秘密機関の探偵2人が結婚してからの続編
このブログは
アガサクリスティーが好きすぎて
無人島になにを持って行きたいかと聞かれたら
「アガサクリスティーの本」と答えるくらいの熱量があります
この本のこの作品のココが好き
または
この本のこういう所が見所!
というのを紹介していくブログです
自分の独断と偏見で★を付けていますが完全好みの問題なので、皆様とは違う価値観かもしれません。
ご容赦願います
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おしどり探偵
トミーとタペンス夫婦探偵の
ポップな推理小説度 ★★★
じゃれ合ってるようで
ちゃんと仕事してる2人度 ★★★
軽く読める短編集度 ★★★
無人島に持っていきたい度★☆☆
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この作品は
「秘密機関」の続編です
(詳しくはこちらへ>>)
「秘密機関」で一緒に
危ない依頼を解決した
トミーとタペンスは夫婦になり
探偵事務所を開きます
「秘密機関」は長編で
若さいっぱい
素人同然でしたが
実は苦労人の
カップルなんですよね
生きるために
危ない橋を渡ることは
必要だけど”善意”は失わず
それは”戦争を体験している”
という事もあるのでしょうが
知恵と勇気と美貌を武器にして
解決した「秘密機関」の事件から
しばらく経った
その二人の
探偵事務所での
モノローグ + 14編
の短編集です
今回は
短編という事もあり
「秘密機関」よりは
軽いタッチの小説です
トミーとタペンスの
二人の相性は
結婚してからも
バッチリ!
不謹慎ながら
楽しそうに事件を解決する
二人の様子をサクッと読めます
しかし そもそも
この二人は
元々訓練を受けた
何かしらのプロじゃないんです
素人同然なんです
だから”素人探偵”の二人なのですが
そんな二人には強みが
3つあるんです
(私が独自に思うことですが)
@若さ!
冒険心、好奇心、体力
生きて行くために
ある程度の危険を
覚悟出来ています
A沢山の探偵小説の知識!
二人は探偵小説の熱狂的な
ファンなのです
沢山の探偵小説を
読んでいるので
知識が豊富です
事件が起こる度
気になる探偵になりきったり
想像を巡らしたり
真面目に知識を駆使して
解決して行きます
B運の良さ!
素人同然の夫婦が
危険な事件に挑んで
無事でいることって
ほぼ、ないと思われます
あり得ない!
でも、それでも
奥さんのタペンスの
ポジティブさは
幸運を呼び寄せてます
そうとしか言えません!
いくら
豊富な探偵小説の知識が
あったところで
運が良くなくちゃ
解決出来ない事ばかりです
(と感じます)
この二人の運の良さは
都合が良すぎるなあと
思います
でも
だから安心して
読めるんだろうなと
思います
深刻なモノから
クスッとくる依頼内容まで
バリエーションに富んでいます
探偵ドラマの一話完結の
連続ドラマを見る感じで読めます
ただ、すでに仲の良い夫婦なんで
二人がくっつくのか
別れるのかなんていう
恋愛ドラマ要素はなし
(かもしれない)
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そういえば
ポップな短編の
赤川次郎さんの作品の中の
「盗みは人のためならず」
というのを
思い出しました
それも
とても面白い短編の
短編小説です
盗みは人のためならず新装版 夫は泥棒、妻は刑事1 (徳間文庫) [ 赤川次郎 ] 価格:722円 |
この作品も
仲の良すぎる夫婦です
夫婦が仲良しでいられるのは
探偵とか事件とか
ある程度
危険なヒリヒリ感が
必要なのかも?
なんて思うのは
早計ですね!
「おしどり探偵」も
「盗みは人のためならず」も
短編なので
気軽に読んでみては
いかがでしょうか
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