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ν賢狼ホロν
「嫌なことなんて、楽しいことでぶっ飛ばそう♪」がもっとうのホロです。
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2009年01月18日
『闇の輩(ともがら)の肉宴〜淫水魔ファリス』 part1
いなづまこと様の第6作目です。毎週、本当にお疲れ様です。 
どうしてこんなに凄いSSを書けるのかと思ったら、
いなづ様は、いろいろな悪堕ちSS作品を書いている方でした。
そこで、いなづ様から許可をいただいたので、いなづ様が最近書かれたSS
「翔儀天使アユミ」も近々載せていきます。こうご期待!

いなづ様からひとこと 
「どうもこんばんはです。今回は前回眠落ちしそうなところでリクのあった
(実は勘違い)ファリス×レナです。 話の進行上堕ちなしエロ特化ですが」

それではどうぞ!


注意! この文章と画像には官能的表現が含まれております。
(ご覧になる方は、自己判断でお願いします。)






左(3Dあき様が作った淫水魔・ファリス) 右(Mizuha様が作った淫水魔・ファリス)
3Dあき様・Mizuha様いつもありがとうございます。



「ぷぅ……。じゃあレナ、早速他の国をダークサタン様に捧げに行こうじゃないか。どうせこの世界に俺たちに立ち向かえる人間なんてバッツとクルルぐらいしかいないんだ。
そして、バッツが俺たちの肉人形になっている現在、クルルのいるバル城さえ堕してしまえば、あとは簡単に全世界を淫に染めることが出来るさ!」
ああしようこうしようと勢いづくファリスだが、逆にレナは少し浮かない顔をしていた。
「そうね。でも……」
そう言って、レナはある館をちらっと見た。
それは、さっきセイバーとモンタが入っていった館である。
「一応、淫略は軍団長の指揮のもとに行われることになっていて…
で、今セイバー様はあの中に引き篭もって出てこないから……。今はちょっと……」
「なんだ、そりゃ」
時折ぎしぎしと軋む館を、ファリスとレナは呆れた顔で眺めていた。








『闇の輩(ともがら)の肉宴〜淫水魔ファリス


「じゃあ、俺たちは何をしていればいいんだ…?」
せっかく素晴らしい力と体を手に入れたのに、それを今すぐにも人間相手に奮いたいのにそれが叶わないなんて。
(ああちくしょう!早く人間を襲いてぇ!泣き喚く人間をたっぷりと犯し抜きてぇ!!)
そう考えただけでファリスの心は異常に昂ぶり、体の各部位が快楽を求めてうずうずと疼いてくる。
つい今さっき新しい体を手に入れたばかりのファリスだが、心に上書きされた淫怪人の本能が自分の体の新しい活用法を教えてくれている。
両手両足に伸びた爪にはクラゲの毒を何万倍にも強烈にした神経毒が常に分泌され、傷をつけた人間の動きをたちまちのうちに封じ込めてしまう。
首に形成されたえらは水に入った時に瞬時に呼吸器官を肺呼吸からえら呼吸に変更して、何時間だろうと水の中に入っていることが出来る。
その全てが鮫のような鋭い牙に生え変わった歯は、硬いものでも噛み千切るだけでなく噛んだ相手に淫毒を注入して淫の虜にすることも出来る。
両耳と肩に生えたひれは、水の中での姿勢制御もさることながらその鋭さから武器にも使え、さらには先端からは牙と同様の淫毒を出すことも可能だ。
体中に生えた鱗は半端な武器など通さないほどの硬度を持ち、常にぬめぬめと人間を発情させる粘液を滴らせている。
勿論淫怪人となったことでその体力、瞬発力などは人間の時の数倍にもなり、性欲、性感に至っては比べることもバカバカしいようなほど高まっている。
これほどの素晴らしいポテンシャルを秘めた体をもちながら、こんな狭い洞窟の中でじっと待たなければならないなんて、到底ファリスには堪えられないことであった。
「ちっ、なにが勝手に出来ないだ。たかだか人間を襲って犯し潰すだけじゃないか。もうこの周りには人間なんていやしないんだから、とっとと出ちまえばいいのによ…」
このタイクーン城がある一帯は、人々が集まって暮らしているところはタイクーン城あたりしかなく、そこは先日レナの契約によって攻め込んできた淫魔竜軍団によって犯しぬかれ殺され尽くしている。
つまり、このへんにはもう淫略が出来るほどの人間は残ってはいないのだ。
だからこそ、さっきファリスはレナにバッツを連れて自分たちだけで他の地域を淫略しようと提言してみたのだが、暗黒火竜になっても根が真面目なレナはあくまでも軍団長であるセイバーの許可を得ないとダメだと言って聞かなかった。
そして今館の中にいるセイバーは、自分が出てくるまで誰も声をかけてはいけないと厳命している。
だからレナは正直にも、セイバーが出てくるまでじっと待つつもりのようなのだ。
厳密に言えば、淫水魔であるファリスは淫水魔軍団長であるアティの傘下に入るのでセイバーの命令に従う義務はない。
だが、自分ひとりでいくというのも何か味気ないものである。せっかくいつも一緒になって行動してきたのだ。やっぱり三人一緒になって人間を犯し、グチャグチャになって愉しみたい。
「まったく、レナの奴もバカ真面目なんだから……」
ファリスは館の周辺でうろうろとしているレナを呆れた目で見た。あまりにも長く館から出てこないセイバーに、レナのほうもどうやらやきもきしているようだ。
「………レナ……」
そんなレナを見ているうちに、ファリスの淫怪人としての本能がちくりと刺激されてきた。
(あれ?レナってあんなおいしそうな体していたっけ……?)
いや、人間の時だってレナは十分魅力的な体をしていた。がさつな自分と違って女性的な魅力に溢れたレナを、時折ファリスは羨望の眼差しで見ていたものだ。
だけれどそれは性的なものではない。あくまでも羨ましさ、悪く言えば妬ましさから来るものであった。
が、淫怪人となったファリスの目に映るレナはそれはもう妖しいくらい蟲惑的な香りを纏っている。
なんでこんな極上の肉を目の前にしながら、今の今まで黙って見過ごしてきたのだろうか。
「あぁ……レナァ……」
レナを見るファリスの金色の瞳は激しい欲情から爛々と輝き、上の口からも下の口からも粘り気のある涎をダラダラと垂らしはじめている。
そうだ、こんな時間をただ無為に過ごしているのは勿体無い。せっかく淫怪人になったこの体、一通り試してみないと気が済みそうにない。
「へ、へへへ…。レナ、お前が悪いんだぜ…
そんないやらしい身体を俺の前にぶら下げているから、俺が我慢できなくなっちまうんだ…」
ファリスは着ている邪魔な服を鋭い爪でビリビリと引き裂くと、熱く疼く股間を指で慰めながらふらふらとレナに近づいていった。


