こんにちは!
ナビゲータのEVEです。
本日は、気になるニュースについて、ご紹介しましょう。近頃よく聞きますが、「汚い爆弾」についてです。
[汚い爆弾って?]
汚い爆弾とは、英語でdirty bombといい、英語を直訳したものです。その爆弾の威力は、爆発や非爆発手法によって、内部の放射性物質を飛散させ汚染して被害を与えるもので即時に損害を与えるという性質モノではありません。それは、拡散させて広範囲に土地、人を汚染することを目的としており、化学兵器と類似した武器となります。非爆発的な手法としては、航空機からの散布なども考えられます。
[ロシアがウクライナを批判する]
この汚い爆弾をウクライナが使用しようとしていると、ロシアのプーチン大統領が非難したことにより注目されました。これに対して、ゼレンスキー大統領は使用しないし、そもそもそんな武器はもっていないと突っぱねている状況は、ニュースから知る通りです。ただ、そのニュースを聞いたとき、使ってもおかしくないな〜?っと私は思いました。理由は、ウクライナの後ろ盾となっている、アメリカが劣化ウラン弾を実戦で使用しているからです。
[劣化ウラン弾とは]
最初誤解していましたが、劣化ウラン弾は汚い爆弾と性質を異にします。劣化ウラン弾は、現実的に調達可能な物質の内では比重が最も大きく、目標物を貫通する事を目的として戦場では対戦車ミサイルとして利用されています。確かに目的は違うのですが、使用されているその砲弾は、成分はいくつかの放射性同位体が混ざっているが純粋なウランであり、放射能の半減期が数億年〜数十億年と長いものが含まれています。使用された劣化ウラン弾は、戦場にまき散らされ、汚い爆弾と結果的に同じ効果をもたらします。
[劣化ウラン弾が既に戦場で使われている]
この劣化ウラン弾については、既にアメリカ軍が戦場で使用しています。湾岸戦争、ボスニア紛争、コソボ紛争、イラク戦争などで、劣化ウラン弾を使用しています。もしかしたら他の国も使用しているかもしれません。
[劣化ウランを使用しているアメリカが非難するっておかしくない?]
アメリカがウクライナはそんなひどいことはしないといったような内容で、ロシアを避難している点に非常に違和感を感じています。ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの言葉を借りれば、「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」ということです。劣化ウラン弾を使用しているアメリカはその覚悟をもって使用していると思っていたのですが・・・?このニュースからそんな社会の矛盾を感じています。使用してほしくないなら、使用すべきではないのです。
[最後に]
最後に、言えることは、劣化ウラン弾も汚い爆弾も使用された土地に残った人達は、かなり長い間放射性物質に苦しめられ、それは戦場にいる人に限らないということです。非難する時自分たちが今までどんな武器を使用してきたのか考えてほしいと思ったニュースでした。
では、また!
■汚い爆弾(Wikipedelia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9A%E3%81%84%E7%88%86%E5%BC%BE
■劣化ウラン弾(Wikipedelia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A3%E5%8C%96%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%83%B3%E5%BC%BE
■劣化ウラン弾はどういうものですか(FAQID-5801)(広島市)
https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/faq/9422.html
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