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2020年01月24日

日本と違う? スイスの学生生活と競争しない受験 1


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こんにちは。



日本で受験中の方々、そしてその親御さんには今は試練の日々ですね。



今まで暖冬だったのに寒波もやってきて、健康管理も大変なことと思います。



頑張ってくださいませ。







さて、そんなわけで、今日から数日は、スイスのお受験のことについて、



はたまたスイスの教育のしくみを簡単に、かつスイス人の教育に対する考え方なんかを書いてみようと思います。



ちょっと砕けて、子供達の学校生活なんかも書いてみますね。



堅苦しく書きませんので、さらっと読んでくださいまし。



今回は、初等・中等教育編です。







スイスでは就学前教育(幼稚園年中、年長の2年間)、初等教育(小学校6年間)・中等教育(中学校3年間)の11年間が義務教育です。



州によって教育制度が異なるので、幼稚園は4歳からだったり5歳からだったりするし、

一部の州では幼稚園が義務化されていなかったり、一年だけというところもあるようです。







幼稚園



日本と同じで、学齢はお誕生日で区切るんですが、

「この子はまだ準備ができてないわあ」と思えば、その区切りを一年ずらすことも可能。

すでにここで、それぞれの子供の個性をしっかり見つめていますよね。



幼稚園の年中さんは朝9時始まりで11時30分終わり。午後はありません。

希望者のみ週に二回午後に通えます。



年長さんは朝8時から11時半までと、午後は週二回14時から16時半まで。



たくさん遊んで、お絵かきや工作をして、歌を歌ったり、友達ととにかく楽しく遊びます。

え?小学校受験? そんなもん、ありませんわよ。おほほ。



子供はたくさん遊んで、人とたくさん触れ合って、いろんなことを経験するのがお仕事です。


小学校





さあ、小学校が始まり、心わくわく本格的なお勉強が始まります。



チューリッヒのような大きな都市は別として、ほとんどの地域では、

学校が結構近所に転々としていて、

クラスの数も3クラスぐらいまでで、1クラスの人数も20人ちょっとという感じでしょうか。



息子くんの通っていた小学校は、一学年1クラスだったので、チャイムがなって廊下に出ると、全クラスの子供が一斉に同じスペースで出くわす形となり、すっごく空気が通ってるいい環境でした。



学校にもよりますが、1年生から3年生まではクラス替えはなく、4年生になるとクラスどころが学校が変わる子供も多いです。

同じクラスメート、同じ学校の友達で6年間行かないように、近隣の学校同士で生徒の学校替えまでしちゃいます。





いろんな環境でいろんな友達と出会い、いろんな先生とまた違う学校生活を送ります。

そこは日本と全然違いますよね。


小学校は州によっても違いますが、うちの州では朝8時に始まって、午前の授業は11時40分に終わります。

9時半ごろに一度20分ほどのパウゼ(休憩)があり、みんなツヌーニ(9時ごろのおやつ)を食べたり、

外のスペースで遊んだりします。ツヌーニは家から果物やパンなどを持ってきます。

チョコレートやポテトチップスみたいなものはバツ1


IMG_4573.jpg
こういうのを学校に持っていく

面白かったのが、息子の映画鑑賞にクラスのみんなで一緒に行こう!イベントがあり、小学校5年のクラスのみんなで、

ツヌーニ購買店をしたことがありました。子供達が自分で売って、お釣りも渡して、お客さんに品物を勧めたり、大安売りしたり、

良い社会勉強ですね。



家でお母さんが作ったケーキとか、自分たちで用意したものを学校内で安い価格で売って、それで儲けたお金でみんなで

息子くんの映画鑑賞の前にイタリアンレストランで食べて、その後映画を観にきてくれました。

楽しい思い出です。





給食は??



ありませ〜ん!! スイスには給食制度がないんですよねええ。



初めは驚きました。



ほとんどの子供はお家へ帰って家族と一緒にお昼ご飯を食べるんです。



バスとかで通っている子も、基本また戻ってご飯を食べて、また14時の午後の授業のために学校に戻るんです。



機能的じゃないですよねぇえええ。



うちの夫くんなんて、子供の頃、歩いて30分かかって学校へ行って、30分かかってお昼ご飯に家に戻り、

また30分かかって学校へ、授業が終わって、また30分の帰路へ、、、



、、、ってご飯食べたらすぐ学校いかなあかんやん、、、って感じやわ。





第一、お母さん、働かれへんやんねぇええええ。



よく、ブティックなどの店舗がお昼頃に一度閉まって、14時30分ごろからまた開けるところとか見ますが、

その理由は、これ!

