「えー、考え事してるのー。」シュナ坊が、ショコララテを飲みながら
言います。
最近では、ヴィーナスは、珍しくもの思いにふけるし。。いろいろ大人になってきたのでしょうか。
アイスココアやショコララテ。ストロベリーシェイクなどなど。。。喫茶店南風で購入し。瞬間保存して宇宙空間に保存。
で、お渡しする今。購入時の状態で、新鮮をいま取り出す
時間空間。瞬間保存の術。
向こうの
キッチンで、
木蓮和尚がお料理をしているあいだにと、
客室に
ゲストとして招かれたヴィーナスは、
お土産のドリンクを空間から取り出しました。
案の定、チワワの2人がストロベリーショコラを取り合います。
チワワのミーナとココナはお互いに、お互いのあちら様の方が美味しいように見えてくるのです、
ベルモが叱っても叱っても。
かと言ってタチが悪いのは同じものを2つ買うとツマラナイと怒るのです。
もともと。。。ヴィーナスは、たくさんの人に会う時はだいたいは、好き嫌いやその日の気分があるので、種類は、バリエーションに富んだ買い方をします。
いろいろな種類があるものを、必要でなければ揃えて買わないのはヴィーナスの性格です。
ベルモは、躾がまだまだな妹分のチワワ2人が恥ずかしくなり。
あんた達は、メッ
お客様がくださいましただけでもありがたいでしょうに。どれも美味しそうでしょうに。
アーもう。。。恥ずかしい。
こないだもっ。
はじめてあったヴィーナスに。。。今すぐお菓子を寄越せとかって。
桑田さんちにお土産を差し出すと、もう既にうちにもくださったんだからねと言っても。
初対面の人に、わたしにも
早くちょうだいとか。なんて卑しいのよ。
初対面で、ヴィーナスは、快くも、自分のぶんであろうにレアチーズのケーキを出してくれて。。。
あれは、多分個人的な楽しみだったもんだろうに。。美味しかったー。
でも。。。有名人のヴィーナスは。。。優しい気遣いのできる人なんだなって。
ベルモは感激しました。
ヴィーナスの公式サイトにて、短気と書いてあったので。。。
たしかにはっきりとしてるし、活発で仕切りやナンだなーと思うけれどね。
だけど、面倒見が良くって。、
あたしときょうだいなんだなぁー。
きょうだい。。。
クールで現実的なミリオンも。みんな違う。。。
今宵は、ミリオンを招かなくて仲間はずれにしたみたいで。なんか、かわいそうだけど。。
やはり、キッチンからは美味しそうなバターの香りが漂ってきます。
木蓮和尚は、趣味の料理を誰かに食べさせたくてたまらないのです。
お料理に対する認証欲求が強くて。
凝り出すと止まらなくなり、休みの日には、
包丁の使い方やら、旬の旬菜やら。。。
ビストロ。。。お寺関係の書物や勉強をしていても、ついつい、料理を誰かに食べさせてあげたい気持ちいっぱいで。
まぁ。。。本来はシェフになりたいぐらい。。人なんて。きっと好きなことは無意識に意識して。。。
やってしまうんだろーな。木蓮和尚様。。。と檀家さまや周りに感謝されても。。。
それはそれでありがたいけど。。
本心では、美味しい美味しいと自分の料理を喜び申し上げてくれる人々の笑顔が嬉しい。
今の時代の子はしあわせだなー。ベルモなんか自ら進んでお寺の僧侶になるとは。
ワシなら。。。ならんかった。家が寺で。姉さんやら妹やら女姉妹ばっかりで、
自動的に。。。
いろいろな人に会って複雑な人間模様を垣間見て。時には逆恨みされ。。なんか。。。疲れたかも。
人の相談を聞いてるばかりで、自分はこんな悩みを誰かに言えないし。
で。ストレス発散は、料理を研究。
プルメリア島は、島で、美しい海に囲まれているので、
もう、昔っから。。
木蓮寺は、みずみずしい光彩の美しい夜光貝のお守りが有名です。
業者さん作のもありますが、修行僧達がお守りを作る場合もあり、
木蓮和尚は。小さな頃から夜光貝のお守りを作るより、中身の貝を料理していました。
先代の亡くなった父親は、そんな木蓮和尚をかわいそうな気持ちもありました。
もったいないから。
と、中身を料理していましたが、目はキラキラ輝いています。
ほんとは、もったいないから、ってより。
それにかこつけて。。。
どー考えても。料理がしたいんだろ。。。本人は覚えてないのでしょうが、、
