2018年06月25日
ワンダー 君は太陽
365 Days of Wonder【電子書籍】[ R J Palacio ] 価格:1,084円 |
『ワンダー 君は太陽』を観てきました。
幾度も涙を誘う場面があり感動します。主人公のAuggieを中心に話は進むのですが、周辺のキャラクター一人一人の心情も丁寧に描かれており、それがこの作品をどんな人の心にも触れる良作にしています。Auggieに影響を受けて周辺の人間がどんどん魅力が増していく。親友となるJack Willに、彼の理解者Summer。姉のVia、その友達Miranda、ViaのボーイフレンドJustin。校長先生Mr. Tushmanや国語教師Mr. Browneは真の教育者。みんないい人ばかりでホッコリしてしまいました。
海外作品の邦題は、時に内容とかけ離れていてがっかりすることもありますが、この映画の場合、前半に出てくるセリフをもとにつけたのだろうと十分に納得できます。なくてもまったく構わないと思いますが。
実は鑑賞前に読み終えることができなかったのですが、ペーパーバックでWonderを読んでいる最中なのですが、原作とかけ離れている個所は見られず、ほぼ忠実に作られている点も評価できると思いました。
字幕翻訳を担当された稲田嵯裕里氏がいい仕事をしていました。イチ英語学習者として勉強させていただきました。
そしてそして音楽も素敵でした。Natalie Merchantが歌う"Wonder"が最後を飾るのですが、作者R.J.Palacioがこの原作執筆のきっかけとなった出来事があった夜、ラジオから流れてきたのが彼女のこの曲だったのそうです。点と点がこうもつながるものでしょうか。彼女がボーカルをつとめたバンド10,000 Maniacsを昔はよく聴いていたもので、歌声に懐かしさを感じながら、独特の声に包まれる幸せな瞬間でした。
この映画はそれぞれのキャラクターも成長していく過程で、名言ともいうべきセリフを口にしていきますが、それがまたこの映画の価値を上げています。国語担任のイケメン先生、Mr. Browneが毎回の授業でprecept(名言・教訓)を1つずつ紹介していき、生徒たちにその意味を考えさせていきます。年度最初の授業で紹介したこのpreceptが私のお気に入りです。
When given the choice between being right and kind, choose kind.
Dr. Wayne Dyer
Dr. Wayne Dyer
Wonder WONDER 7D [ R. J. Palacio ] 価格:2,021円 |
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