そう、子供達がお家にご飯を食べに戻ってくるからです。





働くお母さんのためや、自宅が遠い子供達のために(山間の山奥とかに住んでたら大変や)、

ミットタッグティッシュというサービスもあります。

お弁当を持参して、他のみんなと食べるんですけど、ちゃんと同伴してくれる大人がいて、

ご飯が終わったら、簡単に宿題も見てくれて、なんと無料!

チューリッヒの方では、お弁当を1000円前後払って学食を注文するみたいなとこもあります。



それから、そのような子供達を集めてご飯を作ってくれて、

午後の授業が始まるまで預かってくれる、学童のような施設もあります。





ところで、どうして、スイスには給食制度がないんでしょうか。



それは、



理由 1   コストの問題



理由 2   文化的背景





理由2について説明しますね。昔はお父さんも子供達も自宅に戻って昼食を取るのが当たり前だったようです。

その伝統が今でも引き継がれているのが、いかにもスイスらしいですが、

私のママ友なんかは、

「午前中に学校で会ったことは、お昼ご飯の時に聞いておかないと、

 午後に戻ってきてからでは、忘れてしまって、話が聞けない。」

らしい。

でも、お父さんまでお昼に帰ってくるのは勘弁してほしいよなああ。笑





まあ、考え方もいろいろですからね。

とにかく学食サービスなどがあるのは、助かりますよね。









話変わって、

小学校の頃から「留年」は頻繁にあります。

日本では響きが悪いですが、スイスではそうでもないんです。



ちょっと勉強が遅れていたりしたら、もう一年やったほうが分かるようになるし、

ゆっくり前に進めますよね。自信もつきます。



反対に出来すぎて学校が退屈なほどの子は、飛び級します。

だからって、別にみんなから特にヒーロー扱いもされません。



自分が楽でいられる場所に引っ越すだけの感覚なんです。



周りの目なんていちいち気にしません。



スイスのいいところ。

自分の子供のことをちゃんと見てること。人と比較しないこと。



勉強が出来ることが人間として絶対的に偉いとは、基本的に考えてへんこと。

(あ、でもスポーツ出来る子は尊敬されるなあ。笑)


そうそう、スポーツのことにも触れておきますね。



州にもよりますが、

うちのザンクト・ガレン州では、小学校5年生と6年生は、冬に一週間のスキー合宿があります。

みんな自分でスキーグッズを持って、自分で装着して自分でスキーを滑らなくてはいけないんだから、しっかりするわなああ。



荷物も多くて重いのに、スキー一式も持たなくてはいけなくて、大変な準備となります。



下着とかシャツとかソックスとか、半分ぐらい新品のまま戻ってきますけどね。笑







それからスポーツといえば、運動会はないのですが、一年に一回町中の小学生が対クラス対学校で競う、「サッカー大会」があります。



それと「ユニホッケー」といってアイスの上ではプレーしないアイスホッケーのようなルールのスポーツ。こちらでは結構人気のスポーツです。



あとは、個人競技として徒競走大会なんかもあります。



もちろん、学校からの直接の課題ではないので、参加したくなければしなくてもいいので、強制ではないんですけどね。



うちの息子くんは全部参加しておりましたが、やはりサッカー大会は毎年盛り上がっておりました。







ちょっと面倒臭いのが、チームのTシャツ作り。



高学年になってくると子供達だけで手配したり(ボランティアで近隣の会社が貸してくれたりする)、

自分たちでやってくれるんですが、



低学年の時は、親がTシャツを買ってきて、チームの名前と背番号入りを作んなくちゃいけない。



まあ、親が毎年順番になんですが、「ユニホッケー」と「サッカー」と2度あるので、



一度はやんなくてはいけないのです。



うちもやりましたが、背番号とかをアイロンで貼り付けるのが、失敗しないかと、もうストレスやった〜。


まあ、そんなこと言ったら、日本のお母ちゃんにおこられるなああ。。



幼稚園から手作りの手提げ袋とか作るんですよね。。。。 すんまへん。私、家庭科いつも 2 か 3 でした恥あせあせ(飛び散る汗)



だから、海外で子育てしとる、といっても過言ではない。。。(うそうそ。えへへ)





スポーツはとても大切な課題です。



特に水泳に関しては、結構シビア。

泳げないと進級できなかったりもします。



だから、夏に湖やプールに行くと、

小学低学年の友達も、浮き輪なしでスイスイ泳げます。

自分の命を守るためにも、水泳は大切なスポーツなんですね。


日本ではプールといえば外ですよね。夏のみとなります。

スイスでは全部の学校にあるわけではないですが、授業のためのプールは室内プールです。

だから冬でも泳ぎの練習ができます。

小学校の時は2時間の授業が週に二度あったと思います。



プールのある学校、体育館のある学校に

それぞれの学校の子供達が通うので、

施設も全部の学校に作らなくて済み、

経費節減になりますよね。



賢いなあ、と思います。

まあ、日本では他の学校に通うとなると、

複雑すぎで無理がありますけどね。





さて、ここからがお受験の話です。

まさに中学受験!

