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2019年07月21日

真夏の夜のおとぎ話49楽園育ち。。。

優雅で魅惑的な至上の楽園プルメリア島は、

神楽町からほど近くにあり。。。
毎日、連絡線が行き来しています。。
だけど。シーズンがある神楽町とは違いまして。。。近くなのに。。

プルメリア島は常夏の島でした。

プルメリア島も、実は神楽町の福の神達が、昔々。そのまた昔にて。。。

福の神の神楽町を作った奥座敷。離れに、プルメリア島を作りました。

福の神は、リゾート地として。プルメリア島を常夏の島にしました。


だから。プルメリア島は、自然も豊かなのに。。。福の神の福々しいオーラに包まれて。。。
エレガントで都会的な雰囲気もする。。プルメリア島も、
神楽町の
福の神家のものであり。福の神が治めています。

福の神達は、、、プルメリア島を作ったお祝いに。

豊かな食材。。美しい自然。。抜群な賢人あり。
住民の慈悲深さと愛情深さ。。
交通安全。
全体的に島そのものが発する美しさ。
などなど。福集め。
お祝いと、あふれてありあまる魅惑の島にしようと。
福の神は、自分の持っている祝福をそれぞれプルメリア島にドーンとギフトしたのです。

神々に愛される島をつくるのは良いことですが、、


裁判の神、闘争の神。邪神。。。シビアな神さま達は。。。彼らが慌てふためいて、世の中には陰陽のバランスが必要だ、と。
プルメリア島から東南に離れたところに、
マンダリン卿、流刑島を作りました。

のんきな福の神めが、、、
もちろん人気あり。
いい神さまなんだけど。。。
脳内お花畑なんだからさ。。
やれやれと。
人は長所と短所のバランスがあり美しいもの、。、世の中も、
それとおんなじ。。。
この世は陰陽のバランスがトータルして魅力的である、

相反する抑えるもの、必要悪などなど。。。
人々から忌み嫌われつつも。。、
必要無くなって欲しいが、
無いと困るしあればありがたい。

そんなものがあるでしょう。

影有り日向ありき。日向には影ができ。
時に木陰が涼しくて良い。。。
光と影。陰影無くして真の美しさはなし。。

この世は極楽であり、地獄でもあり。極楽にも地獄にも有らず。

福の神と。。。相反する陰の神様たちは、福の神を影で支えていました。
まがまがしい。。。
貧乏神や死神すら。。。
彼らがいなければ、、、福の神が、福たるゆえんもなにもありません。。。

福の神達は、プルメリア島の住民には、神楽町と同じく、ベーシック善良な市民を住まわせ。。。
ご神縁を放ちます。ご神縁のある人々は。。。
いつか必然的に神楽町やプルメリア島に住むのです。
善良なる、神楽町、プルメリア島の楽園育ちの人々。。。

もちろん彼らにも欠点はあるけれどね。

だから。。。
神の住まう聖地。。。
神楽町やプルメリア島には。。ご縁がないと決して住めません。
住みたくても住めない人々がたくさんいるのです。

ヴィーナスのきょうだいは、全員が全員。。

プルメリア島で生まれて。
プルメリア島に住み、一人は神楽町に住む。
考えてみれば、
福の神にご縁がある生まれの楽園育ち。
かなり幸せな事でした。


木蓮和尚もまた、プルメリア島で生まれて。プルメリア島で育ち。

外のお寺へ修行に行き。また実家のお寺に戻りました。

木蓮寺は、福の神の隠し財産である、生命の女神という聖水。名泉の沸く泉と井戸を持っています。

ずーっと昔々。。。プルメリア島を作った福の神様が、聖水の種をプルメリア島のどこかに埋めて。

住民になった。ある家族の庭に、美しい水が湧き出ました。

福の神が、「森沢殿。。。あなたのおウチに、生命の女神が宿りました。
聖水をみんなでわけなさい。あなたは、生命の女神の泉の所有者として、お寺を立ててみんなのために。。、」と。