2009年01月18日
『闇の輩(ともがら)の肉宴〜淫水魔ファリス』 part2

一方、レナは一方的に引き篭もってしまいそのまま出てこようとしないセイバーに唖然としていた。
自分が魔因子と魔精を受けて淫怪人になった時、竜に淫変化した自分を見てそれはもう小躍りしたものだ。
やはりレナにとって竜は特別な意味合いを持つ。この世界でも最強の生物の代名詞の一つだし以前に飼っており後に召還獣フェニックスに転生した飛竜という身近にいた竜もいる。
だから、この姿はレナにとって凄い誇らしいことであり、同じ竜の淫怪人である軍団長のセイバーには言葉に言い尽くせないほどの憧れと畏敬を持ったのだ。
実際セイバーは巧みな手腕でもってタイクーン城を瞬く間に淫略し、中の人間の全てを軍団総出で犯し抜きめぼしいものは淫怪人や淫隷人に、それ以外はみんなの餌へとしていった。
その手並みに、淫怪人になったばかりのレナはいたく感動したものだった。
ところが今レナの前にいたセイバーは、肝心なところは部下に投げやり。後の指示もろくにせず部下を連れてギシギシアンアン。
人の上に立つ立場を知っているレナにとって、このセイバーの振る舞いはまさにあきれるものであった。
だが、数多くのモンスターを主力にする淫魔竜軍にとってはあまり理性は関係ないものなのかもしれない。
常に本能のむくままに行動し、食いたければ食う。犯したければ犯す。殺したければ殺す。
そういう、余計な理性など挟む余地のない純粋な本能に従って行動するのが淫魔竜軍の本質なのだろう。
だが、だからといってレナも本能そのままに行動するというのは少し無理があった。
淫怪人になって思考は淫らで残忍な淫怪人のものになったが、やはり人間の時の元の心がレナにそれ以上の踏ん切りをつかせるのを躊躇わせていた。
だからこそ真面目に淫らに淫略に努めようと心していたが、肝心の軍団長がこの体たらく。



