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2019年12月16日
術後あれこれ 2
術後2日目 朝食から食事開始
だが ほとんど食べられない
昨夜の歩行訓練がきいたのか 身体が痛くて
姿勢が保てないのもある
熱も少しあって 背中がびっしょりだ
食事は下げてもらって 清拭をしてもらいたいな、と
天井を見ながら考えていたら B先生が来てくれた
「おはようございます!
ちょっと傷を見せてくださいね」
そう言って 右脇腹をめくって見てくれた
「うん 大丈夫だね 回復順調です!
ドレーンと尿管抜いていきますね
まだ少し痛みは残るかもしれないけれど
この分だと それも早く収まるでしょう!」
開放感!
そこで初めて ガーゼが外されたタイミングで
手術後の傷を見てびっくり!!!
糸も ホチキス状の針もない!
穴を開けられたであろうところがキラキラ光っている
まるで 瞬間接着剤を塗りつけられているみたいだ
え〜〜〜? こんなので大丈夫なの???
「先生!!! これで本当にくっつくんですか?」
実際 起き上がる時に つれて痛みもあったので
心底 不安になった
「大丈夫! まさしく接着剤と同じで
乾いてきてパラパラ剥がれ落ちたら それで完了です」
医学は進歩しているが まさか 接着剤で傷をふさがれるとは!!
夕方 面会に来た娘と夫にそのことを話すと
驚きつつ 笑っていた!
そして その夜には
手術時にお腹を膨らませるため入れられた二酸化炭素が
キチンと体外に出き切ったのか(吸収もされたと思うけど)
めでたく ガスも出て お通じもあり
看護師さんたちに喜ばれた
それと同時に 歩行器まで持って来てくれて
「傷が少し痛むと思うけれど 歩行訓練は毎日欠かさずね!
日に3回以上は 病棟歩きましょうね!」
そして 帰りしな看護師さんの一言
「順調ですので 明日大部屋に戻りますね!」
え???
術後の個室生活は わずか2日で終わりを告げた
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2019年12月13日
術後あれこれ 1
前回同様 術後は 痛みと熱で辛かった
夫は 母を夕方前の高速バスに載せるため
駅に向かった
出がけに
「また戻ってくるから」と言ったが
丁重に(笑)お断りした!
自分が逆の立場だったら
「痛い 痛い!!」と唸っている夫の側で
一体どういう顔でいればいいのかわからないし・・・
「他人」そのものの関係であったその当時
夫がそばにつきっきりというのは ゾッとする事だった
正直 この痛みの中 夫がいようといまいと
全く関係のない事で・・・
案の定 熱は翌朝になってもそれほど下がらず
せっかく 朝イチで様子を見にきてくれた麻酔科のイケメン先生にも
笑顔で挨拶できなかったばかりか 痛みの愚痴ばかりで(泣)
尿管・ドレーン・点滴のルートなどはそのまま
けれども 昼近くに
酸素マスクとフットポンプは外してもらえた
それだけでも 開放感にホッとした
・・・と安心していたら 担当の看護師さんが一言
「さ! ベッドから降りて足踏みしますヨォ!」
は? まだとても痛いし
いま 看護学生さんに清拭してもらって
何だかさらに痛みが強くなったから
楽な姿勢に直ろうかと思っていたのに
「フットポンプも外れたので 少し運動しましょうね」ですと!
学生さんに支えられ やっとの思いでベッドから降りる
上がりません!! 足が!!!
足自体は痛くも痒くもないのだが 少しでも膝を上げると
脇腹が釣れて ビリビリっと音を立てるくらい痛い
開腹手術ほどではないのだろうけれど
腹腔鏡下の手術でも 術後は痛い!!!
「無理です〜〜〜 泣」
弱音を吐いては見たものの 看護師さんは容赦なかった!
「大丈夫!!!
点滴スタンドは 学生さんが引きますから
病棟を半周してきてみましょう!」
半泣きしながら 足を引きずって(上がらないんだもの)
とてつもなくゆっくりと 病棟の廊下を歩いた
さすがに疲れがひどく
午後は痛みが引かないまでも
ほんの少し ウトウトと昼寝らしきものができた
夕方 夫が面会に来ると告げたら
「では ご主人様とも一緒に歩行訓練しましょうね!
念のため 痛み止め入れておきますね」
大学病院は 患者にも学生さん並みにスパルタなの?
患者さんが多すぎて 早く退院させたいの?
