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2019年01月08日

シェイクスピアの発明

green-eyed monster.jpg
Shakespeareは多くの傑作を残しました。4大悲劇「ハムレット」「マクベス」「オセロ」「リア王」をはじめ、「ヴェニスの商人」「ロミオとジュリエット」もだれもが知るところでしょう。

その作品には、桁違いに豊富な語彙が使用されることで知られます。聖書よりも使用語彙が多いのだそうです。語彙力も平均的な大人が10,000語から15,000語程度とされる中で、60,000語以上の語彙力を持っていたとされます。辞書一冊丸ごとの語彙、凄い!

15-16世紀のイギリスを生きた、劇作家William Shakespeareは、たくさんの英単語やフレーズを作りました。生涯で3,000語も作ったそうです。また劇中のセリフなどがことわざや慣用句として現代でも生き残っています。

It's (all) Greek to me.私にはさっぱりわからない

もとはラテン語の表現らしいいですが、Shakespeareの「ジュリアス・シーザーの悲劇」で、使われたことで現代まで生き残った表現です。作品中ではIt was Greek to me.で使われています。

catch a cold 風邪をひく

この日常的な表現も元はShakespeareの作品「トロイラスとクレシダ」から生まれました。作品中では「寒いところで身体が冷え込む」の意味で使われているそうですが、のちに「風邪」の意味を持つようになったそうです。

Green-eyed monster 嫉妬

「オセロ」のセリフから。
O beware my lord of jealousy. 閣下、嫉妬には気をつけてください。
It is the green-eyed monster which doth mock the meat it feeds on.
緑色した目玉のお化けは人の心をもてあそび、餌にしてしまいます。

他にgreen with envy「羨んで」という表現がありますので、英語の世界では「嫉妬」=greenという式が成り立つのかもしれません。
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