「えー、考え事してるのー。」シュナ坊が、ショコララテを飲みながら
言います。
最近では、ヴィーナスは、珍しくもの思いにふけるし。。いろいろ大人になってきたのでしょうか。
アイスココアやショコララテ。ストロベリーシェイクなどなど。。。喫茶店南風で購入し。瞬間保存して宇宙空間に保存。
で、お渡しする今。購入時の状態で、新鮮をいま取り出す
時間空間。瞬間保存の術。
向こうの
キッチンで、
木蓮和尚がお料理をしているあいだにと、
客室に
ゲストとして招かれたヴィーナスは、
お土産のドリンクを空間から取り出しました。
案の定、チワワの2人がストロベリーショコラを取り合います。
チワワのミーナとココナはお互いに、お互いのあちら様の方が美味しいように見えてくるのです、
ベルモが叱っても叱っても。
かと言ってタチが悪いのは同じものを2つ買うとツマラナイと怒るのです。
もともと。。。ヴィーナスは、たくさんの人に会う時はだいたいは、好き嫌いやその日の気分があるので、種類は、バリエーションに富んだ買い方をします。
いろいろな種類があるものを、必要でなければ揃えて買わないのはヴィーナスの性格です。
ベルモは、躾がまだまだな妹分のチワワ2人が恥ずかしくなり。
あんた達は、メッ
お客様がくださいましただけでもありがたいでしょうに。どれも美味しそうでしょうに。
アーもう。。。恥ずかしい。
こないだもっ。
はじめてあったヴィーナスに。。。今すぐお菓子を寄越せとかって。
桑田さんちにお土産を差し出すと、もう既にうちにもくださったんだからねと言っても。
初対面の人に、わたしにも
早くちょうだいとか。なんて卑しいのよ。
初対面で、ヴィーナスは、快くも、自分のぶんであろうにレアチーズのケーキを出してくれて。。。
あれは、多分個人的な楽しみだったもんだろうに。。美味しかったー。
でも。。。有名人のヴィーナスは。。。優しい気遣いのできる人なんだなって。
ベルモは感激しました。
ヴィーナスの公式サイトにて、短気と書いてあったので。。。
たしかにはっきりとしてるし、活発で仕切りやナンだなーと思うけれどね。
だけど、面倒見が良くって。、
あたしときょうだいなんだなぁー。
きょうだい。。。
クールで現実的なミリオンも。みんな違う。。。
今宵は、ミリオンを招かなくて仲間はずれにしたみたいで。なんか、かわいそうだけど。。
やはり、キッチンからは美味しそうなバターの香りが漂ってきます。
木蓮和尚は、趣味の料理を誰かに食べさせたくてたまらないのです。
お料理に対する認証欲求が強くて。
凝り出すと止まらなくなり、休みの日には、
包丁の使い方やら、旬の旬菜やら。。。
ビストロ。。。お寺関係の書物や勉強をしていても、ついつい、料理を誰かに食べさせてあげたい気持ちいっぱいで。
まぁ。。。本来はシェフになりたいぐらい。。人なんて。きっと好きなことは無意識に意識して。。。
やってしまうんだろーな。木蓮和尚様。。。と檀家さまや周りに感謝されても。。。
それはそれでありがたいけど。。
本心では、美味しい美味しいと自分の料理を喜び申し上げてくれる人々の笑顔が嬉しい。
今の時代の子はしあわせだなー。ベルモなんか自ら進んでお寺の僧侶になるとは。
ワシなら。。。ならんかった。家が寺で。姉さんやら妹やら女姉妹ばっかりで、
自動的に。。。
いろいろな人に会って複雑な人間模様を垣間見て。時には逆恨みされ。。なんか。。。疲れたかも。
人の相談を聞いてるばかりで、自分はこんな悩みを誰かに言えないし。
で。ストレス発散は、料理を研究。
プルメリア島は、島で、美しい海に囲まれているので、
もう、昔っから。。
木蓮寺は、みずみずしい光彩の美しい夜光貝のお守りが有名です。
業者さん作のもありますが、修行僧達がお守りを作る場合もあり、
木蓮和尚は。小さな頃から夜光貝のお守りを作るより、中身の貝を料理していました。
先代の亡くなった父親は、そんな木蓮和尚をかわいそうな気持ちもありました。
もったいないから。
と、中身を料理していましたが、目はキラキラ輝いています。
ほんとは、もったいないから、ってより。
それにかこつけて。。。
どー考えても。料理がしたいんだろ。。。本人は覚えてないのでしょうが、、
小学校の作文の将来の夢。
ある日そんな宿題が出たので。
やりたい事を書きなさい、と教師に言われ
やりたい事をなんでもいい
と言われて。
親に見せるわけじゃないし。ここでは、自由なんだー。と。
木蓮和尚は、
しょうらいは、しぇふになります。ぼくは、おまもりをつくる練習より、
うちのお寺のやこうがいのおまもりをつくるより。なかみをりょうりするのがすきだからです。
プルメリア島は、たくさん自然や海にまもられて。おいしいものがいっぱい。
ぼくは、プルメリア島の地元のおりょうりをかんがえたいです。
と、書いて出したら、なんと。
親子で学校に呼び出されびっくりした事がありました。
「森沢さん、森沢さんのお宅様はお寺で、万緑君は、男の子1人ですよね。」
すっごい生真面目な先生で。。。自分で自由に書けと言っておきながら。
真剣な表情をして、両親を呼び出された。
大丈夫なんですかっ。
木蓮寺は大きい文化的にもいい美しいお寺で、生命の泉や井戸も涌き出でて。。
大きなお寺だったので、これはヤバイんじゃないかと。
担任の先生は、すぐさま親を呼ぶし。
親の亡くなった森沢翡翠仁。翡翠仁さん。
(ひすいびとさん。)
木蓮和尚の亡くなったお父さんは、笑っていましたが、
濃紫は、嫁に来た立場から、舅や姑に跡取り息子をきちんと育ててないから、料理がやりたいみたいに言いだすのでは、と。叱られるのではないかと。
ヒヤヒヤしていました。
そう。。。結局親の手のひらのなかで踊っていたに過ぎなかったかもな。
シャンパンベージュの
一夜の夜の夢のような魅惑的な
夜光貝を見ると。未だに、切ない気持ちになる。木蓮寺ならではの、オリジナリティあふれる
夜光貝の
お寺としてのお守りを作りながら、
でも。いつも最終的には。
ついつい。。。好きな料理をしてしまう。その方が楽しくて。。どんなアレンジがあるだとか。。。
コレでよかったような。今の子どもが羨ましいような。。。時代ってなんだろうな。
いっときと悠久と。お寺にいると、一時も悠久も
この瞬間も永遠にも。
同じような錯覚に陥ることがよくあるのです。
きっと。。。お寺は非日常的であり、日常的でもある。矛盾した生活をしているからなのかもしれないなー。
客室からは、
ヴィーナスのウェルカムアロママジック、
まろやかでほんのり甘い桃の香りが漂っては消えていきました。
季節感と優しさがいたずらに鼻をくすぐります。
今日は、
檀家さんから、新鮮な伊勢海老と夜光貝の差し入れがあり。
切ない気持ちになりながらも。、夜光貝を見つめます。
さて。。。。
黒い影は、今日はふたつ。
黒い影A
黒い影B
Aヴィーナス、言うまでもなく、成功。
天才美術家魔術みたいな美しいロマンチックな美のマジックを空間に使うのが得意。
空間だけでなく、舞台や演出。アパレルや、飲食のアーティスティックな部分も担当。
ミリオン、三人のなかでは一番一般的な家庭とは言うものの。。。
老夫婦の海の家と、息子夫婦が旅館とその居酒屋で、庶民派だが、裕福な家庭。
当のミリオンも、塾や家庭教師で稼ぎ。。
そして。。。ベルモは、木蓮寺の、僧侶。
大福。
木蓮寺の幼稚園の保育士も務める。。
みんな。。。立派か。。
Bまず、ヴィーナスは、ダメだ。有名人すぎるぞ。。面が割れ過ぎ。頭の回転が速いし。
なによりくちうるさいだろう。
例外だな。
A次。。。ミリオン。これも頭の回転が速い。クールで切れそうで冷静。。
てごわいか。。。それに。。。
あの人は。。。万が一にも子どもを
あの人は、連れ去りをしても。
里親に言ってくれ。自分は知らんと言いそうだし。
B
その可能性はあるなぁ。。
里親が出てきたら意味はない。パァだ。
やー、てごわい。ミリオン、ベルモ。。、
両方ともなんかあったら、里親がすぐでてくるぞ。
Aかといって。我々は諦めるのか。。
里親がいないのは。。。ヴィーナスだけか。。。しかしなぁ。。
ヴィーナスは。。なんかあったら有名人だしセーフティーネット抜群。
世間が黙っていないし。
B
やはり。。。あの人の子どもを一人人質に取るなんて。。うまくいきっこないか。。
2019年07月20日
2019年07月19日
真夏の夜のおとぎ話47そんな私もかわいいか。。。
ヴィーナス、
ミリオン
ベルモ。。。。。さすが。。。さすが。
なるほどやっぱりあの人の子ども。
そう納得すると、その黒い影はスーッと去って行きました。次は。、。海の家クワタへ。
黒い影は。。向かう。。。
夕刻。。。木蓮寺。。
「ゲンキソー。アッタバッカリデ。」グリのユーフォで、
福ちゃんだけは残念ながら仕事で欠席。
またまた、プルメリア島の木蓮寺に
シュナ坊も連れ、グリのUFOで、サッとワープしました。
グリのUFOは、スイッチで、船にも潜水艦にも、飛行機にも車にもなります。
通常時はユーフォで、ワープできまして。
こないだは、救急車になり、救命道具も準備され揃っています。
話題の
水素水のウォーターサーバーもついてるし。
動くのは無限大の宇宙エネルギーだから、空間に充電のスイッチを押して入れておけば勝手に充電されるし。
ワープすればいらないんですが、ゆっくり道中を楽しむために。。。でクルマや飛行機や船になるので、シャワールームやトイレや冷蔵庫もあります。
至れり尽くせり。
地球と金星をサッとワープできるので。
グリはサプライズグッズの売り上げが伸びて地球にも顧客ができたので、思い切って最新型のUFOを買いました。
さすが、グリ・エンタテインメント・サプライズのUFO。パフォーマンス上手に。。
七色に光るし、七色のレーザーもでます。
空間に、レーザーで、宣伝広告として、レーザーで、メッセージを書いたり、
雲を寄せ集めてメッセージを出したり、虹をかけたりやら。。
ロマンチックな演出もグリのUFOで請け負ったり。あるいは。。。
プロポーズや、恩師への感謝のメッセージを空に描く、、、
その一瞬に願いを込めて。。
というエンタテインメントもあります。
ウーン。。。空に文字を描いてメッセージは、恥ずかしいけれど。
SNSで、その様子が他の人にアップされたり、SNSにお祝いのメッセージが知らない人から届きます。
空間エンタテインメントもできるUFOグリは。。。
あたしはいつも。。。
感動とこの瞬間の喜びを売るのよー。
サプライズ好き感動を仕掛けて。
人を喜ばせる事が大好きなお客様へ。
それはいいとして。。。
夜の木蓮寺晩餐会に
ミリオンだけ、今回お招きをしなかったのは、なんとなく後ろめたいことです。
だけど、
ヴィーナス達は
もともとベルモのお見舞いに行く予定であり。ところが、倒れこみ暫く打撃を受けてしまったのが、、、。。。思わぬ電撃回復。
元気になったので、じゃあせっかく来てくれるんなら。お食事を
と料理好きの木蓮和尚に捕まったのでした。
ミリオンは、カモメのダイヤさんが、葉月の出産に立ち会いをしたカモメさんだとはまだ
知らないですし。
それはいいのですが、カモメのダイヤさんが言うには、葉月の出産の時に一緒にいたイヴァンさんというカモメが、
葉月が産んだ
ミリオンとベルモが仮死状態だと知っていながらにも、
ヴィーナスだけ生きていると信じ込ませ
後の2人は死産として、お弔いで
笹舟に乗せて流した。。。
そのことはミリオンは知りません。
言うべきか。。。あえて、そんな恐ろしい過去は本人に知れたらショックを受けるし
言うべきでもないでしょう。
たまたま。。。ベルモは、たまたまですが、仮死状態を知りながらにも、亡くなったと嘘をつかれ流された事を知ってしまいました。
カモメのイヴァン。。。罪深い女。
まっとうになり、修道女となりやり直そうとした矢先に。。。
若い前途洋洋な、優しい彼氏と一緒の初々しい幸せいっぱいな新婚妻葉月に出会ってしまった。
しかも。お腹には赤ちゃんがいる。
人生をやり直そうと、世の為人のためにが、
私のため。。。シスターになると希望を持ったイヴァン。
子どもを勝手におろされ、二度と子どもを産めなくされ。。。男性も仕事も失ったイヴァン。。。
たしかに、看護師のイヴァンは、恋に落ちたドクターが既婚妻子ありを知っていて
不倫の恋に落ち。。子どもを身ごもり。
しかし。ドクターの妻に見つかり。
鬼夜叉の様に烈火の如き嫉妬の炎に。。ドクターの妻は、イヴァンを許しませんでした。うまく騙して麻酔をし、眠らされ勝手に子どもをおろされ。。。
旦那に手を出した、と。院長先生の溺愛する娘だったドクターの妻から
病院を追い出されたイヴァン。
イヴァンは。。。加害者でもあり被害者でもあり。。。狂ってドクターの家に火をつけようとして逮捕され。。
それから。。。服役し。。。人生をやり直そうとしたイヴァンが。。。
幸せハツラツの妊婦の葉月に出会い。。元看護師よ、任せてと、出産を手伝ってくれましたが。。。
女として。若さ、かわいさ。
優しい旦那さんと。。。
子どもを一度に3人も。。。手に入れた葉月。
幸せってキラキラしたオーラを目の当たりにし。
あたしとは真逆だ。。。イヴァンは、良い人の顔をしながら。。嘘をついて3人のうちの2人の赤ちゃんの仮死状態と知っていながら、
亡くなってる、、、と、
ミリオンとベルモをお弔いしてしまいました。
これを。。。ミリオンが知ったら。。
人間不信になるのでしょうか、
あっ。
もしも。葉月が、親切にしてくれたカモメのイヴァンさんが、出産を手伝ってくれましたが
実は妬みから、仮死状態の2人の子どもを亡くなったと嘘をつかれて
流されたって知ったら、、、どう思うんだろ。?
さすがの子どもに無関心な葉月も。。。
怒るのかなぁ
どう思うんだ全くの見当もつきません。
さらには、ミリオンは、
お母さんの葉月が、生きていてくれたミリオンやベルモに会いたいとすら言わないこと。
これを知ったら。。。
たしかに、葉月は、ミリオンやベルモが、
今幸せである事は嬉しいのです。
だけど、、、葉月がズレているのは、
ほーら、あたしは、人を幸せにしているでしょう。子どもが欲しい家庭に子どもを産んであげたし。
と、なんだか母親の感覚ではないのです。
しかし、葉月の父親のルッコラは、葉月にはあまいので、葉月は、子どもの最高の幸せを考えて、子どもが幸せになれる環境に置くのを望んでいるからだ、
と葉月をかばうのです、
それもそーかも。ルッコラを筆頭に、子育ては全面的に周りがバックアップしますと頼み込んで。
第三子の葉月が生まれました。
ベリーは、働くのでルッコラや周りが葉月を育てる条件で産み、それを貫いたのですから。
ところが、ベリーは、葉月と喧嘩した時についつい、産まなきゃ良かったとまでは言わないまでも。。。ルッコラにどうしてもって産んだんだからね、
と、言ってしまったのです。葉月にはそのところ罪はないのですが、
そのせいで、葉月は、子育ては自分がしなくてもいい。
周りがやるならやらせればいいの
と、思い込んで貫いて。
ミリオンが、オカンの葉月の実態を把握したらどーなんかな。。。
ヴィーナスに対しても、葉月は、
ヴィーナスが
赤ちゃんの頃、
ときどき実家に帰って、ハーたんハーたん。と、
ヴィーナスが、勝手に
ベリーやルッコラが親だと思い込んでた頃は可愛かったのにね、
など。ズレた事を言ってくるのです。
普通は、子どもが、母親本人を、母親だと認識していないって悲しいように思うのですが。。。
ママと呼んで、自分がお母さんだと赤ちゃんに認識されたら嬉しいもんじゃないのか。
しかし、葉月はそうではなく。。。
あのころ、ヴィーナスが、葉月はときどきくる親戚かなんかの面白いお姉さんだと思い込んでいた頃が良かったなど、、
薄情な事を平気で言ってくるのです。
ヴィーナスは、ヒシヒシと。。葉月はもうそんな人物であり。命を与えられただけで、
まるもうけだ、と割り切ることにしました。
人によりけり。。。で。なかなか、こういう親を受け入れて受け止めますのは難しいですが。。。デリケートな問題ですから。
すぐさまミリオンには言えない事です。
ヴィーナスは、香り良き。
木蓮寺に、、、
季節を感じ季節を運んでくる桃のタルトをお土産に手渡しました。
オマケとして。。。
フワッと。
ヴィーナスは、桃の香りをプレゼントし。周りは甘やかなみずみずしい桃の香りに包まれました。
ヴィーナスは、アロマの香り、アロママジック。
空間をアロマの香りで満たす術が使えます。
ザ・アロマティック
ウェルカムマジック。
その、ヴィーナスの魔術を見て、
空間エンタテインメント。
グリは、アロマの香りのクラッカーで、クラッカーを弾くと
バニラや、柑橘類や、桃、お花などなど。。
しばらく美しい香りに包まれるクラッカーを自社商品の一つとして、開発しました。
もちろん。グリ・エンタテインメント・サプライズのコンセプト。。。
お祝い、で、喜びの良い香りばかりでして。
必須のアイテム、中身はなんなのか、はじかないとわからないタイプのクラッカーも混ぜましょう。
「キャーいいにおい。」
またまた、チビ2人。チワワのミーナとココナがシッポをフリフリしています。
「ヴィーナスちゃんからいただいたケーキは明日ね、ジィジのご飯たべれなくなっちゃうからね。」紫子夫人が言います。
「元気になってよかったー。でも、昨日会ったばっかりなのに。」グリもベルモの回復を喜んでいました。
「マタハヅキガカエッテキテルラシイデス。」ヴィーナスは、葉月がいま実家に帰っているらしいと言いました。
ベリーから、LINEがあり、ちゃんと都合をつけてあちら様にその気があるなら、ミリオンやベルモに会って来なさい。ちゃんと謝罪も兼ねてと言うと、どうしてあたしが謝罪をしなきゃいけないの
いつ、私が悪いことをしたわけ
生きていてよかったのはあの子たちだし。幸せなあの子たち。
なにが不満なのとギャアギャアうるさいのよ。。と。
どうも、葉月は、旦那を失い行方不明になったトラウマから地球に行きたくないみたいで。。。
子どもに会いたい気持ちよりか。地球に行きたくない気持ちが。。。
ベリーが子どもに会って来いと言うと
あたしが旦那が行方不明になった地球へ行けと言うの
いくら探しても探しても。
旦那が見つからない地球に行けなんて。
嫌な思い出のある地球に行けなんてとなきわめくのよね。
子どもより、旦那が、旦那が。。
葉月は、子どもより男、ナンだわ
と。言えないけれど、今朝もドサッと
ベリーの愚痴が入ってきますが。。。
ベリーだって。。子どもより、仕事でしょう
似たり寄ったりだわ。。。やれやれと。ベリーは、気づいてないけどね。
それにしても。。。葉月は、キャバクラでも働いているのかしらね。
まぁ、甘え上手で。知恵が回るからさ。
アイツのいいところは、金の無心をしてきそうなタイプに見えて
全然してこないところ。。。
小さな頃から、グリの親が美容系でそのツテで、モデルで稼いでたり。
しかし。。
知恵が回るからさ。。。って。
まさかだけども。
まさかだけども。。。逮捕されるようなことはやってないでしょうね。
結婚詐欺とか。マルチとか。。
葉月はそんな人じゃない
とは、、、残念ながら言えなくて。
そういう人かも、なんてヴィーナスは、
常に謎に満ちた生活の葉月に。
どこか、心の片隅に不安はありモヤモヤとしていました。
ミリオン
ベルモ。。。。。さすが。。。さすが。
なるほどやっぱりあの人の子ども。
そう納得すると、その黒い影はスーッと去って行きました。次は。、。海の家クワタへ。
黒い影は。。向かう。。。
夕刻。。。木蓮寺。。
「ゲンキソー。アッタバッカリデ。」グリのユーフォで、
福ちゃんだけは残念ながら仕事で欠席。
またまた、プルメリア島の木蓮寺に
シュナ坊も連れ、グリのUFOで、サッとワープしました。
グリのUFOは、スイッチで、船にも潜水艦にも、飛行機にも車にもなります。
通常時はユーフォで、ワープできまして。
こないだは、救急車になり、救命道具も準備され揃っています。
話題の
水素水のウォーターサーバーもついてるし。
動くのは無限大の宇宙エネルギーだから、空間に充電のスイッチを押して入れておけば勝手に充電されるし。
ワープすればいらないんですが、ゆっくり道中を楽しむために。。。でクルマや飛行機や船になるので、シャワールームやトイレや冷蔵庫もあります。
至れり尽くせり。
地球と金星をサッとワープできるので。
グリはサプライズグッズの売り上げが伸びて地球にも顧客ができたので、思い切って最新型のUFOを買いました。
さすが、グリ・エンタテインメント・サプライズのUFO。パフォーマンス上手に。。
七色に光るし、七色のレーザーもでます。
空間に、レーザーで、宣伝広告として、レーザーで、メッセージを書いたり、
雲を寄せ集めてメッセージを出したり、虹をかけたりやら。。
ロマンチックな演出もグリのUFOで請け負ったり。あるいは。。。
プロポーズや、恩師への感謝のメッセージを空に描く、、、
その一瞬に願いを込めて。。
というエンタテインメントもあります。
ウーン。。。空に文字を描いてメッセージは、恥ずかしいけれど。
SNSで、その様子が他の人にアップされたり、SNSにお祝いのメッセージが知らない人から届きます。
空間エンタテインメントもできるUFOグリは。。。
あたしはいつも。。。
感動とこの瞬間の喜びを売るのよー。
サプライズ好き感動を仕掛けて。
人を喜ばせる事が大好きなお客様へ。
それはいいとして。。。
夜の木蓮寺晩餐会に
ミリオンだけ、今回お招きをしなかったのは、なんとなく後ろめたいことです。
だけど、
ヴィーナス達は
もともとベルモのお見舞いに行く予定であり。ところが、倒れこみ暫く打撃を受けてしまったのが、、、。。。思わぬ電撃回復。
元気になったので、じゃあせっかく来てくれるんなら。お食事を
と料理好きの木蓮和尚に捕まったのでした。
ミリオンは、カモメのダイヤさんが、葉月の出産に立ち会いをしたカモメさんだとはまだ
知らないですし。
それはいいのですが、カモメのダイヤさんが言うには、葉月の出産の時に一緒にいたイヴァンさんというカモメが、
葉月が産んだ
ミリオンとベルモが仮死状態だと知っていながらにも、
ヴィーナスだけ生きていると信じ込ませ
後の2人は死産として、お弔いで
笹舟に乗せて流した。。。
そのことはミリオンは知りません。
言うべきか。。。あえて、そんな恐ろしい過去は本人に知れたらショックを受けるし
言うべきでもないでしょう。
たまたま。。。ベルモは、たまたまですが、仮死状態を知りながらにも、亡くなったと嘘をつかれ流された事を知ってしまいました。
カモメのイヴァン。。。罪深い女。
まっとうになり、修道女となりやり直そうとした矢先に。。。
若い前途洋洋な、優しい彼氏と一緒の初々しい幸せいっぱいな新婚妻葉月に出会ってしまった。
しかも。お腹には赤ちゃんがいる。
人生をやり直そうと、世の為人のためにが、
私のため。。。シスターになると希望を持ったイヴァン。
子どもを勝手におろされ、二度と子どもを産めなくされ。。。男性も仕事も失ったイヴァン。。。
たしかに、看護師のイヴァンは、恋に落ちたドクターが既婚妻子ありを知っていて
不倫の恋に落ち。。子どもを身ごもり。
しかし。ドクターの妻に見つかり。
鬼夜叉の様に烈火の如き嫉妬の炎に。。ドクターの妻は、イヴァンを許しませんでした。うまく騙して麻酔をし、眠らされ勝手に子どもをおろされ。。。
旦那に手を出した、と。院長先生の溺愛する娘だったドクターの妻から
病院を追い出されたイヴァン。
イヴァンは。。。加害者でもあり被害者でもあり。。。狂ってドクターの家に火をつけようとして逮捕され。。
それから。。。服役し。。。人生をやり直そうとしたイヴァンが。。。
幸せハツラツの妊婦の葉月に出会い。。元看護師よ、任せてと、出産を手伝ってくれましたが。。。
女として。若さ、かわいさ。
優しい旦那さんと。。。
子どもを一度に3人も。。。手に入れた葉月。
幸せってキラキラしたオーラを目の当たりにし。
あたしとは真逆だ。。。イヴァンは、良い人の顔をしながら。。嘘をついて3人のうちの2人の赤ちゃんの仮死状態と知っていながら、
亡くなってる、、、と、
ミリオンとベルモをお弔いしてしまいました。
これを。。。ミリオンが知ったら。。
人間不信になるのでしょうか、
あっ。
もしも。葉月が、親切にしてくれたカモメのイヴァンさんが、出産を手伝ってくれましたが
実は妬みから、仮死状態の2人の子どもを亡くなったと嘘をつかれて
流されたって知ったら、、、どう思うんだろ。?