木蓮寺の祖先は福の神から依頼されたそうです。
お寺。。。教会じゃないの。と。。。木蓮寺の開祖は。。。
若いし。オシャレなので、生命の女神だし、

ばちあたりながらには。。。
教会が良かったのですが、ありがたい福の神様のご神託どおりに、

お寺を立てて。
木蓮がたくさん咲いていましたので、木蓮寺にしました。

そんな。。、由緒ある木蓮寺は。。美しいお寺であり。生命の女神の泉もあるし。。。
縁結び寺としても有名で、プルメリア島以外にも、遠方からも檀家さんがいます。

「まーた、シャレたもんを。」木蓮和尚が、フレンチを作っていると、キッチンを

濃紫婆が覗きにきました。
は、ハーン。さては。。。オフクロ。
いい香りに誘われたな。。。

「起きてきたのかい。母さん朝起きて
チワワの顔をふいて、また寝たんだろー。甘やかさないでよ。。。」木蓮和尚は、

やれやれと。。、親なんてなー、子どもに厳しいけど、孫や孫以下にはデレデレ

これが、あの、凛として。。。ビシッとしたお寺の奥様だった。。。遣り手のお見合いババア。。。

100歳過ぎて。。。大変ご長寿の濃紫婆が。。。
ボケではないけれど。チワワにボケた
ベルモがしっかりとチワワに躾をし。濃紫と紫子がデレデレ
チワワを甘やかし。

マッチポンプ。

漫画かなんかの、
溺愛で小型犬にメロメロボケボケのちょっとこの人大丈夫かなみたいな。。。溺愛
小型犬ババアみたいな人が自宅にいるんだもん。

「万緑。。。おまえの小学校の時の作文が、蔵を宝さがししてたら、あったぞよ。」濃紫婆は、木蓮寺の大蔵に、なんかあったっけ。。。と。

暇つぶしに探索する事がありました。

「げ。蔵ん中に
そんなもんとっておかないでよ。やれやれ」

しかし、濃紫婆は、
写真をアルバムに記録するのは思い出の一環として、親が子どもにしてあげて当たり前かもしれないが、作文なども。
あの頃の自分の心を覗けるようだし。
子どもの
成長が楽しみではないかと。
よしも悪しも、こんな自分だったー。
書いた事など、
すっかり忘れていたかもしれないし。もしや、自分じゃない他人が作文を書いたほど、まるっきり誰が書いたのかと書いた覚えすらないものもあるでしょう。

人は、成長しつつ意識も変わり。。
一皮むけ、二皮向けと大人に近づく戸惑いと喜び。。。
文章には、、、
時の流れをしっかりと感じ。子どもの成長を喜びがてらにちゃっかりと成長記録として。

また、孫にまですら、あんたのジィジはねー、と勝手に子ども時代の見せるのでタチが悪いわ。

濃紫婆は、
可能な限りは。。子ども
作文をできるだけとっておくのでした。

別に、言質を取るって意味はないけど。紙に書いて忘れてたー、
こんなこと思ってたのー、という事がおもしろくて、子どもの作文をとっておいてあるのです。

濃紫婆がいうには、作文は、人に見せるために書く文章だから、
親の作文を子どもや孫に見せるのは親の思い出の写真を見せてあげるみたいなもん、

で。罪は無いし
だと。。。

木蓮和尚が、小学校で担任の先生から呼び出しを食らった将来の夢の作文もあります。

自由に、夢いっぱいに、のびのびと。

パイロットだ、お嫁さんだ、ドクターだ、

野球選手だ、女優さんだ。。俳優さんだ。、、それぞれがもう、自由自在に。。

アレコレ書いて。

木蓮和尚の妹なんか、、

トマトとイチゴが好きなので、将来は、トマトとイチゴの畑をやります。
だけど。大好きだから、ミーんな私が食べちゃうかもね、だと。

それで、先生には怒られない、今はもう嫁ぎ主婦になり、おばあちゃんになった妹。
小学校の頃に
木蓮は、濃紫婆が保存していた姉妹の作文も読んだ事がありますが。。。

そんな、自由奔放な夢に花マル。

自分だけは、担任の先生が、
お寺の住職と書かなかった事に
これは一大事と驚き。。。
親子で呼び出しを。

大丈夫なんですか、木蓮寺様。。。お寺様で、惣領おひとり跡取り息子様なんですよね。。、どうかされましたか。。

だと。。。別に夢ぐらい自由に見たっていいじゃん。夢なんだから、持つぐらいは。

現実を書けって言われてないでしょ。

優しい環境のふりして。厳しい檻の中に閉じ込められたヒヤッとする感覚がした。

あー、思い出したっ。
あの先生は。。。ビジネスマンや、OLになると作文に書いた生徒を呼び出して夢がないと書き直しをさせていたなー。

で、お嫁さんや、専業主婦でお母さんになるって子は褒めるし。
将来の夢を、
ビジネスマン、OLになりたいって書いて注意をされた
あの子たちは。。。
ま。ワシみたいに親を呼び出されやしなかったがなー。そこまでないにしろ。
今の時代にそんな事してたら、職業差別やら、人権問題やら。。。

大変な事になるかもしれないさ、今時は、正社員就職すら、難しい、ビジネスマンやOLになりたくてもなれない人もいるしのう。

それどころか、専業主婦が叩かれる事があるし。。。

もちろん、経済的に豊かな旦那さんと結婚するのは素晴らしいし、
専業主婦どうこうは、ご夫婦の自由。

しかし。。。婚活などで、恋人もいないのに最初っから働きたくないから専業主婦希望みたいな女性は叩かれるのだ。

まぁ、魅力的な女性が主張したり、若い女性が歳の離れた歳上男性に専業主婦希望するなら、
話はわかるけれど。。、

働きたくないんだもん。養って欲しいんだもん。
男性は。経済力だもんって。

金持ちが相手にするかと。
しないでしょ、まず。魅力ないのに金だけよこせとなー。

木蓮寺の婚活でも。こういう相手のあてもないのに、同世代や歳下男性でイケメンで金持ちがいい、働きたくないから専業主婦になりたいというおこがましいのがいるんだ。

で、結婚できないって。できるか、馬鹿。と失礼ながら思ったりして。。

なんか、作文から話がずれてしまいましたが、
世の中は。。。変わり激変していく。。。
木蓮寺にも、就職相談やリストラ相談の悩み多き人々が、相談に来たり

講談を聴きにきたり。。いろいろあるが。。。

これが。。。世の中か。、


あっ。

夜光貝から、いろいろ。。昔を思い出してしまった。

漂ってくる香ばしいバターの香りやワインの奥深い香りに。。。
木蓮和尚のフレンチ。
ひととおりのお料理が完成した。





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