そうは思いながらも
素直に 夕方も 無言無表情の夫と歩行訓練
側からみたら 仏頂面の変な夫婦だっただろう
この歩行訓練で 変に体をかばったせいか
この夜は 背中と腰が ミシミシいって また寝不足だった
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2019年12月12日
手術終了
ここはどこなんだろう?
右脇腹が とても痛む!!!
手術室にいる時に 名前を呼ばれた程度で目が覚めて
自分でも覚醒していたと思っていたが
知らず知らずのうちに またウトウトとしてしまい
その間に 病室らしきところに戻ってきたようだ
ふと気付くと 長い弾性ストッキングとは違い
ハイソックスタイプのものを履かされていた
フットポンプに足入れする前に履いていたんだっけ?
何だか その頃から記憶が曖昧になっている
あぁ 点滴が始まっていたからだ
加えて今回は 電気毛布にくるまっているわけでもなく
普通に 冷えも震えも全く感じなかった
あの足湯のようなフットポンプが効いていたのだろう
そもそも 全身麻酔といっても
今回は 大きく開胸した前回と違い
硬膜外麻酔はしていないし 麻酔の量などが違うのかも?
などと 素人考えながら 痛みに耐えつつ考えていた
看護師さんが二人 周りを忙しそうに歩いて
様々な機器を確認している
「ニャンままさん お疲れ様でした
手術は無事に終わりましたよ
時間も 4時間はかかりませんでした
弾性ハイソックスは 原則明日まで着用です
どこか痛むところがあったり 辛いことはありますか?」
声につられて 目を開けると
ICUなどとは違い 普通の個室のようだ
ナースステーションの前にあった 回復室なのかな?
顔を横に向けると
顔色の悪い夫の顔と 心配そうな母の顔が並んでいた
コンタクトレンズが入っていないはずなのに
妙にハッキリと見えた
けれど
3カ所開いていたであろう " 穴 " の辺りがジンジンと痛む
どうしても 酸素マスクの中で呼吸が荒くなる
その事を訴えると
「一応 点滴で痛み止めを入れてありますが
もう少し様子を見て 痛みが酷くなるようなら
どう対処するか 先生と相談しますね
まだ熱も少しあるので そのせいかもしれません」
またしばらく我慢しないといけないのか・・・
前回の手術終了時間は午後5時だったけれど
今回は やっとお昼!
長く痛むのは嫌だな・・・と思っていたら
夫が口を開いた
「出血量も少なくて 術中も安定してたって
インスタント診断では やっぱり肺がんの転移みたいだよ
とにかく 後はゆっくり休んで回復を待つしかないよ」
「本当に無事に終わってよかったね
これで 安心して帰れるわ」
母も 心底ホッとした様子だった
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2019年12月11日
2014年10月30日 右腎臓摘出
手術当日
朝6時までには
全ての水分摂取も終わらなくてはならない
少し早く起きて 水を飲みトイレも済ませた
8時半には 看護師さんが迎えに来るはず・・・
7時半過ぎには 夫と母が到着した
娘は どうしても取らなくてはならない講義があり
今日は大学へ行った
3人で とりとめのない話をしていると
看護師さんが車椅子を持って迎えに来た
以前 右肺上葉を取った時には
点滴スタンドを弾きながら 自分で手術室まで歩いたが(笑)
母は 緊張してしまっていて 病室で待ってるからと言う
夫と看護師さんと手術室へ・・・
エレベーターで手術フロアに降りると
大きな窓から 太陽の光が眩しく差し込んでいる
入院棟から長く伸びた廊下が前方に見えて来た
「ご主人様は この廊下の手前までです」
そう言われて 夫は所在なげな表情のまま帰された
今回もついて来てはくれたけれど 無言だった
長い廊下だった
やっと手術室前の扉に辿り着く
そこが開くと 手術担当の看護師さんにバトンタッチ
昨夜の左二の腕の " 入れ墨 " (笑)で本人確認の後
看護師さんたちが自己紹介してくれた
それからは ストレッチャーに乗せられた
横になったまま また廊下の先へ進む
天井が高いなぁーーなんて のんきに思っていた
途中 大きなカーブを曲がりまたその先へ
その間 ずっと等間隔にドアが続いていた
看護師さんに聞いてみたら 10室以上の手術室があると言う
コンタクトレンズが入っていないので
詳細は見えなかったが ドラマのセットみたい
一番奥と思われる手術室に着いた
朝 一番だから 奥の部屋から使うのかな?
