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2020年01月07日

2020年新年の挨拶、スイスの女性大統領はパン屋さんから発信

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1月1日付のこちらの新聞から面白い記事を見つけたのでちょっとそのことに触れてみます。



Aargauer Zeitungという地方新聞に今年1月1日に載った記事で、

タイトルは  『Sommaruga lobt ihre Bäckerei als Vorbild

         - 訳 ソマルガ(新女性大統領)パン屋を模範として賞賛』



IMG_4225.JPG





今年のスイス連邦大統領となったソマルガさんが、ベルンにあるパン屋さんの前で公的な新年の挨拶をしたことについてです。

国会議事堂内ではなくテレビ中継用の特別室でもなく、5つ星のホテルのスイートルームからでもありません。





ごく普通のパン屋さんから、スイスの公共放送『SRF』を通して、

生きていく上で、他者の幸せも願えることの重要さを語り、

「しかしながら、その願いをどこから始めていいのかは、私たちには難しいことかもしれません。」とつなぎます。




「でもここのパン屋さんは、それをよく知っているのです。

 ここではパンとケーキを愛情持って提供しているだけではありません。

 ここではお互いのの目を見て、お客様を温かく迎え入れ、時にはおしゃべりも交えながらの対応をしています。」





そしてこう続きます。

「パンは基本的な食材であり、この国の誰もがパンを買えることの幸せを感じています。

 だからこそ、穀物をまき、収穫する人たちにとってよりよい地球であることを願ってやみません。



 私たちには地球と地球上の生命の世話をする義務があります。



 私たちの孫たちが毎年このように新年を『Es guets Nöis 良い新年を!』と言える

 喜びを分かち合えるような、そんな地球に、全大陸の人たちが責任をもっていくことが

 今必要とされているのです。」



 「そして 誰もが 本当は そのことを よく知っているのです」

と言う言葉で閉じておられます。





他の新聞でも、ベルンの国会議事堂の前に出る青空市場を背景にして、地球温暖化 CO2 に関しての

多くの意義と意欲はもちろん、具体的な対策などを語っておられました。



例えば電気自動車の普及など、経済と技術の発展が地球温暖に歯止めをかけられるようにという願いを込めて。


IMG_4221.jpg





日本も今年やっと、レジ袋の購入義務化が決まるんですね。

スイスのお買い物袋有料化は2016年に始まりました。

去年はDEPOという家のデコレーション用のお店まで有料化となりました。

そう言う面では日本は遅れていますね。

でも人口が多いのですから、全てをまとめるのは大変です。



それでも、いったい私たちの子供の孫たちの時代に、平和な暮らしができるのだろうかと考えると、

便利さや商売への支障などというものなんて、比べる対象にもなりませんよね。



お金がたくさんあっても、それを受け止める命がなければ、なにも意味をなさないのに。

目先の利益を考える時代は、もうとっくに過ぎているのに。



小泉環境大臣、『意識改革』なんて言ってる場合じゃないぷー(かわいく怒)

あと4度も地球の温度が上がってしまったら、、、考えただけでも怖過ぎます。



パン屋さんでの温かい愛情の渡し合いが

ずっと続けていける世の中であってほしいですね。







ところで、スイス連邦大統領は女性なんです。

といっても、スイスの連邦大統領は、七人の内閣の官僚が一年ごとに交代して務めています。

今年の新大統領はこのシモネッタ・ソマルーガさん、59歳。




IMG_4226.JPG


ベルン 連邦議会議事堂 『Bundeshaus ブンデスハウス』







ここでちょっとお堅い話です。



スイスは連邦国家 = 連邦議会を最高機関とする議会統治制です。(って大学の試験問題みたいや。)





ちなみに、スイスは国民議会は直接選挙によって(比例代表制)200議席が確保され、

         全州議会はそれぞれの州代表によって46議席が確保されます。 (真面目な話だと、関西弁が消える)