さすがの子どもに無関心な葉月も。。。
怒るのかなぁ
どう思うんだ全くの見当もつきません。
さらには、ミリオンは、
お母さんの葉月が、生きていてくれたミリオンやベルモに会いたいとすら言わないこと。
これを知ったら。。。
たしかに、葉月は、ミリオンやベルモが、
今幸せである事は嬉しいのです。
だけど、、、葉月がズレているのは、
ほーら、あたしは、人を幸せにしているでしょう。子どもが欲しい家庭に子どもを産んであげたし。
と、なんだか母親の感覚ではないのです。
しかし、葉月の父親のルッコラは、葉月にはあまいので、葉月は、子どもの最高の幸せを考えて、子どもが幸せになれる環境に置くのを望んでいるからだ、
と葉月をかばうのです、
それもそーかも。ルッコラを筆頭に、子育ては全面的に周りがバックアップしますと頼み込んで。
第三子の葉月が生まれました。
ベリーは、働くのでルッコラや周りが葉月を育てる条件で産み、それを貫いたのですから。
ところが、ベリーは、葉月と喧嘩した時についつい、産まなきゃ良かったとまでは言わないまでも。。。ルッコラにどうしてもって産んだんだからね、
と、言ってしまったのです。葉月にはそのところ罪はないのですが、
そのせいで、葉月は、子育ては自分がしなくてもいい。
周りがやるならやらせればいいの
と、思い込んで貫いて。
ミリオンが、オカンの葉月の実態を把握したらどーなんかな。。。
ヴィーナスに対しても、葉月は、
ヴィーナスが
赤ちゃんの頃、
ときどき実家に帰って、ハーたんハーたん。と、
ヴィーナスが、勝手に
ベリーやルッコラが親だと思い込んでた頃は可愛かったのにね、
など。ズレた事を言ってくるのです。
普通は、子どもが、母親本人を、母親だと認識していないって悲しいように思うのですが。。。
ママと呼んで、自分がお母さんだと赤ちゃんに認識されたら嬉しいもんじゃないのか。
しかし、葉月はそうではなく。。。
あのころ、ヴィーナスが、葉月はときどきくる親戚かなんかの面白いお姉さんだと思い込んでいた頃が良かったなど、、
薄情な事を平気で言ってくるのです。
ヴィーナスは、ヒシヒシと。。葉月はもうそんな人物であり。命を与えられただけで、
まるもうけだ、と割り切ることにしました。
人によりけり。。。で。なかなか、こういう親を受け入れて受け止めますのは難しいですが。。。デリケートな問題ですから。
すぐさまミリオンには言えない事です。
ヴィーナスは、香り良き。
木蓮寺に、、、
季節を感じ季節を運んでくる桃のタルトをお土産に手渡しました。
オマケとして。。。
フワッと。
ヴィーナスは、桃の香りをプレゼントし。周りは甘やかなみずみずしい桃の香りに包まれました。
ヴィーナスは、アロマの香り、アロママジック。
空間をアロマの香りで満たす術が使えます。
ザ・アロマティック
ウェルカムマジック。
その、ヴィーナスの魔術を見て、
空間エンタテインメント。
グリは、アロマの香りのクラッカーで、クラッカーを弾くと
バニラや、柑橘類や、桃、お花などなど。。
しばらく美しい香りに包まれるクラッカーを自社商品の一つとして、開発しました。
もちろん。グリ・エンタテインメント・サプライズのコンセプト。。。
お祝い、で、喜びの良い香りばかりでして。
必須のアイテム、中身はなんなのか、はじかないとわからないタイプのクラッカーも混ぜましょう。
「キャーいいにおい。」
またまた、チビ2人。チワワのミーナとココナがシッポをフリフリしています。
「ヴィーナスちゃんからいただいたケーキは明日ね、ジィジのご飯たべれなくなっちゃうからね。」紫子夫人が言います。
「元気になってよかったー。でも、昨日会ったばっかりなのに。」グリもベルモの回復を喜んでいました。
「マタハヅキガカエッテキテルラシイデス。」ヴィーナスは、葉月がいま実家に帰っているらしいと言いました。
ベリーから、LINEがあり、ちゃんと都合をつけてあちら様にその気があるなら、ミリオンやベルモに会って来なさい。ちゃんと謝罪も兼ねてと言うと、どうしてあたしが謝罪をしなきゃいけないの
いつ、私が悪いことをしたわけ
生きていてよかったのはあの子たちだし。幸せなあの子たち。
なにが不満なのとギャアギャアうるさいのよ。。と。
どうも、葉月は、旦那を失い行方不明になったトラウマから地球に行きたくないみたいで。。。
子どもに会いたい気持ちよりか。地球に行きたくない気持ちが。。。
ベリーが子どもに会って来いと言うと
あたしが旦那が行方不明になった地球へ行けと言うの
いくら探しても探しても。
旦那が見つからない地球に行けなんて。
嫌な思い出のある地球に行けなんてとなきわめくのよね。
子どもより、旦那が、旦那が。。
葉月は、子どもより男、ナンだわ
と。言えないけれど、今朝もドサッと
ベリーの愚痴が入ってきますが。。。
ベリーだって。。子どもより、仕事でしょう
似たり寄ったりだわ。。。やれやれと。ベリーは、気づいてないけどね。
それにしても。。。葉月は、キャバクラでも働いているのかしらね。
まぁ、甘え上手で。知恵が回るからさ。
アイツのいいところは、金の無心をしてきそうなタイプに見えて
全然してこないところ。。。
小さな頃から、グリの親が美容系でそのツテで、モデルで稼いでたり。
しかし。。
知恵が回るからさ。。。って。
まさかだけども。
まさかだけども。。。逮捕されるようなことはやってないでしょうね。
結婚詐欺とか。マルチとか。。
葉月はそんな人じゃない
とは、、、残念ながら言えなくて。
そういう人かも、なんてヴィーナスは、
常に謎に満ちた生活の葉月に。
どこか、心の片隅に不安はありモヤモヤとしていました。
2019年07月18日
真夏の夜のおとぎ話46なにららや。。黒い影。。。つきまとう。。。
そろそろ。。。
ちょっと過酷な学びかも。。。
でも、思わぬアクシデント。
傾聴の修行中に
自分の出生事情を目の当たりにした
過酷な学びを一つ通り過ぎた
ベルモも。マンダリン卿の刑務所慰問に同行しても良い頃かな。。。
ワシが言うのもなんだけど、
身びいきなしで。
あの子は良いお坊さんになれそうだし。
いやはや、
成長が楽しみ。。。
ベルモは
もともとシスターになりたいとか、坊さんになりたいとか。。。保育士もして、おっとりしてるのに。。強い意思があった。。。今からもう結婚したくないとか。
ワシは坊さんが結婚するのは、結婚は、赤の他人と価値観を擦り合わせる大変な修行だから
とっても良いことじゃと心得るが。。。
あー、でも、ベルモいい嫁さんになる気もするし。。。
夜のフレンチの仕込みをしながら、木蓮和尚が取り止めなしに考えごとをしていました。
ベルモ達が発見して実は葉月の出産の時に立ち会い助けてくれた
プルメリア市民病院のカモメのダイヤさんはまだ容態が安定せず、入院中。。。
そんな時に、
木蓮寺の若い修行僧たちが、
たまに、不審な得体の知れない
宇宙人やら、その他人やら犬やら。。。ウチのまわりをウロウロしていて、話しかけようとすると、サッと逃げてしまう。
和尚様。。。いろんな無言のひとたちが来てさ。覗いて去って行ったり、
キミワルイ
何人かの木蓮寺の檀家様からも、木蓮和尚様に
木蓮寺の
裏庭には、名泉の井戸、生命の泉が湧き出てドリンクFree!
日の出から日没までの解放時間に、
ペットボトルを持参して名泉を汲んで行く人々がいますが、
裏庭の来客にも、時として。
なーーんにもしないで、お寺を観察することだけして帰っていく人がいる、
とのこと。
木蓮寺は、お金があり裕福なお寺なので、賊の下見か
など、近所の人も噂をしました。
しかし。得体の知れない人々は、なぜか、裕福な感じも品性も漂うような感じもするけどなー、と。小坊主さんが、
悩み相談にくるもう見た目もギリギリ行きているのがやっと。。。って感じでボロボロになってお寺を訪れてくる人々とは違う。
あんな感じでもないよ。
悩み相談に駆け込み寺みたいな感じに来て、やっぱり恥ずかしいから、なんにも言わず
悩みを打ち明ける決心がつかずに。
のぞいてきて帰る人も確かにはいますが。
最近現れてくる不審な人々は、そんな感じに見えないし、悪い賊にも見えないんですよね。。と、小坊主さんは、木蓮和尚様に言います。
「しかしながら、詐欺師は信用を得るために立派なカッコをするというからなぁ。なんじゃろな。。。うちは、お金がとか以前に、幼稚園があるからな。不審者からは、
子ども達をきちんと守らないと。なによりもまず、そこが大事。」
小坊主さんたちにも、木蓮和尚は、
木蓮幼稚園のお子さん達をきちんと守る事。みんなで気をつけよう。
「あなた。。。ベルモが元気になってなによりだわ。。。ヴィーナスちゃん達が気遣ってお見舞いに来てくれるって言ってくれたけど。。。あっという間にお見舞いがひっくり返って
快気祝いね。フレンチも久しぶりだわねー、おばあちゃんも食べるかしら。」
「ばーさんは、起きてれば。。。最近は、
気まぐれが
ますます。。いつ起きてくるか。あんまり朝から起きてると、チワワが顔を洗わなくなるからな。。。蒸しタオルの気持ちよさをミーナもココナも覚えて洗顔しないし。
それより、お前も幼稚園のお子さん、気をつけてくれよ。不審人物がって、檀家様からも小坊主達からも、最近言われてるし。ワシも注意しとくがな。」
って言っても。。。不審な得体の知れない人々。。ただ、木蓮寺の散策に来た、観光がてらの参拝者もいるわけだし。。
なかには、ただの見学客が、不審な得体の知れない人に見える場合もあるしのう。
景観が良いのと、ミネラルウォーターを汲みに木蓮寺にやってくる人々もいるわけだし。
こちらが勝手にアヤシイなんてカンチガイするのも、なんにもやってない人に対して失礼じゃしのう。
なんだ、木蓮寺はと、無闇矢鱈に他人様を不審者扱いすると、木蓮寺の信用もなくすわけだし、、、
感じ方や見方はそれぞれだし。
ほんとに、不審者なのかはわからない。。
「まぁ。。。どうしたのかしらね。。幼稚園の生徒さんはもちろん、うちの子達も気をつけなきゃ。。」
木蓮和尚の奥様の紫子さんは心配そうに言います。
さて。神楽町小学校低学年クラス。
「アタシノキョウダイヨ
アタシジャナカッタデショ」
ヴィーナスは、スマホのミリオンとベルモと一緒に写っている写メをクラスメイトに見せました。
特に、ベルモをヴィーナスと間違えて、プルメリア島で変装してチワワ2人とパンケーキの人気店バレンタインでデートしているとからかった蜜蜂のハニーと、
ミリオンをヴィーナスと間違えて、海の家クワタで変装してアルバイトしてるって
ドラゴンのモンは、
「わ。ほんとだー、ヴィーナスにきょうだいがいたんだね。。。」
ヴィーナスの美術家としての公式のホームページにも。
ミリオンとベルモと一緒の写メを載せて、
きょうだいがいるのです。
赤のあたしと、青のミリオン、黄色いベルモ。
至上の楽園
きょうだいがプルメリア島に住んでいます。
信号みたいだけど、赤の私はストップせずに、常に前に進みますとも。
もちろん。信号はきちんと守ります。
皆様。お互いに交通ルールを守って安全に暮らしましょうね。
今夜は倒れ込んだはずの、ベルモの思わぬところで快気祝い。
は。。。いいけれど。
ベルモは、一連の流れ、
カモメのダイヤさんから聞いた
自分の出生にけじめをつけたのかな。。、寝込んでたのが嘘みたいに。。シャキッと起きて働いてると木蓮和尚様から連絡を受けて。
ところで。。。
最近では、ヴィーナスと福ちゃんの住んでいる麗しが浜の
海辺の白い家の付近を、不審な得体の知れない人物がウロウロしてるのを見るよと、
ご近所さんからの通報がありました。
そういえば。。。ときおり無言電話もあり。
最近になって、なんで。
それが、どうも。宇宙人らしくてね。。
南新町の麗しが浜には、海水浴シーズンだし、いろいろなお客さんもくるけど、
不審な得体の知れない宇宙人みたいな、泳ぎもしない、ヴィーナスの家の付近を
ウロウロしてるって。。。
ヴィーナスのLINEには、
今日も朝から相変わらず葉月からの
攻撃LINEがズケズケ入っています。
81
既読無視するな。
あんた、カモメさんの具合はどうなのよ
と。倒れたベルモの心配は無しに。出産を手伝ってくれたカモメさんの心配だけをしていました。
神楽町病院の方のカモメさんは、まだ目を覚まさないらしく。
目を覚まして喋れるなら、盲目のカモメのダイヤさんももしかして
知人のイヴァンさんか声でわかると思うのですが。。。
木蓮和尚夫妻も。。。もうちょっと母親の葉月さんが、ベルモやミリオンの事を思いやってくれたら。。。たしかに
子どもを返せとお寺に乗り込まれるのも困るけど。。。あまりにも。。。
産んだ子どもに感情がドライ過ぎて。
たしかに、お寺に相談にくる女性で、子どもを離婚して育てていけないから旦那に押し付けた、育てたくない、という女性は
いるにはいるけどね。。
産んだ子どもを捨てる母親もいるけれど。母親が、子どもを虐待するぐらいならたしかにまずは、
命と健康と心の問題だから、施設かお子さんが欲しい望ましい家庭に里子に出した方がいいけれど。。。
かわいそうなベルモ。。
ま。どこの親も未熟で成長過程で。。。
サッ。見つからないように。。見つからないように。。。
その影が、ジーっと。
木蓮寺幼稚園の生徒さんが、外で遊びながら、お迎えを待っていたり、幼稚園バスに乗る子は乗り込んでいく。。。
それを影は、見つめながら。。。
ああココが。。。木蓮寺。。ほー、立派な。
。ベルモ、。、か。。。
ヴィーナスが、もう言うことなしの天才美術家で。。。
あとは。。。
あとは。クワタ。海の家クワタの、、、
確か、ミリオン。ミリオンだ、、、
サッ。その影は、、、どうも、宇宙人の様なんですが。。。
なるほど。さすが。。。あの人の子ども。
全員が全員、成功。か。
キラキラか。。
ちょっと過酷な学びかも。。。
でも、思わぬアクシデント。
傾聴の修行中に
自分の出生事情を目の当たりにした
過酷な学びを一つ通り過ぎた
ベルモも。マンダリン卿の刑務所慰問に同行しても良い頃かな。。。
ワシが言うのもなんだけど、
身びいきなしで。
あの子は良いお坊さんになれそうだし。
いやはや、
成長が楽しみ。。。
ベルモは
もともとシスターになりたいとか、坊さんになりたいとか。。。保育士もして、おっとりしてるのに。。強い意思があった。。。今からもう結婚したくないとか。
ワシは坊さんが結婚するのは、結婚は、赤の他人と価値観を擦り合わせる大変な修行だから
とっても良いことじゃと心得るが。。。
あー、でも、ベルモいい嫁さんになる気もするし。。。
夜のフレンチの仕込みをしながら、木蓮和尚が取り止めなしに考えごとをしていました。
ベルモ達が発見して実は葉月の出産の時に立ち会い助けてくれた
プルメリア市民病院のカモメのダイヤさんはまだ容態が安定せず、入院中。。。
そんな時に、
木蓮寺の若い修行僧たちが、
たまに、不審な得体の知れない
宇宙人やら、その他人やら犬やら。。。ウチのまわりをウロウロしていて、話しかけようとすると、サッと逃げてしまう。
和尚様。。。いろんな無言のひとたちが来てさ。覗いて去って行ったり、
キミワルイ
何人かの木蓮寺の檀家様からも、木蓮和尚様に
木蓮寺の
裏庭には、名泉の井戸、生命の泉が湧き出てドリンクFree!
