2019年01月12日
2019 電子辞書
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1月10日(木)に、CASIOとSHARPから2019年モデルの電子辞書が同タイミングで発表されました。今所有している、11年前のSII(セイコー)のモデルをそろそろ買い替えたいと思っていたところで、発表を心待ちにしていました。
SIIやCanonはすでに電子辞書事業から撤退しており、今はCASIOとSHARPの2択。電子辞書は、学校での需要がなくなれば、近い将来消えてしまうかもしれないと危惧しています。少子化が進む日本では、先細りするだけかもしれません。しかもネットやアプリで調べることが簡単にできてしまい、スマホやタブレット以外の端末を別に持つ意義が薄れているような気がします。
さて心配はさておき、私が興味を持つモデルを紹介します。
CASIOのエクスワード XD-SR9800と、SHARPのPW-SB6です。いずれも、私のような英語指導者向けというよりも、大学生とビジネスマン向けの中で、英語特化モデルです。入っている国語系・英語系辞書に不満はありませんが、TOEIC対策など、辞書以外の余計なコンテンツがいらないですね。購入対象の範囲を広げるための策でしょうが、使いきれないコンテンツを詰め込んで価格を取り上げるのをやめていただきたい。いまのSIIでも使うのは英和、和英、英英、コロケーション、類語辞典の5つ。たまに国語辞典。これで十分というか、これでもよく使いこなしている方だと思います。
2-3年前くらいから買い替えを模索してきましたが、そのときにタブレットに辞書アプリを入れて、ローカルでも利用できるようにと思っていましたが、アプリで利用できる辞書に限りがあり、コストパフォーマンスを考えると、タブレットと比較して電子辞書が圧倒的に高いと思います。さらに、タブレットの寿命(ハードとOS)は、電子辞書のそれよりも圧倒的に短い。それもタブレットに完全に移行できない理由になっています。
さて2つのモデルの気になる点を比較してみます。
液晶
従来、シャープ製品は液晶の解像度の高さがセールスポイントでしたが、カシオは今回のモデルチェンジでCASIO製品も同等(横864×縦480ドット)になっているようです。しかも液晶サイズでカシオ(5.7インチ)の方がわずかにシャープ(5.5インチ)より大きい。バッテリー
バッテリー性能では2社は考え方が異なります。カシオは乾電池駆動であることに対して、シャープは充電式内臓バッテリーです。SIIでは充電式になれているので、カシオの乾電池方式には少し戸惑いそうです。充電池が性能を経年劣化で落としていくのに対して電池は劣化していかないと考えることもできます。両社とも駆動時間を130時間としていますので差はありませんが、カシオは2018年モデルが180時間だったので消費電力に技術的後退を感じてしまいます。
デザイン
これについてはカシオの2019年モデルに好感を持っています。特にブラックの方は、道具然としているのがいい。シャープは2018年モデルと変わり映えしてないのでデザイン力で少し負けているような気がしています。
その他気になる点
カシオ
・ワイルドカードサーチ、ブランクサーチなどあいまいさに対応する検索機能がある。
・コンテンツ量はシャープを凌駕しているが、価格が1万円ほど高い。
シャープ
・検索速度が従来モデルの約2倍。
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