2020年07月03日
怪獣下敷き
もう何年も昔の話になりますが、私が、ヤフーオークションの出品物を適当に流し見していたところ、いきなり目が釘付けになってしまったのが、この「ローマ字怪獣下じき」です。
落札こそしませんでしたが、実はこれ、かつて、我が家に確実にあったものなのです。
1971年度版「小学四年生」(小学館)10月号の付録となります。私が買ってもらった本ではなく、姉が持っていた本の付録でした。当時の私の姉は、小学校四年生だったのです。そして、その頃、まだ就学前だった私は、この姉の本も読ませてもらって、中でも、怪獣関連の付録については、全部、私が譲ってもらっていたのでした。
この怪獣下敷きは、ズラリと怪獣が整列して掲載されていたものだから、私も特に印象に残っていた付録の一つです。
こうして再確認させていただきますと、主として、ウルトラマン・シリーズの怪獣がメインで採用されています。当時は、ちょうど「帰ってきたウルトラマン」が放送中であり、小学館は「ウルトラマン」を掲載できる権利を独占していました。
とは言え、怪獣をアイウエオ順に並べたら、どうしても、その文字に該当するウルトラ怪獣が見つからなかった部分もあったようでして、ところどころ、誤魔化したりもしているようです。そして、面白い話ですが、そんな誤魔化した部分の方ほど、私の記憶には、よりはっきりと残っているのでした。
ヌ、へ、ホ、ヤ、ヨの部分は、何の怪獣を当てはめられなかったのか、当時の「小学四年生」で連載されていた漫画のキャラたちが参戦しています。鬼太郎、オバQ、大ちゃんに混ざって、一人、謎のキャラクターも混ざっていますが、これは当時の「小学四年生」に独自に連載されていたギャグ漫画「ぼくはケムゴロ」(赤塚不二夫・作)の主人公です。
他にも、ウルトラ怪獣の中でも、なぜか、ネロンガだけがイラストとなっています。「キャプテンウルトラ」のハックや「マグマ大使」のサソギラスも、ウルトラ怪獣じゃありませんが、特別に大抜擢されたようです。
ここで、幼かった私が、ついに元ネタの分からなかった怪獣が、オの大毒グモと言うヤツでした。全く登場作品が思い当たらなかったものだから、オリジナル怪獣かと思ってしまったぐらいです。
その後、この大毒グモが「仮面の忍者 赤影」に出演していたと知ったのは、本当にだいぶ経ってからの事なのでした。実は、この大毒グモは、近年の「仮面の忍者 赤影」資料では、あまり大きく取り上げられる事のない、気の毒な怪獣だったりします。
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