2017年03月24日
きなこ、虹の橋へ旅立ちました。FIP闘病記録。
きなこ、旅立ちました。
後半は体調悪くてしんどかったね。
きなこ、頑張ってえらかったね。
気持ちも少し落ち着いてきたので、過去の写真も載せながら、思い出しながら書いてみます。
03/19の夜、きなこすごく調子悪くてフラフラでした。
ご飯もほとんど口にしなくて、ちゅ〜るとシーバ少し口にしてくれた位。
病院連れて行くにしても病院着くまでに逝ってしまうかもしれない位、衰弱してました。
パパとママで相談して、翌日少しは持ち直してくれたら動物病院行こうと決めました。
きなこ、少し落ち着いてくれたので、いつもの様に3人で川の字になって寝ました。
これで3人で寝るの最後になってしまうかもしれないと思ってかみしめて寝ました。
もうダメなんじゃないかとも思ったので、3人で川の字になっていつも通り寝られた事に感謝しました。
きなこツライ状況だったけど、3人で寝れた事がたまらなく幸せでした。
3/20
朝起きると、きなこ調子良さそうでウェットフード少し食べてくれていました。
薬
・オザグレル
・ステロイド
この日は薬をすごく嫌がり、片方だけ吐き出してしまいました。
ステロイドだけ飲んだようでした。
ステロイド効いてきたのか、きなこの調子が良さそうだったので夕方から動物病院に行く事にしました。
動物病院がある通りは春には桜がたくさん咲くそうです。
もう少ししたら桜が咲くから、きなこに一緒に桜見ようねって話しました。
桜を背景にして、きなこの写真を撮りたいなあ、って思いました。
獣医さんに状況をいろいろ話しましたが、今の段階で出来る事はかなり少ないとの事でした。
腹水抜いたところで、衰弱している状態ではもたないかもしれない。
点滴したところで、一時的には持ち直すとは思うけど、入院になる。
入院になったら家に帰れないかもしれない。
もう痛い処置とか、入院とかはしたくない、自宅で穏やかに看取ってあげたい事を獣医さんに伝えました。
パンパンに溜まった腹水の影響で肺を圧迫して呼吸が苦しくなるかもしれない。
腹水を抜くために、利尿剤をもらいました。
↑きなこ診察台に乗っていたのですが、「ひょい」ってママの膝に乗ってました。
かわいかったなあ。
この日は結構調子は良かったのですが、帰宅してからは少しグッタリしてご飯は口にしない状態。
とりあえず少しでも栄養をとってもらおうと、ロイヤルカナンの高栄養パウダーを溶かしてシリンジであげました。
ものすごく嫌がって口の周りをベタベタにして食べました。
動物病院でもらってきた利尿剤を飲んでもらいました。
おしっこの回数が明らかに増えました。
1時間に1回はおしっこをしている状態。
4回目のおしっこあたりから、おしっこの黄疸が薄くなってきました。
トイレが間に合わなくて布団の上でもおしっこしました。
パンパンのお腹がゆるくなって、ポヨンポヨンになってきました。
このまま腹水抜けて回復してくれれば、少し元気になってくれるんじゃないかって、本当に少しだけ淡い期待もしました。
ベットで横にしてパパが腕枕したり、ヨシヨシしたりしました。
深夜3時位から容態急変しました。
あきらかにグッタリと体に力が入らない状態。
何度かびっくりした様に「にゃー!」って鳴きました。
何度か寝ながら手と足バタバタしました。
もう限界なんだ、ってわかりました。
きっと亡くなる前の感覚って、すごく怖いんだと思います。
いっぱいいっぱいナデナデして、いっぱいいっぱいチューして
「パパとママはここにいるよ」
「きなこ大好きだよ」
「ずっとずっと一緒にいるよ」
何度も伝えました。
6:30頃、息を引き取りました。
生後6ヶ月弱の短い一生でした。
甘えん坊の きなこらしく、パパとママの間での最後でした。
我が家に来てからたった2ヶ月半。
でも、きなこはずっと前からうちにいるような、数年家族だったような、すごく濃い2ヶ月半でした。
