2017年02月12日
ディアボーイズの続きが見てみたい164話 〜新チームの欠点〜
押せ押せの関学は第3クオーター終盤まで続いた。
織田「ふぅ〜、これは洒落ならんわ」
本田(高校生上がりでも捕まえきれない・・・1試合こいつを一人で抑え込むのは不可能やな)
藤原「おら、まだまだ攻めっぞ」
哀川「おっけぇ〜い」
森安「おうよ」
須藤「頼もしい後輩やで」
羽生「・・・おう・・・」 はぁはぁ
羽生だけは肩で息をしていた。メンバーはそれに気付いていた。勿論監督も。
練習試合でメンバーそれぞれの様子を見たかったが、上本監督ですらこのメンバーがどれほどの力を秘めているのかを、途中から見てみたくなっていた。
藤原から哀川にパスが渡る。
その瞬間ダブルチームで哀川を抑えにいく関大
哀川(俺に二人って事は、こっちがあくんだよ)
シュッ
羽生にパスが回る。
ゆったりとしたモーションから3ポイントが放たれた。
羽生(やばっ)
「ショート!リバウンド」
須藤と森安はリバウンドに入っていた。
パワーが長所の森安だが・・・少し太った体格は、後半の動きがいつも鈍くなるのであった。
森安(ちっ、ポジション取り損ねた・・・)
パシ!リバウンドは関大が制する。
ここで関学メンバーチェンジの準備。
スタメンの岩田が準備をしていた。
上本(やはり中の強化にくるか。本田を下げる気だな)
織田から矢井田にボールが回り、羽生相手にペネトレイト
羽生(くそ、ディフェンスで足を引っ張ってたまるか)
スタミナが切れている羽生は、気持ちとは裏腹に体がついてこない。
矢井田はあっさりと羽生を抜く。ファールすらさせる事はなかった。
他のメンバーのヘルプディフェンスが間に合わない場所へ切れ込むのは、全国でも高いレベルを誇る関大メンバーのテクニックだった。
ストップザジャンプショット。
バシ
矢井田(えっ??誰だ?)
ボールはコートの外へ出る。アウトオブバンズ
ブロックショットに行ったのは哀川だった。
矢井田「何で?哀川が?完全に違う場所にいたのに・・・」
「おい、今のヘルプよく間に合ったな」
「ああ、矢井田がボールを保持した瞬間動いていたからな」
「まるで、あの場所に来るのがわかっていたように」
「それよりも試合後半にきても、あの動きだ」
「爆発的一歩目のスピードで、距離を無にしている」
「矢井田も完全にフリーだと思っていたんだろう」
「ああ、ブロックも真上だったからな」
会場ではスカウト陣が今のプレーを冷静に分析していた。
ただ、それぞれの見解が色々とあるものの、共通点は一つ。
『哀川和彦だけは別格だ』で、ある。
関大、メンバーチェンジ
「矢井田君に代わって、岩田君が入ります」
上本「本田じゃない?」
矢井田「お、俺??ミスしたから?」
トボトボとベンチに戻る矢井田
監督「ナイスだったぞ。矢井田。あのヒョロヒョロの1年生君を完全に置き去りにしていた。気にするな。哀川は別格だ。ここはうちのディフェンスのエース、本田に最後までマークさせないとダメだからな。後は、インサイドで攻める。もう哀川以外に、外からの攻撃はない。第4クオーターラスト、もう一度行くぞ。その時は、うちに中の選手はいない。リバウンドはないものだと思ってシュートするんだ。それまで休んでおけ」
矢井田「はい」
藤原(こっちのスタミナ不足を二つも発見されちまったか)
DEARBOYS NEXT
織田「ふぅ〜、これは洒落ならんわ」
本田(高校生上がりでも捕まえきれない・・・1試合こいつを一人で抑え込むのは不可能やな)
藤原「おら、まだまだ攻めっぞ」
哀川「おっけぇ〜い」
森安「おうよ」
須藤「頼もしい後輩やで」
羽生「・・・おう・・・」 はぁはぁ
羽生だけは肩で息をしていた。メンバーはそれに気付いていた。勿論監督も。
練習試合でメンバーそれぞれの様子を見たかったが、上本監督ですらこのメンバーがどれほどの力を秘めているのかを、途中から見てみたくなっていた。
藤原から哀川にパスが渡る。
その瞬間ダブルチームで哀川を抑えにいく関大
哀川(俺に二人って事は、こっちがあくんだよ)
シュッ
羽生にパスが回る。
ゆったりとしたモーションから3ポイントが放たれた。
羽生(やばっ)
「ショート!リバウンド」
須藤と森安はリバウンドに入っていた。
パワーが長所の森安だが・・・少し太った体格は、後半の動きがいつも鈍くなるのであった。
森安(ちっ、ポジション取り損ねた・・・)
パシ!リバウンドは関大が制する。
ここで関学メンバーチェンジの準備。
スタメンの岩田が準備をしていた。
上本(やはり中の強化にくるか。本田を下げる気だな)
織田から矢井田にボールが回り、羽生相手にペネトレイト
羽生(くそ、ディフェンスで足を引っ張ってたまるか)
スタミナが切れている羽生は、気持ちとは裏腹に体がついてこない。
矢井田はあっさりと羽生を抜く。ファールすらさせる事はなかった。
他のメンバーのヘルプディフェンスが間に合わない場所へ切れ込むのは、全国でも高いレベルを誇る関大メンバーのテクニックだった。
ストップザジャンプショット。
バシ
矢井田(えっ??誰だ?)
ボールはコートの外へ出る。アウトオブバンズ
ブロックショットに行ったのは哀川だった。
矢井田「何で?哀川が?完全に違う場所にいたのに・・・」
「おい、今のヘルプよく間に合ったな」
「ああ、矢井田がボールを保持した瞬間動いていたからな」
「まるで、あの場所に来るのがわかっていたように」
「それよりも試合後半にきても、あの動きだ」
「爆発的一歩目のスピードで、距離を無にしている」
「矢井田も完全にフリーだと思っていたんだろう」
「ああ、ブロックも真上だったからな」
会場ではスカウト陣が今のプレーを冷静に分析していた。
ただ、それぞれの見解が色々とあるものの、共通点は一つ。
『哀川和彦だけは別格だ』で、ある。
関大、メンバーチェンジ
「矢井田君に代わって、岩田君が入ります」
上本「本田じゃない?」
矢井田「お、俺??ミスしたから?」
トボトボとベンチに戻る矢井田
監督「ナイスだったぞ。矢井田。あのヒョロヒョロの1年生君を完全に置き去りにしていた。気にするな。哀川は別格だ。ここはうちのディフェンスのエース、本田に最後までマークさせないとダメだからな。後は、インサイドで攻める。もう哀川以外に、外からの攻撃はない。第4クオーターラスト、もう一度行くぞ。その時は、うちに中の選手はいない。リバウンドはないものだと思ってシュートするんだ。それまで休んでおけ」
矢井田「はい」
藤原(こっちのスタミナ不足を二つも発見されちまったか)
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