森沢先生の大がお休み
ザワザワ。。。
皆勤賞、元気ハツラツでぶらんまんの。
大きい森沢先生。。。
木蓮寺の敷地内にある
木蓮幼稚園の保育士森沢ベルモは、兼業僧侶の僧籍が大福で、
木蓮幼稚園では、森沢ミーナとココナが、幼稚園の保育士見習いでいたので、チワワ二人は森沢小さい先生たちと呼ばれ、
僧籍大福の名前も兼ねて。。。
ベルモは大きい森沢先生でした。
幼稚園の生徒たちは、毎日自分のシフトじゃなくても隣の木蓮寺でお坊さんとして。掃除をしたり水撒きをしたり、その他いつも見かけるベルモが
今日は、幼稚園にもお寺にも出てこないと知ってパニックになりました。
ベルモはまるで太陽
まんまるく明るくて。。。
いてあたりまえと言う言い方はぞんざいですが、
いないとなんだか、ぽっかりとそこに大きな穴が開いた様で。。
ウーン。ウーン。。。寝込みうなるベルモ。。。
可哀想に、ベルモは、ただ、カモメのダイヤさんのお見舞いと身の上話しを聞き
ダイヤさんの精神を和らげるために木蓮和尚と昨夜プルメリア市民病院のダイヤさんをお見舞いしたのですが。。
ひょんな話しに実はダイヤは、ベルモの母親の葉月さんの出産に立ち会ったカモメさんのひとりであり、
しかも。もうひとりのダイヤさんの友人のカモメのイヴァンに嘘をつかれ、人生を大きく狂わされたあげくに。。。
出産のときの
母親の葉月さんについてダイヤさんが、語るところによると。。。葉月さんは自分の身体ばかりを気にしていたようだ。。。と。
一生懸命語るところのダイヤさんは盲目でしたが、ベルモは、ダイヤさんの話しに倒れそうになるのを木蓮和尚の袈裟をギュッと掴み、チワワみたいにプルプルと震え、、、
いくらダイヤさんが盲目のカモメさんでも、突然倒れたり部屋から出たり泣き出したりしてそんなことはできないし。
ダイヤさんにベルモの様子がおかしいと察されないようにと。
話の衝撃波に耐えて
必死でこらえました。まさか、木蓮和尚だって、ダイヤさんが、葉月さんの出産に立ち会ったカモメさんとは知らず、
ダイヤさんは、ダイヤさんで、誠実に正直に素直に自分の過去に向き合おうと赤裸々に語るところ。。。
それは。。。
ベルモをいつものお寺の仕事のひとつ、相談、身の上話し、まだまだ未熟なベルモは、修行として、ただ、相談者、懺悔する人、告白をする人たちの悩みを黙って傾聴するという運びでしたが。。。
ところが、その告白はベルモが、自分に関するまさかの出来事だったなんて。、。
ベルモは、必死でとりつくろい、木蓮和尚も。。。
これは、ヤバイ。。
しかし。。。いまさらもうダイヤさんを止めることはできない。。。
必死でダイヤさんの話しを聞いて励まして、お見舞いをし、
病院を出たすぐの、木蓮寺の小坊主の
迎えの車に乗ったとたんに。。。ベルモはパタンと気を失ってしまいました。
ヴィーナスが、木蓮和尚からLINEが来て、ベルモがこんなまさかの出来事があり、倒れて寝込んだが、
ミリオンには、突然に、ダイヤさんから聞く葉月さんの事を言ったりや、ダイヤさんが、話してくれた、イヴァンさんというカモメさんが、元看護師で、ミリオンやベルモの仮死状態を気づいて、
若い前途洋々で仲良くカップルの葉月さん。
おまけに三人も可愛い赤ちゃんを出産する、に嫉妬して
つい、イヴァンさんというカモメさんは、ミリオンやベルモを死んだと嘘をついて流した事を、聞いてベルモがショックで
倒れたなんて言えないから。。。
仕事を珍しく休むぐらいの
風邪で大変だと言っといたんじゃ。
プルメリア島は常夏の島のわりに、室内の温度と外の外気温の寒暖差で風邪をひく人がいるので。。。なんらおかしくはないし。。
みたいな内容でLINEが送られてきます。
しかし。はたまた、葉月さんからは、
81あんたさっ、あたしがオカンのスマホを勝手に見たとか、
オカンにチクっただろ
オカンからメッチャ叱られたけど、親にIDを教えないあんたが非常識なんだからね、
