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2019年12月05日

12月のドイツ。ヨーロッパの冬に気を付けることとは?

この記事は3〜5分で読めます。


こんにちはニールです。僕は現在、ノードライン=ヴェストファーレン州の村でウーファーとして暮らしています。

ウーファーって何ぞやというご紹介

いよいよ今年も残すところ1か月を切りましたね。

12月にもなるとドイツはかなり冷え込んできます。この時期になるとヨーロッパでは風邪の他にも気を付けることがあるんです。
暗く長いドイツの冬




前半はちょっとネガティブな実態について書きますが、後半はそれらを吹き飛ばすような知恵や楽しみも書いていますので、ぜひ最後まで読んでみてください!

朝夕がきつい


12月になると冬至が近いこともあって、かなり日照時間が短くなります。ヨーロッパの緯度は北海道とおなじかそれ以上になるので、夏至と比べるとかなりの差があります。

例えば僕が住んでいるドイツは、朝も8時くらいまで暗く、夕方も17時には大分暗くなってきます。僕はもともと朝型人間だったのですが、それでも起きるのが億劫になることが多いです。

またそうなると気温もかなり下がってきて、夜の時間晴れていたりすると地形によっては街中霜だらけなんて言うことも珍しくありません。夜の曇は日中の暖気を留めてくれるので、あるのとないのでは翌朝の気温にも結構影響してきます。

地域によっては濃霧となることも多いので、交通機関が乱れたりもします。


日中もどんより


ヨーロッパはいつも空がグレーというのはよく聞くことかもしれません。本当にそうなんです。僕が最初に住んでいたハイデルベルグは年間を通してドイツでもかなり天気が良いエリアだったので、それには気づきませんでした。

しかし今住んでいる場所やバイエルンは日中でも本当に空がグレーでした。グレーというのは、どんよりとした分厚い雲が空を覆っていることから表現されることです。

その為、昼でも部屋の電気をつけるということも珍しくありません。
そしてそうなってくると体にも影響を及ぼします。


人間も暗くなる


多くの人が盛んに活動するのは昼間で、かつ空がどんよりとしていると気持ちもどんよりしてきてしまうんです。
「私は大丈夫」と思っていても、周りの雰囲気がどんよりしていると結構萎えてきてしまうんですよね。

そして気持ち以外にも身体的にも結構厳しい時期です。もちろん気温が低いこともありますし、日光から摂取されるビタミンDが減ってしまうことによって体調を崩す人も多いです。

これらの要因を合わせて発症してしまうのが、うつ病。ヨーロッパではこの時期にうつ病患者が急増するとも言われています。それくらい太陽というのは大切なんです。

では毎年来てしまうこの時期に対して、ドイツ人たちはどうしているのでしょうか…


サプリメントに散歩


やはり寒くなってくると、部屋を閉め切って暖かくしたくなりますね。しかしそうしていると空気も入れ替わらなくなってしまうので、これでも上記のような健康に影響を及ぼしかねません。

そこで多くのドイツ人は気分が乗らなくなってくると散歩に出かけるんです。そうすることによって新鮮な空気が取り込まれますし、若干の運動にもなってリフレッシュできます。
また日光が出ているのに気づいたときは、速攻で外に行くなんていう人も多いです。

他にも冬を乗り切るために、ビタミン剤などのサプリメントを摂取する人が増えます。ドイツでは結構手軽で安く手に入るので、僕も飲んでいる時期がありました。


暖炉で雰囲気づくり


僕がオペアをしている時に住んでいた家や今の家には、暖炉があります。
しかしドイツの家はオイルヒーターが標準装備なので、無くても大丈夫と言えば大丈夫なんです。

ではなぜ暖炉があるのか昔のホストマザーに聞いたところ、暖炉がいい雰囲気を作ってくれるからなんだそうです。
暖炉はむしろ燃やす木を斧で割いたり運んだり、灰の掃除と手間のかかるものですが、それをしてでもそれ以上の効果があると考えられています。

確かに暖炉の火がるだけで、結構部屋を流れる空気が明るくなるんですよね。


クリスマスマーケットは最強の救済


ドイツでは11月の最終週末から始まるクリスマスマーケット、かなり小規模な街でも開催されていてこれで儲かるのかと思うほどです。

しかしこれには別の目的もあるんじゃないかと感じています。
というのも、暖炉と同様にとても居心地の良い場所だからなんです。特に夕方から夜にかけては、オレンジ色の証明がともり人も増え、ホットワインがなおさらおいしくなります。

個人的には、小さい町のクリスマスマーケットは本当に落ち着くんですよね。大規模だと人が多いので少しせわしなくなってしまいがちのところ、小規模だとたき火を囲んで地元の人とおしゃべりをしたり出来るのがとても楽しくゆったりできるんです。

ホットワイン自体も2〜3€とお手頃なので(マグカップのデポジットは別、持ち帰りも可能)毎日のように通っていた年もありました。




いかがでしょうか。

留学で初めて経験するヨーロッパの冬は結構厳しい環境かもしれません。しかしそういった環境下での楽しみは、その楽しさを倍増させてくれる感じがします。

そしてそのあとに訪れる春に向けて、もうひと頑張り出来たら良いですね!

費用を抑えて海外留学したい方はこちらの記事もお勧め!

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posted by ニール at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 留学
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プロフィール
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ニール
幼少期の海外旅行を機に海外に興味を持つ。

高校時代には海外旅行のためにアルバイトをし、旅をする。
そこで訪れたドイツを留学先とする。

高校卒業後に単身ドイツに留学。
現地ではドイツ語を勉強しながら、日本語や文化のセミナー開催やブンデスリーガベースボール2部てプレー。(語学学生ビザ)

日本に帰国し、短期大学を首席で卒業。
幼稚園教諭2種免許を取得。

オペアとして再渡独。 (オペアビザ)

ウーファーとして旅を続ける。(観光ビザ)
現在に至る
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