「ちょっと変わってるかもね。。」さすがに、葉月の話しをしても犬視点であっそー、
べつにいいジャン
と、返答していた。
シュナ坊がぼーぜんとして言いました。
子どもが倒れ込んで。。。というか。
あまり親しくない人ですら、倒れ込んで寝込んで大丈夫ってなるけど。。。自分の子どもを心配しないのかなぁ。
で、助けてくれた人だけを心配するってさ。
そら。命の恩人や困った時に助けてくれた人はありがたいけどさ。だけど、子どもも倒れ込んで寝込んでって言ってるのに。
かおは、確かに。。。ヴィーナスのパソコンから葉月を見せてもらいましたが可愛いのですが。。。
なんか。。ヴィーナスによると。
ヴィーナスに一方的に惚れているチワワのチーコが、母親の葉月とかぶり。。頭が痛くなると言うか。あーいう女らは、
顔は可愛いけど。。
苦手なフィールドに暮らす人種だそうです。
月曜日、神楽町小学校近くの喫茶店南風のモーニング、和食は今日は赤だしです。
ヴィーナス達4人は、小学校に行く前に喫茶店南風でモーニングと、口当たりの良いデザートをベルモのお見舞いに購入しようとしました。
小学校が終わったら、福ちゃんが仕事でいけないけれど、グリとヴィーナスとシュナ坊は、ベルモのお見舞いに伺いたいと、木蓮和尚に電話しました。
ミリオンには、真実を伝えてはいないけれど。。。いくらクールなミリオンでも、
死んでなくて、
仮死状態と知りながら流されておまけにオカンは無関心。
こころの準備があるから、ミリオンやベルモにすぐ会えないのではなく、
汚い言い方をしますと、もう死んだと思われ、いまさら生きていたと言われても。
ああ、よかったですねー。
でも、私は自覚はありませんからね。
と、どうもそんな姿勢であり。しかしながら、思わずヴィーナスがキレて
カモメさんが見つかり入院してるわよとLINEを返したら、
ちょっと大丈夫だと。。。そりゃ、カモメさんをいたわるのは葉月は、恩人だと思ってるからそらそうだけどさ、
なんだろこの違和感。
「お待ち〜、なんかあったの、きょうだいと会うって言ってたけど。」
ヴィーナスの浮かない顔を見て
南風のマスターのグーが、和食モーニングを運んできました。
マスターも、ヴィーナスを心配していました。いきなりきょうだいがいると知らされ。。会うってなって。。
再びマスターが、ドリンクを運んで来ると。
「キョウダイハヨカッタ。シアワセナイイコ。ダケド。。。」
「で。。。なんで、ブスッとしてるの
だって。土日会うってウチで手土産買ってくれてルンルンだったけど、土曜日の朝」
土曜日の朝、ミリオン、ベルモのご家族に南風で手土産を買い、渡したヴィーナス。。
アッ。
ごめんっ、
マスター非常にごめん、実は。。。
ヴィーナスは、マスターがカラフルなレアチーズケーキをレギュラーに出すと、
試作をくれたのですが、
ベルモの家のチワワに目をつけられて、皆さんで食べることになった。事情を説明しました。
「あれは。プルメリア島のお土産になっちゃったんだよ。みんなの感想を動画したから、南風のご意見箱サイトに投書しとくね。」と。福ちゃんは、あの時、レアチーズケーキについて、
ヴィーナスが、南風のマスターからレギュラー製品にするかどうかの試作としてのいただきものだと知っていて。。。
木蓮寺に招かれた人々や木蓮寺の人々に食べられて、感想を言ってる動画をきちんと撮ってくれたのでした。
残念ながら試作を頼まれた当主のヴィーナスのブンはありませんが。
「そーだったの、楽しんでくれたんならいいけど、ヴィーナスには、ご贔屓にしてくれるからさ。プレゼントも兼ねたんだけどなぁ。
あ、そうそう。もっと暑くなったら、麗しが浜で、うちの常連さんが、バーベキューしようかって。」ハリネズミの
マスターのグーは全然気分を害してはいないようでしたが。
「バーベキューって。。。ちゃんと漫画みたいに串のヤツ
ただの焼き肉か、鉄板焼きかなぁ」シュナ坊が言いました。
「ちゃんと串のヤツ。
そこは、まかしといて。
あんたらは、いつも世話になってるからおもてなし招待にするから。
ま。常連さんじーさんばーさんだと。孫みたいで。可愛くって、喜ぶだろうからさ。」
グーは場を明るくする為に楽しい性格のヴィーナス達を常連さんのバーベキューに招待したいようです。
「オカネヲハラウカラ、アタシノキョウダイヲ、キョウダイガコレルナラ、ツレテキテイイカナ」ヴィーナスが、マスターに聞きました。
「お金はいいから、いいから。
そりゃ、いいよ。チーコちゃんじゃなければね。チーコちゃんは、かわいそうだけどあの子は。。食べ過ぎで手に負えないんだろ。。。ほんとは、ヴィーナスの手前、彼女も一緒に来て欲しいんだけどなぁ。、」
「マスタ
カノジョジャナイ
コムスメノハナシハスルナ」
「冗談だよ、ほら、やっと元気になってくれた。
常連さんのバーベキューパーティーで、あのレアチーズケーキも出してみる。
季節ものも変化と刺激で新鮮だけど、お店の定番どころと安定も欲しいでしょ。」
「チワワ2人もくるかもしれないね。ヴィーナスのきょうだいのベルモちゃんのチワワ
の女の子の一人
がヤンチャ言って、ねだってレアチーズケーキを分けたんだからね。、」シュナ坊が言いました。
「連れてくるでしょ。いつもベルモちゃんのあとをくっついてるみたいだし。」グリが言いました。
「そら、ヴィーナス。チーコちゃんにバレたら大変だねー。女の子だって。。。」マスターがからかうので、
「コムスメノハナシハスルナ」
プイッと、ヴィーナスが怒りました。
木蓮寺では。珍しく寝込むベルモの様子。
いつもは、離れの濃紫さんや、チワワのミーナ、ココナと寝ていますが、今日は本宅の座敷に寝かされていました。
「具合は、どうだね、
」
木蓮和尚が心配そうにベルモの様子を伺います。。
「あっ。。。あたし。。あたし、気を失って。。。幼稚園もお勤めもある。。あるのに。」
「ベルモ。。。ベルモは真面目すぎじゃのう。。今日は、心配せんと、、ゆっくり。休みな、最近休んどらんじゃろに。」
あっ。。。。そうか。。。
目が覚めて気づいたベルモは。。。
ジワジワ。。また、昨日の衝撃に苦しめられます。
仮死状態を知っていたのよ。。。
死んだと嘘をついたのよ。。。
今が幸せならそれでいいでしょ。。。
子どもは産んだけど、死んだものだと思ってたからさ。
産んでやっただけでもありがたく思いな。
様々な。。。複雑な感覚がベルモを苦しめます。
僧侶としてのベルモは、必死に闘います。。
それで。。。
心が壊れそうなのを必死でたもっていました。
じっと、窓の外に見える、
水蓮和尚からの蓮の花を一点に見つめています。
さて。。。
ベルモの心は。。。
2019年07月14日
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