入ってみて驚いた!
「私 失敗しないので!」のドラマでの手術室そのものだった
近眼の私でも はっきり
手術室を見渡せる上の部屋が見える
傾斜の付いたガラス?貼りで そこが少しせり出してる感じだ
あそこから 手術を覗かれるのね!!←覗くって(笑)
おぉー!!! 何だか感動してしまった
看護師さんたちが 絶えず話しかけてくれながら
テキパキと 準備を進めてくれる
点滴のルートをとったり 注射したりした後
「フットポンプ付けますね」
何?と思ったら
足元から暖かい空気がフワ〜〜〜っと♪
まるで " 足湯 " のように気分がいい
イケメンの麻酔科の先生が 顔を覗き込み
「ニャンままさん おはようございます!
顔色も良くていいですね
今日はよろしくお願いします
では 少しずつ眠くなりますね!
声に出して 数を数えて言ってくださいね」
コンタクトを外している自分にも
イケメン先生の顔が ハッキリ見えた
1、2、3・・・・・
すぐに 夢の世界に旅立った
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2019年12月10日
手術前夜
手術説明が午後5時からだと言うことで
「術前入浴」をそれまでに済ませておくように言われる
入浴を終え 病室に戻ると
" 仕事に行っていた " 夫もちょうど戻って来た
母が来ているのを見て 少し驚いたが
普通に挨拶していて 見ているこっちが不思議な気分
ほんの少しばかり 微妙な空気が流れたところで
先生からの呼び出しがかかった
夫と二人で 相談室とやらに入ると
担当のB先生と 執刀医のC先生がいた
C先生の顔は 検査入院した時に
廊下ですれ違ってチラッと見てはいたが
話をするのは初めてだ
予定通り 右腎臓摘出手術となること
腎臓の周りは 大きな血管も多いので
出血のリスクも伴うこと
今回の術式は 腹腔鏡手術になること
その方法を 図解して説明してくれた
切った腎臓を 中で袋に入れて
その袋ごと取り出すので
3ヶ所開ける穴の1ヶ所だけ 少し大きくなるらしい
お腹の中で 臓器を切り離し
それを袋に入れて 巾着しばりしてから
袋ごと 穴から外に出す!
いやはや 人間の体内でそれをするって・・・
手術というより 手先の器用さ選手権みたい
実際 外科医の訓練は
手先の器用さを重視するものも多いそうだし
ニノが ドラマで縫合の練習をしていたのを思い出す
けど 今回は 体の中での巾着しばり(笑)
もう 先生方に頑張ってもらうしかない!
手術時間は おおよそ3〜4時間
私の手術順は 朝一番だと告げられた!
病室に戻って 娘と母に説明
ホテルには 夫が送ってくれることに
何だか バタバタしたが とにかく明日は手術だ
早く休もう!!!
・・・・と思っていたら 麻酔科の先生とB先生が!
「明日は 我々がついていますのでご心配なく!
一日も早く退院できるよう 頑張りましょうね!」
わざわざ 励ましに来てくださった
(夫が教授に話してくれていたおかげ・・・かな?)
ともあれ イケメンの若い先生方に励まされて
悪い気分のはずがない
ニンマリしているうちに 消灯時間になった
さぁ トイレも済ませたし 寝よう!!っと横になったら
またまた B先生が駆け込んで来た
「ニャンままさん! 大事なことを忘れてました!!!
すみませんが 左の腕を肩から全部出してくださいませんか?」
そう言うと 左の二の腕に マジックで大きく書かれた
「ニャンまま様 女 AB( +)右 」
入れ墨ではないのだが
まるで 片肌脱いだ どこぞの姐御のようになってしまった!
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2019年12月07日
入院
さて いよいよ入院当日
風のないとても穏やかな秋晴れの日だった
あまりの気持ち良さに
調子に乗ってあれこれ洗濯してたら
少し出るのが遅くなってしまったほど
とは言っても 今日は診察ではなく入院だ
結論としては 最終的にベッドを与えられて寝るだけだ
検査入院の時もそうだったが とにかく手続きがかかる
手続きが終わっても 病棟案内の担当看護師さんが遅い!
