2017年03月02日
ディアボーイズの続きが見てみたい169話 〜石井努の力〜
関東学園大学の紅白戦の日、一年生達は自らをアピールしようと必死になっていた。
石井「おやじぃ〜頼むぜ。俺達で先輩達をあっといわせてやろうぜ」
土橋「おう!!」
児島「おいおい、気合入れ過ぎて空回りすんじゃね〜ぞ」
石井「いちいちうるせ〜んだよ。お前は」
上級生に交じってのメンバー構成であるが、この3人も1軍の紅白戦に参加していた。
監督から注目されていた石井は、コンビネーションを取れる土橋と同じチーム。
また、ガード陣で有望株とされている児島と同じチームに入っていた
監督(石井はまだまだ粗削りだ。あの試合を見た限りまだまだ成長途中の段階。インサイドを強化したいウチは、早くあいつに育ってもらわなくてはならん。土橋のサポートがあれば機能はする・・・あとは誰が引っ張っていくかであるが・・・)
児島「おい、お前等足引っ張るなよ」
石井「お前もな」
監督(下條君からもらったあの児島。高校時代に既に完成されている。あのスタミナと、組織プレーを優先するスタイル。ウチに欲しいガードだ。まぁ下條君曰く、人の使うのが下手なのが欠点らしいが・・・1か月程見てよくわかった気はする。ただ、今年の一年では有望株だ。成田中央でレギュラーを取っただけのことはある。ウチの自慢のガード陣と遜色のない実力を持っているぞ。上手く嚙み合えば、上級生でも・・・)
各大学では1年生の実力が試されている。例年ゴールデンルーキーと言われる実力者達が入部してくるが、レギュラーになれるのはトップクラスのほんの一部である。
大学と高校の間にはレベルの差がある。勿論プロリーグ(数か月後に発足するBリーグ)のレベルはもっと高いものである。
但し、バスケットボールの歴史の中で今年だけは・・・いや、今年から始まる2〜3年は新人を中心にチームが作られていく。
それ程「哀川世代」の実力は飛びぬけていた。
その哀川世代に追いつこうと必死に戦った1〜2年後輩達も、自分達が気付かぬうちに例年の大学生レベルにまで追いついていた。
テクニックや経験でまだまだ足りないものの、練習を重ねていく上で自分達が繰り広げてきたインターハイの試合のレベルの高さを選手達は知る。
その自信が能力を更に覚醒していくのであった。
石井努もその中の一人。しかも彼の場合は完成していなかった高校時代から更なる成長を遂げる事になる。
成田中央戦、天童寺戦で覚醒された。と思われていた彼の力は、覚醒ではなくようやく準備期間が終わったようなものであった。
後に日本代表候補として、剣武蔵や二階堂。更には先にBリーグでプレイしている薬師丸元との闘いは、会場を沸かせる事になる。
また、藤原拓弥との対決は、瑞穂高校時代のエピソードを雑誌に取り上げられる程盛り上がる対決となる。
石井がプロの世界で、藤原拓弥と対決する時、彼がまた藤原拓弥に褒められるのか。それとも・・・
試合は始まっていた。
「ナイスリバ〜ン」
石井「そっこ〜だ」
児島「パスがおせえっつうの」
「簡単に後輩を前に行かせるかっての」
児島(戻りがはえ〜な〜、おっさん達)
児島「ほっ」
フェイクをかける児島 しかし先輩は引っかからない
児島(一度で無理なら・・・)
「ほっ」
二度目のフェイク
「おっととと、くっ」
児島(ひっかかりませんかぁ〜っとぉ〜〜。なら)
「うらぁぁぁぁ」
「ななっ!?」
石井(つっこみやがった)
児島(フェイクに引っかからないなら、面倒だから突っ込むっつぅの)
ペネトレイトで突っ込んでいた
(こいつ、あれだけ練習した後で、どれだけ体力あるんだ?)
監督(スタミナは既に一軍でトップクラスだな)
上級生も簡単に引き下がれない、一人がフォローに入り児島を追い込めようとする。
児島(ちっ、おっさんどもよく動きやがるな・・・どうするかっつうの。おっ!!)
