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2020年06月28日

娘の手術と夫


 術日前日は 夕方に娘の励ましへ

 そして 当日は意気揚々と東京出張


 予想通り あと15分ほどで帰ってくるというところで
 駅まで迎えに来てほしい、と連絡が来た


 " 一応 " 娘の見舞いに行きたいし
 できれば その後 飲み会の会場まで送ってほしいと!!!


 彼女とのやりとりで 飲み会のことは知っていたが
 実際に夫の口からはその時初めて聞いた

 アルバイトの子の結婚が決まって そのお祝いを兼ねた送別会ですと!
 
 まぁ 理由は確かにそれだったが そこで言ってやった


 「義姉さんが 子宮体がんになっちゃったんだって!!!

  昨日 娘の手術に間に合うように来てくれて教えてくれたの

  どうしよう?? 

  飲み会に行くより 一度顔を出してみたら?」


 夫はさすがに驚いていたが 信じられない言葉を吐いた


 「姉ちゃんが・・・

  でも どうしよう?って言われても・・・困るな
  N病院での手術なら大丈夫でしょ! 

  俺らには 入院したらお見舞いに行くくらいしかできないよ」



 おい!!! おーーーーい!!!
 確かにそうかもしれないけれど そんな言い方ってあるの???

 期待した自分がバカだったわ(呆)


 そんな心持ちで娘のところへ行ったって 
 当然のように 娘からは無言の拒絶!


 最近のやり取りは 娘は見ていなかったが

 術日当日の夕方の面会時間
 ニヤついている父親の顔を見たら

 それは・・・察するっていうもの


 娘に悪くて 早々に引き上げようとした時
 「手術で大変なのに 仕事優先してごめんね・・・」ですと


 どんな大切な出張だったのかは知らないが
 本当に 何か起こってしまうかもしれないのが手術

 二人の義姉が付き添ってくれたから心強かったものの
 言ってしまえば他人の妻ではなく 血の繋がった娘なんだよ?

 もう少し考えてほしいよ
 今更言っても 遅いけれど・・・


 案の定 そのまま飲み会会場に連れて行ってくれ、と

 帰宅したら 手術の経過や今後のことを話そうと思っていたのに・・・



 無言で夫を送って行った後 
 自宅で一人 彼女とのやり取りを見ていたら

 彼女からは 
 ・1次会で帰宅した方がいい 奧さんと娘さんに必要とされてるんだから
 ・こんな風にお互い気持ちを持っていてもどうせ結ばれないetc.

 夫からは 
 ・二人で話せると思って飲み会参加したのに
 ・話しようよ 頼みます
 ・二人だけでカラオケに行こうetc.



 何やってんの???と殴りたくなるようなバカみたいなやり取り


 相変わらず 
 中学生バカップルが帰りたくなくて 名残惜しくて言葉遊びをしている風


 はい!!! 
 散々こんなやり取りを繰り返した後

 ドラマの主人公気取りのお二人は

 「寒いね」 「もう部屋に入ったよ!〇〇号室」と

 楽しい楽しいカラオケに " 二人だけ " で行きましたとさ!


 それも 2・時・間!!!








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2020年06月27日

2016年 娘の手術 2


 術日の朝 夫は意気揚々と出張へ


 私は 自分の放射線治療をお休みして
 まっすぐ N病院へ向かった

 娘は弾性ストッキングを履き終わっていて
 すでに点滴も入っている準備万端の状態


 程なく 義兄妻の義姉や嫁いでいる義姉も来てくれて
 ドキドキが止まらない、という本人と一緒に
 手術フロアへ

 何やら懐かしい 家族待合室の前

 術室へ入る娘の手を握り励まし送り出した



 待合室で話が弾んでいたが そこで何と!!!
 
 嫁いでいる義姉に子宮体がんが見つかったと!!!