日の出から日没までの解放時間に、
ペットボトルを持参して名泉を汲んで行く人々がいますが、
裏庭の来客にも、時として。
なーーんにもしないで、お寺を観察することだけして帰っていく人がいる、
とのこと。
木蓮寺は、お金があり裕福なお寺なので、賊の下見か
など、近所の人も噂をしました。
しかし。得体の知れない人々は、なぜか、裕福な感じも品性も漂うような感じもするけどなー、と。小坊主さんが、
悩み相談にくるもう見た目もギリギリ行きているのがやっと。。。って感じでボロボロになってお寺を訪れてくる人々とは違う。
あんな感じでもないよ。
悩み相談に駆け込み寺みたいな感じに来て、やっぱり恥ずかしいから、なんにも言わず
悩みを打ち明ける決心がつかずに。
のぞいてきて帰る人も確かにはいますが。
最近現れてくる不審な人々は、そんな感じに見えないし、悪い賊にも見えないんですよね。。と、小坊主さんは、木蓮和尚様に言います。
「しかしながら、詐欺師は信用を得るために立派なカッコをするというからなぁ。なんじゃろな。。。うちは、お金がとか以前に、幼稚園があるからな。不審者からは、
子ども達をきちんと守らないと。なによりもまず、そこが大事。」
小坊主さんたちにも、木蓮和尚は、
木蓮幼稚園のお子さん達をきちんと守る事。みんなで気をつけよう。
「あなた。。。ベルモが元気になってなによりだわ。。。ヴィーナスちゃん達が気遣ってお見舞いに来てくれるって言ってくれたけど。。。あっという間にお見舞いがひっくり返って
快気祝いね。フレンチも久しぶりだわねー、おばあちゃんも食べるかしら。」
「ばーさんは、起きてれば。。。最近は、
気まぐれが
ますます。。いつ起きてくるか。あんまり朝から起きてると、チワワが顔を洗わなくなるからな。。。蒸しタオルの気持ちよさをミーナもココナも覚えて洗顔しないし。
それより、お前も幼稚園のお子さん、気をつけてくれよ。不審人物がって、檀家様からも小坊主達からも、最近言われてるし。ワシも注意しとくがな。」
って言っても。。。不審な得体の知れない人々。。ただ、木蓮寺の散策に来た、観光がてらの参拝者もいるわけだし。。
なかには、ただの見学客が、不審な得体の知れない人に見える場合もあるしのう。
景観が良いのと、ミネラルウォーターを汲みに木蓮寺にやってくる人々もいるわけだし。
こちらが勝手にアヤシイなんてカンチガイするのも、なんにもやってない人に対して失礼じゃしのう。
なんだ、木蓮寺はと、無闇矢鱈に他人様を不審者扱いすると、木蓮寺の信用もなくすわけだし、、、
感じ方や見方はそれぞれだし。
ほんとに、不審者なのかはわからない。。
「まぁ。。。どうしたのかしらね。。幼稚園の生徒さんはもちろん、うちの子達も気をつけなきゃ。。」
木蓮和尚の奥様の紫子さんは心配そうに言います。
さて。神楽町小学校低学年クラス。
「アタシノキョウダイヨ
アタシジャナカッタデショ」
ヴィーナスは、スマホのミリオンとベルモと一緒に写っている写メをクラスメイトに見せました。
特に、ベルモをヴィーナスと間違えて、プルメリア島で変装してチワワ2人とパンケーキの人気店バレンタインでデートしているとからかった蜜蜂のハニーと、
ミリオンをヴィーナスと間違えて、海の家クワタで変装してアルバイトしてるって
ドラゴンのモンは、
「わ。ほんとだー、ヴィーナスにきょうだいがいたんだね。。。」
ヴィーナスの美術家としての公式のホームページにも。
ミリオンとベルモと一緒の写メを載せて、
きょうだいがいるのです。
赤のあたしと、青のミリオン、黄色いベルモ。
至上の楽園
きょうだいがプルメリア島に住んでいます。
信号みたいだけど、赤の私はストップせずに、常に前に進みますとも。
もちろん。信号はきちんと守ります。
皆様。お互いに交通ルールを守って安全に暮らしましょうね。
今夜は倒れ込んだはずの、ベルモの思わぬところで快気祝い。
は。。。いいけれど。
ベルモは、一連の流れ、
カモメのダイヤさんから聞いた
自分の出生にけじめをつけたのかな。。、寝込んでたのが嘘みたいに。。シャキッと起きて働いてると木蓮和尚様から連絡を受けて。
ところで。。。
最近では、ヴィーナスと福ちゃんの住んでいる麗しが浜の
海辺の白い家の付近を、不審な得体の知れない人物がウロウロしてるのを見るよと、
ご近所さんからの通報がありました。
そういえば。。。ときおり無言電話もあり。
最近になって、なんで。
それが、どうも。宇宙人らしくてね。。
南新町の麗しが浜には、海水浴シーズンだし、いろいろなお客さんもくるけど、
不審な得体の知れない宇宙人みたいな、泳ぎもしない、ヴィーナスの家の付近を
ウロウロしてるって。。。
ヴィーナスのLINEには、
今日も朝から相変わらず葉月からの
攻撃LINEがズケズケ入っています。
81
既読無視するな。
あんた、カモメさんの具合はどうなのよ
と。倒れたベルモの心配は無しに。出産を手伝ってくれたカモメさんの心配だけをしていました。
神楽町病院の方のカモメさんは、まだ目を覚まさないらしく。
目を覚まして喋れるなら、盲目のカモメのダイヤさんももしかして
知人のイヴァンさんか声でわかると思うのですが。。。
木蓮和尚夫妻も。。。もうちょっと母親の葉月さんが、ベルモやミリオンの事を思いやってくれたら。。。たしかに
子どもを返せとお寺に乗り込まれるのも困るけど。。。あまりにも。。。
産んだ子どもに感情がドライ過ぎて。
たしかに、お寺に相談にくる女性で、子どもを離婚して育てていけないから旦那に押し付けた、育てたくない、という女性は
いるにはいるけどね。。
産んだ子どもを捨てる母親もいるけれど。母親が、子どもを虐待するぐらいならたしかにまずは、
命と健康と心の問題だから、施設かお子さんが欲しい望ましい家庭に里子に出した方がいいけれど。。。
かわいそうなベルモ。。
ま。どこの親も未熟で成長過程で。。。
サッ。見つからないように。。見つからないように。。。
その影が、ジーっと。
木蓮寺幼稚園の生徒さんが、外で遊びながら、お迎えを待っていたり、幼稚園バスに乗る子は乗り込んでいく。。。
それを影は、見つめながら。。。
ああココが。。。木蓮寺。。ほー、立派な。
。ベルモ、。、か。。。
ヴィーナスが、もう言うことなしの天才美術家で。。。
あとは。。。
あとは。クワタ。海の家クワタの、、、
確か、ミリオン。ミリオンだ、、、
サッ。その影は、、、どうも、宇宙人の様なんですが。。。
なるほど。さすが。。。あの人の子ども。
全員が全員、成功。か。
キラキラか。。
2019年07月17日
真夏の夜のおとぎ話46タコの父親ミシェルのこと。。。
先生、胡桃沢先生。。。
胡桃沢先生
あっ、そうか、神楽町に来たらいちおう社会生活の方がいい胡桃沢って名字を貰ったんだ、いちおう。
ヴィーナスは神楽町に住民票を移した時に、長老の引退福の神のペルシャから、
神楽町の住民としてのお祝いに、
胡桃沢の名字をいただきました。
別に、神楽町の住民になった好意のギフトですから。名字を使っても使わなくても。
やれやれ。。。なんとなく、ヴィーナスだけで済ましてたから、
胡桃沢え、ダレって。。。
誰のことかと思ったら、
あ、そーか。あたしだし。あたしを呼んだのは。
仕事関係者の矢島さんでした。
あの、プルメリア島の海の家クワタで、ミリオンを発見してヴィーナスと繋げた人物です。
たまに、神楽町小学校の近くにも取り引きさがあり、この喫茶店南風で顔を合わせる事が何度かありました、南風の
マスターのグーとも歳がおなじぐらいなので、
出身地もマスターが名古屋。矢島さんが
伊勢神宮の近くの三重県で、祖母が名古屋で、
個人的な友達になったらしいです。
ランチの時間になると、
日替わりランチがあるのに、矢島さんはだいたい南風のランチは、細かい玉葱が入ったチキンライスばかり食べています。
「ヤジマサン。。。ミリオンニモ、ベルモニモ、キノートモダチトイッショニアッタワヨ。ヤジマサンノオカゲ。
アリガトウ。」
「その顔は、楽しく円満に行ったみたいだねー。ミリオンちゃんってこも、話してて、すっごく礼儀正しいし賢いなー、この子って感動したんだけど。。。
3人きょうだいだったん」
「プルメリアジマデ。ミリオン、ベルモノフタリハシザンデウマレタトカンチガイサレテ、
ジツハ。。。プルメリアジマデ、ゴカゾクニメグリアイ、シアワセニクラシテル、」
「ほー。
そりゃあ。良かった。
ところで、ヴィーナス先生。先生も著名人。。。そろそろボランティアも兼ねて、1日刑務所長やらない」
「エ。」
「やっぱり、最初からいきなりはね。1日町長とか、駅長とか、警察署長とか。。。それならいいかもしれないけどね。
マンダリン刑務所長の、刑務所長さんが、ヴィーナス先生大好き
大ファンらしいんですよ。
でも、あそこ極悪犯の島流しですからね。
まさか、無理だろうって。」
マンダリン卿。。。
マンダリン卿。。。プルメリア島からさらに離れて東南方向の、島が一つの極悪犯専用の刑務所。。。
海底にも、極悪犯の海の生物が、牢獄生活をしている。
海の生物。。。
矢島さんは、ちらっと言ってみただけ、みたいなまさかまさかの期待せずに
サラッと言ってみただけ。
アイスコーヒーのモーニングをオーダーしていました。
「こないだ、プルメリア島の海底散策して、チラッと見えたとこでしょ。島全体が刑務所になってるって言う。。。」福ちゃんが言いました。
まさかだけど。。。あたし。。。あそこに。
誰にもいえないけど。
パパの。。。
タコのミシェルが入ってるんじゃないかと。
こんなこと誰にも相談できない事だけれど。まさかね。。だけど、
ミシェルが、
もしも生きていて。。。あたしがいちおう有名人で面は割れてるし。
プロフィールにも、タコと金星人のハーフ産まれで、母親の名前が葉月って公表してるから。。。
無事なら、
ミシェルは、あたしを普通なら訪ねてくるわけ。
でも、訪ねて来ないって。それはもう。。
不幸か。。。新しい女ができたとか。。
またはもしくは。。。マンダリン卿など逮捕されて拘束されてるから。。。
だから、葉月がフラフラと居なくなるどこぞへ放浪しては姿を現わす謎の行動をしているかもだし。。。
「スゴイとこなんでしょ。軽くない。。死刑が出るところでしょ。」シュナ坊が震えました。
「カンガエサセテイタダキタイ。ワタシモ、イロイロナカタノ、ワズカナチカラニデモナリ。シャカイヲヒロメナクテハ。」
思わず、勝手にヴィーナスの口からそんな言葉が出てしまう。
もしもだよ。。。もしも。。そこにほんとーに、パパがいたら?
パパがいたらどうするんだ。。。アタシハ。
だけど、マンダリン卿は、決して脚を踏み入れる事がまずできない。このチャンス。
そりゃ、凶悪犯罪者にでもなればね、マンダリン卿へ流されるけど、そんなん。アタシハするはずないしっ。
何だろう、この気持ち。
芸術家としても、日頃見慣れないは愚か一生に一度も入れない場へと立ち入るのを赦されて場を感じるって
一皮も二皮もめくれるって感覚性を持つチャンスになるっていうか。。。インスピレーション。。。を得る。。
なぜか。。父親の
タコのミシェルは、あたしの手の届かない計り知れないところにいる気がするし。
直感的にではあるけれどもね
葉月は、なんとなく旦那、タコのミシェルの行方をあいつだけは知ってる気がするし。
葉月は、ベラベラ、あたしに突然あんたの母親だからね、と。
それまであたしがたまにくる面白いお姉さん、親戚かなんかぐらいに感じてたけど、
ある日突然。ベリーとルッコラの子どもだとあたしが勝手に思い込んでいただけなんだけど。。。
そうじゃないわ、あたしがあんたのオカンだと平然と言うけど。
人には、平気でそういう事を言うくせに。
自分の都合の悪い秘密は決して喋らないし。そういうこれまたズルイ性格をしている。
万が一にも。。。葉月の旦那が私達にすんなり会わせられない事情がある場合。
四年前の巨大ハリケーンに呑まれたと嘘をつく場合があるし。。
本当に旦那が行方不明だったとしたら。。
ほんとにそうならば。。。
葉月は探さないの
いくらなんでも葉月の性格でも旦那が行方不明なら探すと思うけれど。
だけど、
葉月は、
ミリオンやベルモの。実子が生きていたよと言ってもあちらからは、全く話題にすらしない。
だから。。。旦那にも、もう終わったんだと。。。探さないわけ
アタシハそうは思わない。
あの葉月が、子どもまで産んだぐらいに惚れている男性を。よほどじゃない限りは葉月は子どもを作らないはず。。。
だから。。本当に旦那が行方不明なら、いまでも葉月は旦那を探す。
もしかして、、、葉月は内密裏に。フラフラいなくなっている理由は、行方不明者の旦那を探してるのかもしれないけれど
皆んなに内緒で、おおっぴらに会わせられない旦那と
密会している可能性だってある。
「ホラ、矢島っち。席に置いとくよ。」マスターが、ヴィーナスに話しかける矢島さんに、
モーニングできたから置いとくよと声をかけました。
「え。。。カンガエサセテ、って。センセ、マジ。ちょっとは検討してくれるの、インタビューでさ。マンダリン刑務所長の。
刑務所も、快適なもの。。美しさ、美や美意識、が必要なんだって。
ヴィーナス先生の言葉。
形や表現は違えど美しさには、
外見だけでは決してない、そのものが持つ光るもの。
豊かな高い波動が内面からあふれてくるとかね。
確かになんだろー。見るからに快適なものってどうしてなんだろ。それは、一つ一つの丁寧な美しい波動の集合体って言うのかなぁ。
パズルのピースみたいな粒子が、どれ一つとて、決して美しさを裏切らず。
パチンと見事にハマって、
全体を完成し、内面からあふれて、外見を美しくして醸し出してる。
美というものは、内面から湧き出る自然な美しさが、外見を完成する。
ヴィーナス先生の言う事が、わかるようなわからないような。。。
あ、そーか。モーニング。月曜で赤だしか。たまーには。いいよね。。。」
「ヤジマサン。アカダシハ、コキョウノアジガスルンジャナイノ。フルサトノアタタカミ。」
「いーや。俺、伊勢だし。それにばーちゃんち名古屋だけど、お味噌汁はミックスで、おでんは関東煮だし。なんか、誤解してない
別に名古屋だからって。赤だしじゃない家庭なんてザラだし。。。ばーちゃんちで赤だしを出された事なんか、一度もないよ。
今時もー、なんか、その地域だと、毎日名物料理を食べてるみたいなカンチガイする人いるけど、そんなわけないじゃん。」
グーも笑って「そうそう。名古屋だと、必ず、甘い味噌チューブが各家庭に一つは置いてあるとか、味噌かつじゃないと食べないとか、めちゃくちゃな事を言ってる人がいるけど、強制的に置かされるわけないし。非常食じゃないんだし。好みもあるしね。
カンチガイだよね。。。」
世の中には、その地域に住んでいる人が毎日その地域の名物料理ばかり食べているという変わった事を考えている人もいて。。
「そうそー、確かに好みはあるかもしれないけどさ。。自分が薄味どころで生まれたから濃い味がどーだ、こーだ、って文句言ってたり。そういう人もいるけど。。
あまりにもそう言う人って旅行へ行って食文化に触れる楽しみがねーのかとシラケる。確かに、苦手とかあるかもしれないけどさ。」矢島さんは、、
仕事関係で飲み食いな接待のめんどくさい人間を思い出しながら言いました。
「そ。仕方ないけれど、それがそこの文化なんだねー、おもしろいね。で楽しんだ方がいいよね。ほんと、好き嫌いは仕方ないかもしれないけど。。。旅行に行くのにとか、社会的な社交やお付き合いで、いろんなとこ行くでしょー、それは、そこの文化なんだねーで。味わってみたらいいんじゃない。」マスターのグーも笑っていました。
ヴィーナスは、
親しいマスターや矢島さん、
ヴィーナスの友達が、
朝から常連さんとガヤガヤ話しをしはじめましたが。。。
ひとりだけ、うわの空で。
もしも。。
タコのミシェルが、
とんでもない父親ならば。。他人様を傷つけた父親ならば。
天才美術家ヴィーナスは、イメージも印象も悪くなるかもしれないね。
だけど、、、だけど。
どんなに例えば極悪犯なら。
それでも。。。
死んで二度と
会えないよりはマシだと思うんだろうか。
それぐらいならば。。。
死んでくれていた方が、ましだと思うんだろうか。
どうなんだろう
2019年07月16日
真夏の夜のおとぎ話45アイラブ。ピーチライフ。
グリの親のキキとピアにも、
葉月は癇癪をおこしました。
信じられませんが。
キキとピアと、葉月はだいたい10歳ぐらい違うのですが、グリの親のキキとピアは
近所の葉月を赤ちゃんの頃から、可愛い、可愛い。はーちゃん、はーちゃんと言って可愛がりました。
すぐ近所の幼なじみのキキとピアと、ベリー。ベリーは結婚してパートナーにワガママを言って近所に家を買わせて、
さらに、幼なじみ同士のキキとピアが、
結婚してベリーとルッコラのお隣の家を買います。ベリーは。近所のキキとピアのベビーシッターもした事があるし。
なんら、家族ぐるみの雰囲気があり。キキとピアは、葉月のめんどうもみていましたが、
チヤホヤ、チヤホヤ。
デザインや、美容系の仕事の2人は美しいものに目がない様子で。見た目は、可愛い葉月を猫っかわいがり。です。
オシャレをさせたり。お出かけや。
葉月の上のきょうだい2人の
マリリンや、ナオキより少しキキとピアはお姉さんお兄さんなので、マリリンやナオキも可愛いがるけれど。
みんなして、末っ子の葉月を可愛いがります。ベリーは、仕事で葉月をほとんどめんどうを見ず。
キキ、ピアは、葉月を可愛がりあたりまえみたいになり、
ひさびさに家に帰ってきた時に、葉月の子どものヴィーナスが金星に住んでいた頃。。
キキとピアが、自分達の3人の子どもの
シナモン、グリ、ナッツとともに。ヴィーナスも一緒に可愛がっていると、葉月はなんと機嫌を損ねるのです。
自分の子どもを信頼ある人たちが、大切にしてくれる事は、とっても。
普通はありがたいもんなのに。。。
なんと、自分の子どもを取られるみたいな嫉妬じゃないんですよ?
