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2017年12月27日
【オーディオ・アクセサリー・レビュー】Yラグ端子 オヤイデ電気 SPYT
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2005-2016 Oyaide.com,Inc. All Rights Reserved.
Yラグ端子
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本Yラグは、メッキ処理によって製品が2つあります。
SPYT : 2回磨き上げの後、圧肉銀メッキ(1.5μ)+パラジウムメッキ(0.3μ)仕上
GYT : 2回磨き上げの後、圧肉24Kメッキ(2.0μ)仕上
です。
ここは、好みで選ぶしかありません。
なお、本レビューは、「SPYT」で行っています。
「GYT」は試していません。
ご注意下さい。
素材が無酸素銅の削り出しで継ぎ目がありません。
接続先の端子(主にスピーカー側の端子)が6mmと8mmの両方に対応しているので、安心です。
管理人が調べたところ、市販のスピーカーは、基本的に6mmか8mmの2種類しかないようです。
もっと小さい口径もありそうですが、そこは不明です。
ご自身のスピーカー端子が、6mmか8mmのどちらか不明の場合は、スピーカーのサポートに問い合わせしたほうが早そうですね。
販売店で、口径を把握しているケースは意外と少ないと思います。
管理人はどちらにも対応しているということはどういうことか、実際に接続するまでピンときませんでした。
接続して判りましたが、Y部分が実は2段階になっています。
根元が太めで6mm用、Yの真ん中より端(2又の先)が広がっていて8mm用となっています。
つまり8mm端子の場合は、Y部分の真ん中より上部分が接続される(差し込む)イメージです。
6mm端子の場合は、Y部分の根元から接続される(差し込む)イメージです。
注意点としては、このYの先端部分が端子から大きくはみ出して、隣のY部分と接触しないようにスピーカー端子をしっかり締める必要があります。
小さいスピーカーの場合、この2つのプラスとマイナスの端子間が狭いケースもあるかと思います。
ご注意下さい。
なお、細かい話ですが、Yラグを端子に差し込むのは、下からが良いのか、上からが良いのか、という議論があります。
(ないかも・・・)
上からですと、スピーカーケーブルの自重でストレスがかかりやすいです。
下からですと、重力の関係で下に緩んでくる可能性があります。
そのあたりは自身のスピーカーケーブルの太さや重さ、曲げやすさなどを考慮して接続すれば良いと思います。
管理人は、バイワイヤ端子で4つの端子がスピーカーにありますが、ジャンパーケーブルを使い、シングル接続をしていますので、下からYラグを接続しています。
バイワイヤで4本のケーブルを接続する場合で高域は上から、低域は下から接続する場合は、上下のYラグがぶつからないか確認が必要です。
また、スピーカー側の口径とは別に、スピーカーケーブルがYラグに収まるか、確認が必要です。
この点は、実はあまり仕様に載っていません・・・。
本Yラグに関しては、ちゃんと記載があり、最大適応線径は直径5mm 10Sqとなっています。
例えば、ZONOTONEの極太スピーカーケーブル「6NSP-Granster 7700α」では、1芯あたり3.1スケアで余裕です。
シングル接続(4芯のうち2芯をねじり合わせる)では6.2スケア(2芯分)になりますが、余裕です。
ZONOTONEの最上位の極太スピーカーケーブル「7NSP-Shupreme X」でも、シングル接続時/9.5スケアで、収まります。
ということで、まあ、まず普通に市販されているスピーカーケーブルなら、本Yラグは接続可能ということになるかと思います。
逆に細すぎるスピーカーケーブルでしたら、ちょっと余りすぎるかもしれませんが、しっかり圧着ペンチで「かしめる」か、ハンダ付けすれば良い事です。
実は、このYラグを購入するまでは、何も足さないというオーディオの世界では当たり前のように言われているセオリー通り、ケーブルの端は裸線のまま使っていました。
オーディオの世界では、Yラグ端子にしてもバナナ端子にしても、音質には良い事はない、というのがセオリーと言われていますので・・・。
