2016年10月05日
ディアボーイズの続きが見てみたい110話 〜二人の語り合い〜
大阪市内のビジネスホテルに泊まっている二人。
場所はミナミ。
哀川「拓、あのラーメン屋、超いい感じじゃん」
藤原「えっ、せっかく大阪まで来てラーメンかよ。お前ほんと好きだな」
哀川「えっ、そう。ラーメン美味しいじゃん。んじゃたこ焼きにする?」
藤原「ああ、そうだな」
哀川「えええ、ラーメン食べたいって」
藤原「どっちでもいいや」
二人が入った場所は、金龍ラーメン
藤原「なぁ、哀川。ここでいいのか。なんか、ラーメン屋にしたら派手じゃね〜か。後ですんげ〜お金請求されるんじゃ・・・」
哀川「えっ、大丈夫じゃない。こんな目立つとこで、目立つ店がそんな事しないでしょ」
藤原「そ、そうか。なんか大阪ってすんげ〜とこだな。関西の人ってみんな、これが当たり前なのか」
哀川「そ、そうだね〜、昼間もすごいおばちゃんいたしね(笑)」
ラーメンを注文して、食べている二人
ちゅるちゅるちゅるちゅる 哀川がラーメンをすすっている
哀川「おいし〜ね〜」
藤原「あ、ああ」
藤原「あのさ、哀川。今日の練習みてどう思った?やっぱりすげ〜か。あの大学」
急に真面目な顔になる哀川
「うん、確かにレベルは高いね。一人一人がレベルも高いし、連携も取れている。今年も間違いなく、インカレの上位に食い込むと思うよ。中と外のバランスもいいし、弱点と思うポジションもない。全てが平均を上回っている。って感じかな」
藤原「だよな。個人の動きも尊重っていうか、フォーメーション以外でも自由にバスケができるって環境だったよな」
哀川「うん。間違いなく強いよ。でも、3軍4軍かわからないけど、レギュラーを狙う選手達はギラギラしてたね。そういう意味では天童寺に似てるけど、ちょっと違ったかな」
藤原「天童寺とは違ったか・・・俺は、天童寺の選手が日々どうしていたか、とかは、わからね〜。今日の練習みて、ああいう雰囲気なのかなって思って」
ズズズズズズゥ〜〜〜〜(スープを飲んでいる哀川)
哀川「拓、早く食べないとラーメン伸びちゃうよ」
藤原「あ、ああ。すまねえ〜」
ズルズルズル
哀川「拓は、その世話焼きな性格はきっと治らないよ」
藤原「ん??」
哀川「拓、今言葉が浮かばないんでしょ」
藤原「・・・・・」
哀川「拓は自分を信頼してくれている仲間とずっとバスケをやってきた。その仲間に応えようと必死になって、努力してきたじゃん」
藤原「・・・あ、ああ。何言ってんだよ急に」
哀川「バスケが大好きだけど、実はバスケ以上に。仲間といる時間とか、仲間と一緒に何かを頑張ってる時間。仲間とやり遂げるって事を重要としてるんだよ。拓は。」
藤原「えっ、俺がか。仲間は大事だけど、バスケが好きでおれはみんなに」
哀川「そこ!!!」
藤原「ん?」
哀川「逆なんだよ。拓は。バスケが好きな事はわかるけど、バスケ以上に仲間が大事なんだよ。だからああやってポジション争いとかの見えないギスギスに違和感が出るんだよ。俺もそうだったからわかるんだ」
藤原「・・・」
哀川「バスケが上手くなるためには、ポジション争いがあってチーム内のライバル関係が一番重要なのは、俺も拓もわかっているんだよ。それでも、みんなが楽しくやるバスケを求める。瑞穂に入った頃の俺は、それを勝つ事で、それで友情関係を成立させて、みんなが一つになるって思ってた」
藤原「そうだな、一回お前の事ぶん殴った事あったよな・・・」
哀川「あれは、痛かったぞぉ〜〜(笑)でも、拓がそうじゃないって教えてくれたんだよ」
藤原「お、俺が・・・」
しばし沈黙する二人
哀川「早くラーメン食べなよ。とりあえず、明日も練習見学に行くじゃん。それ見てから考えても遅くないよ」
藤原「あ、ああ」
ズズズズズゥ〜(スープを飲む藤原)
哀川「ねぇ、藤原ちゃん」
藤原「おっ、久しぶりに藤原ちゃん、って呼んだな」
哀川「へへへへ。ここのラーメン美味しいね。また、食べにこないとダメだね」
藤原「えっ、また?あ、ああ。そうだな。「また」食べに来ないとダメだな」
その日二人は、何となく今日練習を見た大学には、自分達は合わないだろう。と感じていた。でも、このラーメン屋には「また」くる気がしていた。
二人の進学先はまだ決まっていなかった。
それでも、何となく関西には縁がある気がする二人だった。
眠らない街ミナミであるが、明日の練習見学もあるため、早めにホテルに戻り休息を取る二人だった。