葉月は、逆に可愛がってくれた近所のおなじみなお兄さんお姉さんが、
自分をさし置き、子どものヴィーナスが可愛がられるのが悔しいんです。
自分の子どもの
ヴィーナスへ嫉妬してるんです。。。
母親のベリーに対しても。
葉月は、口をとがらせて、自分の子どもに自分の人生を生きてもらうみたいな、価値観を押し付けるウザい女よりはマシでしょう。
あたしはあたし。子どもは子ども。
あたしの子ども。。。
奴らは全員が全員。。。自分の自我や人生を生きていて私は見守るいいやつなんだし。みたいに、
ヴィーナスや、ミリオン、ベルモの事について、今回ベリーは葉月の顔を見て叱りましたが。。。
奴らは、もうはっきり自我や自立しているからよかったじゃん。私がなにをしたの
そんな立派な子どもを産んだのよ。
ベリーのババアは、自分だって子育てを周りに丸投げしといて。。。叱る権利があるの
言っておくけどね、あたしらのきょうだいよりもあたしの子どもの方が遥かに優秀だし。
確かに。。。
ベリーは、約束を貫き。仕事を優先するので、みんなが赤ちゃんを見てくれるなら
第三子を産む。
というお言葉に甘えました。ベリー自身が
葉月をほとんど育てていませんから。ぐうの音もでません。
それに、実際葉月の子どもは、ヴィーナスを筆頭にして優秀で明るい活発で、お金を稼いだり、裕福な家庭でぬくぬく育ち大事にされています。
これのどこがどういけないの
勝てば官軍でしょ。
またしても、葉月は、小狡い事に関しては言葉を覚えていたりや、知恵がまわります。
誰一人グレていない。誰一人と不幸じゃない。それどころか、三人が全員。幸せな生活をのうのうとして。。。
旦那をなくしたわたしに比べたらどれほど奴らは幸せか。
ベリーは、葉月の悪態に頭がクラクラします。
なんなん。。どおいう、へ理屈。。
オカン、あなたはワガママ葉月を産んだけれどね。
あたしは、チャーんっと、素直で幸せな子どもを産んだ。
結果を出しているじゃない
子どもがみんな、優秀で幸せな。。
結果を出しているじゃない。
オカン。
あんたに勝ったのはあたしだからね。
バーカ。
と。。。
ベリーにしつこい悪態をついてくる葉月。
そうかもしれないし、あたしは確かに。。。葉月の世話を周囲に丸投げして働いたし。
だけど。。。葉月。だからって。。じゃあ、子どもは母親が育てなくても、周りが育ててくれたらそれで円満じゃない。。。って。
昔、葉月がヴィーナスをスーパーの袋に入れて運んでいたのを見て、ベリーは卒倒しました。。。
なんてこ。。。なんてこ、なんて、馬鹿たれ
しかし、葉月は、プッとむくれて、
大きさがちょうどぴったりだし。
雨に濡れるからちょうどいいじゃん。
洗濯ネットよりは濡れないでしょ。紙袋だと底が抜けたらかわいそうだし。
こいつ結構動くから。
すぐ破れちゃうし。
なんてこ。。。
頭が痛い。。。胃もおまけに痛いっ。
子どもにこんなことを。
ヴィーナスが生まれてしばらくで、物心ついてないからいいものの。。、
サイアク。。。
これじゃ。あたしらジジババがヴィーナスを見た方がヴィーナスの為になる。めんどくさいから
お菓子を離乳食の代わりに赤ちゃんに食べさせたり、スーパーのビニール袋に入れて運んできたり。
メチャクチャだわ。。
さ。。、。。それで。地球の、神楽町小学校は、朝。。
まだまだ、神楽町小学校の近所の喫茶店南風でのモーニング中の
シュナ坊は、
「ヴィーナスんちは、家系がチワワの血統がつよいんでしょ。」
「ムカツクハナシヲシナイデヨネ。
ドーセ。ソーダッテ、シッテルンデショ」
「別に、変な意味じゃなくってさ。お母さん、多分チワワの血が濃いんじゃない。ご先祖様の隔世遺伝だか、なんだけ、それ。
だから、ワンちゃんみたいに、産んで、子どもは子どもで、独立していくのがあたりまえとしか最初っから思ってないんじゃないの。。。」
シュナ坊はあたりまえだけど。犬目線。
だいたいのワンちゃんは、親子は離れ子どもは独立して、親より飼い主さんとの愛情を結びます。子どもが、
いかに、よい独立をするか、が、犬には重要かも。
そうですかねぇ。。。確かに、小型犬のなかには落ち着きがなく、
子どもがチヤホヤされると、押しのけて可愛がられようとするタイプのワンちゃんも
いそうだけどな。。。
ま。。。ま。。別に、自分自身もヴィーナスは、葉月のことを、たまにくるお姉さん程度だと昔は思っていて
ある日突然前触れなしにオカンだと。
ベリーやルッコラが、突然こんな小さな子にっ、
と、葉月をど叱りましたが、
葉月は、なんで、別にオカン達の子供ってヴィーナスに言ってるわけじゃないでしょ。
ヴィーナスが、勝手に、育ててくれて、いつも一緒にいるジジババを、パパママとカンチガイしてるかはわからないけどさー。
間違いは正さないと。
と。。。開き直りするし。
「でもさ。。。こんな言い方は良くないかもしれないけど、ベルモちゃん、お坊さんなわけでしょ。
ウジウジしてるより、多少厳しい環境に置かれた方が向いてるんじゃないかな。
ダメダメの甘々って。。。それより、普通の人よりちょっと考えさせられる環境じゃないと。。。だって、ベルモちゃん、高層、阿闍梨を目指すらしいって言ってたでしょ。
ウーン。ちょっと厳しいけど。良いお寺で、素敵な人々に囲まれて、それはいいけどね。。それだけじゃ、よっぽど修行になるかしら。」
そんな風な切り口で見る、
グリは和食にレモンスカッシュと素っ頓狂な組み合わせのモーニングです。
今朝は焼き魚がサワラの西京焼きでした。
「アノコハ。カワッテルカラネ。」ヴィーナスは、今時の時代から、悪くはないけれど。。。
ベルモ、
ちいさいウチからちょっと抹香臭いかなぁ〜
イイコなんだけどねっ。。。
すぐ。
仏様がドーだ、こうだや。
死んでもないのに。。きょうだいのクールな現実派ミリオンも、理解できない。ベルモの説法は。。。
あわわわ。また、ベルモが宗教家みたいな事を言ってるよ。
今時の子でしょうに。。と呆れ返り。
雑談として。。。
ガヤガヤ話していると、マスターが、
「ほらほらって。ヴィーナス、今日から旬のスイーツが、暫くピーチフェアだよ。」
「エー、」
近ごろドタバタと。。。
ゴッタごったあり過ぎてすっかり忘れていたけどっ。
大好きな
桃の旬の季節なんだー。
えへへ〜。
待てよっ。
て。ことは。。。手土産も桃の旬のスイーツかぁ。
なんか。。独り占めしたいんだけどぉ。
と、ヴィーナスが、ヘラヘラ
桃大好きなのを南風のマスターは、よくご存知で。
独り占めしたい気持ちもわかるけど。。
「美味しいものは、人に教えたくないうちは、ほんとに美味しいものの良さがわからないよ。
分かち合って、人と一緒に喜んでこそ、なお美味しいものだし。」
マスターは、
ベルモのお見舞いにスイーツを持っていこうとしたら、
ベルモが元気になっていて、まぁ、うちに食べに来なさい。来てくれる予定だったのだろ、
みたいに木蓮和尚に夕ごはんに呼ばれたんだー、だから、手土産を差し入れするんだー、とお見舞いが、快気祝いになった喜びをヴィーナスが伝えました。
で。今週から、旬のスイーツが桃に変わってた。。。
独占したいけど。。。ま。。。みんなで美味しいもの食べよう。
ヴィーナスは、桃のタルトを手土産にオーダーしました。マスターは、また、あのレアチーズケーキを今度はヴィーナスの為におまけしてくれます。
ヴィーナスの話しをおーまかに聞くと。
「元気だしなよ。。今幸せなんだからさ、ヴィーナスもきょうだいも、みんな健康で良い子でお金持ちで、イキイキしていて。で、友達や家族に恵まれてるんだよ。。
たくさんある宝物に目を向けないとね。」
マスターは、ヴィーナスに優しく微笑みます。
たくさんある宝物。。
ベルモも、ベルモの方で、昨日の倒れこみは、なかったかの様に、保育士の仕事にいそしんでいます。
また、今夜も倒れたおかげさまで、ヴィーナスやヴィーナスの友達が来てくれて。
で、木蓮和尚様が、フレンチのフルコースにチャレンジしてくれて。
ベルモが治った快気祝い。
お見舞いに来てくれる方々の感謝のきもち。
ベルモは、木蓮寺の傾聴修行で、実に様々な波乱万丈の人々の悩みを人生模様を傾聴しています。
いまは、傾聴するだけ、傾聴しながら、この人は何が言いたいのかしたいのかをじっくり考えて、口を出してはいけません。
時には聞いていて、おっとりとしたベルモですら。警策や木魚でぶん殴りたい時もあるし。ま、ぶん殴りたいだけで、ぶん殴りませんが、
悩みを聞いて大泣きをこらえたり。。。
でも。他人様の悩みを聞いていて。幸せになりたいのはみんな同じ。
全然顔も性格も、国籍、生き物や、種族も関係なく幸せになりたいのだし。
誰しも、いい子ちゃんになる為に生まれてきたわけじゃなくて。
自分らしい自分になるために、生まれてくるのが、幸せなんだろうなとベルモは感じました。
もちろん、自分らしい自分って言っても、
成長なき、自己中しんの、人を踏みにじったり、そういう事じゃなくって。
ベルモは、今日も、美しい
イキイキと輝く
蓮の花に挨拶をしました。
またまた、ベルモの、木蓮寺御神託みくじの和歌が、心にそっと湧き上がりそうです。
葉月は癇癪をおこしました。
信じられませんが。
キキとピアと、葉月はだいたい10歳ぐらい違うのですが、グリの親のキキとピアは
近所の葉月を赤ちゃんの頃から、可愛い、可愛い。はーちゃん、はーちゃんと言って可愛がりました。
すぐ近所の幼なじみのキキとピアと、ベリー。ベリーは結婚してパートナーにワガママを言って近所に家を買わせて、
さらに、幼なじみ同士のキキとピアが、
結婚してベリーとルッコラのお隣の家を買います。ベリーは。近所のキキとピアのベビーシッターもした事があるし。
なんら、家族ぐるみの雰囲気があり。キキとピアは、葉月のめんどうもみていましたが、
チヤホヤ、チヤホヤ。
デザインや、美容系の仕事の2人は美しいものに目がない様子で。見た目は、可愛い葉月を猫っかわいがり。です。
オシャレをさせたり。お出かけや。
葉月の上のきょうだい2人の
マリリンや、ナオキより少しキキとピアはお姉さんお兄さんなので、マリリンやナオキも可愛いがるけれど。
みんなして、末っ子の葉月を可愛いがります。ベリーは、仕事で葉月をほとんどめんどうを見ず。
キキ、ピアは、葉月を可愛がりあたりまえみたいになり、
ひさびさに家に帰ってきた時に、葉月の子どものヴィーナスが金星に住んでいた頃。。
キキとピアが、自分達の3人の子どもの
シナモン、グリ、ナッツとともに。ヴィーナスも一緒に可愛がっていると、葉月はなんと機嫌を損ねるのです。
自分の子どもを信頼ある人たちが、大切にしてくれる事は、とっても。
普通はありがたいもんなのに。。。
なんと、自分の子どもを取られるみたいな嫉妬じゃないんですよ?
葉月は、逆に可愛がってくれた近所のおなじみなお兄さんお姉さんが、
自分をさし置き、子どものヴィーナスが可愛がられるのが悔しいんです。
自分の子どもの
ヴィーナスへ嫉妬してるんです。。。
母親のベリーに対しても。
葉月は、口をとがらせて、自分の子どもに自分の人生を生きてもらうみたいな、価値観を押し付けるウザい女よりはマシでしょう。
あたしはあたし。子どもは子ども。
あたしの子ども。。。
奴らは全員が全員。。。自分の自我や人生を生きていて私は見守るいいやつなんだし。みたいに、
ヴィーナスや、ミリオン、ベルモの事について、今回ベリーは葉月の顔を見て叱りましたが。。。
奴らは、もうはっきり自我や自立しているからよかったじゃん。私がなにをしたの
そんな立派な子どもを産んだのよ。
ベリーのババアは、自分だって子育てを周りに丸投げしといて。。。叱る権利があるの
言っておくけどね、あたしらのきょうだいよりもあたしの子どもの方が遥かに優秀だし。
確かに。。。
ベリーは、約束を貫き。仕事を優先するので、みんなが赤ちゃんを見てくれるなら
第三子を産む。
というお言葉に甘えました。ベリー自身が
葉月をほとんど育てていませんから。ぐうの音もでません。
それに、実際葉月の子どもは、ヴィーナスを筆頭にして優秀で明るい活発で、お金を稼いだり、裕福な家庭でぬくぬく育ち大事にされています。
これのどこがどういけないの
勝てば官軍でしょ。
またしても、葉月は、小狡い事に関しては言葉を覚えていたりや、知恵がまわります。
誰一人グレていない。誰一人と不幸じゃない。それどころか、三人が全員。幸せな生活をのうのうとして。。。
旦那をなくしたわたしに比べたらどれほど奴らは幸せか。
ベリーは、葉月の悪態に頭がクラクラします。
なんなん。。どおいう、へ理屈。。
オカン、あなたはワガママ葉月を産んだけれどね。
あたしは、チャーんっと、素直で幸せな子どもを産んだ。
結果を出しているじゃない
子どもがみんな、優秀で幸せな。。
結果を出しているじゃない。
オカン。
あんたに勝ったのはあたしだからね。
バーカ。
と。。。
ベリーにしつこい悪態をついてくる葉月。
そうかもしれないし、あたしは確かに。。。葉月の世話を周囲に丸投げして働いたし。
だけど。。。葉月。だからって。。じゃあ、子どもは母親が育てなくても、周りが育ててくれたらそれで円満じゃない。。。って。
昔、葉月がヴィーナスをスーパーの袋に入れて運んでいたのを見て、ベリーは卒倒しました。。。
なんてこ。。。なんてこ、なんて、馬鹿たれ
しかし、葉月は、プッとむくれて、
大きさがちょうどぴったりだし。
雨に濡れるからちょうどいいじゃん。
洗濯ネットよりは濡れないでしょ。紙袋だと底が抜けたらかわいそうだし。
こいつ結構動くから。
すぐ破れちゃうし。
なんてこ。。。
頭が痛い。。。胃もおまけに痛いっ。
子どもにこんなことを。
ヴィーナスが生まれてしばらくで、物心ついてないからいいものの。。、
サイアク。。。
これじゃ。あたしらジジババがヴィーナスを見た方がヴィーナスの為になる。めんどくさいから
お菓子を離乳食の代わりに赤ちゃんに食べさせたり、スーパーのビニール袋に入れて運んできたり。
メチャクチャだわ。。
さ。。、。。それで。地球の、神楽町小学校は、朝。。
まだまだ、神楽町小学校の近所の喫茶店南風でのモーニング中の
シュナ坊は、
「ヴィーナスんちは、家系がチワワの血統がつよいんでしょ。」
「ムカツクハナシヲシナイデヨネ。
ドーセ。ソーダッテ、シッテルンデショ」
「別に、変な意味じゃなくってさ。お母さん、多分チワワの血が濃いんじゃない。ご先祖様の隔世遺伝だか、なんだけ、それ。
だから、ワンちゃんみたいに、産んで、子どもは子どもで、独立していくのがあたりまえとしか最初っから思ってないんじゃないの。。。」
シュナ坊はあたりまえだけど。犬目線。
だいたいのワンちゃんは、親子は離れ子どもは独立して、親より飼い主さんとの愛情を結びます。子どもが、
いかに、よい独立をするか、が、犬には重要かも。
そうですかねぇ。。。確かに、小型犬のなかには落ち着きがなく、
子どもがチヤホヤされると、押しのけて可愛がられようとするタイプのワンちゃんも
いそうだけどな。。。
ま。。。ま。。別に、自分自身もヴィーナスは、葉月のことを、たまにくるお姉さん程度だと昔は思っていて
ある日突然前触れなしにオカンだと。
ベリーやルッコラが、突然こんな小さな子にっ、
と、葉月をど叱りましたが、
葉月は、なんで、別にオカン達の子供ってヴィーナスに言ってるわけじゃないでしょ。
ヴィーナスが、勝手に、育ててくれて、いつも一緒にいるジジババを、パパママとカンチガイしてるかはわからないけどさー。
間違いは正さないと。
と。。。開き直りするし。
「でもさ。。。こんな言い方は良くないかもしれないけど、ベルモちゃん、お坊さんなわけでしょ。
ウジウジしてるより、多少厳しい環境に置かれた方が向いてるんじゃないかな。
ダメダメの甘々って。。。それより、普通の人よりちょっと考えさせられる環境じゃないと。。。だって、ベルモちゃん、高層、阿闍梨を目指すらしいって言ってたでしょ。
ウーン。ちょっと厳しいけど。良いお寺で、素敵な人々に囲まれて、それはいいけどね。。それだけじゃ、よっぽど修行になるかしら。」
そんな風な切り口で見る、
グリは和食にレモンスカッシュと素っ頓狂な組み合わせのモーニングです。
今朝は焼き魚がサワラの西京焼きでした。
「アノコハ。カワッテルカラネ。」ヴィーナスは、今時の時代から、悪くはないけれど。。。
ベルモ、
ちいさいウチからちょっと抹香臭いかなぁ〜
イイコなんだけどねっ。。。
すぐ。
仏様がドーだ、こうだや。
死んでもないのに。。きょうだいのクールな現実派ミリオンも、理解できない。ベルモの説法は。。。
あわわわ。また、ベルモが宗教家みたいな事を言ってるよ。
今時の子でしょうに。。と呆れ返り。
雑談として。。。
ガヤガヤ話していると、マスターが、
「ほらほらって。ヴィーナス、今日から旬のスイーツが、暫くピーチフェアだよ。」
「エー、」
近ごろドタバタと。。。
ゴッタごったあり過ぎてすっかり忘れていたけどっ。
大好きな
桃の旬の季節なんだー。
えへへ〜。
待てよっ。
て。ことは。。。手土産も桃の旬のスイーツかぁ。
なんか。。独り占めしたいんだけどぉ。
と、ヴィーナスが、ヘラヘラ
桃大好きなのを南風のマスターは、よくご存知で。
独り占めしたい気持ちもわかるけど。。
「美味しいものは、人に教えたくないうちは、ほんとに美味しいものの良さがわからないよ。
分かち合って、人と一緒に喜んでこそ、なお美味しいものだし。」
マスターは、
ベルモのお見舞いにスイーツを持っていこうとしたら、
ベルモが元気になっていて、まぁ、うちに食べに来なさい。来てくれる予定だったのだろ、
みたいに木蓮和尚に夕ごはんに呼ばれたんだー、だから、手土産を差し入れするんだー、とお見舞いが、快気祝いになった喜びをヴィーナスが伝えました。
で。今週から、旬のスイーツが桃に変わってた。。。
独占したいけど。。。ま。。。みんなで美味しいもの食べよう。
ヴィーナスは、桃のタルトを手土産にオーダーしました。マスターは、また、あのレアチーズケーキを今度はヴィーナスの為におまけしてくれます。
ヴィーナスの話しをおーまかに聞くと。
「元気だしなよ。。今幸せなんだからさ、ヴィーナスもきょうだいも、みんな健康で良い子でお金持ちで、イキイキしていて。で、友達や家族に恵まれてるんだよ。。
たくさんある宝物に目を向けないとね。」
マスターは、ヴィーナスに優しく微笑みます。
たくさんある宝物。。
ベルモも、ベルモの方で、昨日の倒れこみは、なかったかの様に、保育士の仕事にいそしんでいます。
また、今夜も倒れたおかげさまで、ヴィーナスやヴィーナスの友達が来てくれて。
で、木蓮和尚様が、フレンチのフルコースにチャレンジしてくれて。
ベルモが治った快気祝い。
お見舞いに来てくれる方々の感謝のきもち。
ベルモは、木蓮寺の傾聴修行で、実に様々な波乱万丈の人々の悩みを人生模様を傾聴しています。
いまは、傾聴するだけ、傾聴しながら、この人は何が言いたいのかしたいのかをじっくり考えて、口を出してはいけません。
時には聞いていて、おっとりとしたベルモですら。警策や木魚でぶん殴りたい時もあるし。ま、ぶん殴りたいだけで、ぶん殴りませんが、
悩みを聞いて大泣きをこらえたり。。。
でも。他人様の悩みを聞いていて。幸せになりたいのはみんな同じ。
全然顔も性格も、国籍、生き物や、種族も関係なく幸せになりたいのだし。
誰しも、いい子ちゃんになる為に生まれてきたわけじゃなくて。
自分らしい自分になるために、生まれてくるのが、幸せなんだろうなとベルモは感じました。
もちろん、自分らしい自分って言っても、
成長なき、自己中しんの、人を踏みにじったり、そういう事じゃなくって。
ベルモは、今日も、美しい
イキイキと輝く
蓮の花に挨拶をしました。
またまた、ベルモの、木蓮寺御神託みくじの和歌が、心にそっと湧き上がりそうです。
2019年07月15日
真夜中のおとぎ話44蓮の花の咲く頃に。
81
ちょっとあんたっ?
