2016年04月28日
ディアボーイズの続きが見てみたい62話 〜ワンパターンでは駄目だ〜
バードナーの下手な日本語はともかく、あっさりとゴールを決めた。
薬師丸のプレイとそれほど変わらない。
パワーだけで見れば、ほとんど互角に渡り合える薬師丸であるが、あっさりときまった。
キングスの攻撃は佐藤の攻撃をバードナーがとめて、平本がルーズを拾った。
薬師丸「す、すげ〜。俺がなかなか止められない佐藤さんを・・・)
平本(今のはマグレだな・・・)
巻中(おいおい、マグレ連発じゃね〜か)
「おい、高校生上がりに負けちゃ洒落ならんぞ。気合入れろ」
一同「お、おう」
佐藤(5回に1回のプレイしやがって・・・とは、いうものの、こいつのオフェンス力は本物だ。次はとめないと)
平本が藤原に合図を出している
(次もバードナーのゴール下でいけ)といっているようだ。
哀川、保科が外を動きまわって、オトリとなり藤原から一発でインサイドのバードナーにボールが入る。
薬師丸(ここで、まず力で相手を抑えるんだ。そしてそこからテクニックで相手をかわすはず。よくみるんだ)
バードナーがボールを持った瞬間、佐藤は腰を落として構える。
佐藤(いつでもこい)
その瞬間、バードナーは佐藤に少しも触れずに半歩ゴールから遠ざかりシュート。
決して上手くないは動き。それほど早くもない動き。
プロでありながら美しいと言えないシュートフォーム。
腰を落とした佐藤は反応できない。
ザシュ
薬師丸(・・なんで・・)
藤原(そういうことか。これを薬師丸に見せるためか・・)
バードナー「へ〜い。シュートがまた決ためった。ナイスシュートが決ためったね」
平本「ナイスシュー。シュートが「決まった」だ」(こいつわざと間違ってるのか)
保科(いちいち、突っ込んであげる平本さん。すげ〜)
薬師丸(今のプレーを俺にしろってことなのか?)
哀川「ナイスシュート。次止めて一気に追いつこう」
シーソーゲームが始まる。
次のプレーではバードナーを中心に攻めると思いきや、ポストプレイを使って哀川のクイックスリーが決まる。
巻中「おいおい、ほんまに洒落ならんぞ。次、俺に回せ」
巻中はドライブインで哀川を振り切りバードナーをダブルクラッチでかわす。
哀川「すげ〜」
すると・・
藤原「哀川、いけ」
藤原のパスを受けるために、一気に巻中を振り切る哀川、ボールを受け取ってダンクにいく。
しかし、佐藤のブロックが・・・決まらず・・・・
佐藤「ちっ、ガキが・・・」
哀川18番のダブルクラッチ炸裂。
藤原「やられっぱなしはよくね〜よな」
平本「本物だな。こいつら」
保科(何もできね〜。元、早く戻ってこい)
藤原「保科、ぼぉ〜としてんじゃね〜ぞ」
保科「お、おう」
第2クオーター残り12分で、保科チームのタイム
平本「みてたか。薬師丸」
薬師丸「はい。俺にも力技以外をしろってことですね」
平本「いや、そういう意味ではない。勿論、それもせなあかんけどな」
薬師丸「???」
平本「さっきも言ったように、プロでは駆け引きも必要なんや。時々、わかっていてもとめられない、栃木の田沢みたいな奴も出てくるけどな。来るってわかっていれば、簡単に止められる。けど、来ると思わないプレーは中々とめられへんのや」
薬師丸「???」
平本「簡単に言うとやな。ワンパターンではダメやっちゅうことや。ある意味でお前のプレーは完成されとる。高校生レベルなら、お前のパワーで殆どの相手が吹っ飛ばされてたやろ」
薬師丸「はい」
平本「つまり、長所を磨けば磨くほど、お前はすごいプレーヤーになるわけや。せやえど、プロの世界では、どれだけすごくても、わかっていたら止める事ができる。しかも、お前の場合はそれに頼りすぎているから、そのプレーをできるように誘導する事もできるんや」
薬師丸「・・・」
平本「バードナーを見てたか?そんなうまいプレーでも何でもなかったやろ。こいつもパワーアタッカーでな。技術はそんなにない。ただ、あのパワーを防ぐことにはそれなりに対策を練らないと、吹っ飛ばされるんや。そやから佐藤も早めに力を入れている。その瞬間、こいつはパワー勝負をせーへんのや。違う動きをしている佐藤やから、反応はできひん。ようは、たった一つのプレーでもいいから、違う動きをできるようになれってことや」
薬師丸「はい」
(そうか、俺は知らず知らずのうちに一つのプレーしかしていなかった。プレーそのものが、自分の特技を活かす為のフェイクになるってことか)
平本「とはいうものの、今から違ったプレーをすることは難しい。この試合は止められてもいいから思いっきりやってみろ」
薬師丸「はい!!」