一方で、管理人は、面倒くさいことは苦手で、一度接続をしたケーブルなどをとっかえひっかえ外したり、付けたりするのが苦手です。
当然、ケーブルを定期的に剥き直したり、接点剤でクリーニングしたりするようなことはほぼしたことがありません。
剥き直すのは数年に1回程度です。
そこで、熱収縮チューブを使ったYラグがあれば、経年変化に耐えやすく、かつ接点がしっかりと止められるYラグを導入しようと、ぐうたらな理由で導入しました。
あわせて、ZONOTONEの極太ケーブルを導入したので、スピーカー端子にうまく接続できないだろうと考えたのがきっかけですが。
(ZONOTONEの極太ケーブルの芯線は固いし、シングル接続は手やペンチではねじり難いし、芯線の数が多いし・・・という話です)
色々あって購入し、悪戦苦闘してケーブルに接続加工しました。
管理人は、圧着ペンチで圧着しました。
色々工具はありますが、管理人が購入したものをご紹介しておきます。
この工具であれば、本Yラグは圧着出来ました。
他のものもありますが、圧着による接続は直径8.0mm(それ以上があるとなお可)の対応のものを選択してください。
ちなみに、8mm対応の圧着ペンチでは、本Yラグはジャストすぎて、最初は入らないです。
Yラグの圧着する部分(つぶす部分)を軽くペンチなどでつぶしてから使うと良いです。
この「軽く」というのが、結構難しいですが、圧着ペンチにYラグが通れば、良いのでちょっとずつ「軽く」つぶしてください。
なお、「軽く」と言っても、本Yラグは「かなり」硬いので、相当力を入れないと変形しません。
管理人は普通の大人より握力がある方ですが、唸り声を出したくなるほど力を入れて変形させました。
ペンチでは硬すぎて、圧着まではできませんので、ご注意下さい。
圧着ペンチを使う時は、がっちり潰す必要がありますが、加減はいらないので、思いっきり握りしめてつぶせます。
とにかく本Yラグは【硬い】です。
最初は本当に変形して潰して「かしめる」ことが出来るのか不安になるほど硬いです。
まあ、普通の握力と圧着ペンチがあれば、大丈夫だと思います。
肝心の音質ですが、理論は不明ですが、裸線で接続した時と比較して、本Yラグ接続時のほうが良く感じました。
あくまでも、管理人のスピーカーやケーブルでのお話しです。
ケーブルやYラグが違えば、接点の関係や好みによって、評価は違うと思います。
管理人は「銀」の音は、オルトフォン社のケーブルをたくさん使用していたので傾向はわかっていました。
美音なのです。
艶を感じるようなキレイな音が特徴かと思います。
そして、材料や効果などの理論は不明ですが、音は良くなったと感じます。
解像感や分離感が良くなり、微細な音まで拾ってくれます。
何となくですが、裸線では拾いきれなかった音まで拾っている印象です。
情報量が増えたと感じます。
また、なぜかスピード感が増したような感覚まであります。
たぶん、多い情報量が芯を伴って出てくるせいだと思います。
トータルでの変化度合は、言うほど変わっていないのかもしれませんが、細かく表現しますとこういうことです。
逆に、副作用は全く感じませんでした。
だったら、最初からこのYラグにすればよかったと、珍しく本気でそう思いました。
Yラグに関して、そもそもオーディオの世界では、邪魔者扱いだったので、そう思っていました。
実際、取りつけるまでは、せいぜい、裸線と変わらないだろう、くらいに思っていました。
しかし、聴いてみると、管理人にとっては音が良くなって聴こえます。
たぶん、ケーブルの芯線が多いことなどで、今までは接点がちゃんとしていなかったためかと思います。
また「かしめ」をする時には、管理人は硬い音が好きなので、結構潰して圧着しました。
スピーカーケーブルは硬い被膜や外皮のほうが、硬い音になる印象があるためです。
Yラグも硬めに締めました。
結果は、硬い印象のままでしたので、成功かと思います。
緩めで「かしめて」みた場合と軽い比較はしましたが、まあそんなに違いがあるとも思えませんでしたが・・・。
ブラインドでは違いは当てられないレベルですね・・・。
とにかく裸線では、ねじりなどが緩んでくるので定期的に締め直したり、剥いたり、クリーニングしなくてはいけませんが、このYラグでしばらくはそういう心配は不要になりました。
