2016年09月13日
ディアボーイズの続きが見てみたい99話 〜湯川楓 会場へ〜
湯川「まだやってるじゃん。って何だボロ負けじゃん」
氷室・杏崎「あっ」
南山・近藤「ああああ」
トーヤ(ん?)
ベンチに向かって歩いている湯川
トーヤ(おいおいおいおい、やっときたか。おせ〜ぞ)
他のメンバーも気付く
記者席では、湯川情報を持っている人はざわざわしていた
湯川「先生すんません、飛行機が遅れて・・・ってボロボロじゃん。相手そんな強いんですか?俺今すぐでますよ」
氷室「いえ、前半はもういいわ。残り3分。ベンチから見てて。今のうちに足りない所を、湯川君の目でしっかりと見ていて。勝負は後半でいいわ」
湯川「はぁ〜ん、なるほど。了解っす。今からでもバリバリに出たいんですけど、遅刻してきた身なので、我慢します」
コートではタイムアウトの氷室のゲキが効いたようだった。
また、湯川楓の登場によって選手の動きは更によくなっていた。
残り3分で6点の差を縮める事が出来た
50対36 と14点差で前半を終える事となった
青南高校からみればかなり、ハイスコアな展開だった。
36点中 26点は高階が決めており、会場にいる観客に高階だけのチームとアピールする形となり、前半のハーフタイムに少しだけ観客は減っていた。
ただ、知っている者にとっては、後半が待ち遠しいと感じるハーフタイムだったのだ。
ロッカールーム
トーヤ「湯川っち、遅いぜぇ」
湯川「わりぃわりぃ。ってかお前等何やってんだ。この無様な負け方は」
一同「・・・・・・」
湯川「監督もこんな大差つけられてるのに、こいつらにちゃんと作戦を指示してるんすか。ちょっと信じられね〜んすけど」
氷室「いえ、何もしてないわ。これぐらいの相手でベンチからの指示がなければ勝てないなんて。それだったらこの先に行っても結果は一緒」
湯川「へ〜、言うじゃん。あくまで選手の主体性がどうこうって話っすね」
氷室「そうよ」
湯川「だったら後半、俺と高階で好きにやっていいっすか??」
氷室「いいわよ。それで上手くいくのね」
湯川「ああ、勿論。とりあえず、緊張で動けなかったらこいつらいらね〜」
トーヤ「ん?」
湯川「メンバーも決めさせてくれ。後半高階をポイントガードに南山がシューティングガードに入れ。俺がフォワード。パワーフォワードに近藤が入れ」
氷室「いいわよ。あと、一人は?」
湯川「いらね。4人で充分だ」
杏崎「ってわけには・・・」
湯川「前半一番ミスが少なった奴とかでいいんじゃない?まぁ、背が高いってだけで紅林でもいいけどよ」
スタメンメンバーは言い返せず、反省しているような雰囲気のロッカールーム
湯川「どちらにしろ、緊張で前半何も出来なかったメンバーだろ。ベンチで見といた方がいいんじゃない?俺がバスケを教えてやるよ」
氷室「それなら、榎本入りなさい」
榎本「えっ」
氷室「あなたは4ファールなの。そのギリギリの状態で戦ってきなさい。退場したら、次の試合には使わない。だからって手を抜いても次の試合で使わない」
榎本「・・・」
トーヤ「うっひゃ〜〜〜。さすがボス。やる事がSすぎぃ〜」
湯川「まぁ、誰でもいいや。別にセンターとかもいらね〜し。とりあえず、スタート1分で同点にするから」
トーヤ「ああ」
湯川「あと、何があってもこの試合は100点ゲームにする」
一同「・・・」
湯川「何黙ってんだ?残り64点だろ。楽勝じゃね〜か。哀川和彦がいるチームに10点とるより簡単だと思うぜ」
トーヤ「確かに」
湯川「トーヤ、ガンガン攻めるぞ。手段を選ぶな。とにかく攻撃!!だ」
トーヤ「わかってるって。開始50秒だろ」
湯川「ああ。開始45秒だ」
二人の恐ろしい会話に周りのメンバーは驚いている。
ただ、この二人は本当にやるつもりだ。でもどうやって?
同じチームでも、この二人の実力は異次元。
期待と共に、チームメイトですらそれを見てみたい。と思うものであった。
湯川楓 日本高校界でのデビュー戦が始まる
DEARBOYS NEXT
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こんにちわ。出張から帰ってきたので、やっと更新できまする。
完全に漫画のシチュエーションですけど、
デビューくらいは、漫画しかありえない方がよいかと思いまして(笑)
記念すべき100回、またも漫画的シチュエーションでいきたいと思います。
待っていましたよ、湯川くん!
もう会社でこれ読みながらニヤニヤしてて
完全に危ないヤツでした。笑
ヒーローは最後の最後の本当のピンチに登場!ってのが
お決まりですが、ホントテンション上がりますね〜