 「ニャンまま子ちゃんと同じ この病院で手術なんだよ
  でも 先生が大丈夫だって言うから信じてるの!」


 もう なんて言っていいのやら・・・ 
 義兄妻の義姉と ただただ顔を見合わせるしかなかった

 夫は 姉のことが大好きなので 
 それを知ったら さぞかしショックだろうなぁ



 手術は 予定通りの1時間で終わり
 前後の処置を含め 全てが終わったのは12時過ぎだった


 その処置の間 義兄妻の義姉と二人で
 先生からの説明を受けた


 ・予定通り 卵巣は残して 嚢腫のみを摘出した

 ・腹腔鏡手術ではあったが ヘソの部分をうまく使って
  メスを入れ傷になってしまう部分は 2ヶ所だけにした

 ・左側10センチの嚢腫のみ摘出の予定だったが
  右側も2センチ余り腫れていたので そちらも取った 


 右側にも嚢腫があった事に驚いたが 摘出済みと言われホッとした

 そして 手術の経過を 写真を示しながら説明してもらった

 思っていたよりも 大きい嚢腫で 
 これではさぞかし痛かっただろうな、と 今更ながら涙が出た



 部屋に戻ると 麻酔から覚めて間もないので
 少々不機嫌な娘がいた

 少しだけ話をしたが 
 眠りたいのでまた夕方来て欲しいと言われてしまった


 午後の診察予約が入っている 嫁いでいる義姉と別れ
 義兄妻の義姉と病院前のカフェでランチをする事に

 手術が無事に終わり 気が抜けたような私に向かって

 「それで 最近夫さんの様子はどうなの?」と
 席に座るなり 義姉に聞かれた
 


 相変わらず脳内お花畑で 今日も出張から帰ったら
 職場の飲み会に参加するようだと話した


 「ニャンままちゃん
  放射線治療は順調みたいだけど 顔色があまりよく見えないよ

  狐目の彼女の時のように ストレスが溜まって来ているんじゃない?

  せっかく転移していた右腎臓を取ったはずなのに
  また 1年後にその辺りに腫瘍ができた、と言うのが
  何だかすごく引っかかるのよ!」


 義姉にそう言われ 
 今までの転移のタイミングと同じだ!と気付かされた


 そう 夫が何かやらかすたびに 身体に反応が出る


 このまま 脳内お花畑の夫と一緒にいたら
 身体中ガンに蝕まれてしまうかも?

 その時初めて 恐怖に似た感情を覚えた








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2020年06月26日

2016年 娘の手術 1


 2016年 11月8日

 娘が N病院へ入院した

 朝 私が大学病院へ向かう車に同乗して
 私の放射線治療が済むのを待ち
 そこから 反対方向のN病院へビューーン!と(笑)


 入院手続きを無事に済ませ 病室に通された
 
 私が最初に右肺上葉を切除した時の隣の病棟
 改築前で その当時一番古い病棟だった

 産婦人科なのに こんなに古い病棟で大丈夫なのか?というほど

 ただ 明るい壁の色や そこここに記してある連絡掲示板等に
 優しい雰囲気が満ち溢れていた

 そしてもちろん 可愛らしい新生児室も・・・


 二人部屋の窓際だったが 実質一人だけの個室
 諸々のセッティングを終わらせて一度帰宅

 夕方 仕事終わりの夫をピックアップして
 再び病院へ

 手術を控えてナーバスになっているせいか
 少々ご機嫌斜めの娘だった

 術日前の絶食だったので 余計そうだったのだろうけれど

 夫は 取りつく島もない、という感じで
 型通りの励ましの言葉だけをかけていた


 とりあえず " 見舞いに行った " というアリバイ作りか!?


 夫の頭の中は 翌日の東京出張のことでいっぱい!!
 というより むしろ帰ってきてからの飲み会のことでか!


 娘が手術だというのに 出張から帰ってきたら
 その足でまっすぐ職場の飲み会に行こうとしている

 彼女とのやり取りでその予定を知ったが
 まさか 本当にそうするつもりなんだろうか? 