DEARBOYS NEXT
石井「おやじぃ〜頼むぜ。俺達で先輩達をあっといわせてやろうぜ」
土橋「おう!!」
児島「おいおい、気合入れ過ぎて空回りすんじゃね〜ぞ」
石井「いちいちうるせ〜んだよ。お前は」
上級生に交じってのメンバー構成であるが、この3人も1軍の紅白戦に参加していた。
監督から注目されていた石井は、コンビネーションを取れる土橋と同じチーム。
また、ガード陣で有望株とされている児島と同じチームに入っていた
監督(石井はまだまだ粗削りだ。あの試合を見た限りまだまだ成長途中の段階。インサイドを強化したいウチは、早くあいつに育ってもらわなくてはならん。土橋のサポートがあれば機能はする・・・あとは誰が引っ張っていくかであるが・・・)
児島「おい、お前等足引っ張るなよ」
石井「お前もな」
監督(下條君からもらったあの児島。高校時代に既に完成されている。あのスタミナと、組織プレーを優先するスタイル。ウチに欲しいガードだ。まぁ下條君曰く、人の使うのが下手なのが欠点らしいが・・・1か月程見てよくわかった気はする。ただ、今年の一年では有望株だ。成田中央でレギュラーを取っただけのことはある。ウチの自慢のガード陣と遜色のない実力を持っているぞ。上手く嚙み合えば、上級生でも・・・)
各大学では1年生の実力が試されている。例年ゴールデンルーキーと言われる実力者達が入部してくるが、レギュラーになれるのはトップクラスのほんの一部である。
大学と高校の間にはレベルの差がある。勿論プロリーグ(数か月後に発足するBリーグ)のレベルはもっと高いものである。
但し、バスケットボールの歴史の中で今年だけは・・・いや、今年から始まる2〜3年は新人を中心にチームが作られていく。
それ程「哀川世代」の実力は飛びぬけていた。
その哀川世代に追いつこうと必死に戦った1〜2年後輩達も、自分達が気付かぬうちに例年の大学生レベルにまで追いついていた。
テクニックや経験でまだまだ足りないものの、練習を重ねていく上で自分達が繰り広げてきたインターハイの試合のレベルの高さを選手達は知る。
その自信が能力を更に覚醒していくのであった。
石井努もその中の一人。しかも彼の場合は完成していなかった高校時代から更なる成長を遂げる事になる。
成田中央戦、天童寺戦で覚醒された。と思われていた彼の力は、覚醒ではなくようやく準備期間が終わったようなものであった。
後に日本代表候補として、剣武蔵や二階堂。更には先にBリーグでプレイしている薬師丸元との闘いは、会場を沸かせる事になる。
また、藤原拓弥との対決は、瑞穂高校時代のエピソードを雑誌に取り上げられる程盛り上がる対決となる。
石井がプロの世界で、藤原拓弥と対決する時、彼がまた藤原拓弥に褒められるのか。それとも・・・
試合は始まっていた。
「ナイスリバ〜ン」
石井「そっこ〜だ」
児島「パスがおせえっつうの」
「簡単に後輩を前に行かせるかっての」
児島(戻りがはえ〜な〜、おっさん達)
児島「ほっ」
フェイクをかける児島 しかし先輩は引っかからない
児島(一度で無理なら・・・)
「ほっ」
二度目のフェイク
「おっととと、くっ」
児島(ひっかかりませんかぁ〜っとぉ〜〜。なら)
「うらぁぁぁぁ」
「ななっ!?」
石井(つっこみやがった)
児島(フェイクに引っかからないなら、面倒だから突っ込むっつぅの)
ペネトレイトで突っ込んでいた
(こいつ、あれだけ練習した後で、どれだけ体力あるんだ?)
監督(スタミナは既に一軍でトップクラスだな)
上級生も簡単に引き下がれない、一人がフォローに入り児島を追い込めようとする。
児島(ちっ、おっさんどもよく動きやがるな・・・どうするかっつうの。おっ!!)
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