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2015年12月27日

しくじりアワード2015 中田敦彦大賞 (しくじり先生)

「しくじり先生」にて、「しくじりアワード2015」が放送されました。それについて書きます。

しくじりアワード2015とは?

しくじりアワード2015は、今年放送されたしくじり先生の中で、特に良かったものを部門別に表彰するという企画である。
例えば、

・しくじり名言大賞
・ガラでもないことやってくれた大賞
・常識を超えたヤバイ奴大賞

など、合計7部門において表彰がおこなわれる。

その中に、「中田敦彦大賞」というものがあった。

中田敦彦大賞とは?

オリエンタルラジオ・中田敦彦は、しくじり学園の非常勤講師である。
彼は毎週、しくじり先生のオンエアをチェックし、分析している。誰かに頼まれたわけでもないのに。
そんな彼が個人的に素晴らしいと思った授業に贈られるのが、中田敦彦大賞である。

なぜオリラジ中田がそんな賞を?

いち芸人である中田が、なぜこのような賞をつくることができたのか?
それには理由がある。

しくじり先生が深夜のレギュラー番組として始まった時、初回の授業を担当したのがオリエンタルラジオだった。
また、番組がゴールデンタイムに移動する直前、深夜放送の最終回の授業を担当したのもオリエンタルラジオだった。
そして、オリラジの授業は「神がかり的におもしろい回(神回)」と評価されている。

この実績から、中田はしくじり先生の1コーナーである「しくじり偉人伝」をまかされるなど、番組にとって重要な存在になっている。
彼はおそらく、誰よりもこの番組を理解している。
よって、中田敦彦大賞が生まれたのである。

中田敦彦の想い

しくじり先生という番組は、ただの「失敗談を聞く番組」ではない。
「成功するだけの才能があり、努力もしていた人の失敗談」を聞く番組である。
つまり、その失敗は「人類の普遍的な落とし穴」だと言える。

スターの失敗談を紹介する番組が今までになかったわけではない。
しかしそれらの番組は、だいたいVTRを見る番組であった。
しくじり先生は、失敗者が成功者の前で授業をしなければならない番組である。
※しくじり先生における成功者とは、生徒役のタレント達のこと。例:オードリー若林、ハライチ澤部

これは失敗者にとっては非常につらいことである。
中田はこう語る。

『授業ではなく、裁判である』
『しくじり先生は、公開裁判をテレビでやっているようなものだ』


実はこの番組は、企画の段階で、『出たがる人などいないから、成立しないだろう』と思われていた。
しかしフタを開けてみれば、数多くの人が先生として出演してくれた。

つまり、

「人は本気になった時、恥ずかしいと思う気持ちより、再起にかける気持ちの方が強く動く」

ということである。

中田はこの番組で授業をしてくれた先生たちに対するリスペクトの意味を込めて、中田敦彦大賞をつくった。

中田敦彦大賞 第3位

中田は、しくじり先生で授業をしてくれた人は勇者であると考えている。
彼は、自分の授業が神回だと評価されたこともあり、勇者たちの中でも自分が最強だと思っていた。

しかしある日、それを超える者が現れた。

堀江貴文である。


「世の中を舐めすぎて逮捕されちゃった先生」として登場した堀江。
彼はトークが上手くはなかった。教科書をぼくとつと進行していくタイプだった。

しかし、授業は非常におもしろかった。

授業のやり方が大切だと考えていた中田は、堀江の出現に衝撃を受けた。そして考えた。

『なぜ堀江の授業はおもしろかったのか?』

中田が出した結論は、
「トークが上手くないが、話の中身が巨大だからおもしろいのだ」
というものであった。

圧倒的に強いコンテンツがあれば、トークが上手くなくてもいい。
堀江はそれを証明した。


堀江は良くも悪くも個性的であり、彼のことを嫌っている人も多く存在する。
しかし、授業で正直に話す堀江を見て、『口は悪いかもしれないが、性根は悪い人ではないのでは』という印象を受けた人も多かったであろう。

つまり堀江は、「この番組で授業をすることで、好感度を逆転することができる」ということをも証明した。


ビジネスにおいても、しくじり先生においてもパイオニアである堀江貴文さん。

中田敦彦大賞 第3位 受賞 おめでとうございます。

中田敦彦大賞 第2位

堀江の出現によって、しくじり先生に出演したがる人物が増加したと言われている。
しかし、堀江の授業を超えられる人などいるのだろうか?

とは言え、堀江の授業が完璧だったというわけではない。
堀江の穴は、トーク力であった。

ということは・・・

強いコンテンツを持ちながら、トークも上手い人が現れたら・・・?


