2018年08月29日
『考える力をつける3つの道具』岸良裕司・きしらまゆこ
もっと考えなさい
「もっと考えなさい」「自分で考えなさい」「あきらめないで最後まで考える!」講師として英語を指導するときに、よくこう言っているなあと自覚があります。時には意識して、時には無意識に口にしていますが、「考える」ことを放棄して「答え」をすぐに求めたがる学生が多いと感じているからです。きっと「考える」ことは面倒で非生産的な作業に思えるのでしょう。そうだとすれば、「考える」ことが楽しいくて生産的な作業だと思えるように、「考える」方法を教えてあげる、自力で考え抜いた末に、問題を解決することの喜びを体験させることが大切なのだと気づかされた本です。言った通りに動くロボットではなく、探求心・研究心をもって自律的に考えて行動できる人を育てていきたいです。そんな人はどんな分野でも成功できると固く信じています
本書より印象に残った言葉を引用します。
・変化の激しい時代。環境が変化するとともに、取り組む問題も常に変わってくる。そんななかで、ずっと変わらずに役立つことがあるとしたら、それは「考える力」を身につけることではないだろうか。
・学ぶことの最大の障害は、答えを教えることではないか?それは、自分で答えを見つける機会を永久に奪ってしまうからである
・考えていることを図に表すと、自分の思考の整理にもなるし、新しい気づきが得られることも少なくない。しかも何よりもいいところは、図に表すとみんなで一緒に考えられるようになることだ。
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