 まぁ この人のことだから
 他の人が考える優先順位とは違うんだろう

 ある意味 明日の夕方の事が楽しみにすら思えてきた

 いけない いけない(爆)

 
 とにかく今は 娘のために
 明日の手術の成功だけを祈ろう!!!








 
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2020年06月24日

2016年 10月 娘のこと 2


 見つかった卵巣嚢腫の手術を控えて

 職場への連絡調整 健保協会への限度額申請手続等々

 娘の日程に合わせ 自分の治療時間の合間
 運転手をして あちこち走り回っていた



 娘は 子宮内膜症(チョコレート嚢胞)という診断を受け
 大きい嚢腫ではあるものの 卵巣自体を摘出することもなく

 将来の妊娠・出産に関しても 
 経過を見ながら対応できるとの説明を受けていた


 術後は 薬を飲み続けることで生理のコントロールをして
 再発の可能性をなるべく低くしていくとのこと


 
 親としては もっと早くに病院へ連れて行ってあげなかったことを
 悔やんでも悔やみきれなかった

 
 命に関わる状態ではなかったものの 
 女性にとって生涯設計の中で重要なポイントとなる
 結婚・妊娠・出産に 直接関わるデリケートな問題だったのに・・・



 その時点では まだお付き合いしている方はいなかったが
 結婚したい男性が現れて 子供のことを考えた時に
 体調が整っていなければ 色々と悩みも迷いも出てくるだろう



 結果としては 卵巣を取らずに済みそうだが  
 娘には本当に申し訳ないことをしたと思っている



 夫はと言えば 私の放射線治療のことは
 もはや 大学病院への通勤くらいにしか捉えておらず

 娘のことに関しても 術日には出張があるから
 付き添えない!などと抜かす始末(怒)



 娘二人と結束して ことに立ち向かうほかはない


 11月に入ったら8日に入院 翌9日に手術だ


 1週間足らずの間に 精神的な部分も整えておかなくては!



 夫抜きで 娘と二人 とにかく楽しい時間を作ることに専念した








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2020年06月23日

2016年 10月 娘のこと 1


 自分の放射線治療は順調だった

 下旬にあった2度目の治療計画も問題なく
 ただ 身体の座標軸を濃く重ねた書きしただけ(笑)

 軽く出るかもしれないと言われていた
 皮膚表面の火傷に似た症状もなく
 
 体調の大きな崩れもなかったので
 精神的にも安定していた



 娘は 中学生の頃から整理が重めで
 時折保健室で休むことがあった


 私も 妊娠してからだが

 看護師さんに
 「子宮後屈気味なので生理の時に辛い時があったんじゃない?」
 と言われていたので やっぱり似てしまったんだなぁと思っていた



 けれど 彼女の場合 就職してからも結構な症状があり
 心配なので 病院へ行ってみよう!といつも言っていた


 そしてとうとう 職場で具合が急激に悪くなり
 女医先生がいる婦人科のクリニックに行ったとの連絡が!!!


 結果 エコーで卵巣が大きく腫れているのが確認できたと


 週末 クリニックが提携している近くの脳神経外科でMRI撮影

 そしてクリニックへデータを持って行ったところ
 左側の卵巣が10センチ近く腫れていると!!

 「これは痛かったでしょうね・・・
  すぐに手術をした方がいいので
  N病院の婦人科に紹介状を書きますね」


 女医先生の迅速な計らいで N病院の予約もすぐに取れた

 私が 最初の手術をした病院だし 勝手知ったるというところ


 不安がる娘だったが 
 予約日に手術前検査を全てすませるように手配していただいたおかげで
 なんども通院することなく スムーズに手術日程も決まった


 嚢腫が大きい割にはそれほど複雑な手術にはならないだろうから、と
 先生に言われ 娘も少しは気持ちが落ち着いたようだった


 
 夫は この一連のバタバタとした状況でも
 ふっつーーーにお花畑のメールのやり取りをしていた


 彼女に娘の病気が見つかったこと・手術になること等
 憐れみを誘うような文章も綴ってたりしていた


 狐目の彼女の時にも 私の病気をネタにしていたし!