保護施設 ライボートで初めて抱っこした時から、前からウチの子だったみたいに甘えてきて、「うちに来る?」って聞いたら「にゃー!」って返事してくれました。
↑ライフボートで初めて きなこを抱っこした時。
かわいくて一瞬で心を持っていかれました。
「この子はパパとママを待っていたんだ」って思いました。
きなこは本当に良く話す子で、話しかけると「にゃー」って返事してくれました。
猫飼っている方は知っていると思いますが、猫って人間の言葉理解しています。
すべてわかる訳ではないと思うけど、かなり理解していると思います。
いつも寝る前に「きなこー、寝るよー」って言うとテテテテって走ってベットに乗ってきて、きなこの定位置のパパとママの間にスポッてしてました。
体調悪い時は話しかけると、尻尾をふって返事してくれました。
「きなこ大好きだよー」って言うと尻尾パタパタ。かわいかったなあ。
きなこ、ウチに来てくれてありがとうね。
甘えん坊でいつもパパかママにくっ付いていた きなこ。
↑きなこ、パパとママの膝の上も大好きでした。
寝る時は狭いベットで3人でギュウギュウになって寝たね。
↑起きると目の前にこんな感じで きなこがいました。幸せだったなあ。
ママに顔ぴったりくっ付けて、パパにはお尻くっ付けていつもピッタリして寝ました。
起きたら きなこのお尻が密着している事もしょっちゅうありました。
おきるとパパの顔ペロペロ舐めてたね。
舐める力が強すぎてパパの鼻が赤くなってしまって職場で笑われたよ。
FIPだとわかった時は絶望しました。
なんとかならないかと、FIP闘病された方のブログたくさん読みました。
獣医さんもサジを投げる難病に、みなさんが最後まで諦めず必死で戦った記録が本当に勉強になり、どれだけ勇気をもらった事かわかりません。
FIP発覚してから、毎日毎日 きなこの事ばかり考えていました。
仕事中も休憩のたびにママに きなこの状態聞いたり、テレビ電話したりしていました。
きなこもすべてをパパとママに委ねて、めいっぱい甘えてきてくれました。
1ヶ月弱の闘病でしたが、濃密なかけがえのない時間でした。
いっぱいいっぱいお話しして、いっぱいいっぱいチューして、いっぱいいっぱい抱きしめました。
痛い注射もちゃんと出来るようになって、お薬もちゃんと飲んでエラかったね。
頑張ったね。本当にお疲れ様。
助けてあげられなくてごめんね。
きなこは甘えん坊だからきっと寂しがっちゃうね。
虹の橋で こむぎ兄ちゃんにちゃんと逢えるといいな。
きなこ、ウチの子になってくれてありがとうね。
短い間だったけどパパとママは最高に幸せだったよ。
きなこ大好きだよ。
【関連記事】
⇒愛猫 きなこ FIP( 猫伝染性腹膜炎 )発症しました。
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後半は体調悪くてしんどかったね。
きなこ、頑張ってえらかったね。
気持ちも少し落ち着いてきたので、過去の写真も載せながら、思い出しながら書いてみます。
03/19の夜、きなこすごく調子悪くてフラフラでした。
ご飯もほとんど口にしなくて、ちゅ〜るとシーバ少し口にしてくれた位。
病院連れて行くにしても病院着くまでに逝ってしまうかもしれない位、衰弱してました。
パパとママで相談して、翌日少しは持ち直してくれたら動物病院行こうと決めました。
きなこ、少し落ち着いてくれたので、いつもの様に3人で川の字になって寝ました。
これで3人で寝るの最後になってしまうかもしれないと思ってかみしめて寝ました。
もうダメなんじゃないかとも思ったので、3人で川の字になっていつも通り寝られた事に感謝しました。
きなこツライ状況だったけど、3人で寝れた事がたまらなく幸せでした。
3/20
朝起きると、きなこ調子良さそうでウェットフード少し食べてくれていました。
