2017年10月26日
【書籍】荒川放水路物語
こんにちは、YU YAです^ ^
クラブメンバーさんに紹介していただいた『荒川放水路物語』を読みました。
まず岩淵水門から下流の荒川が大雨による災害から下流域を守るために人の手で作られたものだという事をメンバーさんの紹介文で初めて知りました。
先日の大雨+台風で荒サイが川に沈んだという報告をたくさん耳にしましたが、そもそもこの放水路としての荒川がなければ居住区にまで増水した水が押し寄せ多大なる被害を与えたという事ですね!
北区在住の他のメンバーさんの小学校授業には荒川の成り立ちなんて内容もあったそうです!
本書は大雨による関東中心部の大洪水から話が始まり、放水路を作る計画→土地の買上げ→着工→第一次世界大戦と関東大震災を超えて→完成と話が進みます。
著者も文中で言及していますが物語いうタイトルを称していますが中身は資料集+体験談などの寄せ集めを時系列順に並べている構成で一気読みするのには読みにくいです。
ですが洪水の大災害の様子から土地買い上げに嘆く人々のリアルな状況、戦争に絡む惨劇や時代的な価値観や人命の重さのジェネレーションギャップなど部分部分の読み応えはかなりあります。
そして時代背景的に内容が結構ダークでずしーんと心に響く感じでした(*_*)
でも普段荒サイの岩淵水門から下流を自転車活動範囲にさせて頂いている私にとって読んでおいて良かったとなと思う作品でした。
歴史や成り立ちを知るというのは先に進む道を見定める為の光明となり得ると考えるからです。
現在書店での販売を見つける事は難しいかもしれませんが蔵書されている図書館も多いかと思いますので、荒サイを走る皆様には是非パラパラ読みでも構いませんので目を通して欲しい内容だなと思いました!
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