(私…、入る軍団間違えたかも…)
心が少しブルーになったレナは、そんなことすら考えるようになってしまった。
レナはいっそのこと、館にいるセイバーに許可を求めるために禁を破って入っていこうかとも考えた。
セイバーは抹殺するとかおっかないことを言っているけれど、まさかいくらなんでもそこまではしないだろう。
せっかくのお楽しみのところ悪いが、このままではこっちも手持ち無沙汰になってしまう。

考えてみれば、ここでレナもどうせ暇ならファリスみたいに肉欲を満たそうという淫怪人らしい考えに至ればよかったのだろう。だが、レナは自分の手でファリスを犯して淫怪人へと変えたことである程度満足してしまっていたので本来の真面目な部分が多く顔を出してしまっていた。
そして、そのため物事を考えることに集中し後ろから来るファリスの接近に気づかなかった。
「レェ〜〜〜〜ナァ……」
「きゃっ?!」
考え事をしながらうろうろと歩いている最中に真後ろからいきなりファリスに抱きつかれ、レナは淫怪人らしからぬ可愛い悲鳴を上げてしまった。
「な、なに姉さん?いき、 な  り……」
ファリスに抱きしめられたことで多少心がときめいたレナは、少しはにかみながら頭を後ろに向け…驚きに言葉を失った。
レナを抱きしめたファリスは衣服を何も羽織っておらず全身を淫粘液でドロドロに濡らし、暗い金色に輝かせた双眸はレナのことを明らかに性欲処理の対象として捉えていた。
「フ、フフフ…。レナ……、よく見るとお前、すっごく綺麗だな……」
「えっ!?や、やだ姉さん、何言ってるの……?」
どう見ても、今のファリスの状態は普通ではないのは見て取れるのだが、愛する姉から『綺麗』と言われ、レナは少々舞い上がってしまった。
「いっつもこんな近くにいたのに、お前がこんなに綺麗だったなんて思いもしなかったぜ…
俺ってバカだな。自分の目の前にお宝があるっていうのに、全然気づかなかったんだからな」
まるで告白のようなファリスの言葉に、レナの心臓は爆発しそうなほどに高鳴っていた。
(や、やった!姉さんが私の素晴らしさに気づいてくれた!私だけの姉さんになってくれた!)
これこそ、レナが淫怪人になってまで望んだことだった。たった一人の肉親であるファリスを誰にも捕られず誰にも奪われず、永遠に自分の傍で愛でて愉しむ。そのためにタイクーンの住人全てを捧げ、自分の手でファリスに魔因子と魔精を注ぎ込んだのだ。
その結果、ファリスは向こうでたくさんのモンスターと乳繰り合っているバッツを無視して自分のほうに来てくれた。これはファリスがバッツよりレナと採ったという間違いようのない証拠であろう。
(やった!私はバッツに勝った!!これで姉さんは私のもの!!)
背中越しに感じるファリスの冷たい身体。耳元に感じるファリスの吐息。ぎゅっと押し付けられる豊かな双乳。
これが全部自分のものになるのだ。バッツには悪いが元々この肉は自分のものだ。決して切れることのない血の鎖で繋がった肉なのだ。
さぞかしバッツは悔しがるだろうか。いや、淫隷人になったバッツは今の時点でレナやファリスの性欲処理のためだけに存在している人形だ。勿論以前の人間としての知識も記憶も性格もあるので淫機人のような単なる人形ではないが、基本自分たちに逆らったり不満を抱くようにはなっていない。
(ふふふ…、バッツ。貴方にもたまには姉さんの身体を使ってもいいわよ。もっとも、私の許しがあればだけれどね)
レナの脳内に、ペニスを膨らませたまま床に頭を付きファリスとセックスさせてくれとレナの前で懇願するバッツの姿が思い浮かぶ。
それを見たレナは脚でバッツの頭を踏みつけ、物事には順番があるでしょと罵倒しまくる。
そして、バッツが見ている前で姉さんとセックスをし、お預けを受けて泣きながらペニスを上下にしごくバッツを見て、嘲笑しながら姉さんと共にイッちゃうのだ。
長年姉を取られていたレナにとって、これほど残酷で胸のすく復讐はそうそうないだろうと考えられる。
「レナ…、すごく綺麗だ。まるで食べてしまいたいくらいにな…」
「ふふっ…姉さん、お世辞もいい加減にしてください」
「いいや、本気さ……」

ミシッ

「っ…?!」
レナを抱きしめるファリスの腕に少し力が入ってきたような感じがする。僅かに身体に走った痛みに、レナは少しだけ顔をゆがめた。
「ね、姉さん?少し、力が強いです…。大事にしてくれるのはありがたいのですが、もう少し力を抜いて…」
レナはファリスが自分をそれほど大事にしてくれているのかと思って嬉しかったが、さすがに痛みが激しくなってきたので少し力を緩めてくれと頼み込んだ。
だが、ファリスはレナの言うことを聞いていないのか、レナを抱きしめる力はどんどん強くなっていった。

バキバキバキィ!