大学病院で とにかく患者さんが多いので仕方がないが・・・
その時を思い出し 焦らずのんびりと待った
午前10時に受付したはずだったが
病室に入ったのは 11時になろうという時だった
体調悪くて入院する人だったら 余計に参ってしまいそうだ
与えられたベッドは 検査入院の時と同じ部屋同じベッドだった
北側でも窓際だし 直射日光が入らない方が
カーテンを閉めずにいられるのでお気に入りだ
無言で荷物を運んで来た夫が おもむろに看護師さんに聞いた
「先生の説明は何時からの予定なんですか?」
「あ すみません お伝えしておかなくて・・・
手術説明は 夕方5時からになります!」
「昼休み後、とかではないんですね・・」
自分は入院してしまったし 何時になろうと関係がないので
忙しいんだなーーとのんびりしていたら
夫が一度職場に戻ると言う!
は? 休み取ったんじゃなかったの???
この期に及んで怪しすぎるけど こっちは病人(?笑)だし
もう ご勝手にどうぞ!と言う感じ
昼食を終え 夫がそそくさと職場に戻り
一人ベッドでのんびりしていると
娘と母が来てくれた!!!
母は 高速バスで2時間かけて来てくれた
今夜は駅前のホテルに泊まって
明日の手術が終わるまでいてくれると言う
前回の手術の時には 実家には伝えていなかったので
今回 母が来てくれたのはとてもうれしかった
こんな歳になっても 母親がいてくれるのは心強い
そうだ!!! 私も母親ではないか!
娘のためにも 息子達のためにも 1日でも長生きしなくては!!!
改めて 気合いを入れた!
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2019年12月06日
入院前日
2014年10月28日
入院前日だが 勤務日だった
出勤すると 机の上に上司からの手紙が!
開けてみると なんと「お守り」まで!!!
毎回毎回 シフト調整等 職場の皆さんには
ご迷惑をおかけしていると言うのに
こんなにうれしいお心遣い!
早く退院して 職場復帰できるように頑張らねば!
久しぶりに プー先生の事務所にも連絡を入れる
そろそろ 痴話喧嘩の裁判について「判決」が
出る頃のはず・・・・
入院すると言うことは
もちろん転移していると言う意味合いなので
プー先生が慌てて 所長先生に伝えているのがわかり笑えた
所長先生にも とても心配していただいたが
これからは 病院の先生方が頑張るタイミングなので
本人はいたって あっけらかんとしている
プー先生は そんな私にとても驚いていたが(笑)
仕事から一度自宅へ帰り 夕食の具沢山のスープを作った
入院準備のためアパートに戻り さて自宅に戻ろうとしたら
夫からのメールが!
" 明日は朝から家にいます
休みを取ったので 病院へは送ります
何時に来ても大丈夫です "
私は " 帰宅しない " 判定を受けたわけだ!
手術を控えた入院前日の夜だよ!?
今夜は自宅に戻って
娘とニャンズと一緒にのんびりさせてよ!!!
夫にしてみれば 勝手に別居し裁判を起こした
めんどくさい嫁なんだろうけど・・・
あーーーー 何だかイラついた!!!
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2019年12月05日
2014年10月 入院準備
やっと大学病院での手術が決まった!
予定は 10月29日入院
そして翌日 すぐに右腎臓摘出手術
B先生がおっしゃるには
腹腔鏡手術で 摘出しますとのこと
2年前の 右肺上葉の手術の時には開胸だったので
イメージ的には 何だか軽く済みそう(笑)
さて そうと決まればまたいろいろと準備せねば!
職場のシフト調整やら
実家や 親しい友人への連絡やら・・・
友人たちは 時折アパートへも来てくれたり
日中自宅にいる時には 猫を目当てに来てくれたり、と
何かと気にかけてくれているので
突然入院して 家を空けたらそれこそ大騒ぎになる
そして いつも気にかけてくれている義兄夫婦にも!
とても驚かれたが 入院中の娘の心のバックアップまで
なんでも任せてね、と言ってくれた
その週末には 年に一度参加しているクラフトフェアがあった
そこでの友人たちにも 大学病院に入院する旨を伝えた
皆一様に驚いて
「まさか・・・転移したの??」と異口同音に聞いて来た
事の経緯を話し 腎臓摘出のことを話したら
これまた大騒ぎ!!!
「こんなことしてる場合じゃなくない?
寒空の下で イベントに出てる場合じゃないよ!!」
確かに 10月末ともなれば 当地は寒くなってくる
皆 心配してくれたけれど 本人はいたって平気だ
だってその日は 風もなく澄み切った秋空で
心の底から その楽しい時間を思いっきり満喫したのだから!!!
