんな駆け引きがあったなんて・・・)
平本「まぁ、とりあえずもう時間や。薬師丸見とけよ。バードナーの動きを」
バードナー「半分くらい、言ってる事の意味がわからなかったけど、ワタシ出ることだけ、何とかわかったね。とりあえず、作戦はなしで、そのままセンターに入ったらいいのかね?」
平本「ああ、出てくれ。頼むで」
バードナー「アイガットイット」
藤原「保科。ぼぉ〜とすんなよ。5分しかないんだからよ。薬師丸に五分で色々見せられるようにせめまくるぞ」
保科「あ、ああ」
第二クオーターのファーストアタックは保科チーム。
平本のシュートフェイクからローポストのガードナーへボールが入る。
薬師丸(よく見るんだ)
ガードナー背中で佐藤を押し込むが佐藤がそれに耐える。
薬師丸(パワー勝負か?勉強になるぜ)
次の瞬間、バードナーがターンする
薬師丸(俺と同じプレー)
バードナーはここでポンプフェイクを入れる。
佐藤はそれに動じない。
薬師丸(さすが佐藤さんだ)
この時バードナーの視線はゴール方向にあらず。
佐藤(ちっ、どうする気だ?シュートか?フェイクか?パスか)
佐藤はポンプフェイクに動じなかったのではなく、迷っていただけ。
佐藤(わからん、とりあえずシュートチェックだけでもいれと・・・)
佐藤がシュートチェックに行こうとした時にバードナーはジャンプ。
あっさりとゴール下を決める。
薬師丸(なんで・・・あんなあっさりと・・・)
平本(薬師丸、びっくりしとるな。まぁ、そのうち教えたるわ。今はみて覚えろ。プロの世界では自分の得意技や技術、パワーだけちゃうっちゅうこっちゃ。駆け引きが必要って事や。とはいうものの、今の佐藤はごっついヘボやったけどな)
バードナー「ヘ〜イ。ガンガン決めろ〜ね。今の決めろった。良いフェイクだったね。シュートも決めろった」
平本「ナイスシュート。バードナー!!シュートが『決まった』だな」
保科(こいつ何年日本いるんだ??)
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