 どれだけ " 構ってちゃん " なんだよ!!!



 こちらは 毎日の大学病院での放射線治療と歯科治療
 
 加えて
 娘の精神的なケアと入院までの諸々の準備の手伝いなど

 頭の中 あちらこちらにアンテナ向けて頑張っているのに!!!


 まぁ 下手に気を遣ってる風情で口出しされるのも面倒なので
 それはそれで 放っておけばいいので楽だったが(笑)



 とにかく 11月になったら 娘のこと 義父のこと
 またまた 一挙に忙しくなるな・・・


 自分の体調管理も頑張って乗り切らなくちゃ!!!










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2020年06月20日

数字に惑わされないこと


 昨日は 母のかかりつけ医での定期検診だった


 TAVIという人工弁を心臓に入れている母だが

 4年を経て 時折具合が悪くなるものの
 普段の生活には支障なく暮らせている
 (2度ほど救急外来に連れて行ったことはあった 笑)


 心臓という部位なので 何かあったら急変に直結する

 顔色・声音・動き そしてもちろん日々の血圧等
 注意できるところは 家族皆で気をつけている


 検診の結果 大きな変化もなく
 
 来月の市立病院での年1回の定期検診も
 このままいけば多分大丈夫でしょう、と言われホッとした



 検査結果には 色々なデータがつきものだが
 母は 採血結果の数値にすぐ一喜一憂する!

 こちらからしてみれば 正直取るに足らない変化だ


 それでも「H」のマークがついていると
 「どうして 高くなっちゃったの?」
 「きちんと食事にも気をつけていたのに どうしよう?」
 等々 オドオドして騒ぎ立てる


 数値はあくまでも目安だよ!と言っても なかなか納得しない人だ


 もちろん数値も大切だし 様々な指標になるが
 それに振り回されてばかりでは 本末転倒だ!



 先だって旅立った父は 
 4月1日の採血検査の結果が驚くべきものだった


 心不全の検査指標として使われるBNPという数値が
 とても高かったのだ


 18.4以下が通常
 40以下なら心不全の可能性は低くとも経過観察

 ・・・というところだが
 父の場合は 何と12000をゆうに超えていた!!!

 訪問内科の先生曰く
 「この数字・・・亡くなっちゃってる人のだよ!」と



 それでも 亡くなるまでの2ヶ月間

 自分でそろそろ歩いてトイレにも行っていたし 
 日に2食ではあったけれど 好きなものを喜んで食べていた


 身体の中がどうなっているのかはわからなかったが
 血圧もそれほど驚く数値でもなく
 いわゆる「全身状態」はすこぶる良かった

 寝たきりに限りなく近い状態だったのに・・・


 私自身 CA19-9の数値が 3800近くあった時もある


 右腎臓にガンが転移していたときだが

 摘出手術が終わるまでの全身状態の経過は
 先生も驚くほど良好なものだった


 本人がそれほど辛くもないのだから
 数値が高くても 細胞さん達が頑張っていてくれたのでは?


 そして 本人がご機嫌でいられれば
 数値を超越した " 何か " が作用してくれるのでは?


 
 やっぱり「自己免疫力」なのかな?


 毎日笑って 好きなものを食べ 見て
 家族と話して(自分はテレビにでも話しかける!)

 とにかく 心持ちを軽くしていることが大事なんだと思う



 梅雨時で 天候も不順で大変な時期だけど
 何かしらの楽しみを見つけて

 「生きている時間」を 自分のものとして
 今まで以上にしっかりと 楽しく生きていこうと思う!








