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2024年10月23日

死との約束 の感想

死との約束.png







agasa.png

死との約束の感想



このブログは
アガサクリスティーが好きすぎて
無人島になにを持って行きたいかと聞かれたら
「アガサクリスティーの本」と答えるくらいの熱量があります
この本のこの作品のココが好き
または
この本のこういう所が見所!
というのを紹介していくブログです
自分の独断と偏見で★を付けていますが完全好みの問題なので、皆様とは違う価値観かもしれません。
ご容赦願います


このブログの最初はこちら

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異国情緒を感じたい度   ★★★

心理的抑圧の犯罪度    ★★★

ヒロインの魅力度     ★★★

大どんでん返し度     ★★★

無人島に持っていきたい度 ★★☆


ネタバレなしのあらすじ
あらすじ.png

エルキュールポアロの作品です

ポアロは

エルサレムの

ホテルに滞在中

「彼女を殺してしまわなきゃ

いけない」

という男女の相談する声を

偶然に聞いてしまいます



この”声”を効いた事が

後々ポアロが遭遇する

一人の女の死の真相の

判断を迫られた時に

重要な意味を

持つことになるのです


異国に旅行中の

アメリカの大富豪の家族は

女帝”ボイントン夫人の

君臨する異常な関係性が

際だっていて

家族の誰もが彼女に

絶対服従の環境でした


その彼女の死体が

発見され

高齢の病気持ちのために

自然死とされるところ

だったのですが、、、


ポアロの灰色の脳は彼女の

恐ろしい死の真相に

迫るのでした




ネタバレなし感想
感想ネタなし.png
最初は

特殊な家族関係の

変わった話だな〜と

思いました

そうでなければ

成立しないミステリーと

言えると思います
ボイントン.png

ボイントン夫人.png

亡くなった

ボイントン夫人の

性格というのが

とにかく問題なのです



なぜ、彼女は家族の中で

絶対的なボスとして

存在しているのか

理解する事が

私にはできませんでした


傍目には

一番高齢の彼女に

尽くす家族

と見えない事もないのですが

家族に外部との人との

関わりを避けさせて

外に出さないようにし

自分に絶対服従の

取り巻きが欲しいだけの

女帝なんです

実際

子ども達は全員

成人していますから

家を出て独立しようとすれば

出来るのですが

精神的に抑圧されているために

牢屋のような家を

出ることが出来ないのです

その異常性を

フランス人のジュラール博士に

(心理学者の専門医師)

説明させているのですが

子ども達が全員反抗できない

状況というのはかなり特殊に

思えました


お金をもっているということは

権力なんですよね

ボイントン夫人は

亡き夫からの莫大な遺産を

(多分使っても

使い切れないくらい)

持っているが故に

家族を縛り付ける事が出来ている

と思ったので

子ども達は働きにも出ずに

家にいて

母親のボイントン夫人に

尽くしているとも思いました



実はそれだけでは無くて

子ども達を

精神的に抑圧していて

自立出来なくしているという

状況もあったのです


心理学者のジュラール博士によると

”女性が権力を持ちすぎるのは

良くないこと”などと

言わせているので

(もちろんアガサが

言わせているのだけど)

ちょっと今の時代

コンプライエンス的に

どうなの、と思わないでも

ありません

(ここは気になりました!)

男も女も関係なしに

権力を乱用する輩はいると

私は思うのですけど

ただ、このボイントン夫人が

サディストで人格者でいることが

難しい人物であったと

言える事は確かでしょう



子ども達が

健全に独立し自分らしく

生きて行くのには

”彼女が消えていなくなること”

が一番早い解決法だと

登場人物にハッキリ言わせています


(なにか

メッセージを感じないでも

ありません)



さて!

物語は

外部の人との関わりが

無い日常から

異国に旅行に出た事で

より外部との差が明らかとなり


ボイントン家の

子ども達は変わり始める

環境を作っています





長男のレノックスは

妻のネイディーンから

一緒に家を出ようと散々

促されているのに

出来ないままでいたのですが

(ネイディーンだけは

外部からのお嫁さんなので

ボイントン夫人の権力を

恐れてはいません)


ネイディーンの友人の

アメリカ人の男コープ氏が

状況を見かねて

ネイディーンに告白していて

ネイディーンは

二人の男の間で揺れてる状況に

気がついているレノックスは

絶望しています



次男のレイモンドは

今回の旅行中に

女医のサラーキングと

恋に墜ちて

女帝から逃げだそうと

決心します



その矢先に

”都合良く”女帝が

死んだことが分かるので

読んでる自分としたら

「自然死」として

処理できたら

ボイントン家は

皆女帝からの抑圧から

自由になって

めでたしめでたしでは

なかろうか



思ってしまうんです


いつの間にか

ボイントン家の子ども達に

同情してしまってるんです


そこも

アガサの上手い所かなと

思います





面白いのはアガサは

アメリカ人

フランス人

イギリス人

に明確な国民性の

違いを書いていること

、、、といっても

皮肉混じりですが

これもイギリス人らしい

ユーモアなのかもしれません


そして

この作品では

「心理学」

のキーワードが出てきます

さらっと出てきますけど

そこは

ちょっと考えてしまいました


他にも

実はいろいろ

名言も出てきます

”心理学”の名を借りて

アガサの心根が見え隠れするような

そんな作品に思えました


ミステリーとしては

トリックと言うより

アリバイ崩しと言えるかも

しれません

伏線は至る所にはってあります




最後の大どんでん返しは

びっくりします

そこが

楽しめる作品でもあります



おかしな人ばかり出てくる話

でもあり

いや、そういう人達は

実際ありふれている

のかもしれませんけど

そんな風に

思わされる作品でもありました

この作品は 実は

読めば読むほど

味が出る

作品なんだなと思います

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