2016年12月26日
ディアボーイズの続きが見てみたい158話 〜あれがキャプテンの仕事か〜
西宮市立体育館で試合前のアップが行われていた。
対戦相手は関西一部に所属する「関西大学(カンセイダイガク)」 通称「関大」
関西では、関学とスポーツでも偏差値でも僅差で競いある有名大学である。
関大監督「お前等、今年の関学を舐めんなよ。あの哀川が加入したんや。今日は間違いなく出てくるからな」
織田「当たり前っすよ。あいつがただの一年じゃないのは、今の大学でバスケしてる奴は全員知ってますって。何せ高校一年の哀川に勝てる奴なんか一人もいなかったんですから・・・」
関大監督「そうだな。知ってるわな」
町田「俺達も大学でさぼってたわけじゃなく、必死で練習してますので・・高校の時はあかんかったけど、今なら勝てますよ」
関大監督「ふっ、期待しているぞ。まぁ、相手を舐めていないんやったらそれでええ。私達は、一部リーグにいる。相手よりも上や。格下相手に負けんなよ」
一同「うい!!」
淡々とアップをしている関学のメンバー。
大舞台を経験してきた哀川と藤原は緊張をしていない。
しかし全国大会に縁のなかった森安と羽生に緊張は見えていた
須藤「お前等、ちょっと固いぞ。もっと力抜け」
森安・羽生「あっ。はい」
まだ緊張した表情
須藤「ふっ、よう考えてみ。お前等。お前等と上級生と同じくらいの実力やったとしたら監督は上級生を使っとるぞ。何やかんやで監督の戦術を理解しとるからな。その監督の戦術を理解しとる先輩等を押しのけて、お前等をスタメンにした監督の気持ちがわかるか?」
森安「・・・」
羽生「・・・」
須藤「力では既に先輩に勝っている森安」
森安「はい」
須藤「体力はない癖に、チーム内で既にトップの長距離砲を持つ羽生」
羽生「はい」
須藤「その武器は今の関学に必要やっちゅうこっちゃ。相手の方がお前等より闘いにくいぞ。一応相手は一部リーグで格上。格下のチームの・・しかも新入生に負けてみ〜や。藤原哀川なら、まだ言い訳できるけどな(笑)」
森安(そうか)
羽生(相手も緊張してるのか)
須藤「それに緊張するのは公式戦まで置いとけ。ここは遊びやと思って好きに暴れろ。お前等二人は、自分らが思ってる以上の実力を持っとる。キャプテンが言うんやから間違いないわ」
森安・羽生「はい!!」
藤原(キャプテンって、ああやって励ますのか・・あれがキャプテンの仕事なんだな。そう考えれば俺はまだまだだな。瑞穂のメンバーだからキャプテンが出来たんだ・・・これから周りの状態まで気にしていけるようにならないとな)
哀川(へへ。これでこの試合いける。さすがキャプテン。やる時はやるんだ)
監督の元へ行っている須藤が小声で監督と打ち合わせをしている
「監督、あんな感じでよかったっすか?」
上本「おう、ちょっとカミカミやったけどな。あいつらが緊張してたから、噛んでるのに気付かなかったんやろ。あの話し方やったら公式戦の頃にはバレルぞ。もうちょっとキャプテンの練習もしろ」
須藤「ういっす」
上本監督の指示だった・・・
審判「では練習試合を始めます」
上本「よし、行ってこい」
関学 VS 関大
PG 藤原 織田
SG 羽生 矢井田
SF 哀川 町田
PF 須藤 岩田
C 森安 高橋
ティップオフ
ジャンパーは、須藤と岩田。
岩田が制し、ファーストアタックは関大。
織田から、矢井田。矢井田から町田と渡り、ドリブルイン。
哀川が町田をきっちりとマーク。
高橋「こっちや」
町田から高橋にボールが渡る。森安が高橋のマーク
須藤「振り切られるなよ。森安」
森安「こいやぁ」
高橋のポンプフェイク!
