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2016年10月01日

ディアボーイズの続きが見てみたい106話 〜うちには、良いメンバーがいるからね〜

杏崎(一回戦は大勝だったにも関わらず、前半戦の内容は苦戦していました。そんな瑞穂のメンバーは各自反省しながら新人戦のトーナメントを勝ち抜いていきました。2年生の二人以外は、交代させながら様々なバリエーションも増やし、チームとしての成長を感じながらトーナメントは進んでいったのです)



氷室「榎本、しっかり決めろ」


氷室「近藤君出番よ。うちのインサイドをしっかり守って」


氷室「瞬、出番よ。早いパス回しでトーヤをバックアップして」


氷室「ジョー。何度も飛ぶのあなたはうちの大黒柱よ」


氷室「桑田君、水前寺と交代。トーヤと湯川君のインサイドで勝負にいけるように指示して」


氷室「水前寺、コートの外から見なさい。次行くから。その時自分ならどうするか考えなさい。2分間考えるのよ」


氷室「こらぁぁぁ〜トーヤ、へばってんじゃない。ひっこめるよ」


氷室「湯川君。バンバン周りを使っていいから、スタミナ切れてるやつは無理やり動かして」



杏崎(氷室先生のゲキは試合中にどんどん選手を成長させるものでした。個人能力はもちろんのこと、チーム力のUPが感じられる大会となっていたのでした)



そして・・・・



ビーーーーーーー



試合終了



瑞穂高校 108 対  68 横須賀川高校


トーヤ「いよっしゃ〜、決勝リーグ参戦!!」


水前寺「やったぁ〜。いけたぞ。俺達の力で決勝リーグ」


杏崎「先生、やりました!!」


氷室「当然よ。決勝リーグくらい行ってもらわないと・・・観客席で見ている先輩達に申し訳ないじゃない」



観客席では瑞穂高校OBの5人が嬉しそうに見ていた。


石井「ったくぅ〜、これでまた3試合も見に来なくちゃなんね〜じゃね〜か。受験勉強で俺達は忙しいんだっつうの」


三浦「石井君、本当に勉強してるんですか?大義名分でさぼれるって思ってるんじゃあ」


石井「な、なにを」


哀川「だって、石井ちゃん、顔は嬉しそうだもん!」


一同「あははははは」



コートでは高階が左手を腰に、右手の人差し指を一本立て、観客席の方を指さした。


ビシッ
トーヤ「ふふふ。帽子をかぶってサングラスしても、そこで見てたのは気付いてんだぞぉ〜」

帽子サングラスの男「んなっ」




トーヤ「どうだ。俺達と戦うのが楽しみで楽しみで仕方ないんだろう。布施センセ」


帽子とサングラスをとる布施
「うるせ〜、ちょっと暇だから見てただけだ。お前等なんて、メじゃね〜んだよ」


トーヤ「も〜う、布施先生ったら、そんな事言っちゃってぇ。うちのエースの動きを見てたの気付いていたんだぞぉ〜」



布施「決勝リーグで100点ゲームにして、お前達に恥をかかせてやるからな。待ってろよ」



トーヤ「布施センセ、それは無理だよ。だって・・・うちには良いメンバーがいるからね」


布施「待ってろよ、高階」



石井(布施って暇なのか・・・)


DEARBOYS NEXT



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