2016年12月31日
自分を知る2
『自分を知る』
『ましたんワールド』の立ち上げ、そして『ましたん注意報』の休止と有料復活という一連の流れの中で、自分という人間について改めて認識することができた。
まず、「相場は好きだがトレードはそんなに好きではない」という一見矛盾しているようだが実はそんなにおかしくはない事実。
相場の本質的部分を知ることについてはすごく興味を持つし実際に調べる労力も厭わない。またトレードに必要と思われる情報を取捨選択して機能的に使えるように整理するのも好きだが、かと言ってそれを使ってトレードすることに対してワクワク感を感じる風でもない。
思うに、どうも筆者は相場の中にある「ゼロサム」部分が好きじゃないんだなということが分かってきた。
格闘技のように対戦相手がいるわけではないが、相場で自分が儲けるということは反対側に損をしている相手がいる、ということが成立することがイヤなんだろう。
※「常に」成立するわけではなく、成立することが「往々にしてある」ということ
元々が商品先物出身ということもあって、ゼロサムという部分は強く意識せざるを得なかった。特にテクニカルでやる場合はモロだ。
それでも生き残ってこれたのは、アービトラージやサヤ取りなどのゼロサムではない形で利益を得る方法に巡り会えたからだろう。
一見アービトラージやサヤ取りもゼロサムではないかと思われるかもしれないが、割高を売ると同時に割安を買うという行為は、それぞれの行き過ぎを是正する方向に働くので相手にとっても利益になる行為なのである。
※割高に買われている(=買いたい人が多い)ものを安く売ってあげることになるから
オプションのボラティリティーが極大化した時のショートポジションもわりと同じような意味合いを持つ。
しかしアウトライトの短期売買だとそういう訳にはいかない。イヤでも相手を意識せざるを得ない。
注)「アウトライトの短期売買」を否定しているわけではなく、あくまでも筆者の性分に合わないということ
自分が損するのはもちろんイヤだが、かといって自分が儲けているということは反対側で損する人間がいるということなので、声高に「儲けたー!」と自慢するなんてことはいたずらに敵を作るだけの行為に思えてしまう。
そういう意味では株式市場の企業業績に基づく「割安を買う」「成長を買う」というスタンスは、今まで避けてきた分野だがけっこう自分に合っているような気がしてきている。
今まで避けてきた理由として、「そういうことを調べるなら人に教えるんじゃなく自分で儲ければいいんじゃない?」「自分で儲けられないような情報を売る行為はどうか」という考えから逃れられなかったからだ。
それもあって『ごめんなさいNさん。m(_ _;)m』のようなことにもなる。
しかしよく考えてみればそんなにおかしくはないということに今さらながら気づいた。
これを人でなく企業で考えれば話は簡単だ。
調査部門や分析部門とトレーディング部門は大きな会社であればあるほど別になっているのが当たり前だ。それぞれの分野に得意な人間を集めた方が効率が良い。何もすべてを一人がやる必要はない。それこそが人が集まる企業体の強みではないか。
そうか、筆者がイヤなのは「自分が相場を張ってない(というよりも儲けてない)人間が分析をする(売る)こと」ではなく、「分析結果が間違っているにもかかわらず、それを気づかれていない(責められない)ことをいいことに、さも自分が正しいと言わんばかりに同じ主張を繰り返す行為」なのだ。
なるほど、そういうことか。
ふむふむ。
2016年最後の記事なのにまたしても長文になってしまった。しかもまだ途中・・・。
とりあえずここで締めておこう。
※この項続く
では、良いお年を!
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がんばって記事を更新します。(^o^)/
まるてん
【株式】
『ましたんワールド』の立ち上げ、そして『ましたん注意報』の休止と有料復活という一連の流れの中で、自分という人間について改めて認識することができた。
まず、「相場は好きだがトレードはそんなに好きではない」という一見矛盾しているようだが実はそんなにおかしくはない事実。
相場の本質的部分を知ることについてはすごく興味を持つし実際に調べる労力も厭わない。またトレードに必要と思われる情報を取捨選択して機能的に使えるように整理するのも好きだが、かと言ってそれを使ってトレードすることに対してワクワク感を感じる風でもない。
思うに、どうも筆者は相場の中にある「ゼロサム」部分が好きじゃないんだなということが分かってきた。
格闘技のように対戦相手がいるわけではないが、相場で自分が儲けるということは反対側に損をしている相手がいる、ということが成立することがイヤなんだろう。
※「常に」成立するわけではなく、成立することが「往々にしてある」ということ
元々が商品先物出身ということもあって、ゼロサムという部分は強く意識せざるを得なかった。特にテクニカルでやる場合はモロだ。
それでも生き残ってこれたのは、アービトラージやサヤ取りなどのゼロサムではない形で利益を得る方法に巡り会えたからだろう。
一見アービトラージやサヤ取りもゼロサムではないかと思われるかもしれないが、割高を売ると同時に割安を買うという行為は、それぞれの行き過ぎを是正する方向に働くので相手にとっても利益になる行為なのである。
※割高に買われている(=買いたい人が多い)ものを安く売ってあげることになるから
オプションのボラティリティーが極大化した時のショートポジションもわりと同じような意味合いを持つ。
しかしアウトライトの短期売買だとそういう訳にはいかない。イヤでも相手を意識せざるを得ない。
注)「アウトライトの短期売買」を否定しているわけではなく、あくまでも筆者の性分に合わないということ
自分が損するのはもちろんイヤだが、かといって自分が儲けているということは反対側で損する人間がいるということなので、声高に「儲けたー!」と自慢するなんてことはいたずらに敵を作るだけの行為に思えてしまう。
そういう意味では株式市場の企業業績に基づく「割安を買う」「成長を買う」というスタンスは、今まで避けてきた分野だがけっこう自分に合っているような気がしてきている。
今まで避けてきた理由として、「そういうことを調べるなら人に教えるんじゃなく自分で儲ければいいんじゃない?」「自分で儲けられないような情報を売る行為はどうか」という考えから逃れられなかったからだ。
それもあって『ごめんなさいNさん。m(_ _;)m』のようなことにもなる。
しかしよく考えてみればそんなにおかしくはないということに今さらながら気づいた。
これを人でなく企業で考えれば話は簡単だ。
調査部門や分析部門とトレーディング部門は大きな会社であればあるほど別になっているのが当たり前だ。それぞれの分野に得意な人間を集めた方が効率が良い。何もすべてを一人がやる必要はない。それこそが人が集まる企業体の強みではないか。
そうか、筆者がイヤなのは「自分が相場を張ってない(というよりも儲けてない)人間が分析をする(売る)こと」ではなく、「分析結果が間違っているにもかかわらず、それを気づかれていない(責められない)ことをいいことに、さも自分が正しいと言わんばかりに同じ主張を繰り返す行為」なのだ。
なるほど、そういうことか。
ふむふむ。
2016年最後の記事なのにまたしても長文になってしまった。しかもまだ途中・・・。
とりあえずここで締めておこう。
※この項続く
では、良いお年を!
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まるてん
【株式】
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