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場所はミナミ。
哀川「拓、あのラーメン屋、超いい感じじゃん」
藤原「えっ、せっかく大阪まで来てラーメンかよ。お前ほんと好きだな」
哀川「えっ、そう。ラーメン美味しいじゃん。んじゃたこ焼きにする?」
藤原「ああ、そうだな」
哀川「えええ、ラーメン食べたいって」
藤原「どっちでもいいや」
二人が入った場所は、金龍ラーメン
藤原「なぁ、哀川。ここでいいのか。なんか、ラーメン屋にしたら派手じゃね〜か。後ですんげ〜お金請求されるんじゃ・・・」
哀川「えっ、大丈夫じゃない。こんな目立つとこで、目立つ店がそんな事しないでしょ」
藤原「そ、そうか。なんか大阪ってすんげ〜とこだな。関西の人ってみんな、これが当たり前なのか」
哀川「そ、そうだね〜、昼間もすごいおばちゃんいたしね(笑)」
ラーメンを注文して、食べている二人
ちゅるちゅるちゅるちゅる 哀川がラーメンをすすっている
哀川「おいし〜ね〜」
藤原「あ、ああ」
藤原「あのさ、哀川。今日の練習みてどう思った?やっぱりすげ〜か。あの大学」
急に真面目な顔になる哀川
「うん、確かにレベルは高いね。一人一人がレベルも高いし、連携も取れている。今年も間違いなく、インカレの上位に食い込むと思うよ。中と外のバランスもいいし、弱点と思うポジションもない。全てが平均を上回っている。って感じかな」
藤原「だよな。個人の動きも尊重っていうか、フォーメーション以外でも自由にバスケができるって環境だったよな」
哀川「うん。間違いなく強いよ。でも、3軍4軍かわからないけど、レギュラーを狙う選手達はギラギラしてたね。そういう意味では天童寺に似てるけど、ちょっと違ったかな」
藤原「天童寺とは違ったか・・・俺は、天童寺の選手が日々どうしていたか、とかは、わからね〜。今日の練習みて、ああいう雰囲気なのかなって思って」
ズズズズズズゥ〜〜〜〜(スープを飲んでいる哀川)
哀川「拓、早く食べないとラーメン伸びちゃうよ」
藤原「あ、ああ。すまねえ〜」
ズルズルズル
哀川「拓は、その世話焼きな性格はきっと治らないよ」
藤原「ん??」
哀川「拓、今言葉が浮かばないんでしょ」
藤原「・・・・・」
哀川「拓は自分を信頼してくれている仲間とずっとバスケをやってきた。その仲間に応えようと必死になって、努力してきたじゃん」
藤原「・・・あ、ああ。何言ってんだよ急に」
哀川「バスケが大好きだけど、実はバスケ以上に。仲間といる時間とか、仲間と一緒に何かを頑張ってる時間。仲間とやり遂げるって事を重要としてるんだよ。拓は。」
藤原「えっ、俺がか。仲間は大事だけど、バスケが好きでおれはみんなに」
哀川「そこ!!!」
藤原「ん?」
哀川「逆なんだよ。拓は。バスケが好きな事はわかるけど、バスケ以上に仲間が大事なんだよ。だからああやってポジション争いとかの見えないギスギスに違和感が出るんだよ。俺もそうだったからわかるんだ」
藤原「・・・」
哀川「バスケが上手くなるためには、ポジション争いがあってチーム内のライバル関係が一番重要なのは、俺も拓もわかっているんだよ。それでも、みんなが楽しくやるバスケを求める。瑞穂に入った頃の俺は、それを勝つ事で、それで友情関係を成立させて、みんなが一つになるって思ってた」
藤原「そうだな、一回お前の事ぶん殴った事あったよな・・・」
哀川「あれは、痛かったぞぉ〜〜(笑)でも、拓がそうじゃないって教えてくれたんだよ」
藤原「お、俺が・・・」
しばし沈黙する二人
哀川「早くラーメン食べなよ。とりあえず、明日も練習見学に行くじゃん。それ見てから考えても遅くないよ」
藤原「あ、ああ」
ズズズズズゥ〜(スープを飲む藤原)
哀川「ねぇ、藤原ちゃん」
藤原「おっ、久しぶりに藤原ちゃん、って呼んだな」
哀川「へへへへ。ここのラーメン美味しいね。また、食べにこないとダメだね」
藤原「えっ、また?あ、ああ。そうだな。「また」食べに来ないとダメだな」
その日二人は、何となく今日練習を見た大学には、自分達は合わないだろう。と感じていた。でも、このラーメン屋には「また」くる気がしていた。
二人の進学先はまだ決まっていなかった。
それでも、何となく関西には縁がある気がする二人だった。
眠らない街ミナミであるが、明日の練習見学もあるため、早めにホテルに戻り休息を取る二人だった。
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