そこに登場したのが、内山信二である。

「人生のピークが早過ぎちゃった先生」として登場した彼が切り込んだテーマは、「芸能界 子役問題の闇」である。

子役というのは、その存在によって世間の人たちを幸せにする力を持っている。
しかし世間は、新しく現れた旬の子役に対してチヤホヤするが、子役のその後は見て見ぬ振りをする。

このあたりは非常に難しい問題である。


授業で話された内山のエピソードは、引くほどドギツいものであった。
エピソードひとつひとつを切り取ったら、好感度は間違いなく下がる。

しかし、しくじり先生で一気に発表し、一連の流れをまとめることによって、大爆笑の授業をつくることに成功した。
これにより、内山のピークはまだこれからだ、という印象を与えた。

この授業から、中田が学んだこと。それは、

「人間の全盛期は常に未来にある」

ということである。


子役問題の闇を切り裂き、一筋の希望の光となった内山信二さん。

中田敦彦大賞 第2位 受賞おめでとうございます。

中田敦彦大賞 第1位

強いコンテンツを持ち、トークが上手い。
これがしくじり先生における講師の到達地点だと思われた。

しかし、それすらも超えてしまう何かを持った人物が現れた。

その人物は、辺見マリ。

彼女は「13年間洗脳されて、5億円を失った先生」として登場した。

中田は授賞式会場にいる人たちに質問をした。

『辺見マリさんと同じ挫折を経験して、立ち上がる自信はありますか?』

その現場にいた誰もが、首を横に振った。


辺見の経験は、あまりにもハードなものであった。

・13年間洗脳されていた。
・5億円失った。
・お金を工面するために、自宅を売却。
・片っ端から知人に借金。
・娘である、えみりのギャラを使用。

人に話すのは恥ずかしく、触れたくない過去である。
だが辺見は、すべてをさらけ出して話をしてくれた。

さらに、辺見の授業は、「洗脳されていた本人の話」であるという点でも貴重なものである。

中田は語る。

『洗脳という巨大な社会問題に対して、唯一にして無二の教科書をつくった。これは国を挙げて評価していいほどのことだ』


なぜ辺見はこの授業をする決意をしたのか?
それは、

『私みたいな人を増やしたくないから』

という想いがあるからだという。

この「しくじり先生」という番組の正式名称は、「しくじり先生 俺みたいになるな!!」である。

辺見の想いは、この番組の趣旨にしっかりと合っていた。


「失敗の共有は社会貢献である」

辺見の授業によって、これを学んだ。


自分のためではなく、誰かのために。
その想いで人の心を動かした辺見マリさん。

中田敦彦大賞 第1位 受賞おめでとうございます。

まとめ

今回の授賞式で表彰されたものに対して、異論もあるかもしれません。
でもそれは、ある意味では当然のことです。
なぜなら、私たちはひとりひとり違う人間であり、どの授業が心に刺さるかは人によって違うからです。

まとめの教訓
「ベストなしくじり先生は人によって違う」

あなたにとってのベストな先生に、いつか出会えるといいですね。


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2015年11月24日

しくじり先生「内村周子」 子離れできない親のしくじり

「しくじり先生」に、内村周子さんが講師として登場。

内村周子さんは、体操選手・内村航平さんの母親である。

彼女は息子を溺愛するあまり、子離れができなくて息子に嫌われてしまったという。


親が子どものことを心配して、何でもかんでも世話を焼いてしまうと、何もできない子どもになってしまう。

親は「子どものためを思って」やっているのかもしれないが、逆効果になることは多い。

内村家の場合は、息子は親離れしていったので大事には至らなかったようだが、息子の親離れができていなかったら大変なことになっていたであろう。


子どもは成長するにつれて、ひとりの人間として自立する必要がある。

そして子どもが大人に成長していく過程で、親も成長していかなくてはならない。

親といえどもひとりの人間で、完璧な人間はいない。失敗することもある。

親と子が、お互いを成長させ合える関係であると良いのではないだろうか。



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2015年11月23日

しくじり先生「内山信二」 子役タレントの行く末

「しくじり先生」に内山信二さんが講師として登場。

彼は子役として芸能界に入り、10歳のときにピークを迎え、そこから転落していったという。


子どもの頃から仕事をして、大人の世界に深入りしてしまうのは、とても危険なことのように思える。

ましてや芸能界というのは独特な世界であり、大きなお金が動く世界でもある。
子どもの頃に芸能界の常識が染み付いてしまうと、後々大変なことになる。

芸能界で長く活躍できる保障などどこにもない。
芸能界を引退してからの生活のほうが長くなる可能性も高い。

子どもを芸能界に入れようと考えている親御さんは、本当によく考えてほしい。最後まで責任を持ってほしい。



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