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2016年09月29日

ディアボーイズの続きが見てみたい104話  〜100点ゲーム〜

杏崎(第4クオーターも圧倒的な試合展開となりました。高階君と湯川君のコンビプレイは一度もとめられる事なく、青南メンバーはスタミナ切れのスタメンを交代。レベルの差も広がり、どんどん離れていくだけでした。そんな中、高階君と湯川君はオールコートで当たる事をやめようとはしませんでした)



トーヤ「おい、坊ちゃん、もうへばったか?」


榎本「まだまだへばってませんよ。手を抜いたら次の試合使ってもらえね〜っすからね」


トーヤ「へぇ〜気合入ってんじゃん」


榎本「そっちこそいつも試合終盤はヘロヘロになってるじゃないっすか。大丈夫なんすか」


トーヤ「う〜、きつい・・・でもまぁ、秘密特訓が効いているのか、何とか40分持つようになったかも」





湯川「高階、走れぇ〜!!」


トーヤ「うい〜〜」(って、こいつは空気読まずにガンガンくるし・・・)


パシ。


トーヤ「よっと」


西村「ブロックにいけぇ〜意地をみせろぉ〜」



ヒュッ
トーヤ「フェイントでしたぁ〜」


ボールは湯川へ渡りあっさりと決める



湯川「おら、腰落とせ。近藤、南山動きが落ちてるぞ」


南山・近藤「はい!」


南山「うおおおお」


近藤「たあああああ」


頑張っている1年生二人を、水前寺、紅林、桑田は悔しそうに見ていた。


湯川「お前等、いい動きするようになったじゃね〜か、そろそろボール奪って来い」


南山・近藤「おお!」


杏崎(高階君と湯川君が後輩達にゲキを入れながら行う試合でした。ベンチで見ているメンバー達は、自分達は何故あれだけ苦労したのか。緊張に押しつぶされいつもの動きが出来なかった事を深く反省しながら、試合を見て勉強していました)


杏崎(そして、ラスト3分、100点を越え目標に届いていたのです。この時の湯川君の得点は56点。後半から試合に入って17分間で56得点というありえない大爆発でした。湯川楓ここにあり。ということを、観客、記者席全てに見せつけたのです)


言葉を失っている布施
「・・・・・」


チャー「歩ちゃん、あれは本物だね。瑞穂勝っちゃったから、考えね〜とやばくね?」


布施「ああ。何で瑞穂にあんな奴が入るんだ・・・」
(これは考えてもどうするか何て簡単に思いつかね〜ぞ。うちのチームにあいつを止められる奴はいないか・・・それでもチーム力じゃあ、うちが上だけどな)


大門「まっ、一人で止められね〜なら、みんなで止めるしかないわな」


チャー「だね。帰って練習すっか。対瑞穂用のフォーメーションでも」


布施「対瑞穂用のフォーメーション?ん、チャー何か思いついたのか?」


チャー「ん?歩ちゃんが考えたんじゃね〜の?」



湘南大相模と同じように、この試合を見た瑞穂と対戦の可能性があるチームは、全員湯川対策を考えていた。


1時間ちょっと前までは、高階を止める方法だけを探しにきていた偵察隊が、言葉を失って帰っていた


そして、ビ〜〜〜〜〜〜


試合終了 瑞穂高校見事に初戦突破


108対60  と、終わってみれば楽勝の試合だった

湯川楓、日本高校バスケ界に鮮烈デビュー


DEARBOYS NEXT




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