購入して良かったと思えるアクセサリーです。
基本的に、本Yラグは、圧着するかハンダでスピーカーケーブルと接続(作業)します。
どちらにしても工具が必要です。
ちなみに、初めて本Yラグと同様の圧着かハンダ付けするタイプを選んだ際、悩むのが、取り付け方です。
どんな工具がいるのか、どういう作業をするのか、普通はわからないと思います。
オヤイデ社は、そのあたりのユーザーの声を反映して、作業について、図説付きで解説をしています。
ぜひ、参考にしてください。
※小柳出電気商会の「DIY」Webサイト
小柳出電気商会
なお、ネジで留めるYラグもありますので、ご注意下さい。
ちなみに管理人がネジ式を選ばなかったのは、1に値段ですが、ネジだとスピーカーケーブルの芯が細い線材がたくさんあるタイプだったので、使いまわしするうちに切れそうだったためです。
物理的に、ネジに接する部分の線材に圧力が強くかかりますので、この部分の一部が切れる心配をしました。
1本とか数本なら気にしませんが、切れたかどうかは、外してみないとわからないため、やめました。
こまめに接点をクリーニングする方なら何も問題ないと思います。
ネジ式のほうが、ケーブルを外したり、使いまわしが可能です。
逆に本Yラグは圧着かハンダなので、一度ケーブルと接続すると、もうはずせません。
使いまわしが出来ないのです。
どちらが良いか特定はできません。
ご自身で将来計画などを鑑みて判断するしかありません。
例えば、本Yラグですと、スピーカーケーブルを変える時にはYラグも新たに購入する必要があります。
一方、ケーブルを変えるのが10年以上あとだったとしますと、そのころにはYラグも(経年変化で)傷んでいるから買い替えるだろうと考えました。
管理人はこの考え方です。
逆にネジ式とすると、スピーカーケーブルは数年以内に買い替えるだろうという方は、Yラグは既存のものを使いまわしたいかもしれません。
また、本Yラグの長所・短所やネジ式の長所・短所が音質などにあるという方もいると思います。
そこは色々な考え方がありますので、比較検討することが必要です。
なお、ネジ式のほうが値段が高い傾向にありますので、そこの兼ね合いでの検討かと思います。
基本的には、ネジ式は接続が簡単で、使いまわしが可能です。
お値段がそれなりにすることと、一部のケーブルの芯線に負荷がかかりやすいというデメリットもあります。
本Yラグの場合、接続には工具が必要で、作業は複雑ではありませんが面倒です。
お値段は安めで、熱収縮チューブで接続部を覆うので経年変化に強くなるメリットがあります。
またがっちりとカチカチに固めてしまう「かしめ」が出来ますので、音質が引き締まる効果も期待できます。
※人により感じ方は違いますし、効果があるかは断定できません・・・。
デメリットは、圧着加工具合が作業者によってばらつくことや、ハンダを使う場合はハンダの仕上げや材料で音質に影響が出る可能性があります。
このように考えますと、基本的にはねじ式が有利なのでしょう。
管理人はお金がないことと、収縮チューブでの経年変化が少ない本Yラグを選びました。
あとでわかったことですが、収縮チューブはホームセンターでも市販されていますので、ネジ式につけて経年変化対策しても良いわけです・・・。
(使いまわしをするときに、ちゃんときれいに剥がせるかは不明です・・・)
・・・管理人は次にスピーカーケーブルを変える時が来たら、ネジ式にすると思います。
ネジ式は、メッキが「銀」と「プラチナ」です。
銀の音色は知っていますがプラチナの音色は知らないので、ちょっと興味もあるためです。
なにより使いまわしが可能ですので、音色をちょっと華やか(銀の音色の傾向)にしたいスピーカー(たぶんバイワイヤーの高域端子)などに使うと思います。
予測と違い失敗したら、またレビューしたいと思います。
(当分、購入予定はありません・・・)
最後に、管理人の失敗を1つ。
最初の1個目を作業している時に、収縮チューブをケーブルに通しておくのを忘れてしまいました。
それで泣く泣くYラグを取りつけていたので、ケーブルをカットしました。
(そのYラグはもう使えません。)
※あとで考えれば、チューブを縦にカットして、ケーブルに通して熱を加えれば大丈夫ではないかと思いました。
カット部分も収縮してくっつくのではないでしょうか???