その人たちは皆任期四年制で、ベルンの連邦議会議事堂にてのお勤めとなります。



      🦸‍♀️  白人‍♂️ 白人‍♀️ しょぼり‍♀️ 手(パー)‍♀️ 🕵️‍♂️

その内閣の中から選ばれた七人が連邦参事となり、その七人が一年ごとに連邦大統領の役を代わる代わる行なっているんです。

ちょっとユニークなシステムでしょ。もちろん彼ら七人は同じ党下からではないんです。



民主主義の中の民主主義であるスイスらしいシステムですね。

国民の政治参加も盛んで、直接民主制であり、国民がNOと言えば、NOな国なんです。




神戸空港のように反対者がほとんどなのに、ポンっと空港が建ってしまったりなんて、ありえないです。

「桜を見る会」もなければ、そんなことを議会で国家資金を使って話すなんてこともゼロです。笑





昨日のミグロの定期新聞(スイス最大のスーパーマーケットが出している新聞)の見出しは、

『気候保護と強力な経済がうまく調和する』
で、インタビューでは彼女の気候温暖への強い意思(主にCO2への意志など)を示しています。

今世界はイランとアメリカの戦争危機で揺れに揺れています。
本当に、世界中が喧嘩をしている場合ではないのに。
選挙活動のために人の命を奪えるなんて。
大人はみんな自分のことばっかりですねえ。。。

きょうはちょっとお堅い記事でごめんなさい平謝り‍♂️
明日から、ちょっとスイスの絵本の話でもしていこうかな、と思っております。
また是非是非のぞいてくださいね。
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感想(5件)



賢者のパンの日〜トライケーニゲクーヘン おまけ

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昨日の王様の入ったパンのおまけのお話です。



昨日の地域の新聞『Südostschweiz 南東スイス地域新聞』で見つけたので、

短いおまけをお知らせします。



ラッパースヴィルにあるパン屋さん「ヴィック WICK」では、王様の幸運人形が全く入っていないパンを

何千個も作ったそうです。



なぜかというと、保育園や幼稚園、そして子供の多い家庭の方からのリクエストに答えた形なのだそうです。

保育園や幼稚園だと、喧嘩になったら先生が収拾がつかなくなるからだと思うので、まあ理解はしますけど、

家庭では、なんかそこまで、、、、という感じ。



そういえば昔、全部のパンに人形を入れて欲しい、というお母さんがいた話を小耳に挟んだ気がする。

平等ではないからかあ。。。。


まあ、どっちにしても世の中、平等ではないんだけれども、

小さい子供にそれを分からせるのには無理があるからかなあ。。。。

分からせなくてもいいとは思うんですけどね。



新聞にも載っていましたわ。パン屋のカウンターに来る顧客から、

「王様が二つか三つ入っているのはない?」とよく聞かれるそうです。ほう〜トライしてみるもんやなあ。。。

子供は本来たくましいものなんだと思うんやけどなああ。。。

実際に息子くんのクラスメートの子が三つクーニッヒの入ったパンを買って、みんなで分けたらしいです。

ほんまにあるんや〜!そして息子くんは見事に外れたらしいです。わはは。家でもハズレやったし。

「おれ、当たったこと、多分一回ぐらいしか今までなかったわ、、」

んなことないと思うけど、ハズレに慣れると強くなる!



きっと昔の子供達はそんなことで傷つかなかったかもなあ。。。

親にきっと来年は、と言いくるめられて終わりかああ?



まあ、一人っ子の母の私が言うこっちゃないんかも、、やけど。

それでも毎年息子くんに王様が当たるわけでもないし、でも全然平気やったと思う。

かえって毎年当たってたら、ワクワク感もなくなるよなあ。。。


IMG_4222.jpg



息子くん曰く「全部に王様が入ってるのもあるんやで」

年下夫くん「まさかああ」

母 「ありうる。。」




おまけのお話でした。

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アキ
はじめまして。スイスに住んで21年。自分で旅行会社を立ち上げながら、年下の夫くんと、一人っ子息子くんの3人暮らし。10年前に乳がんを患いましたが、今では元気に過ごしています。スイスに興味のある方、どしどし質問ぜめしてくださいまし!お便りバシバシおまちしております!スイスより愛を込めて光るハート
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