小学校の作文の将来の夢。
ある日そんな宿題が出たので。
やりたい事を書きなさい、と教師に言われ
やりたい事をなんでもいい
と言われて。
親に見せるわけじゃないし。ここでは、自由なんだー。と。
木蓮和尚は、
しょうらいは、しぇふになります。ぼくは、おまもりをつくる練習より、
うちのお寺のやこうがいのおまもりをつくるより。なかみをりょうりするのがすきだからです。
プルメリア島は、たくさん自然や海にまもられて。おいしいものがいっぱい。
ぼくは、プルメリア島の地元のおりょうりをかんがえたいです。
と、書いて出したら、なんと。
親子で学校に呼び出されびっくりした事がありました。
「森沢さん、森沢さんのお宅様はお寺で、万緑君は、男の子1人ですよね。」
すっごい生真面目な先生で。。。自分で自由に書けと言っておきながら。
真剣な表情をして、両親を呼び出された。
大丈夫なんですかっ。
木蓮寺は大きい文化的にもいい美しいお寺で、生命の泉や井戸も涌き出でて。。
大きなお寺だったので、これはヤバイんじゃないかと。
担任の先生は、すぐさま親を呼ぶし。
親の亡くなった森沢翡翠仁。翡翠仁さん。
(ひすいびとさん。)
木蓮和尚の亡くなったお父さんは、笑っていましたが、
濃紫は、嫁に来た立場から、舅や姑に跡取り息子をきちんと育ててないから、料理がやりたいみたいに言いだすのでは、と。叱られるのではないかと。
ヒヤヒヤしていました。
そう。。。結局親の手のひらのなかで踊っていたに過ぎなかったかもな。
シャンパンベージュの
一夜の夜の夢のような魅惑的な
夜光貝を見ると。未だに、切ない気持ちになる。木蓮寺ならではの、オリジナリティあふれる
夜光貝の
お寺としてのお守りを作りながら、
でも。いつも最終的には。
ついつい。。。好きな料理をしてしまう。その方が楽しくて。。どんなアレンジがあるだとか。。。
コレでよかったような。今の子どもが羨ましいような。。。時代ってなんだろうな。
いっときと悠久と。お寺にいると、一時も悠久も
この瞬間も永遠にも。
同じような錯覚に陥ることがよくあるのです。
きっと。。。お寺は非日常的であり、日常的でもある。矛盾した生活をしているからなのかもしれないなー。
客室からは、
ヴィーナスのウェルカムアロママジック、
まろやかでほんのり甘い桃の香りが漂っては消えていきました。
季節感と優しさがいたずらに鼻をくすぐります。
今日は、
檀家さんから、新鮮な伊勢海老と夜光貝の差し入れがあり。
切ない気持ちになりながらも。、夜光貝を見つめます。
さて。。。。
黒い影は、今日はふたつ。
黒い影A
黒い影B
Aヴィーナス、言うまでもなく、成功。
天才美術家魔術みたいな美しいロマンチックな美のマジックを空間に使うのが得意。
空間だけでなく、舞台や演出。アパレルや、飲食のアーティスティックな部分も担当。
ミリオン、三人のなかでは一番一般的な家庭とは言うものの。。。
老夫婦の海の家と、息子夫婦が旅館とその居酒屋で、庶民派だが、裕福な家庭。
当のミリオンも、塾や家庭教師で稼ぎ。。
そして。。。ベルモは、木蓮寺の、僧侶。
大福。
木蓮寺の幼稚園の保育士も務める。。
みんな。。。立派か。。
Bまず、ヴィーナスは、ダメだ。有名人すぎるぞ。。面が割れ過ぎ。頭の回転が速いし。
なによりくちうるさいだろう。
例外だな。
A次。。。ミリオン。これも頭の回転が速い。クールで切れそうで冷静。。
てごわいか。。。それに。。。
あの人は。。。万が一にも子どもを
あの人は、連れ去りをしても。
里親に言ってくれ。自分は知らんと言いそうだし。
B
その可能性はあるなぁ。。
里親が出てきたら意味はない。パァだ。
やー、てごわい。ミリオン、ベルモ。。、
両方ともなんかあったら、里親がすぐでてくるぞ。
Aかといって。我々は諦めるのか。。
里親がいないのは。。。ヴィーナスだけか。。。しかしなぁ。。
ヴィーナスは。。なんかあったら有名人だしセーフティーネット抜群。
世間が黙っていないし。
B
やはり。。。あの人の子どもを一人人質に取るなんて。。うまくいきっこないか。。
2019年07月20日
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