また2個目は、圧着ペンチ作業前に、普通のペンチで軽くつぶすのですが、(圧着ペンチに通らないため)、変な形に潰しすぎてしまい、横に平べったくなり、圧着ペンチにどうしても通らない形になり、それもケーブルごとカットしました。
これで2個のYラグが使えなくなり、結局、もう1セット(4個入り)を買う羽目になりました。
・・・、買い直しするくらいなら、値段が高めのネジ式にすればよかったと思った次第です。
作業に慣れていない方は、ご注意下さい。
【管理人独断レビュー】
※スマホで見る場合は、画面を横にしてください。(行ずれしてしまいます)
※表の見方
○:非該当
●:該当
まるの数:3つが最大、2つが標準、1つはなし
まるの数は点数ではなく、どちらに寄っているかという指標
こういうアクセサリー製品は、人によっては全く効果を感じなかったり、好みの音にならないと感じることも往々にしてあります。
そこは人によって感じ方は様々であるという前提でお考え下さい。
【姉妹品:GYT】
【その他サイトで調べる】
2011 Maezono Sound Labs. Corp. 株式会社前園サウンドラボ
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【Yラグ端子】
【スピーカーケーブル】
【オーディオ・アクセサリー・レビュー】 Yラグ端子 オヤイデ電気 SPYT posted with カエレバ ヤマダウェブコムで調べる ヤマダモールで調べる 激安!家電のタンタンショップで調べる ノジマオンラインで調べる |
製品概要
種別
Yラグ端子
特徴
スピーカーケーブルをひとつのコンポーネントとして考えた場合音を出す上で、やはり端末も見逃せない部分です。
ケーブルが持つキャラクタを損なうことなく、むしろ能動的にトーンコントロールをするYラグを特別に製作しました。
2mm厚の無酸素銅の板材より、形状を打ち抜き加工し表面平滑処理を行った後厚肉の銀メッキをかけ、さらにはパラジウムメッキを施すという手間隙のかかる作業をおこないました。
良いものを作るということは、「手間隙を惜しまないこと」それがオヤイデスタイル。
イメージする音がなければ作ってしまう、それがオヤイデスタイルです。
形状はどのスピーカーにも適応するよう6mm、8mmポスト対応
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製品詳細
品名:SPYT/GYT
材質:無酸素銅(OFC)
表面処理:
SPYT : 2回磨き上げの後、圧肉銀メッキ(1.5μ)+パラジウムメッキ(0.3μ)仕上
GYT : 2回磨き上げの後、圧肉24Kメッキ(2.0μ)仕上
接続方法:ハンダ付け、または圧着
適応ターミナル径:6.0mm 8.0mm
最大適応線径:直径5mm 10Sq
梱包数:4個1組
その他:端末保護用熱収縮チューブ付
JAN CODE
SPYT : 4562112768040
GYT : 4562112768057
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クオリティ・レビュー総評
本Yラグは、メッキ処理によって製品が2つあります。
SPYT : 2回磨き上げの後、圧肉銀メッキ(1.5μ)+パラジウムメッキ(0.3μ)仕上
GYT : 2回磨き上げの後、圧肉24Kメッキ(2.0μ)仕上
です。
ここは、好みで選ぶしかありません。
なお、本レビューは、「SPYT」で行っています。
「GYT」は試していません。
ご注意下さい。
素材が無酸素銅の削り出しで継ぎ目がありません。
接続先の端子(主にスピーカー側の端子)が6mmと8mmの両方に対応しているので、安心です。
管理人が調べたところ、市販のスピーカーは、基本的に6mmか8mmの2種類しかないようです。
もっと小さい口径もありそうですが、そこは不明です。
ご自身のスピーカー端子が、6mmか8mmのどちらか不明の場合は、スピーカーのサポートに問い合わせしたほうが早そうですね。
販売店で、口径を把握しているケースは意外と少ないと思います。
管理人はどちらにも対応しているということはどういうことか、実際に接続するまでピンときませんでした。
接続して判りましたが、Y部分が実は2段階になっています。
根元が太めで6mm用、Yの真ん中より端(2又の先)が広がっていて8mm用となっています。
