2016年10月13日
ディアボーイズの続きが見てみたい113話 〜日本のバスケを変えてくれ〜
上本「ああ、それは・・」
上本「ド派手なパフォーマンスと、ファンタジスタなプレイヤー、システム化された戦術は、一瞬の閃きで全てを消し去るバスケがしたい」
藤原「・・・」
上本「ははは。だから中々強くならなくて、下條先輩にも嫌み言われてるんやけどね」
藤原「いえ・・・そんな」
上本「まぁ、結局は選手任せって聞こえてしまうやろうけど、ちょっとだけ違うんや。一応理由があってな」
藤原「なんか、興味あるっす」
上本「うん。日本のプロスポーツはどれだけ色んなスポーツが人気が出ても、プロ野球ってのは変わっていないんだ。そして、サッカー。Jリーグが出来てサッカー人口は増えた。日本には絶対に行けないって言われていたワールドカップに、今は出ない事がないっていうくらい出場している。」
藤原(そんなサッカーってレベルが低かったんだ)
上本「サッカーのレベルは本当に低かったが、今は海外にも選手は出ているし、日本は必ず、ワールドカップにも出ている。これがどれだけすごい事なのか。っていうのを殆どの人は理解していないんだ」
藤原「と、いうと」
上本「Jリーグで活躍出来れば、海外にいける。っていう事、そのものが昔はなかったってこと。それだけ、Jリーグは低く見られていた。実際ワールドカップ予選では負けているし、海外から見れば評価するに値しないんだ。それこそJリーグ=チームの3軍4軍レベルって感覚じゃないかな」
藤原(そんなにレベルが)
上本「今のバスケもそうだ。NBLとBJリーグの件でプロバスケそのものが危機的な状況だけど、このままプロバスケが始まっても絶対に人気は出ない。人気が出なければ、人は集まらない。そうするとバスケ人口が集まらない。バスケのレベルが高くならないって事や」
藤原「なるほど」
哀川(時々関西弁になるんだ)
上本「Jリーグ発足の時はスター選手がいた。ゴール後のパフォーマンス。派手なシュート。絶対的な王者。小学生はみんなカズダンスや、ビスマルクのパフォーマンスをやったもんや。中学校の大会では、Jリーグのパフォーマンス禁止っていうルールが出来たくらいやからね。俺の友達もやって公式戦でイエローカードをもらってたわ(笑)」
藤原「そうなんですか」
上本「日本がアメリカに勝つ為には、今のプロバスケをまとめる必要があって、そしてそこにはスター選手がいなければならない。下條先輩には悪いが、今日本に必要なのは、システム化されたバスケなんかじゃない。素人が見て感動するバスケが日本のレベルを上げる唯一の方法なんや」
藤原「素人が感動する・・」
上本「レイアップでいい所を、無理やりダンクをブチ込む。ストリートバスケのような派手なプレー。それがなければ今の子供達がバスケを始めたいなんて思わない。人を感動させるプレーヤー、それが君や。藤原君」
藤原「お、俺?俺が人を感動させるプレイヤー?」
哀川「確かに、拓は見ている人間を、あって思わせる事があるよ」
上本「何言ってるの哀川君。君もやで。君たち二人や」
哀川「え・・・ありがとうございます」
上本「哀川君、君もわざわざこんな遠いところに見に来てくれるなんて思わなかったからだけど、ウチに来てほしいよ。藤原君とチームを作っていってくれたら最高や」
哀川「え・・・ああ、ありがとうございます」
上本「ま、私達のころでいう、マイケルジョーダンと、スコッティピペンが一緒に来てくれるようなもんだな。ははははは」
真剣な表情の二人
上本「君たち二人には、ウチの大学を強くして欲しいってのは勿論ある。ただ、世界にも通用するプレイヤーになって、日本バスケ界を変えてくれ」
藤原「日本バスケ界を変える・・・俺が・・・」
上本「バッシュと練習着持ってるんだろう。せっかくだ、3ON3でも楽しんでいかんか」
目を合わせる藤原と哀川
哀川・藤原「はい!!」
その後、3ON3に混ざってバスケをする二人。
この時、一軍は遠征に行って体育館にはいなかった。
二人の実力は飛びぬけており、瑞穂高校がクラブを再開した時の図式にあてはまっていた。
何となく、楽しさと未来を感じている藤原であった
哀川は楽しくバスケをする藤原と一緒にプレーするのが楽しくて仕方なかった。
高校バスケが終われば、本格的じゃなくても楽しめたらいいや。と思っていた哀川。
本格的にやって楽しめたらもっといいじゃん、と思える日だった。
DEARBOYS NEXT
さて初めての短編集でしたが、いよいよ決勝リーグに戻りたいと思います。
高階トーヤと湯川楓、湘南大相模とどうやって戦うんでしょうか。
個人技だけじゃチーム力には勝てないっていうのを、旧瑞穂は全国のバスケプレイヤーに教えてくれました。そんな試合にしたいですね。
上本「ド派手なパフォーマンスと、ファンタジスタなプレイヤー、システム化された戦術は、一瞬の閃きで全てを消し去るバスケがしたい」
藤原「・・・」
上本「ははは。だから中々強くならなくて、下條先輩にも嫌み言われてるんやけどね」
