2017年02月27日
ディアボーイズの続きが見てみたい168話 〜1軍半〜
バシィィィ!!!
ブロックショットが炸裂している。
場所は関東学園
石井「どうだぁ〜〜!!」
「よくなってきたな、石井その調子で頼むぞ」
石井「はい、キャプテン」
褒められている石井であるが、内心は決して喜んでいなかった。
土橋「どうしたんだ?努」
石井「えっ、あ、いや・・・」
土橋「褒められてるのに、ちっとも嬉しそうじゃないじゃないか」
そこに一人の男が現れる
「そりゃ、そうだよな〜。あんな褒め方されたってよ。練習じゃ、出来て当たり前。レギュラーは俺達だからお前達は、控えとしての力をつけてくれ。って感じで言われてるのと一緒だしなぁ〜〜」
石井「なっ」カチン
「まだスタメン取れてないのに、レギュラー陣に上から目線で褒められても嬉しくないよなぁ〜。お前、馬鹿にされてんだぜ」
石井「てっめぇ〜は、昔からそうだ。もうちょっとよぉ〜。マシな話し方できね〜のかよ〜。試合中にトラッシュトークかましてくるのは、昔から知ってたけどよ。普段からそのカチンてくる喋り方なんとかならないのかよ」
「うるせ〜よ。俺は昔からこんな喋り方なんだよ」
土橋「ははは、高校の時はそれにやられた事もあったよ」
声の主は、元成田中央の「児島」だった。
大学では石井と土橋のチームメイトとなり、スタメンを目指して練習に明け暮れているのであった。
本人は石井や土橋に対して、フレンドリーに話をしているつもりが、チームメイトになって日が浅い石井は、時々彼の発言にイライラするのであった。これは後に解消され、抜群のチームワークを誇るようになる。
児島の人をカチンとさせる独特の話し方を石井が理解した時、心の中で信頼しあう。二人のトークは常に憎まれ口の叩きあいをしながらも、高いコンビネーションを取れるようになる。
周りからみれば仲が良いのか悪いのか?理解できないが・・・
瑞穂時代の連携の取り方ではなく「自分の仕事を完璧にやりこなす事によって生まれるメンバーへの波及効果」が強くなる。
個の力を中心に連携を取り出すのは、翌年2メートルのセンターが入部してからである。同人物と児島の連携は既に完璧であり、石井にライバル心を持ったメンバーが入る事でチーム内は活性化されていく。
2メートルセンターの入部で、4年間土橋のスタメン(レギュラー)は完全になくなる事になる。
自分のスタメンは難しいと、1年の時から察知していた土橋は、ゴール下のワンポイントでの起用に向けて、スタミナよりも瞬発力を中心としたトレーニングメニューに早くから変更する事で、自らの能力を最大限に試合で使えるようになる。ベンチでの絶大な信頼を監督から得る事になる。
来年、膝に爆弾を抱えたまま入部するドラフト1位の2メートルセンターを、フルタイム出場させなくても良い状況を生み出す事になるのは、土橋の決意が大きなものとなった。
偶然かどうか、土橋が1年の時に決めた覚悟は、同チームを強いチームへと変えていく。
児島「はん、俺も同じだよ。ワンオンワンで止めた時に先輩達に褒められるのが、妙にムカついてな。ムキになってくれね〜と、勝った気がしね〜んだよ」
石井「確かに、お前の言う通りだぜ。1軍に入れるけど、状況によっちゃ〜いつ2軍に落とされてもわかんね〜しよ」
児島「ふん、高さがないチームでガード陣が強いチームだからな。まさか瑞穂のお前等がくるなんて知らなかったけどよ。その分お前等はまだマシだぜ。まっ、俺はこの中でレギュラーを取りて〜と思ってきたんだ。負けてらんね〜よ」
石井「だな。お互い1軍半のままじゃいられね〜よな。1年からスタメンとってやるぜ!!」
児島「フフ、その時は俺がお前を使ってやるから、俺に合わせられるよ〜にしとくんだな」
石井「うっせ〜、お前はスタメン取ってからいいやがれ」
土橋「・・・・」
DEARBOYS NEXT