つまり8mm端子の場合は、Y部分の真ん中より上部分が接続される(差し込む)イメージです。
6mm端子の場合は、Y部分の根元から接続される(差し込む)イメージです。
注意点としては、このYの先端部分が端子から大きくはみ出して、隣のY部分と接触しないようにスピーカー端子をしっかり締める必要があります。
小さいスピーカーの場合、この2つのプラスとマイナスの端子間が狭いケースもあるかと思います。
ご注意下さい。
なお、細かい話ですが、Yラグを端子に差し込むのは、下からが良いのか、上からが良いのか、という議論があります。
(ないかも・・・)
上からですと、スピーカーケーブルの自重でストレスがかかりやすいです。
下からですと、重力の関係で下に緩んでくる可能性があります。
そのあたりは自身のスピーカーケーブルの太さや重さ、曲げやすさなどを考慮して接続すれば良いと思います。
管理人は、バイワイヤ端子で4つの端子がスピーカーにありますが、ジャンパーケーブルを使い、シングル接続をしていますので、下からYラグを接続しています。
バイワイヤで4本のケーブルを接続する場合で高域は上から、低域は下から接続する場合は、上下のYラグがぶつからないか確認が必要です。
また、スピーカー側の口径とは別に、スピーカーケーブルがYラグに収まるか、確認が必要です。
この点は、実はあまり仕様に載っていません・・・。
本Yラグに関しては、ちゃんと記載があり、最大適応線径は直径5mm 10Sqとなっています。
例えば、ZONOTONEの極太スピーカーケーブル「6NSP-Granster 7700α」では、1芯あたり3.1スケアで余裕です。
シングル接続(4芯のうち2芯をねじり合わせる)では6.2スケア(2芯分)になりますが、余裕です。
ZONOTONEの最上位の極太スピーカーケーブル「7NSP-Shupreme X」でも、シングル接続時/9.5スケアで、収まります。
ということで、まあ、まず普通に市販されているスピーカーケーブルなら、本Yラグは接続可能ということになるかと思います。
逆に細すぎるスピーカーケーブルでしたら、ちょっと余りすぎるかもしれませんが、しっかり圧着ペンチで「かしめる」か、ハンダ付けすれば良い事です。
クオリティ・レビュー詳細
実は、このYラグを購入するまでは、何も足さないというオーディオの世界では当たり前のように言われているセオリー通り、ケーブルの端は裸線のまま使っていました。
オーディオの世界では、Yラグ端子にしてもバナナ端子にしても、音質には良い事はない、というのがセオリーと言われていますので・・・。
一方で、管理人は、面倒くさいことは苦手で、一度接続をしたケーブルなどをとっかえひっかえ外したり、付けたりするのが苦手です。
当然、ケーブルを定期的に剥き直したり、接点剤でクリーニングしたりするようなことはほぼしたことがありません。
剥き直すのは数年に1回程度です。
そこで、熱収縮チューブを使ったYラグがあれば、経年変化に耐えやすく、かつ接点がしっかりと止められるYラグを導入しようと、ぐうたらな理由で導入しました。
あわせて、ZONOTONEの極太ケーブルを導入したので、スピーカー端子にうまく接続できないだろうと考えたのがきっかけですが。
(ZONOTONEの極太ケーブルの芯線は固いし、シングル接続は手やペンチではねじり難いし、芯線の数が多いし・・・という話です)
色々あって購入し、悪戦苦闘してケーブルに接続加工しました。
管理人は、圧着ペンチで圧着しました。
色々工具はありますが、管理人が購入したものをご紹介しておきます。
この工具であれば、本Yラグは圧着出来ました。
他のものもありますが、圧着による接続は直径8.0mm(それ以上があるとなお可)の対応のものを選択してください。
ちなみに、8mm対応の圧着ペンチでは、本Yラグはジャストすぎて、最初は入らないです。
Yラグの圧着する部分(つぶす部分)を軽くペンチなどでつぶしてから使うと良いです。
この「軽く」というのが、結構難しいですが、圧着ペンチにYラグが通れば、良いのでちょっとずつ「軽く」つぶしてください。
なお、「軽く」と言っても、本Yラグは「かなり」硬いので、相当力を入れないと変形しません。
管理人は普通の大人より握力がある方ですが、唸り声を出したくなるほど力を入れて変形させました。
ペンチでは硬すぎて、圧着まではできませんので、ご注意下さい。