で、カモメさんはどうしてるのよ。。。
ヴィーナスに馬鹿母親の葉月からLINEがあったものの。。。
カモメさんの容態を聞いてくるものと、あと、見るに耐えない身勝手な悪態。。
コレは。ホントに子どもを産んだ母親ですか、
産んだだけ。。。ですが。
神楽町小学校に行く前に小学校近所のおなじみの喫茶店南風に行ったヴィーナス達。
いつも、常連さんを見ては、わわ〜、ワーキャーなヴィーナスが。。。
物思いにふける。憂う。
あたしは。。。たまたま。産まれた時に。ぴんぴんと元気だったからね、たまたま。
それが、あたしで。
その他二人のきょうだい。
ミリオンや、ベルモは、仮死状態で、助けてくれた恩人と思われた人から、実は、死んだと嘘をつかれて流された。
その、
衝撃的な話の衝撃波をきょうだいのベルモがうけ。。
ベルモは、善意から、土曜日の夜に、みんなで助けたカモメさんをお見舞いし、
僧侶としてごく普通に悩める人の心を慰さめるために。。。悩みを傾聴する
そんな僧侶の日常の修行のひとつを日常的に行なっていたベルモの異変。
しかも。。。母親は、自分に関心がない。多分どうでもいいと思われている。
どうでもいい。。。
確かに。。。世の中には。
離婚して。子どもを育てるのは無理だから、さようなら。
男ができたからさようなら。
養育費を払わないなら子どもはいらないからさようなら。
その他、さようなら。。。
育てたくない。子ども嫌い、おろす。って。
そんな女性は、いるし。
子ども、子ども、子ども、子どもっ。
子どもを産まなきゃ生きてる意味がないみたいな怖いぐらい子どもに執着した過剰な女性もいるし。
ベルモはお寺で、そんな泣きわめく相談者みたいな女性はたくさん見ているけれど。
だけど、実際自分の母親が、ノーウエルカム。
私たちには無関心だとは。
縁結び寺でもあり、オープンな木蓮和尚様は、様々な人生相談者が来るけれど。
虐待なんかの相談者もいて。心が痛いベルモ。
そんな相談者の悩むのを横で傾聴せよ、と。
それもお坊さんの修行の大事なひとつ
ただし、泣いても怒っても、口をはさんでもダメ。その人がなにがしたいのか、を見抜け。
か。。。
そんな、気持ちでお見舞いと傾聴につとめ。
実は。自分の衝撃的な事実を知って倒れ込んだベルモ。
目が覚めたベルモの。。。
窓の外の。
白い蓮と、ピンクの蓮が。。。
一瞬極楽にいるかと錯覚したのです。
あっ、違う、違う。。
生きてるんだ。。。その時、今のイキイキした生命力の輝きをギュッと詰まった旬の蓮の花に。
極楽浄土、、、ではなく。生きているんだ、とベルモが励まされました。
あ。そうか。。。今年、あの蓮は、水蓮和尚が、久しぶりに木蓮和尚と再会して
木蓮和尚が蓮の花の花盛りに産まれたのと、暑中見舞いと、お中元を兼ねてしゃれて先輩兄弟子の水蓮和尚様が、
水蓮寺の蓮の花を贈ってくれたのです。
つややかにキラキラしている、みずみずしい花咲く蓮の花。
白も。ピンクのも。
水蓮寺には、美しい水蓮もありますが、蓮の花もあるようです。
小坊主さん達は、木蓮寺の井戸や生命の泉の水を蓮に与えました。
水蓮和尚様からは、
優雅なおもてなし。。。いつか、うちに来て、蓮の葉で酒を酌み交わさないか。お互いじいさんになっちゃったけど。。
木蓮、水蓮。お互いさまに、僧籍を美しい花盛りの名前を仏様からいただいた二人の僧侶は、美しく優雅なものが大好きでした。
だから、木蓮寺も水蓮寺も美しい、文化だけではなく芸術的にも有名どころでした。
ベルモは、頭がポーっとするなり、蓮の花を見つめながら。
それでもあたしは、奇遇なこと。お寺さんの僧侶になりたい性質であり。保育士にも向いていて。
おまけに、お寺さんと言ってもこんな美しい。。。こんな美しいお寺さんとご縁があり。
なんだか、涙があふれてきました。
閑散とした厳めしいお寺さんだってあるなか。おおらかな和尚や、奥様。
そう。あたしは。。。ぬくぬくと。お母さんに甘えてってタイプじゃないし。
かと言っても。厳しすぎるギスギスしたお寺さんにも向いてないし。
あのまま。。。もしも。金星に連れ戻され育てられたら、果たして天性の美の才能を持って生まれたきょうだいヴィーナスのように
毎日がイキイキ輝いて好きな人に囲まれて好きな場所に住んで、好きな事をして生きている私がいるだろうか。。
平凡で自分さがしをフラフラする、地に足のつかない夢だけみる夢見る夢子だったかも。
これで。。。よかったんじゃないかなぁ。
来るべくして来たなぁ。あたしの居場所。
なんと。ベルモは、今朝も。。倒れてる場合じゃないと。。。
ひょこっと起き上がり。
さっさと、シャワーを浴び歯を磨き。
支度を整え、シャキッと
木蓮幼稚園に顔を出しました。。。
「え。。。
えー、先生っ、ベルモ先生、大丈夫なんですか。」若い保育士さんは、ベルモが昨夜倒れたと聞いて心配していましたが、
ひょこっといつものように平気にあらわれ。
厚い雲に覆われた雲の隙間から、輝かしい太陽が現れたごとくに。
「心配かけて、ごめんなさい。疲れがたまってたみたいだからね。一晩ぐっすり寝たらスッキリ。」
生徒達がベルモの顔を見ると
キャー、キャー喜びます。
これよ。
この輝かしい笑顔。子供達の。
笑い合っていられるのは、どんな幸せで美しいの。。。
和尚は、幼稚園も経営する子ども好きで、他の幼稚園から御断りされた問題のある子どもも受け入れ、情緒的に教育と躾をしながら、
社会性を身につける、
和尚は、縁結び寺も兼ねて婚活をし、ご縁や子孫繁栄幸せな結婚を後押しし、
お料理も好きで、美味しいものを食べ、ベジタリアンだけが幸せじゃない。 ベジタリアンだって、植物の生命をいただいてるのだからとの、おおらかな考え。
結婚も。子孫繁栄繁栄や、愛し合うものが結ばれるのは素直な人として素晴らしい事である。。
お坊さんの中や宗派では、結婚や肉食を禁じる事もありますが、木蓮寺は、明るいお酒も進めているし。
木蓮寺は。結婚も良い事だと前向きにとらえています。
ベルモは、結婚はしたくないし、興味すらありませんが、結婚もしたければしてしたくないならしない。
それが自然の木蓮寺。。。
それこそ、木蓮和尚様が言うには、結婚は最大の厳しい人生修行だそうです。
いくら好きでも相手と毎日暮らし。嫌なところをお互いにさらけ出して時にはぶつかる。
さらには、中にはお互い妥協して流されて惰性で結婚したものもあれば、
自由を制限されたり。
それでも結婚したい人が後を絶たないし。
それでも結婚したい結婚に向けて、お互いに成長する。、、
結婚を否定する宗教があれど、木蓮和尚様には、結婚こそ厳しい修行だとしか思えない。
全然個性の違う2人が、一緒に暮らして。
それで、幸せになる為の修行だし。
と。
あたしの居場所こそ。。。
今日は、いちだんと蓮の花がきらめいている。美しい。。。
蓮の花は、一般的に泥水の沼地でもそれでも清らかに美しい純潔な美しさ。
ドロドロしい環境でも、そんな環境すらどこ吹く風だと。
私は、それに比べると、決してどろどろした環境ではなく。むしろ、綺麗であったかくぬくぬくしている。
適した生業がすでに用意されていて。
そんなあたしが、ぐずぐずしていてはいけないと思う。
「ねーたん、ねーたんが起きたっ。」木蓮寺のチワワのミーナが、ココナに言いました。
「ねぇね、寝たら元気になっちゃった。
昨日はねぇねがお部屋で寝なかったから広かったね。痩せ組しかいなかったしー。」きゃっ、きゃっとココナが言うと
「シーッ。痩せ組のはなしは、痩せ組会長のおー婆ばに
ねぇねベルモ達デブ組に聞かれたら怒られるからそのはなしはするな、っ。て言われてるよ。」
ミーナがココナをたしなめました。
ミーナとココナは、これでも木蓮幼稚園の保育士見習いです。木蓮寺にやってきたのだし。木蓮寺の子どもですし。
ミーナとココナはたまたま気まぐれに早朝に起きた濃紫婆さんに蒸しタオルで顔を拭かれました。
濃紫婆さんは、好きな時に起きて好き放題ですが、もともとチワワが好きな為に世話をしたがり。タイミング朝に起きて気づくと
ポカポカの
蒸しタオルで二人のチワワの顔をふきたがります。
チワワの二人も顔を洗うのがめんどくさいので、昨日ちゃんとお風呂に入ってるもん。
と、怒りながらもベルモに叱られて朝に顔を洗うのが決まりですが。。。
濃紫婆さんが起きてると蒸しタオルで気持ちよくケアされるのでした。
甘やかし過ぎじゃない。自分達で顔を洗わなくなるし。とベルモが呆れても、小型犬好きな女性のように
濃紫婆さんは、可愛い、可愛いと。チワワを甘やかします。
ヴィーナスのLINEに、木蓮和尚からの連絡が、
ヴィーナスちゃん、ベルモが起きて、元気になって。。、お見舞いをしてくれるって気遣われたんだけど。。。
でも、せっかくだから。夕飯食べていかない
少しづつ、フレンチを覚え、ひととおり料理できるようになったんで。
フレンチは、けっこう接待を受けるし、
見よう見まね。
いつか、ひととおりレパートリーできるようにしたいと思って。
残念ながら、ミリオンは仕事だし、ミリオンにはまだ、カモメさんの話しを聞かせるわけにはいかないし。
葉月さんの事も。。。
ちょっとミリオンは、今回は呼べないけど。。。でも。ミリオンには、複雑な詳細は黙っておいた方がよかろうかのう。。
たまたま、ベルモは聞いてしまったし。ベルモは、僧侶として修行の身だからまだ。。
しかし。。。ミリオンは、クールに割り切ってるように見えて、神経質なところがあるしのう。。。
などとLINEが来て。
木蓮和尚が、また、料理グセが出てきたようです。
そう。確かに、葉月について、きちんと説明しとくべきかな。。。もうそういう性質の人なんだ、と。
金星に連れ帰られたヴィーナスすら、育てることはなくすぐに実家に丸投げし。たまに実家に帰ってきて、
「おかん、こいつがお菓子を勝手に食べたー、」と、なんと、赤ちゃんのヴィーナスが、勝手に葉月のチョコレートを食べて葉月が激怒したり。
ベリーや、ルッコラが仕事中に、たまたま帰ってきた葉月が裏でヴィーナスをみていると、
赤ちゃんに、アイスクリームやお菓子を食べさせたり。
ベリーが叱ると、だってこいつ、こないだ私のお菓子を勝手に食べたじゃん。
今日は、優しくお菓子あげるのになんであたしが怒られるわけ
なんで、可愛がったら可愛がったで怒られるわけ
と、ぎゃあぎゃあわめき。
なんで、あたしだけ、旦那が行方不明だとか。。。あたしだけ、あたしだけ。
オカンはあたしを育てないくせに、ヴィーナスは育てるし。
葉月は、ベリーが、仕事のために子育てを主に旦那のルッコラや、周りに任せたのをいつまでも、いつまでも、ネチネチ責め
根に持っていたのです。
だから、葉月は、子育ては、母親がしなくてもいいと思い込み、くちをとがらせては、
あたしだってさ。オカンはあたしを育てなかったじゃん。
と、ベリーに悪態をつき、さらにはベリーがヴィーナスを育てるのに、
なんで、あたしを育てずにヴィーナスは育てるわけ
あたしは周りに育てさせといてっ。と、矛盾したトンチンカンな理由でキレるのです。
木蓮寺、説法みくじ。第四、吉。
蓮の花咲けば潤う夏の日に。
涼しくもありまぶしくもある。
どんなに暑い日、寒い日も、暑い暑い寒い寒いとそればっかりに意識を向けていたら人生はあまりにも淡々としすぎて物悲しいものです。
われわれ生命があるものは、いつか命が尽きる存在でありまして、みんな時間は平等に流れていきます。
それならば、マイナスばかりに意識をむけないで、過ごしにくい嫌な環境やそんな時期にさえ、実は美しく、心が潤うでありましょう、
暑い日はみずみずしく寒い日は気持ちが暖かくなるものにたくさん気づきましょう。
そして、あなたがどんな日も、環境に左右されない、快適で輝かしい人になりましょう、
と、。。
少しづつ、少しづつ。。。ベルモの木蓮寺説法みくじができていきます。
まだまだ未完成ではありますが。日々日常生活をし、気づく事からおみくじはできていきます。おみくじは、神様からのギフト。
仏様の御神託です。
常夏の島。プルメリア島でも、シーズンのように、強い夏、穏やかな夏、冷夏、猛暑、酷暑。。。などなど、
単調ではなく、
あらゆる表情の夏が一年で巡ってくるのです。
ちょっとあんたっ?
で、カモメさんはどうしてるのよ。。。
ヴィーナスに馬鹿母親の葉月からLINEがあったものの。。。
カモメさんの容態を聞いてくるものと、あと、見るに耐えない身勝手な悪態。。
コレは。ホントに子どもを産んだ母親ですか、
産んだだけ。。。ですが。
神楽町小学校に行く前に小学校近所のおなじみの喫茶店南風に行ったヴィーナス達。
いつも、常連さんを見ては、わわ〜、ワーキャーなヴィーナスが。。。
物思いにふける。憂う。
あたしは。。。たまたま。産まれた時に。ぴんぴんと元気だったからね、たまたま。
それが、あたしで。
その他二人のきょうだい。
ミリオンや、ベルモは、仮死状態で、助けてくれた恩人と思われた人から、実は、死んだと嘘をつかれて流された。
その、
衝撃的な話の衝撃波をきょうだいのベルモがうけ。。
ベルモは、善意から、土曜日の夜に、みんなで助けたカモメさんをお見舞いし、
僧侶としてごく普通に悩める人の心を慰さめるために。。。悩みを傾聴する
そんな僧侶の日常の修行のひとつを日常的に行なっていたベルモの異変。
しかも。。。母親は、自分に関心がない。多分どうでもいいと思われている。
どうでもいい。。。
確かに。。。世の中には。
離婚して。子どもを育てるのは無理だから、さようなら。
男ができたからさようなら。
養育費を払わないなら子どもはいらないからさようなら。
その他、さようなら。。。
育てたくない。子ども嫌い、おろす。って。
そんな女性は、いるし。
子ども、子ども、子ども、子どもっ。
子どもを産まなきゃ生きてる意味がないみたいな怖いぐらい子どもに執着した過剰な女性もいるし。
ベルモはお寺で、そんな泣きわめく相談者みたいな女性はたくさん見ているけれど。
だけど、実際自分の母親が、ノーウエルカム。
私たちには無関心だとは。
縁結び寺でもあり、オープンな木蓮和尚様は、様々な人生相談者が来るけれど。
虐待なんかの相談者もいて。心が痛いベルモ。
そんな相談者の悩むのを横で傾聴せよ、と。
それもお坊さんの修行の大事なひとつ
ただし、泣いても怒っても、口をはさんでもダメ。その人がなにがしたいのか、を見抜け。
か。。。
そんな、気持ちでお見舞いと傾聴につとめ。
実は。自分の衝撃的な事実を知って倒れ込んだベルモ。
目が覚めたベルモの。。。
窓の外の。
白い蓮と、ピンクの蓮が。。。
一瞬極楽にいるかと錯覚したのです。
あっ、違う、違う。。
生きてるんだ。。。その時、今のイキイキした生命力の輝きをギュッと詰まった旬の蓮の花に。
極楽浄土、、、ではなく。生きているんだ、とベルモが励まされました。
あ。そうか。。。今年、あの蓮は、水蓮和尚が、久しぶりに木蓮和尚と再会して
木蓮和尚が蓮の花の花盛りに産まれたのと、暑中見舞いと、お中元を兼ねてしゃれて先輩兄弟子の水蓮和尚様が、
水蓮寺の蓮の花を贈ってくれたのです。
つややかにキラキラしている、みずみずしい花咲く蓮の花。
白も。ピンクのも。
水蓮寺には、美しい水蓮もありますが、蓮の花もあるようです。
小坊主さん達は、木蓮寺の井戸や生命の泉の水を蓮に与えました。
水蓮和尚様からは、
優雅なおもてなし。。。いつか、うちに来て、蓮の葉で酒を酌み交わさないか。お互いじいさんになっちゃったけど。。
木蓮、水蓮。お互いさまに、僧籍を美しい花盛りの名前を仏様からいただいた二人の僧侶は、美しく優雅なものが大好きでした。
だから、木蓮寺も水蓮寺も美しい、文化だけではなく芸術的にも有名どころでした。
ベルモは、頭がポーっとするなり、蓮の花を見つめながら。
それでもあたしは、奇遇なこと。お寺さんの僧侶になりたい性質であり。保育士にも向いていて。
おまけに、お寺さんと言ってもこんな美しい。。。こんな美しいお寺さんとご縁があり。
なんだか、涙があふれてきました。
閑散とした厳めしいお寺さんだってあるなか。おおらかな和尚や、奥様。
そう。あたしは。。。ぬくぬくと。お母さんに甘えてってタイプじゃないし。
かと言っても。厳しすぎるギスギスしたお寺さんにも向いてないし。
あのまま。。。もしも。金星に連れ戻され育てられたら、果たして天性の美の才能を持って生まれたきょうだいヴィーナスのように
毎日がイキイキ輝いて好きな人に囲まれて好きな場所に住んで、好きな事をして生きている私がいるだろうか。。
平凡で自分さがしをフラフラする、地に足のつかない夢だけみる夢見る夢子だったかも。
これで。。。よかったんじゃないかなぁ。
来るべくして来たなぁ。あたしの居場所。
なんと。ベルモは、今朝も。。倒れてる場合じゃないと。。。
ひょこっと起き上がり。
さっさと、シャワーを浴び歯を磨き。
支度を整え、シャキッと
木蓮幼稚園に顔を出しました。。。
「え。。。
えー、先生っ、ベルモ先生、大丈夫なんですか。」若い保育士さんは、ベルモが昨夜倒れたと聞いて心配していましたが、
ひょこっといつものように平気にあらわれ。
厚い雲に覆われた雲の隙間から、輝かしい太陽が現れたごとくに。
「心配かけて、ごめんなさい。疲れがたまってたみたいだからね。一晩ぐっすり寝たらスッキリ。」
生徒達がベルモの顔を見ると
キャー、キャー喜びます。
これよ。
この輝かしい笑顔。子供達の。
笑い合っていられるのは、どんな幸せで美しいの。。。
和尚は、幼稚園も経営する子ども好きで、他の幼稚園から御断りされた問題のある子どもも受け入れ、情緒的に教育と躾をしながら、
社会性を身につける、
和尚は、縁結び寺も兼ねて婚活をし、ご縁や子孫繁栄幸せな結婚を後押しし、
お料理も好きで、美味しいものを食べ、ベジタリアンだけが幸せじゃない。 ベジタリアンだって、植物の生命をいただいてるのだからとの、おおらかな考え。
結婚も。子孫繁栄繁栄や、愛し合うものが結ばれるのは素直な人として素晴らしい事である。。
お坊さんの中や宗派では、結婚や肉食を禁じる事もありますが、木蓮寺は、明るいお酒も進めているし。
木蓮寺は。結婚も良い事だと前向きにとらえています。
ベルモは、結婚はしたくないし、興味すらありませんが、結婚もしたければしてしたくないならしない。
それが自然の木蓮寺。。。
それこそ、木蓮和尚様が言うには、結婚は最大の厳しい人生修行だそうです。
いくら好きでも相手と毎日暮らし。嫌なところをお互いにさらけ出して時にはぶつかる。
さらには、中にはお互い妥協して流されて惰性で結婚したものもあれば、
自由を制限されたり。
それでも結婚したい人が後を絶たないし。
それでも結婚したい結婚に向けて、お互いに成長する。、、
結婚を否定する宗教があれど、木蓮和尚様には、結婚こそ厳しい修行だとしか思えない。
全然個性の違う2人が、一緒に暮らして。
それで、幸せになる為の修行だし。
と。
あたしの居場所こそ。。。
今日は、いちだんと蓮の花がきらめいている。美しい。。。
蓮の花は、一般的に泥水の沼地でもそれでも清らかに美しい純潔な美しさ。
ドロドロしい環境でも、そんな環境すらどこ吹く風だと。
私は、それに比べると、決してどろどろした環境ではなく。むしろ、綺麗であったかくぬくぬくしている。
適した生業がすでに用意されていて。
そんなあたしが、ぐずぐずしていてはいけないと思う。
「ねーたん、ねーたんが起きたっ。」木蓮寺のチワワのミーナが、ココナに言いました。
「ねぇね、寝たら元気になっちゃった。
昨日はねぇねがお部屋で寝なかったから広かったね。痩せ組しかいなかったしー。」きゃっ、きゃっとココナが言うと
「シーッ。痩せ組のはなしは、痩せ組会長のおー婆ばに
ねぇねベルモ達デブ組に聞かれたら怒られるからそのはなしはするな、っ。て言われてるよ。」
ミーナがココナをたしなめました。
ミーナとココナは、これでも木蓮幼稚園の保育士見習いです。木蓮寺にやってきたのだし。木蓮寺の子どもですし。
ミーナとココナはたまたま気まぐれに早朝に起きた濃紫婆さんに蒸しタオルで顔を拭かれました。
濃紫婆さんは、好きな時に起きて好き放題ですが、もともとチワワが好きな為に世話をしたがり。タイミング朝に起きて気づくと
ポカポカの
蒸しタオルで二人のチワワの顔をふきたがります。
チワワの二人も顔を洗うのがめんどくさいので、昨日ちゃんとお風呂に入ってるもん。
と、怒りながらもベルモに叱られて朝に顔を洗うのが決まりですが。。。
濃紫婆さんが起きてると蒸しタオルで気持ちよくケアされるのでした。