ブロックショットが炸裂している。
場所は関東学園
石井「どうだぁ〜〜!!」
「よくなってきたな、石井その調子で頼むぞ」
石井「はい、キャプテン」
褒められている石井であるが、内心は決して喜んでいなかった。
土橋「どうしたんだ?努」
石井「えっ、あ、いや・・・」
土橋「褒められてるのに、ちっとも嬉しそうじゃないじゃないか」
そこに一人の男が現れる
「そりゃ、そうだよな〜。あんな褒め方されたってよ。練習じゃ、出来て当たり前。レギュラーは俺達だからお前達は、控えとしての力をつけてくれ。って感じで言われてるのと一緒だしなぁ〜〜」
石井「なっ」カチン
「まだスタメン取れてないのに、レギュラー陣に上から目線で褒められても嬉しくないよなぁ〜。お前、馬鹿にされてんだぜ」
石井「てっめぇ〜は、昔からそうだ。もうちょっとよぉ〜。マシな話し方できね〜のかよ〜。試合中にトラッシュトークかましてくるのは、昔から知ってたけどよ。普段からそのカチンてくる喋り方なんとかならないのかよ」
「うるせ〜よ。俺は昔からこんな喋り方なんだよ」
土橋「ははは、高校の時はそれにやられた事もあったよ」
声の主は、元成田中央の「児島」だった。
大学では石井と土橋のチームメイトとなり、スタメンを目指して練習に明け暮れているのであった。
本人は石井や土橋に対して、フレンドリーに話をしているつもりが、チームメイトになって日が浅い石井は、時々彼の発言にイライラするのであった。これは後に解消され、抜群のチームワークを誇るようになる。
児島の人をカチンとさせる独特の話し方を石井が理解した時、心の中で信頼しあう。二人のトークは常に憎まれ口の叩きあいをしながらも、高いコンビネーションを取れるようになる。
周りからみれば仲が良いのか悪いのか?理解できないが・・・
瑞穂時代の連携の取り方ではなく「自分の仕事を完璧にやりこなす事によって生まれるメンバーへの波及効果」が強くなる。
個の力を中心に連携を取り出すのは、翌年2メートルのセンターが入部してからである。同人物と児島の連携は既に完璧であり、石井にライバル心を持ったメンバーが入る事でチーム内は活性化されていく。
2メートルセンターの入部で、4年間土橋のスタメン(レギュラー)は完全になくなる事になる。
自分のスタメンは難しいと、1年の時から察知していた土橋は、ゴール下のワンポイントでの起用に向けて、スタミナよりも瞬発力を中心としたトレーニングメニューに早くから変更する事で、自らの能力を最大限に試合で使えるようになる。ベンチでの絶大な信頼を監督から得る事になる。
来年、膝に爆弾を抱えたまま入部するドラフト1位の2メートルセンターを、フルタイム出場させなくても良い状況を生み出す事になるのは、土橋の決意が大きなものとなった。
偶然かどうか、土橋が1年の時に決めた覚悟は、同チームを強いチームへと変えていく。
児島「はん、俺も同じだよ。ワンオンワンで止めた時に先輩達に褒められるのが、妙にムカついてな。ムキになってくれね〜と、勝った気がしね〜んだよ」
石井「確かに、お前の言う通りだぜ。1軍に入れるけど、状況によっちゃ〜いつ2軍に落とされてもわかんね〜しよ」
児島「ふん、高さがないチームでガード陣が強いチームだからな。まさか瑞穂のお前等がくるなんて知らなかったけどよ。その分お前等はまだマシだぜ。まっ、俺はこの中でレギュラーを取りて〜と思ってきたんだ。負けてらんね〜よ」
石井「だな。お互い1軍半のままじゃいられね〜よな。1年からスタメンとってやるぜ!!」
児島「フフ、その時は俺がお前を使ってやるから、俺に合わせられるよ〜にしとくんだな」
石井「うっせ〜、お前はスタメン取ってからいいやがれ」
土橋「・・・・」
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