薬
・オザグレル
・ステロイド
この日は薬をすごく嫌がり、片方だけ吐き出してしまいました。
ステロイドだけ飲んだようでした。
ステロイド効いてきたのか、きなこの調子が良さそうだったので夕方から動物病院に行く事にしました。
動物病院がある通りは春には桜がたくさん咲くそうです。
もう少ししたら桜が咲くから、きなこに一緒に桜見ようねって話しました。
桜を背景にして、きなこの写真を撮りたいなあ、って思いました。
獣医さんに状況をいろいろ話しましたが、今の段階で出来る事はかなり少ないとの事でした。
腹水抜いたところで、衰弱している状態ではもたないかもしれない。
点滴したところで、一時的には持ち直すとは思うけど、入院になる。
入院になったら家に帰れないかもしれない。
もう痛い処置とか、入院とかはしたくない、自宅で穏やかに看取ってあげたい事を獣医さんに伝えました。
パンパンに溜まった腹水の影響で肺を圧迫して呼吸が苦しくなるかもしれない。
腹水を抜くために、利尿剤をもらいました。
↑きなこ診察台に乗っていたのですが、「ひょい」ってママの膝に乗ってました。
かわいかったなあ。
この日は結構調子は良かったのですが、帰宅してからは少しグッタリしてご飯は口にしない状態。
とりあえず少しでも栄養をとってもらおうと、ロイヤルカナンの高栄養パウダーを溶かしてシリンジであげました。
ものすごく嫌がって口の周りをベタベタにして食べました。
動物病院でもらってきた利尿剤を飲んでもらいました。
おしっこの回数が明らかに増えました。
1時間に1回はおしっこをしている状態。
4回目のおしっこあたりから、おしっこの黄疸が薄くなってきました。
トイレが間に合わなくて布団の上でもおしっこしました。
パンパンのお腹がゆるくなって、ポヨンポヨンになってきました。
このまま腹水抜けて回復してくれれば、少し元気になってくれるんじゃないかって、本当に少しだけ淡い期待もしました。
ベットで横にしてパパが腕枕したり、ヨシヨシしたりしました。
深夜3時位から容態急変しました。
あきらかにグッタリと体に力が入らない状態。
何度かびっくりした様に「にゃー!」って鳴きました。
何度か寝ながら手と足バタバタしました。
もう限界なんだ、ってわかりました。
きっと亡くなる前の感覚って、すごく怖いんだと思います。
いっぱいいっぱいナデナデして、いっぱいいっぱいチューして
「パパとママはここにいるよ」
「きなこ大好きだよ」
「ずっとずっと一緒にいるよ」
何度も伝えました。
6:30頃、息を引き取りました。
生後6ヶ月弱の短い一生でした。
甘えん坊の きなこらしく、パパとママの間での最後でした。
我が家に来てからたった2ヶ月半。
でも、きなこはずっと前からうちにいるような、数年家族だったような、すごく濃い2ヶ月半でした。
保護施設 ライボートで初めて抱っこした時から、前からウチの子だったみたいに甘えてきて、「うちに来る?」って聞いたら「にゃー!」って返事してくれました。
↑ライフボートで初めて きなこを抱っこした時。
かわいくて一瞬で心を持っていかれました。
「この子はパパとママを待っていたんだ」って思いました。
きなこは本当に良く話す子で、話しかけると「にゃー」って返事してくれました。
猫飼っている方は知っていると思いますが、猫って人間の言葉理解しています。
すべてわかる訳ではないと思うけど、かなり理解していると思います。
いつも寝る前に「きなこー、寝るよー」って言うとテテテテって走ってベットに乗ってきて、きなこの定位置のパパとママの間にスポッてしてました。
体調悪い時は話しかけると、尻尾をふって返事してくれました。
「きなこ大好きだよー」って言うと尻尾パタパタ。かわいかったなあ。
きなこ、ウチに来てくれてありがとうね。
甘えん坊でいつもパパかママにくっ付いていた きなこ。
