このブログは
アガサクリスティーが好きすぎて
無人島になにを持って行きたいかと聞かれたら
「アガサクリスティーの本」と答えるくらいの熱量があります
この本のこの作品のココが好き
または
この本のこういう所が見所!
というのを紹介していくブログです
自分の独断と偏見で★を付けていますが完全好みの問題なので、皆様とは違う価値観かもしれません。
ご容赦願います
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アクロイド殺し
アガサはアイデアマン度 ★★★
読んでおいた方が得度 ★★★
映像化が難しい度 ★☆☆
無人島に持っていきたい度 ☆☆☆
【中古】アクロイド殺し−クリスティー文庫− (ポアロシリーズ3) / アガサ・クリスティー 価格:681円 |
この作品はご存じの方が多いかもしれませんね
この超有名な作品はミステリー好きなら絶対読んでおいた方が良いと思う作品です
私が説明するまでもなく超有名な作品かなと思うわけですが
まだ読んだことも見たことも、噂も聞いた事がないという方が逆にうらやましいです
これから新鮮な驚きが待っているのですから!
読み終わると”絶対読んだ方がいい”と言う意味が分かると思います
このトリックを思いついたアガサは自信満々でノリノリでこの作品を書いただろうと想像出来ます
ポアロものでは初期の方の本になります
ヘイスティングズが結婚して南米に行っているので代わりに、今回は語り部としてシェパード医師が常にポアロと行動を共にして私たち読者に逐一報告してくれる形になっていますが、既にポアロは引退してカボチャ作りに精を出している設定なのも面白い始まりだなと思います
ネタバレ無しの紹介
アクロイド殺しと言う題名ですからもちろん地元の名士”アクロイド”が殺される話ですが、小説の始まりはまだアクロイドは生きています。
ポアロが同じ村にいるというのに殺されてしまうアクロイドがお気の毒でもありますが、そうじゃないと小説にはなりませんから仕方ないですね
しかし、読み終わって犯人が分かった私には、犯人に何の同情も出来ないので、ポアロに真相を突き止められてなかったとしても、(その村にポアロがいなかったとしても)犯人はろくな人生でなかったかもしれないと思ったりもします。
とにかくアクロイドが殺され、犯人捜しが始まり、カボチャを作って引退しているポアロがただの隣人じゃないことが分かり、シェパード医師と事件を追うのですが、もう既にこの時点で読者はアガサの罠に半分かかっているようなものです。
最初から心して読んで行ってください、としか私には言えないです!
シェパード医師のお姉様キャロラインが良いキャラクターです。この人がいるからこそ、更にこの作品が面白くなったと言って良いでしょう。
私はこの作品を読んだときちょっとだけ「ABC殺人事件」を思い出しました。話の内容は全く違いますが、なんとなくアイデアがリンクしています。ヒントは”水曜日の男”です!
それではこれから読む方はどうぞ楽しんで下さいますように