チューリッヒ州やなどで行われ、







私たちザンクト・ガレン州では中学はそのまま受験なしで進学します。



でも、中学に上がるときに、すでにセレクションが始まっていて、

ここが日本と大きく違う点です。







そのお受験とセレクションのお話は、明日ね〜学校卒業式



宜しければランキングにご協力を〜お願いします!未来の子供達のためにも!(<---間違っとお)
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自宅で時々、日本語教室


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月に何度か、私の自宅に可愛い小学生が二人来てくれます。



二人ともご両親は、日本人のお父様と、かつて日本に住んでおられたスイス人のお母様。



お父様は仕事をされてているので、いつもそばにいられないですよね。





なんとか日本語を上達させたいけれど、日本人学校に通わせるとなると宿題をみてあげなくてはいけない。



お母様は日本語を話されますが、読み書きや文章の理解、作文などの宿題を見てあげるというのは、



なかなか簡単ではありません。







知り合いを通じて依頼されて試しに初めてから、



もうかれこれ3年以上教えてます。





授業の準備の時間などを考えると 割りに合わないのが、正直な気持ち。



何度かやめようかなああ、、と思ったこともありますが、



そしたら、どこでこの子達は日本語を習うの? と思うと、



思い切って「やめましょう」とは言えないで気がついたら3年以上経ってました。







これは書き順の間違いやすい漢字の練習





月に1〜2回ぐらいのゆっくり勉強ですが、漢字ももうすぐ小学1年生が終わるぐらい。



その中で、なるべく日本のお正月やこどもの日などの文化も取り入れて楽しく勉強してもらおうと



私なりに頑張っています。









実はチューリッヒの町から電車で10分ぐらいのところ(私たちの家からだと車で40分)に「チューリッヒ日本人学校」があります。



うちの息子くんはそこで毎週土曜日の朝、2時間の授業を受けておりました。

幼稚園の年長さんから始まり、中学一年生までの8年間(わぁ、そんなに行ってたんやぁ!!失敗



金曜日の夜は宿題と漢字テストの勉強をしなくてはいけないので、結構嫌がっている時期もあったので、

それをやらせるのには、母の手助けが必須条件でした(^_^;)



女の子のお母さんは、結構自分たちでやらせてるよ〜と言ってはったような気がする。



うちの息子は、短歌の宿題で、こんなのを書いてました。下指差し

IMG_4544.JPG

 

クラスの友達はみんな「金曜日は遊べるぞ〜」「ゲームするで〜(関西弁ではしゃべりませんが、、、)」で



ウキウキムードのなか、自分は勉強しなくちゃあかん、、、、、これはかなり苦痛だったようで、



よく8年も続いたもんです。。。



話すのは全く私たちと同じだし、アクセントもないし、関西弁でスラスラはなすけど、

もう日本人学校やめて3年もたつと、読み書きからはどんどん離れていく。



そして時々すごい質問される。例えば、、、



『か』のカタカナってどうやって書くんやった?



みたいな、がっくりするような質問、、、きついわぁあああああ!!! 

8年間の苦労が(息子の苦労と、ちょっと母の苦労汗)。。





まあ、それでも小学5年生ぐらいの時に、



日本語能力試験のN3(N5〜N1まであり、N1が一番上)は合格してる。



本当は去年N2の試験を受けてほしかったけれど、







スイスの高校はめちゃくちゃ大変で、



それどころでは あ〜りませんでした。泣





多分今年も無理やなああ、、、



まあ、私の授業とおんなじで、のんびりやってもらいますわ。







チューリッヒの日本人学校のことは、またいつか書きますね。





宜しければ息子の8年の苦節を称えて(知らんがな!)ポチっと一押し下指差しお願いします〜!

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アキ
はじめまして。スイスに住んで21年。自分で旅行会社を立ち上げながら、年下の夫くんと、一人っ子息子くんの3人暮らし。10年前に乳がんを患いましたが、今では元気に過ごしています。スイスに興味のある方、どしどし質問ぜめしてくださいまし!お便りバシバシおまちしております!スイスより愛を込めて光るハート
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