藤原「いえ・・・そんな」
上本「まぁ、結局は選手任せって聞こえてしまうやろうけど、ちょっとだけ違うんや。一応理由があってな」
藤原「なんか、興味あるっす」
上本「うん。日本のプロスポーツはどれだけ色んなスポーツが人気が出ても、プロ野球ってのは変わっていないんだ。そして、サッカー。Jリーグが出来てサッカー人口は増えた。日本には絶対に行けないって言われていたワールドカップに、今は出ない事がないっていうくらい出場している。」
藤原(そんなサッカーってレベルが低かったんだ)
上本「サッカーのレベルは本当に低かったが、今は海外にも選手は出ているし、日本は必ず、ワールドカップにも出ている。これがどれだけすごい事なのか。っていうのを殆どの人は理解していないんだ」
藤原「と、いうと」
上本「Jリーグで活躍出来れば、海外にいける。っていう事、そのものが昔はなかったってこと。それだけ、Jリーグは低く見られていた。実際ワールドカップ予選では負けているし、海外から見れば評価するに値しないんだ。それこそJリーグ=チームの3軍4軍レベルって感覚じゃないかな」
藤原(そんなにレベルが)
上本「今のバスケもそうだ。NBLとBJリーグの件でプロバスケそのものが危機的な状況だけど、このままプロバスケが始まっても絶対に人気は出ない。人気が出なければ、人は集まらない。そうするとバスケ人口が集まらない。バスケのレベルが高くならないって事や」
藤原「なるほど」
哀川(時々関西弁になるんだ)
上本「Jリーグ発足の時はスター選手がいた。ゴール後のパフォーマンス。派手なシュート。絶対的な王者。小学生はみんなカズダンスや、ビスマルクのパフォーマンスをやったもんや。中学校の大会では、Jリーグのパフォーマンス禁止っていうルールが出来たくらいやからね。俺の友達もやって公式戦でイエローカードをもらってたわ(笑)」
藤原「そうなんですか」
上本「日本がアメリカに勝つ為には、今のプロバスケをまとめる必要があって、そしてそこにはスター選手がいなければならない。下條先輩には悪いが、今日本に必要なのは、システム化されたバスケなんかじゃない。素人が見て感動するバスケが日本のレベルを上げる唯一の方法なんや」
藤原「素人が感動する・・」
上本「レイアップでいい所を、無理やりダンクをブチ込む。ストリートバスケのような派手なプレー。それがなければ今の子供達がバスケを始めたいなんて思わない。人を感動させるプレーヤー、それが君や。藤原君」
藤原「お、俺?俺が人を感動させるプレイヤー?」
哀川「確かに、拓は見ている人間を、あって思わせる事があるよ」
上本「何言ってるの哀川君。君もやで。君たち二人や」
哀川「え・・・ありがとうございます」
上本「哀川君、君もわざわざこんな遠いところに見に来てくれるなんて思わなかったからだけど、ウチに来てほしいよ。藤原君とチームを作っていってくれたら最高や」
哀川「え・・・ああ、ありがとうございます」
上本「ま、私達のころでいう、マイケルジョーダンと、スコッティピペンが一緒に来てくれるようなもんだな。ははははは」
真剣な表情の二人
上本「君たち二人には、ウチの大学を強くして欲しいってのは勿論ある。ただ、世界にも通用するプレイヤーになって、日本バスケ界を変えてくれ」
藤原「日本バスケ界を変える・・・俺が・・・」
上本「バッシュと練習着持ってるんだろう。せっかくだ、3ON3でも楽しんでいかんか」
目を合わせる藤原と哀川
哀川・藤原「はい!!」
その後、3ON3に混ざってバスケをする二人。
この時、一軍は遠征に行って体育館にはいなかった。
二人の実力は飛びぬけており、瑞穂高校がクラブを再開した時の図式にあてはまっていた。
何となく、楽しさと未来を感じている藤原であった
哀川は楽しくバスケをする藤原と一緒にプレーするのが楽しくて仕方なかった。
高校バスケが終われば、本格的じゃなくても楽しめたらいいや。と思っていた哀川。
本格的にやって楽しめたらもっといいじゃん、と思える日だった。
DEARBOYS NEXT
さて初めての短編集でしたが、いよいよ決勝リーグに戻りたいと思います。
高階トーヤと湯川楓、湘南大相模とどうやって戦うんでしょうか。
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今日はいい日になりましたぁ♪
どれだけすごい人がいても、全体のレベルをあげないと人気も実力もあがらないかと。
その為には、小さな頃キャッチボールぐらいはした。っていうのを、フリースローくらいはした。
ってみんなが言わないと、強くならない気がします。
誰が見ても、うわぁーってなるプレイヤーばかりになったあとに、布施みたいな奴が必要なのだと思います。
だから、今の布施は日本にはいてはいけないプレーヤーかと。
だから、大学卒業後はアメリカで活躍して欲しいって願望があります。
「保科のようなプレイヤー・・・」ってのを思い出しました。
なんか今回はボンさんのバスケ愛を感じるお話ですね。