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2019年07月11日

昔読んだSF小説

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 「黒の放射線」を買ったついでに、一緒に購入したジュニアSFの一冊「すばらしい超能力時代」(旺文社文庫)。

 小学生の時に読んだジュニアSFシリーズのうち、この一冊は、なぜか、詳しい内容が思い出せません。その為、特に結末部分がずっと気にかかっていて、この度、再読させていただく事にしました。

 で、つまるところ、結末部分が記憶になかった原因は、恐ろしいほど、オチがあっさりしていたからみたいなのでした。

 同じジュニアSFでも、「時間砲計画」「人類のあけぼの号」の悪者は、犯人当ての要素があった一方、「すばらしい超能力時代」(「博士超音速で走る」)に出てきた泥棒の正体は、途中の思わせぶりの伏線を全部ムシして本当にタダの名もない泥棒だったのでありました。

 もう一つの話(「博士テレポートする」)に出てくる悪者ヤーノフスキーにしても、正体が宇宙人だったらしい事を匂わせながらも、最後は、何の掘り下げもなく終わってしまっています。

 この辺が、単純な子供心には物足りず、結果として、まるで頭に残らなかったみたいなのでした。

 それにもう一つ、今回、読み直して気がついたのですが、この「すばらしい超能力時代」は、文面の大半が会話劇で進んでおり、状況説明の地の文がほとんどありません。この点も、幼かった頃の私では、十分にイメージを想像できずに、内容が把握しきれなかった一因だったようです。特に「博士テレポートする」は、題名通り、後半はテレポートしまくって、場所があちこちに移動してしまうので、当時の幼い私の頭では追いつかなかったみたいでした。

 でも、こうして、現在、読み返してみると、なかなか楽しいジュブナイルSFではあったんですけどね。


posted by anu at 16:48| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・本