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2017年10月28日

“この世界の片隅に”

DVDのレンタルで見ました。アニメです。
TVなどではとても泣ける映画だと言っていましたが、しんみりと泣ける映画でした。
青春期に大東亜戦争(第二次世界大戦、WWU)を過ごした女性、「北條すずさん」のお話です。

18歳で広島から呉に嫁ぎます。
本人曰く「ぼーっとしてる性格」のせいか、普通なら戦中でピリピリした生活になるであろうところ、まったりと温かみのある展開で進みます。
夫には姉がおり、嫁ぎ先からふらっと家に帰ってきてはしばらく過ごします。性格がすずさんとは正反対。
いびりもあり、嫁であるすずさんは苦労するのでしょうが、おっとりした性格が幸いし、見ていてもハラハラしません。

声優は“のんさん”こと、
能年玲奈(のうねんれな)さん。すずさんの性格をうまく表現できていると思います。

呉市といえば、戦艦大和、長門、空母赤城などを建造した呉海軍工廠(くれかいぐんこうしょう)がありました。そのため、空襲が多く、そのたびに防空壕へ避難する生活が描かれています。

また、当時の「配給」や「ヤミ」なども紹介され、もし私の母に見せることができたら、さぞ「うんちく」を述べたろうと思いました。

戦闘シーンはさほどなく、日本の家族が主体です。それは映画「火垂るの墓」もそうですが、この映画は残酷だったりひど過ぎたりする描写はありません。

絵を描くのが好きなすずさんはスケッチブックを持ち、風景を描きます。
家は山の高いところにあり、呉の港を見下ろせます。
ある日、海に停泊する戦艦大和をスケッチしていたところを憲兵に見つかり、家族そろってこってり絞られます。しかしそれが後に、なぜか家族に笑いを与える結果に。

たび重なる空襲の果て、すずさんは大切な〇〇を失います。
他にも戦争は家族、家、様々なものを奪ってしまいます。

実家を訪れたとき、妹のすみさんは
「(不幸を)早く知らせなくてごめんね」
すずさんは
「(来るのが)遅くなってごめんね」
と言います。
戦争が悪いのに、なぜ謝り合わなくてはいけないのか。
映画「男たちの大和」にもそんなシーンがありました。
私は理不尽が大嫌いなので、つい涙します。

大切なものを失いながら、それでも幸せをつかんで生きていく。
この映画のキーワードは「自分の居場所」だと思います。

2時間9分のアニメですが、長いとは思いませんでした。




posted by CSおじさん at 00:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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