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2023年10月02日

測量設計会社もブラックなことが


道路や橋や堤防、上下水道などの公共インフラをつくるためには現場の地形を測量して図化する作業が必要がある。

私も経験があるが、測量の仕事は現地を測量機材を使用して測って図化する仕事であるから5年程度の実務経験を積めば、ある程度のことはできる感じだ。

よって、仕事を覚えて、仕事さえ安定受注できればそこそこ食える仕事である。

ところがそのような仕事であるから、測量設計会社の会社はどこの会社も測量の仕事が安定的に欲しくて仕方ない。

全国には測量業者登録している会社が1万2000社ほどあり、各都道府県平均だと250社もある。

そして1社あたりの平均従業員数は20名程度である。

ところで、バブル崩壊以前には測量の仕事が多数あった。国土調査としって土地の境界線を確定して法務局に備えるための図面のための測量、公共工事では道路やダム、河川、上下水道整備など新しくつくる建設工事があったため測量の仕事はたくさんあった。

しかし、バブルが崩壊すると国家財政も税収も厳しくなり、平成10年を境に急速に公共工事が減少すると

それに伴って測量の仕事も激減し、測量業界は昨年での資料だと16年連続で業者数が減っている。

私の身近でも測量業を廃業している企業がちらほら出てきている。

バブル崩壊後にそのようなことで測量の仕事が減っている中で業者間でし烈な受注競争が激化している。

測量会社は測量業の登録と役所への入札参加申請手続きだけでの受注では仕事が安定受注できないから

何をしているかといえば、会社で技術士を雇い、建設コンサルタント登録もして、

いわゆる設計業務を受注する中でそれに付随して必要になる測量が目当てで建設コンサルタント業登録をしているのだ。

建設コンサルタントとは公共事業の設計業務を行うために必要なもので国土交通省に登録する必要がある。

建設コンサルタントとはいわゆるインフラの設計に入札参加できるのだ。

地元の中小の測量会社が建設コンサルタント登録は測量の仕事の受注のためにしているところが多い。

そうなると設計屋は大変だ。

大手の建設コンサルタントは設計業務を主たる業務として仕事を受注し、客先も国や県が主体であり

受注単価も高く、設計も専門分野がそれぞれ奥深いので会社の部署は専門の部署に分かれて仕事をしているのでまあ、給与も高く、専門をやっていればよいので少し楽だ。

ところが地元の測量を受注するために建設コンサルタントもしている会社の設計職は専門分野が多岐にわたる業務を行う必要性から仕事のやり方がわからない業務を受注してこられるので
長時間労働でさらに精神的にも大変である。

実をいうと私はそれが原因でメンタル疾患になり治るのに数年かかった。

何を言いたいかといえば、建設コンサルタント登録している中小の測量会社はブラック企業であることが多々あるので入社は気を付けたほうがよいということだ。

もし入社するなら測量だけしかしないという条件にしたほうがよい。

地元の測量設計会社を見渡すと、親族経営で独裁的で、設計屋は激務で仕事のストレスとうつ病で自殺した社員がいる会社を知っている。

自殺したりメンタル疾患になる人間のほとんどが設計職の人間だ。

大手建設コンサルタントも一昔前は自律神経失調症やパニック障害やうつ病などメンタルになる人が多かった。

今でも長時間労働やトップダウン的なブラックな大手建設コンサルも多いが。

ただ少ないがブラックでない測量設計会社もある。

それは少人数でやっている測量業務オンリーの測量会社がある。

そのような会社の多くが、建設工事現場の工事測量、建物を建てる時の すみだし、それと役所からの

用地測量、地形測量、それと少しの現場での修正設計などいろんな測量を生業としている業務形態の会社が多い。

一方で建設コンサルタント登録して測量を受注しようとしているブラックで親族経営で独裁的な企業は

県や市町村など仕事単価が安く、役所オンリーを客先としている業態が多い。

そのような企業に限って、求人の宣伝文句として 官公庁相手の安定企業などと自社を宣伝していることが多い。

もし、測量設計会社に入るなら上記で述べたことを参考にブラック企業に就職しないようにを考えたほうが良いと思う。

私は大手コンサルも地元の測量設計コンサルも経験し、さらに就職活動で何社も受けた中での結論だ。

地元の測量設計会社もけっこうブラックであり、現在世襲国会議員が問題になっているが

測量設計会社も世襲での親族独裁経営でその会社でしか通用しない一般常識を強いられて

終身雇用型の上下関係での人間関係で苦労することが圧倒的に多いと思う。

私は大手コンサルも2社経験したが、大手企業は人間関係ではあまり苦労しなかった、

しかし毎月100時間を超える残業と休日出勤がひどかった。

私の世代だとそのように繁忙であるから、30歳まで結婚しないと結婚できない人の比率が他業種よりも高い。

それが中高年になった私の後悔である。

もう一つの後悔は中高年で設計実務者と管理職を兼務した中での激務で不安障害と自律神経失調症を発症して

治るのに4年もかかったことで、今はブランクがあるので就職に困窮していることだ。

この業界に入っての失敗である。
posted by 土木技師 at 00:00| 公共事業の問題


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