さーーて!!!楽しいイベントにも参加できたし
入院したら 悪いところはさっさと取ってもらおう!!!
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2019年12月04日
正式に・・・
2014年 10月20日
麻酔科の診療から約1週間後
いよいよ 泌尿器科の診察日だ!
予約は 午前11時半
あぁ お昼遅くなるな・・・お腹すきそう
自宅に寄って 多めの朝食を食べてから
夫の運転で出かけた
病院到着するも 駐車場入庫から相変わらずの順番待ち
泌尿器科の待合に行ってからも いつ呼ばれるのやら、、、
昼食に立つわけにもいかず
ペット茶を飲みながら じっと我慢で座っていた
やっと呼ばれて時計を見ると 午後3時過ぎ!!!
お腹が減り過ぎて ウトウトしていた
診察室に入ると 担当医のB先生がいた
「お待たせしてしまって 申し訳ありませんでした
早速ですが・・・」
そう言って 腎レノグラムの時のであろう画像を見せてくれた
正直言うと そのとき私の目では
何がどうなっているのか ほとんど分からなかった
「データ上でも転移の疑いがありましたが
右腎臓の画像でも 転移が確認できましたので」
「治療ですが これからどうしていきましょう?」
今さら?とは思った 麻酔科まで行ったのだから!
なので 自分から聞いてみた
「転移していたのは 右の腎臓だけですか?」
「そうですね・・・
PETでも 左右の腎臓の大きさの差が
読影の先生も許容範囲だと判断したくらいですからね
他の部位には 変化が見られませんでしたし
腎レノグラムでも 異常が見られたのは右腎臓だけでした」
「先生 治療とおっしゃいましたが
手術以外に抗ガン剤などでも治療ができると言う事ですか?」
「もちろん 治療方法は色々とありますので
検討して行く価値はあると思います」
「でも 治療したからといって この転移部が良くなるとか
これ以上転移しないと言うことは断言できないんですよね?」
「それは たとえ手術した後でも
事実このように転移しているわけですから
絶対大丈夫だと断言できることはありません」
「そうですよね・・・
でも転移しているところが 今現在 右の腎臓だけなのなら
そこを取ってしまえば しばらくは転移の心配からは
逃れられますよね?」
「ニャンままさんがご納得されれば もちろん切除もできます
主治医のO先生からも 腎摘出が妥当ではとの所見がありました
腎臓が片側しかない方もいらっしゃいますし
2つあっても それぞれが100%働いている訳ではないので
腎臓がひとつだけになっても 生活に大きな支障はありません」
「じゃあ 取ってください!」
O先生も やはり摘出が妥当だと思っていたんだな、と
この時ハッキリとわかった
最初に大学病院に来た時からもう少しで1ヶ月
やっと「右腎臓摘出」が 正式に決まった
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2019年12月01日
検査入院の結果
検査入院から1週間後
またまた 大学病院へ
この日のメインは
検査入院時に受診できなかった麻酔科
予約時間から30分ほど過ぎた後に呼ばれる
" 思ったよりも早かったなぁ ラッキー♪ "
先生が若くてびっくり!!!
肺の摘出手術をした時の麻酔科のムーミン先生とは大違い!
さすが 大学病院! 若いドクターがたくさんいるんだなと感じた
手術前の問診だと言うことで
先週の検査結果からの確認事項等々
粛々と話が進む
あのね ここまでの状況を鑑みて
手術になることはわかっているけれど
ここまできても はっきり「腎臓取るよ!」とは
誰からも言われていないと言う事実!!!
腎臓を取る方向で! 多分取る事になるでしょう!
転移した腎臓は取ったほうがいいでしょう!
ね? 決定事項としての断言はなかったはず!
「転移した右腎臓を摘出します」って!!!
これってどうなの?
もちろん 検査結果はわかってはいても
麻酔科の先生が 決定しているわけではないし
手術になる前提で 麻酔科の診察があるんだけど
何だか今ひとつ腑に落ちない
一通りの説明が終わって 麻酔科の先生からの一言
「次回の予約は 来週月曜日の泌尿器科になります
その時に また詳細説明があると思いますので」
うーーーん 今ひとつ納得がいかない自分
今さら手術を嫌がるわけではないが
大学病院って患者さんが多過ぎて
科をまたぐと こんな中途半端な感じなのかな?
手術に向けて覚悟を決めるどころか
何とも宙ぶらりんな気持ちのまま 大学病院をあとにした
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