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2024年07月16日

アクロイド殺し 感想





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このブログは
アガサクリスティーが好きすぎて
無人島になにを持って行きたいかと聞かれたら
「アガサクリスティーの本」と答えるくらいの熱量があります
この本のこの作品のココが好き
または
この本のこういう所が見所!
というのを紹介していくブログです
自分の独断と偏見で★を付けていますが完全好みの問題なので、皆様とは違う価値観かもしれません。
ご容赦願います


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アクロイド殺し
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アガサはアイデアマン度   ★★★
読んでおいた方が得度    ★★★
映像化が難しい度      ★☆☆
無人島に持っていきたい度  ☆☆☆

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感想(0件)





この作品はご存じの方が多いかもしれませんね
この超有名な作品はミステリー好きなら絶対読んでおいた方が良いと思う作品です
私が説明するまでもなく超有名な作品かなと思うわけですが
まだ読んだことも見たことも、噂も聞いた事がないという方が逆にうらやましいです

これから新鮮な驚きが待っているのですから!

読み終わると”絶対読んだ方がいい”と言う意味が分かると思います

このトリックを思いついたアガサは自信満々でノリノリでこの作品を書いただろうと想像出来ます

ポアロものでは初期の方の本になります
ヘイスティングズが結婚して南米に行っているので代わりに、今回は語り部としてシェパード医師が常にポアロと行動を共にして私たち読者に逐一報告してくれる形になっていますが、既にポアロは引退してカボチャ作りに精を出している設定なのも面白い始まりだなと思います


ネタバレ無しの紹介

アクロイド殺しと言う題名ですからもちろん地元の名士”アクロイド”が殺される話ですが、小説の始まりはまだアクロイドは生きています。

ポアロが同じ村にいるというのに殺されてしまうアクロイドがお気の毒でもありますが、そうじゃないと小説にはなりませんから仕方ないですね


しかし、読み終わって犯人が分かった私には、犯人に何の同情も出来ないので、ポアロに真相を突き止められてなかったとしても、(その村にポアロがいなかったとしても)犯人はろくな人生でなかったかもしれないと思ったりもします。

とにかくアクロイドが殺され、犯人捜しが始まり、カボチャを作って引退しているポアロがただの隣人じゃないことが分かり、シェパード医師と事件を追うのですが、もう既にこの時点で読者はアガサの罠に半分かかっているようなものです。

最初から心して読んで行ってください、としか私には言えないです!

シェパード医師のお姉様キャロラインが良いキャラクターです。この人がいるからこそ、更にこの作品が面白くなったと言って良いでしょう。

私はこの作品を読んだときちょっとだけ「ABC殺人事件」を思い出しました。話の内容は全く違いますが、なんとなくアイデアがリンクしています。ヒントは”水曜日の男”です!
それではこれから読む方はどうぞ楽しんで下さいますように

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茶色の服の男 感想


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感想(0件)




アガサの作品の中で一番アクティブな女性が出てくる度 ★★★
勇気がもらえる度                  ★★★
冒険を忘れた人に読んで欲しい度           ★★☆
ミステリー度                    ★☆☆
無人島に持っていきたい度              ★☆☆

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ネタばれなしの紹介

この作品は、探偵物ではありません。
ポアロもマープルもアガサクリスティーの作品で有名な探偵が出てきません。

たった一人の女の子が冒険を繰り広げる物語です。
言うなれば、冒険活劇というジャンルに近いかもしれません。
そういうとミステリーでは無いように思いますが、それが絶妙に推理小説となり得るギリギリのところで書いてある作品なのです。

偶然にあるショッキングな列車事故(と言っておきます)に遭遇しそれが殺人と絡むことで始まることになりますが、そもそも主人公のアンが、若き女性でたった一人の身内の父親が亡くなったことから始まります。

父親が死んで天涯孤独でしょんぼりしてるかと思うとそうではありません。自由になったとばかり孤独な少女が一人で羽ばたくのです。少しばかり残してくれた遺産を手に向こう見ずで自信家で、、、自分の若さを肯定しているこの少女には驚くほど行動力だけがあります。
逆に言えば、一人の少女に行動力を起こさせる事に矛盾を感じさせない工夫をアガサクリスティーはしていますし、そのアイデアは一体どこから思い付くのだろうと思います。

それにしても『茶色の服の男』という題名は、私には本の中身を考えると随分”らしくない”題名だなと思います。

アガサクリスティーと言えば、『そして誰もいなくなった』や『ABC殺人事件』『カーテン』などちょっと凝った感じの題名を付け、読んだ後に”ああ、そうか”と思う物が多いのですが、この『茶色の服の男』は、本の中身のアクティブさ冒険活劇の様子を考えると思ったよりおとなしい題だなあと今でも思います。

実際、この題名のせいで私はアガサの作品の中でも随分遅くに読むことになりました。茶色の服の男って言われても、全然ときめかない題名だなあと今でも思います。
あくまでも私の感性なので、申し訳ありません。でも、読んでみると内容は素晴らしくアグレッシブで冒険、スリル、恋愛、ゴージャスな内容でした。

『茶色の服の男』なんてたいしたことないのでは?と思ってた私はまんまと裏切られました。

映画化してみたら面白い作品だなと思いますね。

主人公の女の子がとてもチャーミングに書かれているので足が奇麗な女優さんに是非演じていただきたい、なんて思います。(何故足が奇麗と言うのかは、是非本を読んでいただきたいと思います)

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もっともアガサは自分の作品が映画化されることがあまり好きではなかったと聞いていますが。
そして 女の子というのはどうして危険な男に惹かれてしまうのでしょうか
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アガサは恋にのめり込む若さも危険も充分に書き分けていて、冒険シーンもさることながら本当に若々しい作品となっています

そしてこの作品は後にポアロの推理小説のヒントとなる事柄というか仕掛けが出てくるそうなのですが、アガサファンでポアロファンならその作品がどれかというのはすぐ分かるでしょう!

自慢じゃないですが、私はすぐに分かりました!

皆様も、どの作品がそうなのか、そんな推理にも挑戦して読んでみてはいかがでしょうか


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