2018年06月26日
『苦手な人が気にならなくなる本』 山崎洋実
人との関わりなく人生を送ることはできません。時に人とのコミュニケーションはストレスを生み、誤解を生み、また軋轢を生むことだってあります。私も苦手なタイプの人が確実に存在しますし、人づきあいが上手な方ではないと思います。でもコミュニケーションを上手にできれば、その逆のことが起こる。つまりストレスを減らし、互いの理解が深まり、つながりや信頼が生まれます。だから少しでも学習していまよりも上手に人づきあいができるようになるために手に取りました。
著者の山崎洋実氏のことはテレビ寺子屋でのエネルギッシュな講演を聞いて知りました。ユーモアがあり、人を引き込んで話すのがとても上手で、話にグッと聞き入ってしまいました。
前置きがずいぶん長くなりました。会社での人間関係をよくしたい、子供との関係を改善したいという方におすすめしたい本です。とても読みやすくわかりやすいです。感情は「ぶつける」ものではなく、「伝える」もの。これがわかるだけもこの本を読む価値があります。これまでもコーチング関連の本を読んできましたし、日々生徒さんと接する経験もありますが、現在の自分の振り返り、明日からの行動、声掛けを変える指針になりました。
印象に残った言葉、気付きを得た言葉を抜粋させていただきます。
・「ありがとう」を伝えるときは、相手の行動に対してではなく、その行動による影響を伝えることで、より感謝の気持ちが伝わりやすくなります。例えば、ただ「資料を作ってくれてありがとう」と言うのではなく、「あなたが作ってくれた分かりやすい資料のおかげで、プレゼンがうまくいったよ」と言われると、自分が役に立っていると実感しやすくなるのです。
・自分の弱みを公言して、助けを求めるほうが、結果を生みやすいこともあります。一人で頑張ることも大切ですが、時に誰かに甘えることは、社会人として大事なスキルでもあるのです。仕事ができる人ほど、弱さを堂々と認めて隠さないし、人に頼るのが上手です。
・起こった事実は1つです。それをどう受け止めるかによって未来は変わります。
苦手な人が気にならなくなる本 戦わないコミュニケーション [ 山崎洋実 ] 価格:1,512円 |
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