2016年03月06日
ディアボーイズの続きが見てみたい53話 〜新生 成田中央〜
タイムアウト中
下條「なかなかの出来だ」
一応「はい」
下條「平田、赤穂。手応えはどうだ」
平田「はい、岸本さんがうまく俺等を使ってくれるのでやりやすいです」
赤穂「武内さんのポジション取りがよくてやりやすいです。リバウンドも安心できるので思い切って打てます。中でも外でも自由に動かせてもらえる感じですかね」
下條「ふふふ。そうか。岸本、武内、練習試合で様々なパターンを試している事は良い事だ。お前達も手応えを感じている事だろう。試合は残り13分ある。勝ちにいけ」
岸本「はい!!」
武内「はい。ここからはガンガン攻めます」
下條「赤穂、ミドルでもスリーでも何でもいい。打てると思ったら打て。落としても武内が拾ってくれる。平田、この試合で必ず3ポイントを決めろ。あと、ドライブで中に切れ込む意識をなくすな」
平田・赤穂「はい」
岸本(戦術を重視する監督が、打てると思ったら打てって珍しいな)
下條「岸本、お前は後輩がアツくなっても、冷静にゲームを作れ。ポイントガードは如何なる状況でも、試合を作るという事を忘れるな」
岸本「はい」
下條「ディフェンスだが、3−2ゾーンを組む。中は武内と赤穂の二人。佐藤が下がって、相手の外はもう怖くない。ターンオーバーすれば前の3人は思い切って速攻にいってよい。その時にディフェンスに追いつかれた場合は、後ろを守っていた赤穂が3ポイントの外で待っていれば、セカンドブレイクとして3ポイントが打てる。武内が戻りきれていない可能性があるが、思い切り打て」
赤穂「はい」
下條「また、武内も全力で戻るんだ」
武内「はい」
武内(監督、なにか雰囲気変わったな・・・少しアツくなったというか・・・こんな作戦を出さずにハーフコートバスケで、確実に点を取れるスタイルを作ってきたのに)
下條「いいか、私が教えているバスケットでは、ハーフコートバスケだけでも十分な強さを誇っている。ただ、今年はお前達が全国制覇をする時だ。そのためには、ファストブレイクでも負けないスピードもつけていく。相手が誰であれ、走り負けはするな。お前達のハーフコートバスケは十分に強い。これから、オールコートでもやりきれるだけの体力とスピードを作っていくから、そのつもりでいろ。以上」
一同「はい!!」
コートに戻る成田中央。
頭の中には「走り負けするな」の文字が入っていた。
コートに戻る大学生チーム
高校生相手に負ける事は許されない。テーマはどんな時でも冷静に対処できるように。である。
このあと、激しく攻撃を仕掛ける高校生相手に、大学生チームが冷静にディフェンスをする時間が続いた。
大学生の攻撃もまた、成田中央の完成しつつあるゾーンディフェンスで、なかなか点数を決められずにいた。
成田の実力を知っている元キャプテンでさえも苦労するディフェンス力まで成長していた。
そして、試合は進み第4クオーター残り2分まで来ていた。
横浜教育大学 80 対 74 成田中央
前半終了時に20点も開いていた点数が6点差まで縮まっていた。
DEARBOYS NEXT
下條「なかなかの出来だ」
一応「はい」
下條「平田、赤穂。手応えはどうだ」
平田「はい、岸本さんがうまく俺等を使ってくれるのでやりやすいです」
赤穂「武内さんのポジション取りがよくてやりやすいです。リバウンドも安心できるので思い切って打てます。中でも外でも自由に動かせてもらえる感じですかね」
下條「ふふふ。そうか。岸本、武内、練習試合で様々なパターンを試している事は良い事だ。お前達も手応えを感じている事だろう。試合は残り13分ある。勝ちにいけ」
岸本「はい!!」
武内「はい。ここからはガンガン攻めます」
下條「赤穂、ミドルでもスリーでも何でもいい。打てると思ったら打て。落としても武内が拾ってくれる。平田、この試合で必ず3ポイントを決めろ。あと、ドライブで中に切れ込む意識をなくすな」
平田・赤穂「はい」
岸本(戦術を重視する監督が、打てると思ったら打てって珍しいな)
下條「岸本、お前は後輩がアツくなっても、冷静にゲームを作れ。ポイントガードは如何なる状況でも、試合を作るという事を忘れるな」
岸本「はい」
下條「ディフェンスだが、3−2ゾーンを組む。中は武内と赤穂の二人。佐藤が下がって、相手の外はもう怖くない。ターンオーバーすれば前の3人は思い切って速攻にいってよい。その時にディフェンスに追いつかれた場合は、後ろを守っていた赤穂が3ポイントの外で待っていれば、セカンドブレイクとして3ポイントが打てる。武内が戻りきれていない可能性があるが、思い切り打て」
赤穂「はい」
下條「また、武内も全力で戻るんだ」
武内「はい」
武内(監督、なにか雰囲気変わったな・・・少しアツくなったというか・・・こんな作戦を出さずにハーフコートバスケで、確実に点を取れるスタイルを作ってきたのに)
下條「いいか、私が教えているバスケットでは、ハーフコートバスケだけでも十分な強さを誇っている。ただ、今年はお前達が全国制覇をする時だ。そのためには、ファストブレイクでも負けないスピードもつけていく。相手が誰であれ、走り負けはするな。お前達のハーフコートバスケは十分に強い。これから、オールコートでもやりきれるだけの体力とスピードを作っていくから、そのつもりでいろ。以上」
一同「はい!!」
コートに戻る成田中央。
頭の中には「走り負けするな」の文字が入っていた。
コートに戻る大学生チーム
高校生相手に負ける事は許されない。テーマはどんな時でも冷静に対処できるように。である。
このあと、激しく攻撃を仕掛ける高校生相手に、大学生チームが冷静にディフェンスをする時間が続いた。
大学生の攻撃もまた、成田中央の完成しつつあるゾーンディフェンスで、なかなか点数を決められずにいた。
成田の実力を知っている元キャプテンでさえも苦労するディフェンス力まで成長していた。
そして、試合は進み第4クオーター残り2分まで来ていた。
横浜教育大学 80 対 74 成田中央
前半終了時に20点も開いていた点数が6点差まで縮まっていた。
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