圧着ペンチを使う時は、がっちり潰す必要がありますが、加減はいらないので、思いっきり握りしめてつぶせます。
とにかく本Yラグは【硬い】です。
最初は本当に変形して潰して「かしめる」ことが出来るのか不安になるほど硬いです。
まあ、普通の握力と圧着ペンチがあれば、大丈夫だと思います。
肝心の音質ですが、理論は不明ですが、裸線で接続した時と比較して、本Yラグ接続時のほうが良く感じました。
あくまでも、管理人のスピーカーやケーブルでのお話しです。
ケーブルやYラグが違えば、接点の関係や好みによって、評価は違うと思います。
管理人は「銀」の音は、オルトフォン社のケーブルをたくさん使用していたので傾向はわかっていました。
美音なのです。
艶を感じるようなキレイな音が特徴かと思います。
そして、材料や効果などの理論は不明ですが、音は良くなったと感じます。
解像感や分離感が良くなり、微細な音まで拾ってくれます。
何となくですが、裸線では拾いきれなかった音まで拾っている印象です。
情報量が増えたと感じます。
また、なぜかスピード感が増したような感覚まであります。
たぶん、多い情報量が芯を伴って出てくるせいだと思います。
トータルでの変化度合は、言うほど変わっていないのかもしれませんが、細かく表現しますとこういうことです。
逆に、副作用は全く感じませんでした。
だったら、最初からこのYラグにすればよかったと、珍しく本気でそう思いました。
Yラグに関して、そもそもオーディオの世界では、邪魔者扱いだったので、そう思っていました。
実際、取りつけるまでは、せいぜい、裸線と変わらないだろう、くらいに思っていました。
しかし、聴いてみると、管理人にとっては音が良くなって聴こえます。
たぶん、ケーブルの芯線が多いことなどで、今までは接点がちゃんとしていなかったためかと思います。
また「かしめ」をする時には、管理人は硬い音が好きなので、結構潰して圧着しました。
スピーカーケーブルは硬い被膜や外皮のほうが、硬い音になる印象があるためです。
Yラグも硬めに締めました。
結果は、硬い印象のままでしたので、成功かと思います。
緩めで「かしめて」みた場合と軽い比較はしましたが、まあそんなに違いがあるとも思えませんでしたが・・・。
ブラインドでは違いは当てられないレベルですね・・・。
とにかく裸線では、ねじりなどが緩んでくるので定期的に締め直したり、剥いたり、クリーニングしなくてはいけませんが、このYラグでしばらくはそういう心配は不要になりました。
購入して良かったと思えるアクセサリーです。
使いこなしTips
基本的に、本Yラグは、圧着するかハンダでスピーカーケーブルと接続(作業)します。
どちらにしても工具が必要です。
ちなみに、初めて本Yラグと同様の圧着かハンダ付けするタイプを選んだ際、悩むのが、取り付け方です。
どんな工具がいるのか、どういう作業をするのか、普通はわからないと思います。
オヤイデ社は、そのあたりのユーザーの声を反映して、作業について、図説付きで解説をしています。
ぜひ、参考にしてください。
※小柳出電気商会の「DIY」Webサイト
小柳出電気商会
なお、ネジで留めるYラグもありますので、ご注意下さい。
ちなみに管理人がネジ式を選ばなかったのは、1に値段ですが、ネジだとスピーカーケーブルの芯が細い線材がたくさんあるタイプだったので、使いまわしするうちに切れそうだったためです。
物理的に、ネジに接する部分の線材に圧力が強くかかりますので、この部分の一部が切れる心配をしました。
1本とか数本なら気にしませんが、切れたかどうかは、外してみないとわからないため、やめました。
こまめに接点をクリーニングする方なら何も問題ないと思います。
ネジ式のほうが、ケーブルを外したり、使いまわしが可能です。
逆に本Yラグは圧着かハンダなので、一度ケーブルと接続すると、もうはずせません。
使いまわしが出来ないのです。
どちらが良いか特定はできません。
ご自身で将来計画などを鑑みて判断するしかありません。
例えば、本Yラグですと、スピーカーケーブルを変える時にはYラグも新たに購入する必要があります。
一方、ケーブルを変えるのが10年以上あとだったとしますと、そのころにはYラグも(経年変化で)傷んでいるから買い替えるだろうと考えました。
管理人はこの考え方です。
逆にネジ式とすると、スピーカーケーブルは数年以内に買い替えるだろうという方は、Yラグは既存のものを使いまわしたいかもしれません。
