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2016年09月15日

ディアボーイズの続きが見てみたい100話  〜開始早々大爆発〜

記者席ではカメラマンがカメラを用意していた


前半とは少し様子が違っていた。


背番号11の男を追っていた。


トーヤ「よっ、有名人」


湯川「ん?」


トーヤ「前半はカメラマンがあんなに用意していなかったぜ」


湯川「そうなのか」


トーヤ「ああ」


湯川「んじゃ、せっかくだから一杯写真とってもらうか」


トーヤ「俺も写っとくわ」


湯川「とりあえず、40秒で14点とるからな」


トーヤ「湯川っち、だんだん短くなりすぎ・・・」
汗をかいている高階であるが、表情は余裕である。




瑞穂の1年生メンバー、南山と近藤は、高階湯川の余裕を見て、緊張を和らげている。
ただ、榎本は少し気負っている様子だった。



西村「誰だ?あいつ。前半いなかったな。それにしてもでけぇ〜。監督、どうします?あの11番」


青南監督「3年生らしい。去年の瑞穂にはいなかったし、途中入部か。背が高いし、何かオーラがあるな・・とりあえず西村。お前がマークにいけ」


西村「はい」



第3クオーターは瑞穂ボールから始まる。


南山から高階へとボールが渡され、一気にフロントコートへ。


高階は1点を見つめながら、体をブレさせず右手だけでボールを右コーナーに投げる。


これにはマークマンも反応できなかった。


パシ。


右コーナー角度0で受け取った湯川、すぐに3ポイントを放つ


この時、湯川をマークしていた西村は既に湯川を見失っていた


青南監督(なんて早い動きなんだ。それにあのクイックモーション)



ザシュ


開始5秒 50対39  残り11点差



トーヤ「あたれぇ〜、オールコートだ」


青南チーム「え・・・」


不意をつかれた青南はスローインを入れられない


西村「ちっ。こっちだ。投げろ」


スローインできず無理やり投げたボールは。


パシ。


高さを活かした白11番の手の中におさまった。


着地した場所は、何の偶然か、3ポイントライン。


トーヤ「もう一本いっちゃえ〜〜」


湯川「たりめ〜だ」


シュ





ザシュ


「うわぁぁぁ。連続3ポイントだ」
「誰だあれ。インターハイであんなのいなかったって」
「新人か」



布施「何が3ポイントだ。バスケはゴール下が基本だっつ〜の」


チャー「歩ちゃん。見といた方がいいよ。あれをどうやって止めるか。あの高さは俺じゃ無理かも・・・」


大門「確かに、お前じゃなきゃマークできないかもな」


布施「なっ、それじゃ高階は」


チャー「それをこの試合見て考えるんだよ」


布施「ふん。逆転したら考えてやる」





トーヤ「気を緩めるな〜、まだまだ当たれ〜。あと、30秒しかね〜ぞ」



西村(くそ。何言ってるんだ。こいつ。何が30秒?こいつ(湯川)は点を取る為のシューターだ、次はもう3点を打たせね〜)



スローインを入れるのを苦労するものの何とか入れる青南


南山「とおすかぁ」


榎本「瞬、もっと腰を低くしろ」


南山「おお」


「ダブルチームだ」
「瑞穂が開始早々しかけたぞ」



氷室「おっ、いい動きね」


杏崎「はい、ダブルチームの指示はないのに、榎本君が自ら仕掛けました」


「なめんじゃね〜、俺にダブルチームってことはそっちがあいてるんだよ〜」


パン。

「え」


「うわ〜〜今度はスティール」
「まだバックコートなのに、後ろから行ったぞ」
「高階は何でいつもいいとこにいんだよ」


とられた選手は慌てて高階のマークに


西村は湯川をマークしようと慌てている時に


ガッ。


近藤がスクリーンをかけていた


藤原「うまい」
哀川「ファインプレーだ」



高階の中から外へのパスが湯川へ通る。


完全フリーな湯川は、簡単にスリーポイントを決めた。


開始20秒で9点をとった。


あと20秒で5点。


瑞穂のメンバーの中には、1分で追いつけない、なんて思う者はいなかった。


一気に逆転する事以外は頭になかった


湯川楓、高校バスケ界デビュー20秒で3ポイント3連発。


開始早々大爆発!!であるが、これはまだまだ序章にすぎなかった


DEARBOYS NEXT



この記事へのコメント
モモコ様

コメントありがとうございます。

200話目指して頑張ります。今年中に150話を目標で(汗)

リクエストあったら下さい(ちょっと助かります)笑
Posted by ボン at 2016年09月17日 12:59
100話おめでとうございます!
楽しみにしてますので、これからも頑張って下さいね!
Posted by モモコ at 2016年09月17日 07:59
ありがとうございます。

記念すべき100話です。

小学生の頃、日記の宿題が大嫌いだった自分がよくできたなぁ、と思っております。

rieさんがコメントくれたおかげです。


あれ以来更新ペースをあげると、アクセスが一気に上がりだしたので、
もうちょっとやらないと、と頑張っとります。

あと2、3話は漫画的展開でいこうと思っておりますので、お待ちください♪


楽しんでくれて嬉しく思っています
Posted by ボン at 2016年09月16日 16:24
100話、おめでとうございます!
いつも本当に楽しみに読ませていただいています。
ありがとうございます☆

はぁぁぁぁぁぁ&#9829;
トーマ&湯川くんの快進撃、たまらんですね!
もうこの展開にドキドキしっぱなしです。
わたし単純なので。笑

観客席にいる布施さんも憎まれ口たたいてますが、
前半の瑞穂にガッカリしているギャラリーたちに
さぞドヤ顔をしていることでしょう。笑

ボンちゃんさんも出張お疲れさまでした。
101話目の更新も楽しみにしています!
Posted by rie at 2016年09月15日 13:34
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