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2020年06月18日

2016年 10月 義父のこと


 放射線治療を始めてから 早3週間を過ぎた


 MRIを撮った翌日に大きく体調が悪くなったが
 その後は 食事も普通に摂れていて

 あのひどいつわりのような状態からは 脱することができた



 この頃 義父の体調も思わしくなくなり
 だんだんと目が離せなくなってきた

 それでも 一人で家で過ごす!!と言う


 デイサービスに通い リハビリにも通い
 ヘルパーさんに週2〜3回訪問していただき・・・

 制度的に利用できるものは 最大限に利用していた



 リハビリには 兄嫁が送って行ってくれていたのだが
 10月最終週のリハビリには どうしても義姉の都合がつかなかった


 私の放射線治療は午前中で終わるのが
 治療予約時間が9時半と言うことで
 
 義父の施設までの朝イチの送迎はちょっと不可能だ

 結局 義父にはこちらに泊まってもらい
 送迎は夫にしてもらうことに


 その日程や細かい時間の打ち合わせの中で

 義父の通っているデイサービスの施設から
 ホーム側の空きが出たとの連絡があった


 取り急ぎ 夫の兄夫婦・嫁いだ義姉夫婦と私たちで
 義父のこれからを相談することになった

 
 義父はもともと腰が悪かったところに加え
 脊柱管狭窄症を発症していて 腰が大きく曲がってきており
 家事全般はもちろん 自身での起床等の動作が辛くなってきていた


 どうしても最後まで自宅にいたい!と言い張ってはいたのだが

 車で1時間近く離れた家での一人暮らしは
 本人だけではなく ご近所の親戚にも 色々と負担をかけてしまう


 私たちも 交互に食材を持って行ったり 泊まったり 
 出来る範囲での父の生活の面倒を見ていたが


 皆 仕事を抱えている上でのことなので

 転んだりして 起き上がれなくなったような場合 
 すぐに駆けつけ何事ないように 処置できるかと言うと
 現実問題 到底無理だとは理解していた


 3姉弟と その配偶者である私達交えて話し合った結果
 空きが出たこのタイミングで 施設に移ってもらおうと言うことに


 長男である義兄が責任を持って話すと言ってくれた



 義父は プライドの高い人ではあったが
 自身の身体が段々と衰えて行くことを自覚していたので

 皆の都合のいい時に連れて行って欲しい、と承諾してくれた



 自身の体力 体調の衰え・・・

 これから先 自分が体験して行くことなんだろうけれど

 義父の寂しそうな表情を見るのが とても辛かった








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2020年06月17日

母の様子


 父が亡くなってから 今日で二七日(ふたなのか)

 初七日が告別式に当たっていたので
 なおさら 時が早く進む感じだ


 母は 今のところ食事もきちんと取れているし
 弟家族・孫たちに囲まれて 賑やかに暮らしている



 頼まれた買い物を済ませ帰宅したある日

 父の遺影に一人話しかけている姿を見た


 61年間 自営業の父と毎日一緒に過ごした母

 にこやかに 旅行の思い出を話していた



 「61年間 入院時以外は毎日一緒にいたのに
  涙がまだ出ないのよ・・・

  どうしちゃったのかしらね?」

 聞いている娘の方が泣きたくなる


 いつも傍にいた人が ある日突然いなくなる・・・


 義母を送った時にも 義父の心情を思うと
 こちら側の方が泣きたくなった



 母としては 
 まだ父がいなくなったことの実感がわかないのかもしれない

 この一年くらいは 認知症も進み 色々煩わせた父だったので
 正直 ホッとしている部分もあるのかもしれない


 毎日小さな言い争いをしながらも 
 夫婦漫才をしているような駆け引きで
 見ていて微笑ましかったほどだったが・・・


 悲しみや 実感は ある日突然やってくるのかもしれない

 いや 毎日少しずつ忍び寄ってくるのかもしれない


 何れにしても 母の体調も注意深く見ていかないと

 

 昨日までの暑さ 湿気も一段落して
 今朝は 爽やかな朝だ


 甥っ子に手を携えてもらって 母とお寺さんへ行ってこよう

 四十九日まで 魂は自宅にいるはずなのに
 七日ごとに 墓参りに行く習慣なのも不思議だが(笑)


 納骨は済ませてあるので 素直に父に手を合わせに行こう!


 毎日 伝えても伝えきれない感謝を 
 あらためて墓前で伝えてこよう!