また、本Yラグの長所・短所やネジ式の長所・短所が音質などにあるという方もいると思います。
そこは色々な考え方がありますので、比較検討することが必要です。
なお、ネジ式のほうが値段が高い傾向にありますので、そこの兼ね合いでの検討かと思います。
基本的には、ネジ式は接続が簡単で、使いまわしが可能です。
お値段がそれなりにすることと、一部のケーブルの芯線に負荷がかかりやすいというデメリットもあります。
本Yラグの場合、接続には工具が必要で、作業は複雑ではありませんが面倒です。
お値段は安めで、熱収縮チューブで接続部を覆うので経年変化に強くなるメリットがあります。
またがっちりとカチカチに固めてしまう「かしめ」が出来ますので、音質が引き締まる効果も期待できます。
※人により感じ方は違いますし、効果があるかは断定できません・・・。
デメリットは、圧着加工具合が作業者によってばらつくことや、ハンダを使う場合はハンダの仕上げや材料で音質に影響が出る可能性があります。
このように考えますと、基本的にはねじ式が有利なのでしょう。
管理人はお金がないことと、収縮チューブでの経年変化が少ない本Yラグを選びました。
あとでわかったことですが、収縮チューブはホームセンターでも市販されていますので、ネジ式につけて経年変化対策しても良いわけです・・・。
(使いまわしをするときに、ちゃんときれいに剥がせるかは不明です・・・)
・・・管理人は次にスピーカーケーブルを変える時が来たら、ネジ式にすると思います。
ネジ式は、メッキが「銀」と「プラチナ」です。
銀の音色は知っていますがプラチナの音色は知らないので、ちょっと興味もあるためです。
なにより使いまわしが可能ですので、音色をちょっと華やか(銀の音色の傾向)にしたいスピーカー(たぶんバイワイヤーの高域端子)などに使うと思います。
予測と違い失敗したら、またレビューしたいと思います。
(当分、購入予定はありません・・・)
最後に、管理人の失敗を1つ。
最初の1個目を作業している時に、収縮チューブをケーブルに通しておくのを忘れてしまいました。
それで泣く泣くYラグを取りつけていたので、ケーブルをカットしました。
(そのYラグはもう使えません。)
※あとで考えれば、チューブを縦にカットして、ケーブルに通して熱を加えれば大丈夫ではないかと思いました。
カット部分も収縮してくっつくのではないでしょうか???
また2個目は、圧着ペンチ作業前に、普通のペンチで軽くつぶすのですが、(圧着ペンチに通らないため)、変な形に潰しすぎてしまい、横に平べったくなり、圧着ペンチにどうしても通らない形になり、それもケーブルごとカットしました。
これで2個のYラグが使えなくなり、結局、もう1セット(4個入り)を買う羽目になりました。
・・・、買い直しするくらいなら、値段が高めのネジ式にすればよかったと思った次第です。
作業に慣れていない方は、ご注意下さい。
クオリティ・レビュー詳細
【管理人独断レビュー】
※スマホで見る場合は、画面を横にしてください。(行ずれしてしまいます)
音声評点
・音場感
狭い ○○●●○○ 広い
・音像感
迫力 ○○●●○○ 繊細
・スピード感
ファースト○●●○○○ スロー
・音色
明るい ○○●●○○ 暗い
・解像感
シャープ ○●●○○○ マイルド
・コストパフォーマンス
高い ○●●○○○ 低い
※表の見方
○:非該当
●:該当
まるの数:3つが最大、2つが標準、1つはなし
まるの数は点数ではなく、どちらに寄っているかという指標
こういうアクセサリー製品は、人によっては全く効果を感じなかったり、好みの音にならないと感じることも往々にしてあります。
そこは人によって感じ方は様々であるという前提でお考え下さい。
商品紹介
小柳出電気商会 Yラグ端子 4個1組 SPYT | ||||
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【姉妹品:GYT】
小柳出電気商会 Yラグ端子 4個1組 GYT | ||||
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スピーカーケーブル ゾノトーン / Zonotone 6NSP-Granster 5500α |
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【Yラグ端子】
【スピーカーケーブル】