↑きなこ、パパとママの膝の上も大好きでした。
寝る時は狭いベットで3人でギュウギュウになって寝たね。
↑起きると目の前にこんな感じで きなこがいました。幸せだったなあ。
ママに顔ぴったりくっ付けて、パパにはお尻くっ付けていつもピッタリして寝ました。
起きたら きなこのお尻が密着している事もしょっちゅうありました。
おきるとパパの顔ペロペロ舐めてたね。
舐める力が強すぎてパパの鼻が赤くなってしまって職場で笑われたよ。
FIPだとわかった時は絶望しました。
なんとかならないかと、FIP闘病された方のブログたくさん読みました。
獣医さんもサジを投げる難病に、みなさんが最後まで諦めず必死で戦った記録が本当に勉強になり、どれだけ勇気をもらった事かわかりません。
FIP発覚してから、毎日毎日 きなこの事ばかり考えていました。
仕事中も休憩のたびにママに きなこの状態聞いたり、テレビ電話したりしていました。
きなこもすべてをパパとママに委ねて、めいっぱい甘えてきてくれました。
1ヶ月弱の闘病でしたが、濃密なかけがえのない時間でした。
いっぱいいっぱいお話しして、いっぱいいっぱいチューして、いっぱいいっぱい抱きしめました。
痛い注射もちゃんと出来るようになって、お薬もちゃんと飲んでエラかったね。
頑張ったね。本当にお疲れ様。
助けてあげられなくてごめんね。
きなこは甘えん坊だからきっと寂しがっちゃうね。
虹の橋で こむぎ兄ちゃんにちゃんと逢えるといいな。
きなこ、ウチの子になってくれてありがとうね。
短い間だったけどパパとママは最高に幸せだったよ。
きなこ大好きだよ。
【関連記事】
⇒愛猫 きなこ FIP( 猫伝染性腹膜炎 )発症しました。
⇒きなこ FIP闘病記録。初めて自宅で皮下注射しました。
⇒きなこ FIP闘病記録。調子が良くて食欲旺盛な日でした。
⇒きなこ FIP闘病記録。インターキャット3回目
⇒きなこFIP闘病記録。トイレの粗相対策と今後検討している事。
⇒きなこFIP 闘病記録。どうFIPと向き合うべきか。
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あたたかいメッセージをありがとうございます。
やっぱりすぐに忘れる事なんてできなくて毎日 きなこと こむぎの事ばかり考えてしまいます。
なにが悪かったのだろう、どうすれば良かったのだろう、うちの子になって幸せだったのかな、他のうちだったら違った運命があったのかなって。
20歳を迎えるって本当にすごい事だなあと思います。
きっときちんと健康管理されて、愛情いっぱいに育てていらっしゃるのでしょうね。
管理人もいつか猫の20歳の誕生日を迎えてみたいです。
憧れます。
猫好きな方ってあたたかい方ばかりで本当に素敵だなって思います。
きなこと こむぎは見守っていてくれているといいな。
ずっと更新がされなくて心配で、24日の夜にアップされた記事を
読んだときは本当に悲しくて、ショックで.......。
我家には同じ茶白の間もなく20歳を迎える子がいます。
子猫の頃の感じがきなこちゃんにとても似ていて
きなこちゃんのお写真を拝見しては、昔を思い出していました。
きなこちゃんには、これからまだまだ長い猫生があったはずなのに。
本当にFIPが憎いです。
でもこの記事を拝読して、きなこちゃんがどれだけ深くパパとママに
愛されていたのか、きなこちゃんがどれだけ深くパパとママが大好きだったのか
本当に心に染み入るように伝わってきました。
短すぎる6ケ月...でもこの深い愛情に包まれた凝縮された日々を
きなこちゃんは過ごしたのですね。
きなこちゃんはお空の上から、大好きなパパとママのことを
ずっとずっと見守っていると思います。
パパさん、ママさん
今は本当にお辛いお気持ちと思いますが、どうぞお身体ご自愛くださいね。
きなこちゃんのご冥福を心からお祈り申し上げます。