甘やかし過ぎじゃない。自分達で顔を洗わなくなるし。とベルモが呆れても、小型犬好きな女性のように
濃紫婆さんは、可愛い、可愛いと。チワワを甘やかします。
ヴィーナスのLINEに、木蓮和尚からの連絡が、
ヴィーナスちゃん、ベルモが起きて、元気になって。。、お見舞いをしてくれるって気遣われたんだけど。。。
でも、せっかくだから。夕飯食べていかない
少しづつ、フレンチを覚え、ひととおり料理できるようになったんで。
フレンチは、けっこう接待を受けるし、
見よう見まね。
いつか、ひととおりレパートリーできるようにしたいと思って。
残念ながら、ミリオンは仕事だし、ミリオンにはまだ、カモメさんの話しを聞かせるわけにはいかないし。
葉月さんの事も。。。
ちょっとミリオンは、今回は呼べないけど。。。でも。ミリオンには、複雑な詳細は黙っておいた方がよかろうかのう。。
たまたま、ベルモは聞いてしまったし。ベルモは、僧侶として修行の身だからまだ。。
しかし。。。ミリオンは、クールに割り切ってるように見えて、神経質なところがあるしのう。。。
などとLINEが来て。
木蓮和尚が、また、料理グセが出てきたようです。
そう。確かに、葉月について、きちんと説明しとくべきかな。。。もうそういう性質の人なんだ、と。
金星に連れ帰られたヴィーナスすら、育てることはなくすぐに実家に丸投げし。たまに実家に帰ってきて、
「おかん、こいつがお菓子を勝手に食べたー、」と、なんと、赤ちゃんのヴィーナスが、勝手に葉月のチョコレートを食べて葉月が激怒したり。
ベリーや、ルッコラが仕事中に、たまたま帰ってきた葉月が裏でヴィーナスをみていると、
赤ちゃんに、アイスクリームやお菓子を食べさせたり。
ベリーが叱ると、だってこいつ、こないだ私のお菓子を勝手に食べたじゃん。
今日は、優しくお菓子あげるのになんであたしが怒られるわけ
なんで、可愛がったら可愛がったで怒られるわけ
と、ぎゃあぎゃあわめき。
なんで、あたしだけ、旦那が行方不明だとか。。。あたしだけ、あたしだけ。
オカンはあたしを育てないくせに、ヴィーナスは育てるし。
葉月は、ベリーが、仕事のために子育てを主に旦那のルッコラや、周りに任せたのをいつまでも、いつまでも、ネチネチ責め
根に持っていたのです。
だから、葉月は、子育ては、母親がしなくてもいいと思い込み、くちをとがらせては、
あたしだってさ。オカンはあたしを育てなかったじゃん。
と、ベリーに悪態をつき、さらにはベリーがヴィーナスを育てるのに、
なんで、あたしを育てずにヴィーナスは育てるわけ
あたしは周りに育てさせといてっ。と、矛盾したトンチンカンな理由でキレるのです。
木蓮寺、説法みくじ。第四、吉。
蓮の花咲けば潤う夏の日に。
涼しくもありまぶしくもある。
どんなに暑い日、寒い日も、暑い暑い寒い寒いとそればっかりに意識を向けていたら人生はあまりにも淡々としすぎて物悲しいものです。
われわれ生命があるものは、いつか命が尽きる存在でありまして、みんな時間は平等に流れていきます。
それならば、マイナスばかりに意識をむけないで、過ごしにくい嫌な環境やそんな時期にさえ、実は美しく、心が潤うでありましょう、
暑い日はみずみずしく寒い日は気持ちが暖かくなるものにたくさん気づきましょう。
そして、あなたがどんな日も、環境に左右されない、快適で輝かしい人になりましょう、
と、。。
少しづつ、少しづつ。。。ベルモの木蓮寺説法みくじができていきます。
まだまだ未完成ではありますが。日々日常生活をし、気づく事からおみくじはできていきます。おみくじは、神様からのギフト。
仏様の御神託です。
常夏の島。プルメリア島でも、シーズンのように、強い夏、穏やかな夏、冷夏、猛暑、酷暑。。。などなど、
単調ではなく、
あらゆる表情の夏が一年で巡ってくるのです。
2019年07月14日
真夏の夜のおとぎ話43心が折れそう。。。
「ちょっと変わってるかもね。。」さすがに、葉月の話しをしても犬視点であっそー、
べつにいいジャン
と、返答していた。
シュナ坊がぼーぜんとして言いました。
子どもが倒れ込んで。。。というか。
あまり親しくない人ですら、倒れ込んで寝込んで大丈夫ってなるけど。。。自分の子どもを心配しないのかなぁ。
で、助けてくれた人だけを心配するってさ。
そら。命の恩人や困った時に助けてくれた人はありがたいけどさ。だけど、子どもも倒れ込んで寝込んでって言ってるのに。
かおは、確かに。。。ヴィーナスのパソコンから葉月を見せてもらいましたが可愛いのですが。。。
なんか。。ヴィーナスによると。
ヴィーナスに一方的に惚れているチワワのチーコが、母親の葉月とかぶり。。頭が痛くなると言うか。あーいう女らは、
顔は可愛いけど。。
苦手なフィールドに暮らす人種だそうです。
月曜日、神楽町小学校近くの喫茶店南風のモーニング、和食は今日は赤だしです。
ヴィーナス達4人は、小学校に行く前に喫茶店南風でモーニングと、口当たりの良いデザートをベルモのお見舞いに購入しようとしました。
小学校が終わったら、福ちゃんが仕事でいけないけれど、グリとヴィーナスとシュナ坊は、ベルモのお見舞いに伺いたいと、木蓮和尚に電話しました。
ミリオンには、真実を伝えてはいないけれど。。。いくらクールなミリオンでも、
死んでなくて、
仮死状態と知りながら流されておまけにオカンは無関心。
こころの準備があるから、ミリオンやベルモにすぐ会えないのではなく、
汚い言い方をしますと、もう死んだと思われ、いまさら生きていたと言われても。
ああ、よかったですねー。
でも、私は自覚はありませんからね。
と、どうもそんな姿勢であり。しかしながら、思わずヴィーナスがキレて
カモメさんが見つかり入院してるわよとLINEを返したら、
ちょっと大丈夫だと。。。そりゃ、カモメさんをいたわるのは葉月は、恩人だと思ってるからそらそうだけどさ、
なんだろこの違和感。
「お待ち〜、なんかあったの、きょうだいと会うって言ってたけど。」
ヴィーナスの浮かない顔を見て
南風のマスターのグーが、和食モーニングを運んできました。
マスターも、ヴィーナスを心配していました。いきなりきょうだいがいると知らされ。。会うってなって。。
再びマスターが、ドリンクを運んで来ると。
「キョウダイハヨカッタ。シアワセナイイコ。ダケド。。。」
「で。。。なんで、ブスッとしてるの
だって。土日会うってウチで手土産買ってくれてルンルンだったけど、土曜日の朝」
土曜日の朝、ミリオン、ベルモのご家族に南風で手土産を買い、渡したヴィーナス。。
アッ。
ごめんっ、
マスター非常にごめん、実は。。。
ヴィーナスは、マスターがカラフルなレアチーズケーキをレギュラーに出すと、
試作をくれたのですが、
ベルモの家のチワワに目をつけられて、皆さんで食べることになった。事情を説明しました。
「あれは。プルメリア島のお土産になっちゃったんだよ。みんなの感想を動画したから、南風のご意見箱サイトに投書しとくね。」と。福ちゃんは、あの時、レアチーズケーキについて、
ヴィーナスが、南風のマスターからレギュラー製品にするかどうかの試作としてのいただきものだと知っていて。。。
木蓮寺に招かれた人々や木蓮寺の人々に食べられて、感想を言ってる動画をきちんと撮ってくれたのでした。
残念ながら試作を頼まれた当主のヴィーナスのブンはありませんが。
「そーだったの、楽しんでくれたんならいいけど、ヴィーナスには、ご贔屓にしてくれるからさ。プレゼントも兼ねたんだけどなぁ。
あ、そうそう。もっと暑くなったら、麗しが浜で、うちの常連さんが、バーベキューしようかって。」ハリネズミの
マスターのグーは全然気分を害してはいないようでしたが。
「バーベキューって。。。ちゃんと漫画みたいに串のヤツ
ただの焼き肉か、鉄板焼きかなぁ」シュナ坊が言いました。
「ちゃんと串のヤツ。
そこは、まかしといて。
あんたらは、いつも世話になってるからおもてなし招待にするから。
ま。常連さんじーさんばーさんだと。孫みたいで。可愛くって、喜ぶだろうからさ。」
グーは場を明るくする為に楽しい性格のヴィーナス達を常連さんのバーベキューに招待したいようです。
「オカネヲハラウカラ、アタシノキョウダイヲ、キョウダイガコレルナラ、ツレテキテイイカナ」ヴィーナスが、マスターに聞きました。
「お金はいいから、いいから。
そりゃ、いいよ。チーコちゃんじゃなければね。チーコちゃんは、かわいそうだけどあの子は。。食べ過ぎで手に負えないんだろ。。。ほんとは、ヴィーナスの手前、彼女も一緒に来て欲しいんだけどなぁ。、」
「マスタ
カノジョジャナイ
コムスメノハナシハスルナ」
「冗談だよ、ほら、やっと元気になってくれた。
常連さんのバーベキューパーティーで、あのレアチーズケーキも出してみる。
季節ものも変化と刺激で新鮮だけど、お店の定番どころと安定も欲しいでしょ。」
「チワワ2人もくるかもしれないね。ヴィーナスのきょうだいのベルモちゃんのチワワ
の女の子の一人
がヤンチャ言って、ねだってレアチーズケーキを分けたんだからね。、」シュナ坊が言いました。
「連れてくるでしょ。いつもベルモちゃんのあとをくっついてるみたいだし。」グリが言いました。
「そら、ヴィーナス。チーコちゃんにバレたら大変だねー。女の子だって。。。」マスターがからかうので、
「コムスメノハナシハスルナ」
プイッと、ヴィーナスが怒りました。
木蓮寺では。珍しく寝込むベルモの様子。
いつもは、離れの濃紫さんや、チワワのミーナ、ココナと寝ていますが、今日は本宅の座敷に寝かされていました。
「具合は、どうだね、
」
木蓮和尚が心配そうにベルモの様子を伺います。。
「あっ。。。あたし。。あたし、気を失って。。。幼稚園もお勤めもある。。あるのに。」
「ベルモ。。。ベルモは真面目すぎじゃのう。。今日は、心配せんと、、ゆっくり。休みな、最近休んどらんじゃろに。」
あっ。。。。そうか。。。
目が覚めて気づいたベルモは。。。
ジワジワ。。また、昨日の衝撃に苦しめられます。
仮死状態を知っていたのよ。。。
死んだと嘘をついたのよ。。。
今が幸せならそれでいいでしょ。。。
子どもは産んだけど、死んだものだと思ってたからさ。
産んでやっただけでもありがたく思いな。
様々な。。。複雑な感覚がベルモを苦しめます。
僧侶としてのベルモは、必死に闘います。。
それで。。。
心が壊れそうなのを必死でたもっていました。
じっと、窓の外に見える、
水蓮和尚からの蓮の花を一点に見つめています。
さて。。。
ベルモの心は。。。
べつにいいジャン
と、返答していた。
シュナ坊がぼーぜんとして言いました。
子どもが倒れ込んで。。。というか。
あまり親しくない人ですら、倒れ込んで寝込んで大丈夫ってなるけど。。。自分の子どもを心配しないのかなぁ。
で、助けてくれた人だけを心配するってさ。
そら。命の恩人や困った時に助けてくれた人はありがたいけどさ。だけど、子どもも倒れ込んで寝込んでって言ってるのに。
かおは、確かに。。。ヴィーナスのパソコンから葉月を見せてもらいましたが可愛いのですが。。。
なんか。。ヴィーナスによると。
ヴィーナスに一方的に惚れているチワワのチーコが、母親の葉月とかぶり。。頭が痛くなると言うか。あーいう女らは、
顔は可愛いけど。。
苦手なフィールドに暮らす人種だそうです。
月曜日、神楽町小学校近くの喫茶店南風のモーニング、和食は今日は赤だしです。
ヴィーナス達4人は、小学校に行く前に喫茶店南風でモーニングと、口当たりの良いデザートをベルモのお見舞いに購入しようとしました。
小学校が終わったら、福ちゃんが仕事でいけないけれど、グリとヴィーナスとシュナ坊は、ベルモのお見舞いに伺いたいと、木蓮和尚に電話しました。
ミリオンには、真実を伝えてはいないけれど。。。いくらクールなミリオンでも、
死んでなくて、
仮死状態と知りながら流されておまけにオカンは無関心。
こころの準備があるから、ミリオンやベルモにすぐ会えないのではなく、
汚い言い方をしますと、もう死んだと思われ、いまさら生きていたと言われても。
ああ、よかったですねー。
でも、私は自覚はありませんからね。
と、どうもそんな姿勢であり。しかしながら、思わずヴィーナスがキレて
カモメさんが見つかり入院してるわよとLINEを返したら、
ちょっと大丈夫だと。。。そりゃ、カモメさんをいたわるのは葉月は、恩人だと思ってるからそらそうだけどさ、
なんだろこの違和感。
「お待ち〜、なんかあったの、きょうだいと会うって言ってたけど。」
ヴィーナスの浮かない顔を見て
南風のマスターのグーが、和食モーニングを運んできました。
マスターも、ヴィーナスを心配していました。いきなりきょうだいがいると知らされ。。会うってなって。。
再びマスターが、ドリンクを運んで来ると。
「キョウダイハヨカッタ。シアワセナイイコ。ダケド。。。」
「で。。。なんで、ブスッとしてるの
だって。土日会うってウチで手土産買ってくれてルンルンだったけど、土曜日の朝」
土曜日の朝、ミリオン、ベルモのご家族に南風で手土産を買い、渡したヴィーナス。。
アッ。
ごめんっ、
マスター非常にごめん、実は。。。
ヴィーナスは、マスターがカラフルなレアチーズケーキをレギュラーに出すと、
試作をくれたのですが、
ベルモの家のチワワに目をつけられて、皆さんで食べることになった。事情を説明しました。
「あれは。プルメリア島のお土産になっちゃったんだよ。みんなの感想を動画したから、南風のご意見箱サイトに投書しとくね。」と。福ちゃんは、あの時、レアチーズケーキについて、
ヴィーナスが、南風のマスターからレギュラー製品にするかどうかの試作としてのいただきものだと知っていて。。。
木蓮寺に招かれた人々や木蓮寺の人々に食べられて、感想を言ってる動画をきちんと撮ってくれたのでした。
残念ながら試作を頼まれた当主のヴィーナスのブンはありませんが。
「そーだったの、楽しんでくれたんならいいけど、ヴィーナスには、ご贔屓にしてくれるからさ。プレゼントも兼ねたんだけどなぁ。
あ、そうそう。もっと暑くなったら、麗しが浜で、うちの常連さんが、バーベキューしようかって。」ハリネズミの
マスターのグーは全然気分を害してはいないようでしたが。
「バーベキューって。。。ちゃんと漫画みたいに串のヤツ
ただの焼き肉か、鉄板焼きかなぁ」シュナ坊が言いました。
「ちゃんと串のヤツ。
そこは、まかしといて。
あんたらは、いつも世話になってるからおもてなし招待にするから。
ま。常連さんじーさんばーさんだと。孫みたいで。可愛くって、喜ぶだろうからさ。」
グーは場を明るくする為に楽しい性格のヴィーナス達を常連さんのバーベキューに招待したいようです。
「オカネヲハラウカラ、アタシノキョウダイヲ、キョウダイガコレルナラ、ツレテキテイイカナ」ヴィーナスが、マスターに聞きました。
「お金はいいから、いいから。
そりゃ、いいよ。チーコちゃんじゃなければね。チーコちゃんは、かわいそうだけどあの子は。。食べ過ぎで手に負えないんだろ。。。ほんとは、ヴィーナスの手前、彼女も一緒に来て欲しいんだけどなぁ。、」
「マスタ
カノジョジャナイ
コムスメノハナシハスルナ」
「冗談だよ、ほら、やっと元気になってくれた。
常連さんのバーベキューパーティーで、あのレアチーズケーキも出してみる。
季節ものも変化と刺激で新鮮だけど、お店の定番どころと安定も欲しいでしょ。」
「チワワ2人もくるかもしれないね。ヴィーナスのきょうだいのベルモちゃんのチワワ
の女の子の一人
がヤンチャ言って、ねだってレアチーズケーキを分けたんだからね。、」シュナ坊が言いました。
「連れてくるでしょ。いつもベルモちゃんのあとをくっついてるみたいだし。」グリが言いました。
「そら、ヴィーナス。チーコちゃんにバレたら大変だねー。女の子だって。。。」マスターがからかうので、
「コムスメノハナシハスルナ」
プイッと、ヴィーナスが怒りました。
木蓮寺では。珍しく寝込むベルモの様子。
いつもは、離れの濃紫さんや、チワワのミーナ、ココナと寝ていますが、今日は本宅の座敷に寝かされていました。
「具合は、どうだね、
」
木蓮和尚が心配そうにベルモの様子を伺います。。
「あっ。。。あたし。。あたし、気を失って。。。幼稚園もお勤めもある。。あるのに。」
「ベルモ。。。ベルモは真面目すぎじゃのう。。今日は、心配せんと、、ゆっくり。休みな、最近休んどらんじゃろに。」
あっ。。。。そうか。。。
目が覚めて気づいたベルモは。。。
ジワジワ。。また、昨日の衝撃に苦しめられます。
仮死状態を知っていたのよ。。。
死んだと嘘をついたのよ。。。
今が幸せならそれでいいでしょ。。。
子どもは産んだけど、死んだものだと思ってたからさ。
産んでやっただけでもありがたく思いな。
様々な。。。複雑な感覚がベルモを苦しめます。
僧侶としてのベルモは、必死に闘います。。
それで。。。
心が壊れそうなのを必死でたもっていました。
じっと、窓の外に見える、
水蓮和尚からの蓮の花を一点に見つめています。
さて。。。
ベルモの心は。。。
2019年07月13日
真夏の夜のおとぎ話42感覚のズレた人は。。。
ハズ、
なんて事するのっ。
葉月とベリーがつかみ合いの喧嘩になり、
怖がって、
ベリーのペットのマイクロビーンズのチワワとウクレレが逃げ回りました。
「何やってるんだ。」普段は優しいルッコラが、ベリーと葉月のあいだに割ってら入ります。
チワワとウクレレが、ルッコラの後ろに隠れました。
ベリーは、ペットが怖がっているのに真っ青になってから、
葉月にブチ切れます。
「怖がってるじゃない、ハズ、あんたがケンカ売るからよ、かわいそに。。。ヨーシヨシ、いい子。いい子。」
ベリーは、こんな時すらペットを気遣います。。
「ホラ、見な。オカンは、ペット、ペット、ペットばっかり。自分の子どもよりペット」と葉月がブチ切れ。。。エッ
思わず。。。ベリーとルッコラは、ア然と顔を合わせました。
自分の子どもを放置して実家に丸投げしたあげく、二人の子どもが生きているとわかり、
だけどね、泣きもせず、会いに行こうともせず。。、
で、自分は、子どもを大切にしていないと親にキレて。。。
は。。。葉月。。
なんだこの虫のいい生き物はっ。
孫の4歳の幼子ヴィーナスの方が賢いやんけ。
「暴力はいかんと言ってるだろ。」
取っ組み合いになるベリーと葉月に、滅多に怒らない仏のルッコラが雷を落とします。
ルッコラは、優しい人柄ですが、暴力など非人情的な事に関しては激怒します。
だけどね。。。ベリーも、そんなルッコラの面々が信頼できるし。好きなわけで。。
「あの。。、すごい音がしたんだけど。大丈夫なの」
すると、ドアが開いて。隣の家のグリの親のキキとピアがびっくりした顔をして。入ってきました。
「アレッ。。。ハーちゃん、久しぶり。」キキもピアも、葉月の顔を見て大喜び。
これが命取りだったんです。。。はぁー。
キキとピアは、幼なじみ同士で。、いま30歳ぐらい。
2人は
スタイリストやデザイナー関係の学校へ行き、いまはそちら関係のお仕事をしていますが、10歳ぐらいの時に、隣のお嫁さんにまた赤ちゃんができました。
隣のお嫁さんのベリーの
赤ちゃんができる前に、ルッコラにもう子どもは二人でいいから、と言っているのを聞いて、キキとピアは、あたしたちも赤ちゃんの面倒を見るから赤ちゃんを産んでと
ベリーに
頼みました。
もともとベリーはキキとピアを赤ちゃんの頃から知ってる近所のお姉さんで、キキ、ピアの赤ちゃんの頃から両方のベビーシッターのアルバイトをしたことがありよくこの幼なじみの二人を知っています。
ベリーは、結婚する時に自分の実家の近所に
ルッコラに家を買ってもらい。
近所の
キキとピアは、結婚するとベリーとルッコラの隣の家を買いました。
ベリーとグリの親のキキとピアは、長年のお付き合いです。
ルッコラ、幼い子どものマリリン、ナオキ。
そして、長年のお付き合いのキキとピア。。。
その五人が口をそろえて、赤ちゃんを面倒を見るから産んでとベリーに頼みます。
これだけ、セーフティーネットがあるし、ベリーにべた惚れのルッコラは紳士でイクメン。
お産も軽い方だし。
これから仕事に復帰、復帰と考えていたベリーは、赤ちゃんをみんなで協力してみてくれる事を約束し、葉月ができ産みました。
しかし。。。それが。命取り。
確かに協力する、と言って。協力するものの、
小型犬かチワワみたいに猫っかわいがり。
マリリンやナオキは保育園に入りベリーは、葉月を周りにお言葉通りに任せましたが。