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2020年06月15日

父の旅立ち


 2020年6月4日

 父が旅立った 満90歳だった


 いつものように 母の用事を済ませて帰宅

 午後の6時を回っていて
 弟家族もそれぞれに帰宅する頃で

 普段なら少しおしゃべりをして
 自分のアパートに戻る時間


 けれど 当日は父の呼吸の様子が気になって
 ずっとベッド横に付き添って 話しかけていた


 今年の初め頃から 痰のつまりがひどくなり
 時折苦しそうに咳き込んでいた時もあった


 それでも
 パルスオキシメーターでの酸素濃度はいつも98程あり
 家族は それほど緊急には捉えていなかった
 


 実は 5月30日にも痰の絡みがひどくなり
 かかりつけの訪問内科の先生に来てもらっていた


 訪問内科の先生からは 喉も細く 筋肉も弱っていて
 吸入等は 逆に本人の負担が大きくなると言われていた
 (ほとんど骨と皮の状態だったので 本当に首自体細かった)


 昨年 家族の話し合いで「延命治療」はしないとしていて
 この状態で器具を使うことは先生としても避けたかったようだ


 そして
 「このような状態が 何度か繰り返されて
  だんだんと体力が落ちて衰弱していくと思われます」と
 家族に話してくれていた


 食事は 亡くなる2日前くらいまで
 食べたいものを 日に2食ほど摂っていたし

 痰に関しては
 背中をさすって出しやすくしてあげたり 水分補給をしたりと
 周りでできることはしていて

 話しかければ それに対して 普通に答えたり笑ったりしていた



 けれど その日は本当に痰の絡みがひどく
 背中をさすろうが 水を飲ませようが
 咳き込むことが止まらなかった
 
 自分も 確定診断のための痰を出すのができなかったので
 喉の違和感の気持ち悪さは身をもって体験している


 
 そして弟家族も次々と帰宅して ベッド周りに集まる中
 だんだんと 呼吸の間隔が開いていった


 たまたま帰宅が早かった看護師の姪が

 「下顎呼吸になってきたので 多分あと何呼吸かで
  脈が触れなくなると思う

  みんなでたくさん声かけしてあげて!」と

 頚動脈に手を添え 確認しながら言ってくれた



 反応が鈍くなってきて 力が抜けて来てから
 20分ほどだった時に 脈が触れなくなった

 
 家族みんなに見守られながら自宅で息を引き取るという

 私たち家族が一番望んでいた状態での最期だった


 
 穏やかに見送ったつもりではいるが
 正直 やはり後悔することもある

 もっと一緒にいて お喋りしてればよかった
 もっとこまめにお水を飲ませてあげればよかった
 もっと音楽を聴かせてあげればよかった

 もっと もっと もっと・・・・・・・・



 けれど今 遺影の父は穏やかに微笑んでいてくれる


 92で逝った祖母より長生きするんだ!と言っていた父
 最後の最後に嘘をついた

 今頃 祖母に「あら 早かったね」と笑われているのだろうか?


 いやいや 孫たち大好き大家族の長だった父だ
 四十九日までは しっかり自宅で皆を見ていてくれると思う


 梅雨のさなかとは思えない 晴天の中での告別式

 最後の最後まで 明るく晴れ男の父らしかった


 これからも 私たち家族をいつまでも見守っていてね!!!









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2020年06月06日

更新少しお休み


6月4日 午後7時17分

父が旅立ちました

バタバタしてます

母も 弱ってきているところで
心配は絶えません


少し落ち着いてから 更新します

来週木曜日辺りから ボチボチと…


しばらくは 家族で
残された母に寄り添います


プロフィール
ニャンままさんの画像
ニャンまま
2011年12月に肺腺ガンの疑いと宣告される。 翌年2月に右肺上葉を切除。2014年に右腎臓摘出。 その間 何度か部位を変えて転移するも現在に至る。 2019年12月にパーキンソン病の確定診断を受ける。
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