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2019年04月17日

私はなぜ「百合」を描こうと思ったのかA

れんしゅう5月28日百合.jpg

「百合」は「GL」とも呼ばれています。
「ボーイズラブ」に対し、「ガールズラブ」ということですね。

百合とポリアモリー


私は月に2回ほど、図書館に出向き、一日中本を読んだり新しいことを調べたりして

過ごすのですが、先日、偶然手に取り読んだ本がとても興味深かったのです。




「ポリアモリー」とは、恋愛の対象を一人に絞らないという

生き方を選んだ人のことです。


でも、浮気とか不倫とかとは違うのです!


「恋愛の対象は一人が普通でしょ?」

という価値観の人のこと(普通のもの一対一の恋愛関係を望む人)は

「モノガミー」と呼びます。

普通は私達はモノガミーのようですが、私達はわざわざ

「私はモノガミーだから」なんて宣言したことはありません。


対して複数の恋人をもつ「ポリアモリー」は、

「私はポリアモリーです」と宣言することが必要です。


なので、コソコソする浮気や不倫とは全然違うわけなのです。

「複数の恋人をもつ」と聞くと、いかにもなオジサンが

「でっへっへ、ほなワシもポリアモリーになるわ…へっへっへ」と

薄気味悪い笑いを向けてきそうですが…(思い切り偏見ですみません)

そうではない!そうではないのです!


まあとにかく「ポリアモリー」については

知れば知るほど驚きの連続…というわけなのです。


「ポリアモリー」と「百合」と何の関係があるの?

というハナシなのですが、この新書を読み進めると

「ああ!そうこれこれ!」と、私が「百合」で描きたいことが

溢れてきたのです。



私がティーンズラブ(男女の愛、Hあり)を描いていたときに

編集者に言われたことは「女の子は受け身であれ」ということです。

ティーンズラブのだいたいのストーリーとは、

強引なイケメン(お金持ちとか社長とか御曹司)がぐいぐい来ます。

主人公の女の子はあれよあれよとイケメンにHなことをされます。

で、ハッピーエンド。(???)


この展開は「???」だったので、私は女の子に意志をもたせました。

つまり女の子の方からぐいぐい行く。(笑)

そういう奔放な女の子はティーンズラブの世界では

憎むべきビッチですので、当然蒼乃シュウの漫画は人気がない(笑)

でも、私は嘘は描きたくないし、描きたくないことは

描きたくない。


私も、なにもビッチを推奨しているわけではありません。

しかし、お金持ちのイケメンに何の理由もなく惚れられることは

現実ではあり得ません。

お金持ちのイケメンだからって、身体を許していいわけはありません。

それにお金持ちのイケメンがそんなにHがうまいとは思えない。

(あ、また偏見ですみません)

それだったら、女の子の方からセックスの相手を選ぶべきです。

女の子が自主的に、心の底から「この人をセックスしたい!」という

気持ちが沸き出るまでセックスはしない方がいいと思います。


結果的に「奔放な女の子」というキャラになってしまいましたが

「寂しいから誰とでもしちゃう!」というメンヘラな女の子では

ありません。

たかが漫画…

されど漫画です。

「性的に奔放な女の子」を描いてきましたが、

それは「漫画だから」です。

しかし、一番大事な部分は絵空事でもただの妄想でもなく、

本当に本当に伝えたいことを描いてきました。


漫画だから描けること…。


それが私がずっとティーンズラブで描いてきた女の子なのです。



※蒼乃シュウのティーンズラブ作品は、kindleの他、

こちらでもダウンロードしてすぐに読めます!蒼乃シュウで検索してみてくださいね!

PCでもパソコンでも読めますよ!













恋愛の対象は男でなくてもいいのではないか?

そして、一人でなくてもいいのではないか?

相思相愛でなくてもいいではないか?

本気でなくてもアソビでセックスしたっていいのではないか?

逆に、本気であってもセックスしなくてもいいのではないか?



と、いろいろな恋と愛について描いてみたいと思いました。

そのためにはティーンズラブというジャンルの

「一人の男に愛される」という枠組みは

あまりにも狭いと感じました。


恋愛の対象は男でなくてもいいのではないか、は

女性同士が愛し合う「百合」というテーマで描けそうです。

(でも、それだけが動機ではないのですが)

そして、

一人でなくてもいいのではないか?という問いかけは

ポリアモリーの生き方を選ぶことと通じます。



「百合」を描く上でも、

私が「なぜ百合を描くか」という理由なのですが、

「男と女」という形を「女と女」に入れ替えただけ、という

単純なものではなくて、

あくまでも

女だから男とセックスしなければいけない

という「当たり前」を壊したかったからです。


「女だから男とセックスする」であったり

「レズだから女だけど女とセックスする」ということではなく、

そういうことを超えて、人間として

自分が本当に好きな人とは?ということを

考えていきたいと思ったのです。


ポリアモリーについても、まだまだ勉強不足なのですが、

バイセクシャルが半数ほど占めるようなので、

なんとなく、私が「百合」で描いていきたいテーマと

良く似ている部分があるように感じました。


もしかしたら人間はそもそもバイセクシャルであるのではないか?とも

思います。

まだ、異性としかつき合ったことがないので、

自分のことをノーマルだと思い込んでいるだけかもしれません。



あと、ポリアモリーという生き方を選んだ人たちについて

思うことは、

とても勇気があるなぁと、とてもとても思います。


偏見の目で見られるから…というよりも、

どうやって自分の心に必ず生まれるであろう

「嫉妬」と向き合うのか、ということ。


自分がいろんな人と自由に愛し合うのは、

まあいいでしょう。

しかし、同じようにパートナーも

自分以外の人と愛し合っているのです。


人は勝手な生き物であって、

自分はいいけど相手にされたら嫌だ…

なんて感情が芽生えます。


自分から生まれる嫉妬と向き合うことは

これは結構、高度なことですよ!

嫉妬なんて生まれない、という人は

冷たい人のようにも感じてしまいます。


しかし、それもひっくるめて、

ポリアモリーという生き方を選んだのですから…。


いやあ、なんというか、

今後もいろいろ学んでいきたいです!





百合マンガ「pink and blueberry」は現在3巻まで配信中です!















posted by 蒼乃シュウ at 16:24 | TrackBack(0) | 百合

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ティーンズラブを主に描いておりました。以前は本名でミステリーや普通の少女漫画も描いていました。 Twitterは @pinokodoaonoshu ぴのこ堂
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