キキとピアは、美容デザイン系の勉強をしつつ。学校の宿題は、葉月をモデルに服を作ったり、キキとピアの学校のコネから、
葉月は可愛かったので、赤ちゃんや小さい頃はモデルをしていました。
そこでまた、チヤホヤされ。葉月は、チヤホヤされてあたりまえになっていったのです。
芸能関係者からのスカウトもきましたが、葉月は、女優さんは、セリフを覚えたり長い時間拘束されるのはウザいからとやりませんでした。
ハーちゃん、ハーちゃん。
キキとピアも可愛がって。ルッコラも、マリリンもナオキも甘やかし。葉月はワガママ放題、やり放題でした。
「怒るに決まってるでしょう、葉月が勝手にスマホを覗いてヴィーナスのLINEのIDを調べてヴィーナスにLINEをしたんだから。ヴィーナスも怒ってるわよ。」ベリーがhystericに叫びます。
「何言ってるのなんで親のアタシを無視して、LINEなんかやってるわけ。ムカつく。」葉月は仲間ハズレにされた様で、スネているのです。
「勝手にスマホを覗いて。そんなんよくないだろ。母さんだって怒るに決まってるし。ヴィーナスだって、いくら親でも勝手にIDを教えてもない人からLINEが入ったら怒るに決まってるし。」
ルッコラも葉月を叱りましたが。。。
「みんなでアタシをいじめるんだから。」葉月はワァワァ子どもみたいに勝手に泣きはじめました。
でた。。。
さてさて。さて。。。
こちらは、木蓮寺。。
木蓮和尚に電話がかかってきました。
ヴィーナスから。。。とっても心配なベルモの様子と、
小学校終わったら、みんなでお見舞いにお伺いさせていただきたいのですが。。
だけど。。
ベルモの様子で、面会謝絶かなぁ。。と。
木蓮和尚は、めんどうじゃなければ、会ってやって欲しい。。。
ベルモも
みんなの顔を見たら元気になってくれるかも。。。
まさか、昨日プルメリア島から帰ったとたんにすぐさまプルメリア島に行く事になるとは。。。
辛いところだけど。。。
それを乗り越える。。。
ベルモは、葉月の事がきちんと聞きたいようです。
父親の事も聞きたいようで。。。
そんな時、またヴィーナスのスマホに葉月からLINEが来ます。
81
既読スルーとは何よっ。生意気だわね、あんたオカンとあたしの悪口散々言ってるんでしょ
オカンにダラダラ長文送っといて。あたしは既読スルー
ふざけるな、みんなして。アタシをいじめる。
とうとうヴィーナスは。
あのね、ハズ、あんたの事を聞いてベルモが寝込んだのよ。
どうしてそう無責任なわけ
ハズ、ミリオンとベルモに直接会って謝罪しなさいよ。
それから、私たちの出産に立ち会ってくれて助けてくれたらしいと聞いたカモメのダイヤさんが、発見されて
プルメリア島の病院に入院してるわよ、と
ヴィーナスがLINEを入れたら。。。
葉月からのLINEの電話がかかってきましたが、ヴィーナスは電話を無視しました。
すると。。。
81
ちょっと、ちょっと。
大丈夫なのちょっと、カモメのおばさんが見つかったの、ちょっとお礼を言わないとっ。
大丈夫、お見舞いいかないと。。
えっ。。。
確かに、カモメさんを見舞う気持ちは良いことだけど。。
なんで、なんでベルモの様子とか、ベルモに対する配慮がないのベルモに対する
お見舞いがないの
な。。。なにこいつっ。
なんて事するのっ。
葉月とベリーがつかみ合いの喧嘩になり、
怖がって、
ベリーのペットのマイクロビーンズのチワワとウクレレが逃げ回りました。
「何やってるんだ。」普段は優しいルッコラが、ベリーと葉月のあいだに割ってら入ります。
チワワとウクレレが、ルッコラの後ろに隠れました。
ベリーは、ペットが怖がっているのに真っ青になってから、
葉月にブチ切れます。
「怖がってるじゃない、ハズ、あんたがケンカ売るからよ、かわいそに。。。ヨーシヨシ、いい子。いい子。」
ベリーは、こんな時すらペットを気遣います。。
「ホラ、見な。オカンは、ペット、ペット、ペットばっかり。自分の子どもよりペット」と葉月がブチ切れ。。。エッ
思わず。。。ベリーとルッコラは、ア然と顔を合わせました。
自分の子どもを放置して実家に丸投げしたあげく、二人の子どもが生きているとわかり、
だけどね、泣きもせず、会いに行こうともせず。。、
で、自分は、子どもを大切にしていないと親にキレて。。。
は。。。葉月。。
なんだこの虫のいい生き物はっ。
孫の4歳の幼子ヴィーナスの方が賢いやんけ。
「暴力はいかんと言ってるだろ。」
取っ組み合いになるベリーと葉月に、滅多に怒らない仏のルッコラが雷を落とします。
ルッコラは、優しい人柄ですが、暴力など非人情的な事に関しては激怒します。
だけどね。。。ベリーも、そんなルッコラの面々が信頼できるし。好きなわけで。。
「あの。。、すごい音がしたんだけど。大丈夫なの」
すると、ドアが開いて。隣の家のグリの親のキキとピアがびっくりした顔をして。入ってきました。
「アレッ。。。ハーちゃん、久しぶり。」キキもピアも、葉月の顔を見て大喜び。
これが命取りだったんです。。。はぁー。
キキとピアは、幼なじみ同士で。、いま30歳ぐらい。
2人は
スタイリストやデザイナー関係の学校へ行き、いまはそちら関係のお仕事をしていますが、10歳ぐらいの時に、隣のお嫁さんにまた赤ちゃんができました。
隣のお嫁さんのベリーの
赤ちゃんができる前に、ルッコラにもう子どもは二人でいいから、と言っているのを聞いて、キキとピアは、あたしたちも赤ちゃんの面倒を見るから赤ちゃんを産んでと
ベリーに
頼みました。
もともとベリーはキキとピアを赤ちゃんの頃から知ってる近所のお姉さんで、キキ、ピアの赤ちゃんの頃から両方のベビーシッターのアルバイトをしたことがありよくこの幼なじみの二人を知っています。
ベリーは、結婚する時に自分の実家の近所に
ルッコラに家を買ってもらい。
近所の
キキとピアは、結婚するとベリーとルッコラの隣の家を買いました。
ベリーとグリの親のキキとピアは、長年のお付き合いです。
ルッコラ、幼い子どものマリリン、ナオキ。
そして、長年のお付き合いのキキとピア。。。
その五人が口をそろえて、赤ちゃんを面倒を見るから産んでとベリーに頼みます。
これだけ、セーフティーネットがあるし、ベリーにべた惚れのルッコラは紳士でイクメン。
お産も軽い方だし。
これから仕事に復帰、復帰と考えていたベリーは、赤ちゃんをみんなで協力してみてくれる事を約束し、葉月ができ産みました。
しかし。。。それが。命取り。
確かに協力する、と言って。協力するものの、
小型犬かチワワみたいに猫っかわいがり。
マリリンやナオキは保育園に入りベリーは、葉月を周りにお言葉通りに任せましたが。
キキとピアは、美容デザイン系の勉強をしつつ。学校の宿題は、葉月をモデルに服を作ったり、キキとピアの学校のコネから、
葉月は可愛かったので、赤ちゃんや小さい頃はモデルをしていました。
そこでまた、チヤホヤされ。葉月は、チヤホヤされてあたりまえになっていったのです。
芸能関係者からのスカウトもきましたが、葉月は、女優さんは、セリフを覚えたり長い時間拘束されるのはウザいからとやりませんでした。
ハーちゃん、ハーちゃん。
キキとピアも可愛がって。ルッコラも、マリリンもナオキも甘やかし。葉月はワガママ放題、やり放題でした。
「怒るに決まってるでしょう、葉月が勝手にスマホを覗いてヴィーナスのLINEのIDを調べてヴィーナスにLINEをしたんだから。ヴィーナスも怒ってるわよ。」ベリーがhystericに叫びます。
「何言ってるのなんで親のアタシを無視して、LINEなんかやってるわけ。ムカつく。」葉月は仲間ハズレにされた様で、スネているのです。
「勝手にスマホを覗いて。そんなんよくないだろ。母さんだって怒るに決まってるし。ヴィーナスだって、いくら親でも勝手にIDを教えてもない人からLINEが入ったら怒るに決まってるし。」
ルッコラも葉月を叱りましたが。。。
「みんなでアタシをいじめるんだから。」葉月はワァワァ子どもみたいに勝手に泣きはじめました。
でた。。。
さてさて。さて。。。
こちらは、木蓮寺。。
木蓮和尚に電話がかかってきました。
ヴィーナスから。。。とっても心配なベルモの様子と、
小学校終わったら、みんなでお見舞いにお伺いさせていただきたいのですが。。
だけど。。
ベルモの様子で、面会謝絶かなぁ。。と。
木蓮和尚は、めんどうじゃなければ、会ってやって欲しい。。。
ベルモも
みんなの顔を見たら元気になってくれるかも。。。
まさか、昨日プルメリア島から帰ったとたんにすぐさまプルメリア島に行く事になるとは。。。
辛いところだけど。。。
それを乗り越える。。。
ベルモは、葉月の事がきちんと聞きたいようです。
父親の事も聞きたいようで。。。
そんな時、またヴィーナスのスマホに葉月からLINEが来ます。
81
既読スルーとは何よっ。生意気だわね、あんたオカンとあたしの悪口散々言ってるんでしょ
オカンにダラダラ長文送っといて。あたしは既読スルー
ふざけるな、みんなして。アタシをいじめる。
とうとうヴィーナスは。
あのね、ハズ、あんたの事を聞いてベルモが寝込んだのよ。
どうしてそう無責任なわけ
ハズ、ミリオンとベルモに直接会って謝罪しなさいよ。
それから、私たちの出産に立ち会ってくれて助けてくれたらしいと聞いたカモメのダイヤさんが、発見されて
プルメリア島の病院に入院してるわよ、と
ヴィーナスがLINEを入れたら。。。
葉月からのLINEの電話がかかってきましたが、ヴィーナスは電話を無視しました。
すると。。。
81
ちょっと、ちょっと。
大丈夫なのちょっと、カモメのおばさんが見つかったの、ちょっとお礼を言わないとっ。
大丈夫、お見舞いいかないと。。
えっ。。。
確かに、カモメさんを見舞う気持ちは良いことだけど。。
なんで、なんでベルモの様子とか、ベルモに対する配慮がないのベルモに対する
お見舞いがないの
な。。。なにこいつっ。
2019年07月12日
真夏の夜のおとぎ話41瞳を閉じて。。。
森沢先生の大がお休み
ザワザワ。。。
皆勤賞、元気ハツラツでぶらんまんの。
大きい森沢先生。。。
木蓮寺の敷地内にある
木蓮幼稚園の保育士森沢ベルモは、兼業僧侶の僧籍が大福で、
木蓮幼稚園では、森沢ミーナとココナが、幼稚園の保育士見習いでいたので、チワワ二人は森沢小さい先生たちと呼ばれ、
僧籍大福の名前も兼ねて。。。
ベルモは大きい森沢先生でした。
幼稚園の生徒たちは、毎日自分のシフトじゃなくても隣の木蓮寺でお坊さんとして。掃除をしたり水撒きをしたり、その他いつも見かけるベルモが
今日は、幼稚園にもお寺にも出てこないと知ってパニックになりました。
ベルモはまるで太陽
まんまるく明るくて。。。
いてあたりまえと言う言い方はぞんざいですが、
いないとなんだか、ぽっかりとそこに大きな穴が開いた様で。。
ウーン。ウーン。。。寝込みうなるベルモ。。。
可哀想に、ベルモは、ただ、カモメのダイヤさんのお見舞いと身の上話しを聞き
ダイヤさんの精神を和らげるために木蓮和尚と昨夜プルメリア市民病院のダイヤさんをお見舞いしたのですが。。
ひょんな話しに実はダイヤは、ベルモの母親の葉月さんの出産に立ち会ったカモメさんのひとりであり、
しかも。もうひとりのダイヤさんの友人のカモメのイヴァンに嘘をつかれ、人生を大きく狂わされたあげくに。。。
出産のときの
母親の葉月さんについてダイヤさんが、語るところによると。。。葉月さんは自分の身体ばかりを気にしていたようだ。。。と。
一生懸命語るところのダイヤさんは盲目でしたが、ベルモは、ダイヤさんの話しに倒れそうになるのを木蓮和尚の袈裟をギュッと掴み、チワワみたいにプルプルと震え、、、
いくらダイヤさんが盲目のカモメさんでも、突然倒れたり部屋から出たり泣き出したりしてそんなことはできないし。
ダイヤさんにベルモの様子がおかしいと察されないようにと。
話の衝撃波に耐えて
必死でこらえました。まさか、木蓮和尚だって、ダイヤさんが、葉月さんの出産に立ち会ったカモメさんとは知らず、
ダイヤさんは、ダイヤさんで、誠実に正直に素直に自分の過去に向き合おうと赤裸々に語るところ。。。
それは。。。
ベルモをいつものお寺の仕事のひとつ、相談、身の上話し、まだまだ未熟なベルモは、修行として、ただ、相談者、懺悔する人、告白をする人たちの悩みを黙って傾聴するという運びでしたが。。。
ところが、その告白はベルモが、自分に関するまさかの出来事だったなんて。、。
ベルモは、必死でとりつくろい、木蓮和尚も。。。
これは、ヤバイ。。
しかし。。。いまさらもうダイヤさんを止めることはできない。。。
必死でダイヤさんの話しを聞いて励まして、お見舞いをし、
病院を出たすぐの、木蓮寺の小坊主の
迎えの車に乗ったとたんに。。。ベルモはパタンと気を失ってしまいました。
ヴィーナスが、木蓮和尚からLINEが来て、ベルモがこんなまさかの出来事があり、倒れて寝込んだが、
ミリオンには、突然に、ダイヤさんから聞く葉月さんの事を言ったりや、ダイヤさんが、話してくれた、イヴァンさんというカモメさんが、元看護師で、ミリオンやベルモの仮死状態を気づいて、
若い前途洋々で仲良くカップルの葉月さん。
おまけに三人も可愛い赤ちゃんを出産する、に嫉妬して
つい、イヴァンさんというカモメさんは、ミリオンやベルモを死んだと嘘をついて流した事を、聞いてベルモがショックで
倒れたなんて言えないから。。。
仕事を珍しく休むぐらいの
風邪で大変だと言っといたんじゃ。
プルメリア島は常夏の島のわりに、室内の温度と外の外気温の寒暖差で風邪をひく人がいるので。。。なんらおかしくはないし。。
みたいな内容でLINEが送られてきます。
しかし。はたまた、葉月さんからは、
81あんたさっ、あたしがオカンのスマホを勝手に見たとか、
オカンにチクっただろ
オカンからメッチャ叱られたけど、親にIDを教えないあんたが非常識なんだからね、
だからあたしが怒られたじゃん。あんたはすぐ喋る、口が軽くて信用ならない
みたいな、怒りのLINEが勝手に送りつけられてきて。
ブロックしてやろうかとも思いますが、
こういう人は反応なしの気味の悪い対応をした方がよいと企みます。
全くびっくり
この馬鹿女は。。。
どういう発想してるんだか。
気味悪いのは、勝手に携帯を見る自分じゃんね。。
葉月を薄々あまり家庭的でないしあまり母性が豊かじゃないと、ミリオンやベルモも
気づいてはいると思いますが、
ダイヤさんが、悪気なしに葉月さんの出産のときの、赤ちゃんを全然だっこせずに、
タコの若い男の子ばかりが、泣いたり、赤ちゃんをだっこしていたと。。。
それを聞いてベルモは大変ショックを受けました。
ベルモは、お坊さんだけでなく保育士もしている身で、他人の赤ちゃんや子どもすら可愛いというのに、
子どもを産んで、だっこせず、喜ばず、
子どもを亡くしたとカンチガイして、泣きもせず。。。
そんな女性が母親だということに大変なショックをうけたのでしょう。
ベルモは、葉月に顔がよく似ているし。
イヴァンというカモメに、
ミリオンには、亡くなったと嘘をついて流されたとは言えないけれど。。
ベルモも、いくらお坊さんとは言え。。。
自分の命が危険にさらされていたり。。。
酷い話を聞かされて。
そりゃあ。ショックでしょうね。
ベルモは性格的にグレないでしょうけれど。
優しい性格だし、グレて誰もなんのメリットもないという賢い計算もあるし。
ヴィーナスも。。。グレるって。。。品性がなくなるし時間の無駄だし。ばかばかしい。。。と、美しさを重んじる美術家でありますから、と思う性質ではありましたが。
「ヴィーナス。。。。なんか。。。怖い顔して。スマホ見て。さ。さっきから。。」シュナ坊が言います。
もー、学校行くよってさっきから、
その前に、神楽町小学校の近所の喫茶店南風で久しぶりにはモーニングしようって
準備万端みんな支度してるのに。
「ゴメンゴメン。、、、ベルモガタオレタッテ。」
「ベルモちゃんが、、、
働きすぎなんじゃないの?」グリが言いましたが、
ヴィーナスの話によれば、そういう事じゃなくて、心の問題。
母親の
葉月さんのこと。。。
「だけどさぁ。ベルモちゃんが、よいお寺さんの子どもになったんだよ。
お母さんがどうだったとかそんなんどーでもよくない
だって、お母さんは、産んでくれたんだし。健康で産んでくれたし、自分の好きな事ができるおうちに行ったんだよー。」
シュナ坊が相変わらず犬目線で話しをしています。シュナ坊は、犬は飼い主との愛情が肝心であり、親は産んでくれただけでもありがたいと思わないと
大事なのは、独立した先。。。
だいたいのワンちゃんは、子どものうちから親と離れていくのがざらです。
と、種族柄か、
なぜ、母親の葉月さんが突き放すことがそんな悪いことなのかがよくわかりません。
子どもが
よい家庭にいく、それが親の願いでは
おまけに、僧侶のベルモ。やりたいことが子どものうちに決定されそれで生きている。
まだまだ、
ただの小学生。
就労児童ではないシュナ坊には羨ましくて羨ましくてしかたありません。
子どもにしろ、いろいろな考えや感覚があるんだなぁ。。。
さ、行こ行こ。。。促すアザラシの福ちゃんも、自ら一人で神楽町に残り働きました。
お父さんの転勤で南極からきた家族。。福ちゃんは、神楽町生まれですが。
お父さんや家族が南極に帰るけど、
福ちゃんは、こちらで働き家に仕送りしています。きょうだいがたくさんいて、
とっくに結婚や自立している兄や姉。
福ちゃんは、下の方だけれど。集団生活より自分で生活を持った方がラクだしね、と。
ま。それはそれ。さ、いくよっ。
珍しくいつまでもぐずぐずするヴィーナスの腕を
みんな、シュナ坊、福ちゃん、ぐりは、一本づつ手に取り引っ張りだしました。
ザワザワ。。。
皆勤賞、元気ハツラツでぶらんまんの。
大きい森沢先生。。。
木蓮寺の敷地内にある
木蓮幼稚園の保育士森沢ベルモは、兼業僧侶の僧籍が大福で、
木蓮幼稚園では、森沢ミーナとココナが、幼稚園の保育士見習いでいたので、チワワ二人は森沢小さい先生たちと呼ばれ、
僧籍大福の名前も兼ねて。。。
ベルモは大きい森沢先生でした。
幼稚園の生徒たちは、毎日自分のシフトじゃなくても隣の木蓮寺でお坊さんとして。掃除をしたり水撒きをしたり、その他いつも見かけるベルモが
今日は、幼稚園にもお寺にも出てこないと知ってパニックになりました。
ベルモはまるで太陽
まんまるく明るくて。。。
いてあたりまえと言う言い方はぞんざいですが、
いないとなんだか、ぽっかりとそこに大きな穴が開いた様で。。
ウーン。ウーン。。。寝込みうなるベルモ。。。
可哀想に、ベルモは、ただ、カモメのダイヤさんのお見舞いと身の上話しを聞き
ダイヤさんの精神を和らげるために木蓮和尚と昨夜プルメリア市民病院のダイヤさんをお見舞いしたのですが。。
ひょんな話しに実はダイヤは、ベルモの母親の葉月さんの出産に立ち会ったカモメさんのひとりであり、
しかも。もうひとりのダイヤさんの友人のカモメのイヴァンに嘘をつかれ、人生を大きく狂わされたあげくに。。。
出産のときの
母親の葉月さんについてダイヤさんが、語るところによると。。。葉月さんは自分の身体ばかりを気にしていたようだ。。。と。
一生懸命語るところのダイヤさんは盲目でしたが、ベルモは、ダイヤさんの話しに倒れそうになるのを木蓮和尚の袈裟をギュッと掴み、チワワみたいにプルプルと震え、、、
いくらダイヤさんが盲目のカモメさんでも、突然倒れたり部屋から出たり泣き出したりしてそんなことはできないし。
ダイヤさんにベルモの様子がおかしいと察されないようにと。
話の衝撃波に耐えて
必死でこらえました。まさか、木蓮和尚だって、ダイヤさんが、葉月さんの出産に立ち会ったカモメさんとは知らず、
ダイヤさんは、ダイヤさんで、誠実に正直に素直に自分の過去に向き合おうと赤裸々に語るところ。。。
それは。。。
ベルモをいつものお寺の仕事のひとつ、相談、身の上話し、まだまだ未熟なベルモは、修行として、ただ、相談者、懺悔する人、告白をする人たちの悩みを黙って傾聴するという運びでしたが。。。
ところが、その告白はベルモが、自分に関するまさかの出来事だったなんて。、。
ベルモは、必死でとりつくろい、木蓮和尚も。。。
これは、ヤバイ。。
しかし。。。いまさらもうダイヤさんを止めることはできない。。。
必死でダイヤさんの話しを聞いて励まして、お見舞いをし、
病院を出たすぐの、木蓮寺の小坊主の
迎えの車に乗ったとたんに。。。ベルモはパタンと気を失ってしまいました。
ヴィーナスが、木蓮和尚からLINEが来て、ベルモがこんなまさかの出来事があり、倒れて寝込んだが、
