2016年10月17日
ディアボーイズの続きが見てみたい115話 〜絶対勝ってくれ〜
校門へ向かう杏崎
校門で待つイケメン
校門を通過する杏崎
反応するイケメン
保科「あっ、いた。待ってくれよぉ〜さっとみちゃ〜ん」
杏崎「うわっ、びっくりした」
保科「よう」
杏崎「あ、どうも」
保科「何だよ、久しぶりに会ったってのに、そのツレナイ感じはさ。俺はぐっとこらえてんだぜ」
杏崎「今日は何の用ですか?」
保科「あら?」ずっこけるリアクションの保科
保科「く〜、相変わらずいい女だな」
杏崎「いつも色んな人にそう言ってるんでしょう」
保科「だから、違うって。俺はさとみちゃんだけだから。何度も同じ事言わせ・・って今日はそんな話をしにきたんじゃね〜よ」
杏崎「ん?」
そこにちょうど帰ろうとしていた水前寺が二人に気付く
水前寺(うわっ、やべ。本牧の保科さんじゃね〜か。なんでこんなところに・・・ってか、なんで杏崎先輩と・・本当にあの二人付き合ってんのか?ってこの状況で前通れね〜よな・・・どうしよう)
保科「いや、大した用じゃね〜んだけど・・・正直言うと、さとみちゃんに会いたいっていうのが一番大きいんだけどね。ははは」
杏崎「何か、あったんですか?保科さん」
保科「えっ、あっ、まぁ色々あってさ。さとみちゃんの前ではかっこいい男でいたい。すげ〜奴だと思われたいって、ずっと思ってた。今でもそう思うとこあるんだけどさ・・・俺、その、あの、なんだ。え〜」
杏崎「ちょっと、ちょっとだけ歩きますか?」
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保科「え??歩く」
杏崎「嫌ですか?」
保科「え、いや」
杏崎「嫌ならいいです」
保科「じゃない、じゃない、その、いや、じゃなくて。ちょっとびっくりしたから。歩く歩く。何時間でも歩くぜ」
校門に隠れている水前寺
(え〜〜〜。って、え〜〜〜〜〜。って。何この展開。後ろつけて〜。でも見つかったら殺されるかも・・・)
並んで歩いている二人
保科(なんだこれ・・俺おかしくなったんか?超ドキドキしてんじゃん。女と二人きりになってドキドキするなんてありえね〜)
杏崎「この間は練習試合ありがとうございました」
保科「練習試合??えっ、ああ、梅達だな。俺には関係ないよ」
杏崎「でも、保科さんも体育館に来てたじゃないですか」
保科「えっ、ああ。まぁ。俺もまだバスケ辞めたくなくて、練習だけさせてもらってるんだ」
杏崎「そうなんですか。大学行くんですか?」
保科「あははは。俺達みたいな学校に大学からスカウトくるわけないじゃん。神奈川の嫌われ者だからね」
杏崎「でも、バスケに対する情熱を持った保科さんを私は尊敬してますよ」
保科「え・・・・」
水前寺(く〜〜〜、やっぱ気になるからつけよう)
杏崎「藤原さん達も言ってました。あいつらがいなきゃ今の俺達はいね〜。みんな感謝してます。勿論私もですよ」
保科「さとみちゃん、決勝リーグ、勝ってくれ。絶対に勝ってくれ」
杏崎「えっ、どうしたんですか?急に?」
保科「今日は二つ要件があってさ、一つはこれなんだ。梅達の負け試合見て、これであいつ達も今から猛練習して伸びると思うんだ。その時に大きな目標が欲しい。今年は湘南が強すぎる。でも瑞穂だって充分強い。だから梅達の為にも目標になってくれ」
杏崎「ぷっ。あはははは。なんか保科さんらしくないっていうか、らしいっていうか。ちょっとびっくりしました」
保科「えっ」ぽーっとした表情の保科
杏崎「後輩の為に熱くなれるって、やっぱりバスケの情熱はすごいですね」
顔を赤くする保科
「・・・ってそれだけ伝えにさとみちゃんとこに、こね〜ってば。もう一つはさ、俺の事」
杏崎「・・・」
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