保科(何いってるか、さっぱりわからね〜。元わかったのか)
DEARBOYS NEXT
薬師丸のプレイとそれほど変わらない。
パワーだけで見れば、ほとんど互角に渡り合える薬師丸であるが、あっさりときまった。
キングスの攻撃は佐藤の攻撃をバードナーがとめて、平本がルーズを拾った。
薬師丸「す、すげ〜。俺がなかなか止められない佐藤さんを・・・)
平本(今のはマグレだな・・・)
巻中(おいおい、マグレ連発じゃね〜か)
「おい、高校生上がりに負けちゃ洒落ならんぞ。気合入れろ」
一同「お、おう」
佐藤(5回に1回のプレイしやがって・・・とは、いうものの、こいつのオフェンス力は本物だ。次はとめないと)
平本が藤原に合図を出している
(次もバードナーのゴール下でいけ)といっているようだ。
哀川、保科が外を動きまわって、オトリとなり藤原から一発でインサイドのバードナーにボールが入る。
薬師丸(ここで、まず力で相手を抑えるんだ。そしてそこからテクニックで相手をかわすはず。よくみるんだ)
バードナーがボールを持った瞬間、佐藤は腰を落として構える。
佐藤(いつでもこい)
その瞬間、バードナーは佐藤に少しも触れずに半歩ゴールから遠ざかりシュート。
決して上手くないは動き。それほど早くもない動き。
プロでありながら美しいと言えないシュートフォーム。
腰を落とした佐藤は反応できない。
ザシュ
薬師丸(・・なんで・・)
藤原(そういうことか。これを薬師丸に見せるためか・・)
バードナー「へ〜い。シュートがまた決ためった。ナイスシュートが決ためったね」
平本「ナイスシュー。シュートが「決まった」だ」(こいつわざと間違ってるのか)
保科(いちいち、突っ込んであげる平本さん。すげ〜)
薬師丸(今のプレーを俺にしろってことなのか?)
哀川「ナイスシュート。次止めて一気に追いつこう」
シーソーゲームが始まる。
次のプレーではバードナーを中心に攻めると思いきや、ポストプレイを使って哀川のクイックスリーが決まる。
巻中「おいおい、ほんまに洒落ならんぞ。次、俺に回せ」
巻中はドライブインで哀川を振り切りバードナーをダブルクラッチでかわす。
哀川「すげ〜」
すると・・
藤原「哀川、いけ」
藤原のパスを受けるために、一気に巻中を振り切る哀川、ボールを受け取ってダンクにいく。
しかし、佐藤のブロックが・・・決まらず・・・・
佐藤「ちっ、ガキが・・・」
哀川18番のダブルクラッチ炸裂。
藤原「やられっぱなしはよくね〜よな」
平本「本物だな。こいつら」
保科(何もできね〜。元、早く戻ってこい)
藤原「保科、ぼぉ〜としてんじゃね〜ぞ」
保科「お、おう」
第2クオーター残り12分で、保科チームのタイム
平本「みてたか。薬師丸」
薬師丸「はい。俺にも力技以外をしろってことですね」
平本「いや、そういう意味ではない。勿論、それもせなあかんけどな」
薬師丸「???」
平本「さっきも言ったように、プロでは駆け引きも必要なんや。時々、わかっていてもとめられない、栃木の田沢みたいな奴も出てくるけどな。来るってわかっていれば、簡単に止められる。けど、来ると思わないプレーは中々とめられへんのや」
薬師丸「???」
平本「簡単に言うとやな。ワンパターンではダメやっちゅうことや。ある意味でお前のプレーは完成されとる。高校生レベルなら、お前のパワーで殆どの相手が吹っ飛ばされてたやろ」
薬師丸「はい」
平本「つまり、長所を磨けば磨くほど、お前はすごいプレーヤーになるわけや。せやえど、プロの世界では、どれだけすごくても、わかっていたら止める事ができる。しかも、お前の場合はそれに頼りすぎているから、そのプレーをできるように誘導する事もできるんや」
薬師丸「・・・」
平本「バードナーを見てたか?そんなうまいプレーでも何でもなかったやろ。こいつもパワーアタッカーでな。技術はそんなにない。ただ、あのパワーを防ぐことにはそれなりに対策を練らないと、吹っ飛ばされるんや。そやから佐藤も早めに力を入れている。その瞬間、こいつはパワー勝負をせーへんのや。違う動きをしている佐藤やから、反応はできひん。ようは、たった一つのプレーでもいいから、違う動きをできるようになれってことや」
薬師丸「はい」
(そうか、俺は知らず知らずのうちに一つのプレーしかしていなかった。プレーそのものが、自分の特技を活かす為のフェイクになるってことか)
平本「とはいうものの、今から違ったプレーをすることは難しい。この試合は止められてもいいから思いっきりやってみろ」
薬師丸「はい!!」
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