ミリオンには、突然に、ダイヤさんから聞く葉月さんの事を言ったりや、ダイヤさんが、話してくれた、イヴァンさんというカモメさんが、元看護師で、ミリオンやベルモの仮死状態を気づいて、
若い前途洋々で仲良くカップルの葉月さん。
おまけに三人も可愛い赤ちゃんを出産する、に嫉妬して
つい、イヴァンさんというカモメさんは、ミリオンやベルモを死んだと嘘をついて流した事を、聞いてベルモがショックで
倒れたなんて言えないから。。。
仕事を珍しく休むぐらいの
風邪で大変だと言っといたんじゃ。
プルメリア島は常夏の島のわりに、室内の温度と外の外気温の寒暖差で風邪をひく人がいるので。。。なんらおかしくはないし。。
みたいな内容でLINEが送られてきます。
しかし。はたまた、葉月さんからは、
81あんたさっ、あたしがオカンのスマホを勝手に見たとか、
オカンにチクっただろ
オカンからメッチャ叱られたけど、親にIDを教えないあんたが非常識なんだからね、
だからあたしが怒られたじゃん。あんたはすぐ喋る、口が軽くて信用ならない
みたいな、怒りのLINEが勝手に送りつけられてきて。
ブロックしてやろうかとも思いますが、
こういう人は反応なしの気味の悪い対応をした方がよいと企みます。
全くびっくり
この馬鹿女は。。。
どういう発想してるんだか。
気味悪いのは、勝手に携帯を見る自分じゃんね。。
葉月を薄々あまり家庭的でないしあまり母性が豊かじゃないと、ミリオンやベルモも
気づいてはいると思いますが、
ダイヤさんが、悪気なしに葉月さんの出産のときの、赤ちゃんを全然だっこせずに、
タコの若い男の子ばかりが、泣いたり、赤ちゃんをだっこしていたと。。。
それを聞いてベルモは大変ショックを受けました。
ベルモは、お坊さんだけでなく保育士もしている身で、他人の赤ちゃんや子どもすら可愛いというのに、
子どもを産んで、だっこせず、喜ばず、
子どもを亡くしたとカンチガイして、泣きもせず。。。
そんな女性が母親だということに大変なショックをうけたのでしょう。
ベルモは、葉月に顔がよく似ているし。
イヴァンというカモメに、
ミリオンには、亡くなったと嘘をついて流されたとは言えないけれど。。
ベルモも、いくらお坊さんとは言え。。。
自分の命が危険にさらされていたり。。。
酷い話を聞かされて。
そりゃあ。ショックでしょうね。
ベルモは性格的にグレないでしょうけれど。
優しい性格だし、グレて誰もなんのメリットもないという賢い計算もあるし。
ヴィーナスも。。。グレるって。。。品性がなくなるし時間の無駄だし。ばかばかしい。。。と、美しさを重んじる美術家でありますから、と思う性質ではありましたが。
「ヴィーナス。。。。なんか。。。怖い顔して。スマホ見て。さ。さっきから。。」シュナ坊が言います。
もー、学校行くよってさっきから、
その前に、神楽町小学校の近所の喫茶店南風で久しぶりにはモーニングしようって
準備万端みんな支度してるのに。
「ゴメンゴメン。、、、ベルモガタオレタッテ。」
「ベルモちゃんが、、、
働きすぎなんじゃないの?」グリが言いましたが、
ヴィーナスの話によれば、そういう事じゃなくて、心の問題。
母親の
葉月さんのこと。。。
「だけどさぁ。ベルモちゃんが、よいお寺さんの子どもになったんだよ。
お母さんがどうだったとかそんなんどーでもよくない
だって、お母さんは、産んでくれたんだし。健康で産んでくれたし、自分の好きな事ができるおうちに行ったんだよー。」
シュナ坊が相変わらず犬目線で話しをしています。シュナ坊は、犬は飼い主との愛情が肝心であり、親は産んでくれただけでもありがたいと思わないと
大事なのは、独立した先。。。
だいたいのワンちゃんは、子どものうちから親と離れていくのがざらです。
と、種族柄か、
なぜ、母親の葉月さんが突き放すことがそんな悪いことなのかがよくわかりません。
子どもが
よい家庭にいく、それが親の願いでは
おまけに、僧侶のベルモ。やりたいことが子どものうちに決定されそれで生きている。
まだまだ、
ただの小学生。
就労児童ではないシュナ坊には羨ましくて羨ましくてしかたありません。
子どもにしろ、いろいろな考えや感覚があるんだなぁ。。。
さ、行こ行こ。。。促すアザラシの福ちゃんも、自ら一人で神楽町に残り働きました。
お父さんの転勤で南極からきた家族。。福ちゃんは、神楽町生まれですが。
お父さんや家族が南極に帰るけど、
福ちゃんは、こちらで働き家に仕送りしています。きょうだいがたくさんいて、
とっくに結婚や自立している兄や姉。
福ちゃんは、下の方だけれど。集団生活より自分で生活を持った方がラクだしね、と。
ま。それはそれ。さ、いくよっ。
珍しくいつまでもぐずぐずするヴィーナスの腕を
みんな、シュナ坊、福ちゃん、ぐりは、一本づつ手に取り引っ張りだしました。
2019年07月11日
真夏の夜のおとぎ話40知らなければ良かったの。。。。。
こんな事って。こんな偶然があるの。。
ベルモは、戸惑い、木蓮和尚の袈裟につかまりました。。
このダイヤさんは、どうも葉月の出産を手伝ったカモメさんの1人で、
ダイヤさんは、ベルモやミリオンが死産したと思っていましたが、もうひとりのイヴァンというカモメさんが、
ベルモとミリオンを仮死状態を知っていて、嫉妬と女心の意地悪から死んだと言って笹舟に乗せて海に流したのでした。
ベルモは、腰が抜けてしまい、木蓮和尚にぎゅっとつかまりました。
チワワの血が濃いせいか、ベルモも真っ青になりプルプル震えています。
運命のいたずら。。。もしも、ただの仮死状態と見抜いてそれを、イヴァンが知らせてくれたら。。。
ヴィーナスとミリオンとベルモは、ともに育っていたことでしょう。。。
木蓮和尚は、そんな話しを突如と準備なくされてしまったベルモがかわいそうでしたが、
手で制して、カモメさんの話しを聞きなさいとゼスチュアしました。
ベルモはお坊さんで、これも大きな修行です。
今にも泣きそうなのを必死にこらえています。。。
ダイヤさんは盲目なので、ベルモの様子がおかしいことには全く気づかれませんが。
カモメさんの話しだと、イヴァンは、看護師を過去にやっていて。。。妻子あるドクターと子どもができて。。。
ドクターが既婚と知ってはいましたが。。。
しかし。騙されて睡眠薬を飲まされ堕胎され、二度と子どもができなくなり、しかも病院をクビになりました。
妻子ある男性と知っていたので、慰謝料もなく仕事も子どもも、これからの女性としての身体も全て失い。。。
気が狂い、放火未遂で逮捕され散々な人生でした。
一方、流産ばかりして出産できないままのダイヤは、婚家を、
若い子どもを産めそうな嫁を迎えるからと理不尽にも姑に追い出されてしまいました。
ひとりっ子の
旦那はダイヤをかばいません。
ひとりっ子で、親同居の難しいところに嫁にきてくれたダイヤのありがたみもわからずに。。。
もう、男性が信じられなくなったカモメのダイヤとイヴァンは知り合って仲良くなり
たまに、プルメリア島に渡ってきました。
何度かプルメリア島に渡ってくるうちに、傷ついたイヴァンは、シスターになろうと決意します。しかし。。。
そんな時、宇宙人の若い女の子の出産に偶然にも立ち会います。イヴァンがもと看護師なので、ダイヤも安心して出産を手伝いました。
しかし。気持ちは複雑すぎて。。。
女心は揺らぎました。
子どもができなく婚家を追放されたダイヤ。目の前には、仲よさそうな若いカップルが、
優しい旦那が、若い宇宙人を気遣い
赤ちゃんを産み。。。なんと妬ましい目のあたり。。
しかし。ダイヤは、目の前の若い宇宙人の女の子を妬む反面、赤ちゃんとともに可愛い気持ちはあり。。。
優しそうなタコの若い男の子。。。
ヴィーナスが予想していたのとは違い、タコのミシェルは、ヤンチャでワルどころか、
優しそうな紳士的な男の子です。
葉月は、自分がワガママなので、俺様的な男性が大嫌いでしたから、
複雑な気持ちを抱えながらも。。。でも、ダイヤさんは、宇宙人が可愛くなり、
もと看護師だったイヴァンとともに、宇宙人の出産の手助けをしましたが。。。
宇宙人の女の子が生んだのは、
一人元気、あとの二人はなんの反応もありませんでした。残念ながら、二人は出産で生まれてきたらしく。。。
思わずもらい泣きしたダイヤは。。
イヴァンが、残念ながら。。。と。
だけど。。。ダイヤさんはびっくりしました。
赤ちゃんが二人は死産ときいて、
タコの男の子が泣いているのに、宇宙人の女の子は、なんの反応もなく。。。
助けていただきまして、
ありがとうごさいました。
死んだ赤ちゃんのことより、出産を手伝ったカモメさん二人にお礼を言い、
確かにお礼を言われるのは嬉しいけれど、、、
この子はちょっと変わってないかしら
と、違和感を持ってしまったそうです。
それを聞いたベルモは蒼白になり。。。立っているのがやっと。。。
下手したらミリオンやベルモが、仮死状態と言うことを黙っていたカモメのイヴァンの問題よりも、
葉月が、亡くなったと思われた赤ちゃんに対しての反応の方が、ショックだったのかもしれません。
ダイヤは、宇宙人の女の子が私たちに気を使ってくれたのだけど、タコの男の子が、赤ちゃんをだっこするばかりで。。。
宇宙人の女の子は、なんと産まれた赤ちゃんをだっこすることなく、出産後で体力を使ったのか少しグッタリしていたけれど。
それでも、グッタリしても、母親なら生んだ赤ちゃんに笑顔になるとか、あやすとかだっこしてみるとか。。。するんじゃないのかしらと、思ったのですが、
彼女の気遣いは、私たちと宇宙人さん自分自身の身体のみみたいなところがあり。。
エッ。。。
と、ちょっとビックリして。
違和感が。。。
あのママで。。
赤ちゃんが大丈夫かしらと。フと心配になったけど、あれだけ優しそうなだんなさんだし。。。
今の時代は、育メンも多いし。
夫婦仲もよさそうだし。はじめての出産後でよっぽど体調が良くないのかなと、思ったそうで。
翌朝は。。。神楽町病院のカモメさんの意識は回復したものの。。。
カモメ、女性、年配のみがわかるだけであり、本人は記憶喪失で、はっきり自分がどうしてここにいるのか、
自分が誰だかすらわかりません。
と、いう報告が、ヴィーナスの元にきました。とりあえず夏休み前で学校があるので、
みんな、
福ちゃん、グリ、シュナ坊、ヴィーナスは、グリのUFOで学校に飛んでいきます。
その前に。。。ヴィーナスは、木蓮和尚に報告で、LINEしました。
こちらのカモメさんは、記憶喪失みたいで、何を聞いてもわかりません。
プルメリア島の盲目のダイヤさんの事を聞いても、
自分の事すらこちらのカモメさんはわからないぐらいです。
その、ダイヤさんの言う一緒にいたイヴァンさんかもしれませんが、、、
ダイヤさんが落ち着いたらこちらのカモメさんの声を聞いて、知っている人かご判断願いましょうか。と、
ヴィーナスは、さっと
木蓮和尚やベルモにLINEをいれました。
すぐにレスポンスがあり。
ヴィーナスさん、
了解いたしました。ダイヤさんは、まだ、落ち着いていない様です。
刺激的な話しはすぐさまとはお控えしたいところです。ご自身でいっぱいいっぱいな様子で。。。
それも心配ではありますが、
ベルモが寝込んでしまいまして。あの子に珍しく。。。ほとんど自ら働きまくる動きまくる子なのに。。。
実は。。。ショックで。。。
えっ。。。
ヴィーナスは、思わずスマホから、木蓮和尚のLINEを読んだと同時に電話をしてしまいます。、。
ベルモが、どうしたんですか、とヴィーナスは反射的に木蓮和尚に電話してしまいました。。
すぐに。木蓮和尚が電話に出て。。。
ベルモは、産まれてきた母親に否定されて愛されていないと思い込み
ショックを受け気を失ってしまいました。
実は。。。
プルメリア島の盲目のカモメさんのダイヤさんは、葉月さんの出産を手伝った人のひとりで、
もちろん、ダイヤさんはベルモが、あの時の赤ちゃんだと気づいていませんが。
葉月さんの出産の様子を語り。。。
ダイヤさんのもう一人、葉月さんの出産を手伝ったカモメさんのイヴァンさんというひとが、
元看護師さんで、実は、ミリオンとベルモが仮死状態と知っていて、死んでいると嘘をついて
笹舟に乗せて二人を弔ったらしいのです。
女としての不幸な妬みから馬鹿な事をしたと。
それを心の準備なく、ベルモが聞いてしまって。私もベルモは、仏の道僧侶だから、ある程度は厳しい話も修行のうちだと
思っていたのですが。。。
まさか私は、カモメのダイヤさんが、葉月さんの出産を手伝ったカモメさんとは知らず
気が晴れるなら思った事をしゃべりなさいと、ベルモと一緒にダイヤさんの話しを聞いてしまったのです。
そしたら。。。ベルモには耐えきれないショックを受けてしまったようで。。。
ベルモは、戸惑い、木蓮和尚の袈裟につかまりました。。
このダイヤさんは、どうも葉月の出産を手伝ったカモメさんの1人で、
ダイヤさんは、ベルモやミリオンが死産したと思っていましたが、もうひとりのイヴァンというカモメさんが、
ベルモとミリオンを仮死状態を知っていて、嫉妬と女心の意地悪から死んだと言って笹舟に乗せて海に流したのでした。
ベルモは、腰が抜けてしまい、木蓮和尚にぎゅっとつかまりました。
チワワの血が濃いせいか、ベルモも真っ青になりプルプル震えています。
運命のいたずら。。。もしも、ただの仮死状態と見抜いてそれを、イヴァンが知らせてくれたら。。。
ヴィーナスとミリオンとベルモは、ともに育っていたことでしょう。。。
木蓮和尚は、そんな話しを突如と準備なくされてしまったベルモがかわいそうでしたが、
手で制して、カモメさんの話しを聞きなさいとゼスチュアしました。
ベルモはお坊さんで、これも大きな修行です。
今にも泣きそうなのを必死にこらえています。。。
ダイヤさんは盲目なので、ベルモの様子がおかしいことには全く気づかれませんが。
カモメさんの話しだと、イヴァンは、看護師を過去にやっていて。。。妻子あるドクターと子どもができて。。。
ドクターが既婚と知ってはいましたが。。。
しかし。騙されて睡眠薬を飲まされ堕胎され、二度と子どもができなくなり、しかも病院をクビになりました。
妻子ある男性と知っていたので、慰謝料もなく仕事も子どもも、これからの女性としての身体も全て失い。。。
気が狂い、放火未遂で逮捕され散々な人生でした。
一方、流産ばかりして出産できないままのダイヤは、婚家を、
若い子どもを産めそうな嫁を迎えるからと理不尽にも姑に追い出されてしまいました。
ひとりっ子の
旦那はダイヤをかばいません。
ひとりっ子で、親同居の難しいところに嫁にきてくれたダイヤのありがたみもわからずに。。。
もう、男性が信じられなくなったカモメのダイヤとイヴァンは知り合って仲良くなり
たまに、プルメリア島に渡ってきました。
何度かプルメリア島に渡ってくるうちに、傷ついたイヴァンは、シスターになろうと決意します。しかし。。。
そんな時、宇宙人の若い女の子の出産に偶然にも立ち会います。イヴァンがもと看護師なので、ダイヤも安心して出産を手伝いました。
しかし。気持ちは複雑すぎて。。。
女心は揺らぎました。
子どもができなく婚家を追放されたダイヤ。目の前には、仲よさそうな若いカップルが、
優しい旦那が、若い宇宙人を気遣い
赤ちゃんを産み。。。なんと妬ましい目のあたり。。
しかし。ダイヤは、目の前の若い宇宙人の女の子を妬む反面、赤ちゃんとともに可愛い気持ちはあり。。。
優しそうなタコの若い男の子。。。
ヴィーナスが予想していたのとは違い、タコのミシェルは、ヤンチャでワルどころか、
優しそうな紳士的な男の子です。
葉月は、自分がワガママなので、俺様的な男性が大嫌いでしたから、
複雑な気持ちを抱えながらも。。。でも、ダイヤさんは、宇宙人が可愛くなり、
もと看護師だったイヴァンとともに、宇宙人の出産の手助けをしましたが。。。
宇宙人の女の子が生んだのは、
一人元気、あとの二人はなんの反応もありませんでした。残念ながら、二人は出産で生まれてきたらしく。。。
思わずもらい泣きしたダイヤは。。
イヴァンが、残念ながら。。。と。
だけど。。。ダイヤさんはびっくりしました。
赤ちゃんが二人は死産ときいて、
タコの男の子が泣いているのに、宇宙人の女の子は、なんの反応もなく。。。
助けていただきまして、
ありがとうごさいました。
死んだ赤ちゃんのことより、出産を手伝ったカモメさん二人にお礼を言い、
確かにお礼を言われるのは嬉しいけれど、、、
この子はちょっと変わってないかしら
と、違和感を持ってしまったそうです。
それを聞いたベルモは蒼白になり。。。立っているのがやっと。。。
下手したらミリオンやベルモが、仮死状態と言うことを黙っていたカモメのイヴァンの問題よりも、
葉月が、亡くなったと思われた赤ちゃんに対しての反応の方が、ショックだったのかもしれません。
ダイヤは、宇宙人の女の子が私たちに気を使ってくれたのだけど、タコの男の子が、赤ちゃんをだっこするばかりで。。。
宇宙人の女の子は、なんと産まれた赤ちゃんをだっこすることなく、出産後で体力を使ったのか少しグッタリしていたけれど。
それでも、グッタリしても、母親なら生んだ赤ちゃんに笑顔になるとか、あやすとかだっこしてみるとか。。。するんじゃないのかしらと、思ったのですが、
彼女の気遣いは、私たちと宇宙人さん自分自身の身体のみみたいなところがあり。。
エッ。。。
と、ちょっとビックリして。
違和感が。。。
あのママで。。
赤ちゃんが大丈夫かしらと。フと心配になったけど、あれだけ優しそうなだんなさんだし。。。
今の時代は、育メンも多いし。
夫婦仲もよさそうだし。はじめての出産後でよっぽど体調が良くないのかなと、思ったそうで。
翌朝は。。。神楽町病院のカモメさんの意識は回復したものの。。。
カモメ、女性、年配のみがわかるだけであり、本人は記憶喪失で、はっきり自分がどうしてここにいるのか、
自分が誰だかすらわかりません。
と、いう報告が、ヴィーナスの元にきました。とりあえず夏休み前で学校があるので、
みんな、
福ちゃん、グリ、シュナ坊、ヴィーナスは、グリのUFOで学校に飛んでいきます。
その前に。。。ヴィーナスは、木蓮和尚に報告で、LINEしました。
こちらのカモメさんは、記憶喪失みたいで、何を聞いてもわかりません。
プルメリア島の盲目のダイヤさんの事を聞いても、
自分の事すらこちらのカモメさんはわからないぐらいです。
その、ダイヤさんの言う一緒にいたイヴァンさんかもしれませんが、、、
ダイヤさんが落ち着いたらこちらのカモメさんの声を聞いて、知っている人かご判断願いましょうか。と、
ヴィーナスは、さっと
木蓮和尚やベルモにLINEをいれました。
すぐにレスポンスがあり。
ヴィーナスさん、
了解いたしました。ダイヤさんは、まだ、落ち着いていない様です。
刺激的な話しはすぐさまとはお控えしたいところです。ご自身でいっぱいいっぱいな様子で。。。
それも心配ではありますが、
ベルモが寝込んでしまいまして。あの子に珍しく。。。ほとんど自ら働きまくる動きまくる子なのに。。。
実は。。。ショックで。。。
えっ。。。
ヴィーナスは、思わずスマホから、木蓮和尚のLINEを読んだと同時に電話をしてしまいます。、。
ベルモが、どうしたんですか、とヴィーナスは反射的に木蓮和尚に電話してしまいました。。
すぐに。木蓮和尚が電話に出て。。。
ベルモは、産まれてきた母親に否定されて愛されていないと思い込み
ショックを受け気を失ってしまいました。
実は。。。
プルメリア島の盲目のカモメさんのダイヤさんは、葉月さんの出産を手伝った人のひとりで、
もちろん、ダイヤさんはベルモが、あの時の赤ちゃんだと気づいていませんが。
葉月さんの出産の様子を語り。。。
ダイヤさんのもう一人、葉月さんの出産を手伝ったカモメさんのイヴァンさんというひとが、
元看護師さんで、実は、ミリオンとベルモが仮死状態と知っていて、死んでいると嘘をついて
笹舟に乗せて二人を弔ったらしいのです。
女としての不幸な妬みから馬鹿な事をしたと。
それを心の準備なく、ベルモが聞いてしまって。私もベルモは、仏の道僧侶だから、ある程度は厳しい話も修行のうちだと
思っていたのですが。。。
まさか私は、カモメのダイヤさんが、葉月さんの出産を手伝ったカモメさんとは知らず
気が晴れるなら思った事をしゃべりなさいと、ベルモと一緒にダイヤさんの話しを聞いてしまったのです。
そしたら。。。ベルモには耐えきれないショックを受けてしまったようで。。。