だからあたしが怒られたじゃん。あんたはすぐ喋る、口が軽くて信用ならない
みたいな、怒りのLINEが勝手に送りつけられてきて。
ブロックしてやろうかとも思いますが、
こういう人は反応なしの気味の悪い対応をした方がよいと企みます。
全くびっくり
この馬鹿女は。。。
どういう発想してるんだか。
気味悪いのは、勝手に携帯を見る自分じゃんね。。
葉月を薄々あまり家庭的でないしあまり母性が豊かじゃないと、ミリオンやベルモも
気づいてはいると思いますが、
ダイヤさんが、悪気なしに葉月さんの出産のときの、赤ちゃんを全然だっこせずに、
タコの若い男の子ばかりが、泣いたり、赤ちゃんをだっこしていたと。。。
それを聞いてベルモは大変ショックを受けました。
ベルモは、お坊さんだけでなく保育士もしている身で、他人の赤ちゃんや子どもすら可愛いというのに、
子どもを産んで、だっこせず、喜ばず、
子どもを亡くしたとカンチガイして、泣きもせず。。。
そんな女性が母親だということに大変なショックをうけたのでしょう。
ベルモは、葉月に顔がよく似ているし。
イヴァンというカモメに、
ミリオンには、亡くなったと嘘をついて流されたとは言えないけれど。。
ベルモも、いくらお坊さんとは言え。。。
自分の命が危険にさらされていたり。。。
酷い話を聞かされて。
そりゃあ。ショックでしょうね。
ベルモは性格的にグレないでしょうけれど。
優しい性格だし、グレて誰もなんのメリットもないという賢い計算もあるし。
ヴィーナスも。。。グレるって。。。品性がなくなるし時間の無駄だし。ばかばかしい。。。と、美しさを重んじる美術家でありますから、と思う性質ではありましたが。
「ヴィーナス。。。。なんか。。。怖い顔して。スマホ見て。さ。さっきから。。」シュナ坊が言います。
もー、学校行くよってさっきから、
その前に、神楽町小学校の近所の喫茶店南風で久しぶりにはモーニングしようって
準備万端みんな支度してるのに。
「ゴメンゴメン。、、、ベルモガタオレタッテ。」
「ベルモちゃんが、、、
働きすぎなんじゃないの?」グリが言いましたが、
ヴィーナスの話によれば、そういう事じゃなくて、心の問題。
母親の
葉月さんのこと。。。
「だけどさぁ。ベルモちゃんが、よいお寺さんの子どもになったんだよ。
お母さんがどうだったとかそんなんどーでもよくない
だって、お母さんは、産んでくれたんだし。健康で産んでくれたし、自分の好きな事ができるおうちに行ったんだよー。」
シュナ坊が相変わらず犬目線で話しをしています。シュナ坊は、犬は飼い主との愛情が肝心であり、親は産んでくれただけでもありがたいと思わないと
大事なのは、独立した先。。。
だいたいのワンちゃんは、子どものうちから親と離れていくのがざらです。
と、種族柄か、
なぜ、母親の葉月さんが突き放すことがそんな悪いことなのかがよくわかりません。
子どもが
よい家庭にいく、それが親の願いでは
おまけに、僧侶のベルモ。やりたいことが子どものうちに決定されそれで生きている。
まだまだ、
ただの小学生。
就労児童ではないシュナ坊には羨ましくて羨ましくてしかたありません。
子どもにしろ、いろいろな考えや感覚があるんだなぁ。。。
さ、行こ行こ。。。促すアザラシの福ちゃんも、自ら一人で神楽町に残り働きました。
お父さんの転勤で南極からきた家族。。福ちゃんは、神楽町生まれですが。
お父さんや家族が南極に帰るけど、
福ちゃんは、こちらで働き家に仕送りしています。きょうだいがたくさんいて、
とっくに結婚や自立している兄や姉。
福ちゃんは、下の方だけれど。集団生活より自分で生活を持った方がラクだしね、と。
ま。それはそれ。さ、いくよっ。
珍しくいつまでもぐずぐずするヴィーナスの腕を
みんな、シュナ坊、福ちゃん、ぐりは、一本づつ手に取り引っ張りだしました。
2019年07月12日
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