引っかからない森安。
右足でステップを踏み、ドリブルを始め左へ抜けようとする
森安(ち、こっちか)
追いつく森安。
更にバックターンを入れて、左へと移動してシュートモーションへ
哀川「モリコ、誤魔化されるな。ここで飛べ」
森安「あいよ!!」
高橋のシュートに森安の指がかする。
森安(ちっ、ブロックできると思ったんやけど・・・)
藤原「リバ〜ン!!」
DEARBOYS NEXT
対戦相手は関西一部に所属する「関西大学(カンセイダイガク)」 通称「関大」
関西では、関学とスポーツでも偏差値でも僅差で競いある有名大学である。
関大監督「お前等、今年の関学を舐めんなよ。あの哀川が加入したんや。今日は間違いなく出てくるからな」
織田「当たり前っすよ。あいつがただの一年じゃないのは、今の大学でバスケしてる奴は全員知ってますって。何せ高校一年の哀川に勝てる奴なんか一人もいなかったんですから・・・」
関大監督「そうだな。知ってるわな」
町田「俺達も大学でさぼってたわけじゃなく、必死で練習してますので・・高校の時はあかんかったけど、今なら勝てますよ」
関大監督「ふっ、期待しているぞ。まぁ、相手を舐めていないんやったらそれでええ。私達は、一部リーグにいる。相手よりも上や。格下相手に負けんなよ」
一同「うい!!」
淡々とアップをしている関学のメンバー。
大舞台を経験してきた哀川と藤原は緊張をしていない。
しかし全国大会に縁のなかった森安と羽生に緊張は見えていた
須藤「お前等、ちょっと固いぞ。もっと力抜け」
森安・羽生「あっ。はい」
まだ緊張した表情
須藤「ふっ、よう考えてみ。お前等。お前等と上級生と同じくらいの実力やったとしたら監督は上級生を使っとるぞ。何やかんやで監督の戦術を理解しとるからな。その監督の戦術を理解しとる先輩等を押しのけて、お前等をスタメンにした監督の気持ちがわかるか?」
森安「・・・」
羽生「・・・」
須藤「力では既に先輩に勝っている森安」
森安「はい」
須藤「体力はない癖に、チーム内で既にトップの長距離砲を持つ羽生」
羽生「はい」
須藤「その武器は今の関学に必要やっちゅうこっちゃ。相手の方がお前等より闘いにくいぞ。一応相手は一部リーグで格上。格下のチームの・・しかも新入生に負けてみ〜や。藤原哀川なら、まだ言い訳できるけどな(笑)」
森安(そうか)
羽生(相手も緊張してるのか)
須藤「それに緊張するのは公式戦まで置いとけ。ここは遊びやと思って好きに暴れろ。お前等二人は、自分らが思ってる以上の実力を持っとる。キャプテンが言うんやから間違いないわ」
森安・羽生「はい!!」
藤原(キャプテンって、ああやって励ますのか・・あれがキャプテンの仕事なんだな。そう考えれば俺はまだまだだな。瑞穂のメンバーだからキャプテンが出来たんだ・・・これから周りの状態まで気にしていけるようにならないとな)
哀川(へへ。これでこの試合いける。さすがキャプテン。やる時はやるんだ)
監督の元へ行っている須藤が小声で監督と打ち合わせをしている
「監督、あんな感じでよかったっすか?」
上本「おう、ちょっとカミカミやったけどな。あいつらが緊張してたから、噛んでるのに気付かなかったんやろ。あの話し方やったら公式戦の頃にはバレルぞ。もうちょっとキャプテンの練習もしろ」
須藤「ういっす」
上本監督の指示だった・・・
審判「では練習試合を始めます」
上本「よし、行ってこい」
関学 VS 関大
PG 藤原 織田
SG 羽生 矢井田
SF 哀川 町田
PF 須藤 岩田
C 森安 高橋
ティップオフ
ジャンパーは、須藤と岩田。
岩田が制し、ファーストアタックは関大。
織田から、矢井田。矢井田から町田と渡り、ドリブルイン。
哀川が町田をきっちりとマーク。
高橋「こっちや」
町田から高橋にボールが渡る。森安が高橋のマーク
須藤「振り切られるなよ。森安」
森安「こいやぁ」
高橋のポンプフェイク!
引っかからない森安。
右足でステップを踏み、ドリブルを始め左へ抜けようとする
森安(ち、こっちか)
追いつく森安。
更にバックターンを入れて、左へと移動してシュートモーションへ
哀川「モリコ、誤魔化されるな。ここで飛べ」
森安「あいよ!!」
高橋のシュートに森安の指がかする。
森安(ちっ、ブロックできると思ったんやけど・・・)
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