シタフォードの秘密の感想
このブログは
アガサクリスティーが好きすぎて
無人島になにを持って行きたいかと聞かれたら
「アガサクリスティーの本」と答えるくらいの熱量があります
この本のこの作品のココが好き
または
この本のこういう所が見所!
というのを紹介していくブログです
自分の独断と偏見で★を付けていますが完全好みの問題なので、皆様とは違う価値観かもしれません。
ご容赦願います
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シタフォードの秘密
愛する婚約者が
警察につかまったら
どうする度 ★★★
登場人物が特殊すぎ度 ★★★
大雪の村が目に浮かぶ度 ★★★
無人島に持って行きたい度 ★★☆
静かな田舎の
シタフォード村で
大雪の日に
近所の数人が集まった館で
降霊術が余興で行なわれた
ただの余興に過ぎなかったはずの
降霊術で5時25分に
知り合いの
”トリヴィリアン大佐が死んだ”
と霊が告げたことで
皆が騒然となる
親友のバーナビ少佐が
心配のあまり
トリヴィリアン大佐のもとに
駆けつけてみると
大佐が殺されていたのだった
しかも
死亡時刻まで
降霊術のお告げと一緒であった
降霊術が
殺人を当ててしまった
不思議で恐ろしい謎の事件
その
容疑者になってしまった
婚約者を救うため
婚約者のエミリーは
新聞記者のチャールズを
味方につけ
真相解明に
乗り出すのだった
。。。。。
と
言う所なのですが
とにかく人物名がややこしいので
簡単にまとめときますね!
................相関図...................
※降霊術とは
集まった人達でテーブルを囲み
霊を呼び出す
一種の”お告げゲーム”
みたいなもので
当時のイギリスの大人の遊びとして
流行っていたようです
まず
印象に残るのは
「降霊術」っていう
ワケのわからない
事件の始まり
なのではないかと思います
が
安心してください
物語は
そっちの方にはいきません
(どっちの方?)
あ、
そういうミステリアスな
世にも不思議な的な事が
大好きな方も
いらっしゃるでしょうから
多くは語りません
とにかく
偏屈な資産家の
トリヴィリアン大佐
その館に是非住みたいと
ウィリット夫人とその娘が
アフリカから引っ越してきた事から
多分、彼の運命は
決まっていたのではないかと
思うのです
なぜ何もないシタフォード村に
母子は住むことにしたのか
非常に怪しいのです
女嫌いで
偏屈なトリヴィリアン大佐が
館を明け渡した理由も
良く分からない
そこに
降霊術という怪しい遊びが
異常な感じを生みます
ミステリーを楽しむ
冒頭としては
最高のつかみでしょう
推理小説である以上
”トリック”があるのですが
とにかく登場人物が
個性的過ぎて
付いて行けない所もあります
”つまり
みんな怪しい!”
それにつきますが
動機、アリバイ
どこから崩して行けば
納得する結果になるのか
それを読んでいく事になります
片田舎で
限られた村民、住民しかいない
村での殺人事件という
異様な始まりなのです
しかし
事件は中盤
容疑者が捕まり
その婚約者のエミリーが
登場してから
雰囲気が変わります
副題としたら
「もし婚約者が
殺人の容疑で捕まってしまったら
どうしますか?」
としたいところです
婚約者のえん罪を晴らすために
事件を調べまくる彼女が
新聞記者の男をたらし込んで
(こら)
がんばる物語になるのです!
誤解のないように言っとくと
一人では
どうにもならないので
新聞記者の若者の
チャールズを巻込むのです
エミリーは
自分の魅力を十分に分かっていて
チャールズの恋心を利用する
したたかさもあります
そう、
エミリーは
魅力溢れる女性なんです
自分の魅力を自分で
よく分かっている女性で
賢いんです!
だから
たらし込むって言い方は
良くないですね
周りの人達は
男女関係なく
エミリーの魅力の前に
協力せざる得ないんですから。
それにしても
捜査の途中で
捕まった婚約者が
どんなに情けない男か
分かるんですがエミリーは
くじけない!見捨てない!
読んでいる私は
”この男のどこがいいんだろう”
と疑問に思う事数回!
彼の褒める部分っていうのが
顔だけは良いっていうのだから
頭を抱えてしまいます
(個人の感想です)
読み進めるうちに
協力している
新聞記者のチャールズを
応援したくなってくるので
この辺の恋の行方も
気になる所です
さて
話がちょっとずれましたが
事件のトリックとしたら
証拠をギリギリのところで
読者にチラ見させているので
アリバイ崩しは
すぐ出来るかもしれません
どちらかというと
動機を探すのが
難しい作品でした
後は
読みどころとしては
ヒロインの魅力!ですね
魅力的な女性の
エミリーの活躍に翻弄されて
みてはいかがでしょうか
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