2009年01月18日
『闇の輩(ともがら)の肉宴〜淫水魔ファリス』 part3
もうレナの身体からはそこかしこから骨と骨の悲鳴が上がっている。勿論レナも淫怪人であるからその程度で身体が壊れたりはしないが、痛みや苦しみの感じ方は普通の人間とそう変わりはしない。
「ね、姉さん…。苦しい……離して……」
あまりの痛さに、レナは声を出すのも億劫になってきた。なんとかファリスの手から逃れようと懸命に身体を揺すり、ファリスの手を緩めようとした。
そのかいがあったのか、身体をグイグイと揺するレナの腰が僅かだが周り始め、レナは体を捻ってファリスと相対することが出来るようになった。
「姉さ……?!」
が、そこでレナの見たファリスの顔は、それがファリスなのかと疑問に思うくらい満面を発情させ欲望に瞳をぎらつかせていた。
「食べてみたいんだ、レナの全てをな……
その瑞々しい肌、プリッと膨らんだ胸、丸々としたケツ…。もう辛抱できねえんだよ…」
うっすらと開いたファリスの口から、夥しい量の涎と共にぎざぎざに尖った牙が顔を覗かせている。
その中でも一際長く伸びた元犬歯からは毒々しい紫色の液体が滴り、ファリスの胸に紫の水溜りを作っている。
「レナ…全てはお前が悪いんだぜ。
俺がこんな淫らで気持ちいい淫水魔になれたのもお前のせい。俺がこんなに欲情しちまうのもおまえのせい。
だから、この体中の切ない疼き、お前に解決してもらわなきゃいけないじゃないかぁ!」
いい終わってから口元をグワッ!と開いたファリスは、そのまま牙をレナの首筋に穿ってきた。
「あっ?!あああーーーっ!!」
ファリスの思いも寄らぬ行為に、レナは全身を戦慄かせてファリスの牙に酔ってしまった。
ぶっすりと突き刺さった牙からは人を淫らに変える淫毒がドクドクと吹き出し、レナの身体に染み透っていく。
もちろんこの淫毒は人間に対して効果があるものなのだが、淫怪人に使ってもその効果の程はそう変わりはしない。
それどころか、性感が人間よりはるかに高い淫怪人にとって淫毒は場合によっては人間をも凌駕する効果を得てしまうことも往々にしてある。
今回のレナはまさにそのとおりになり、たちまちのうちに太腿からはお漏らしをしたかのように愛液がドロドロと滴り落ちてきて、二つの乳首は布越しでもはっきりと分かるくらいまで膨らんでいる。
「ふっ……、ふぅっ……」
その身にたっぷりと淫水魔の淫毒を注入されたレナは、さっきまであった人間っぽい理性の光は消え失せ淫魔竜軍の淫怪人に相応しい本能と獣欲が暴走した一匹の牝へと変貌していた。
「ふふふ…、いいぞレナ。体中から淫らな匂いが立ちこめて来ているぞ。
これならさぞかし…、身体もいい味がするだろうよ!」
ファリスはその鋭い爪で、レナの衣服を引き裂いてしまった。ファリスの前に、発情しきって全身をドロドロに濡らしたレナの全身が露わになる。
(あぁ…私の裸、姉さんに見られている……)
僅かに残っているレナの理性が、自分の裸をファリスにまじまじと見られていることに激しい羞恥心を与えていた。
ファリスがレナの仕草にコンプレックスを持っていたように、レナもファリスの女らしい肢体に激しいコンプレックスを持っていた。
なんで姉妹なのに、こうも身体の組成に差が出てしまうのかと。何を食べたらそんな姿になれるのかと。



だから、さっきファリスを犯したとき、レナは激しい征服感を隠しきれなかった。
(あの逞しく優しく頼りになっていた姉さんが、いまは私の下で悩ましく腰を振って、ダークサタン様の魔因子と魔精を今か今かと待っている!)
そう考えただけですぐに達し、ファリスの膣内に精液をぶちまけそうにそうになったくらいだ。

ところがが今は立場が完全に入れ替わっている。
犯そうとしている側はファリスであり、レナはファリスに手をつけられるのを今か今かと待ち受けている側だ。
「へへっ…。その顔、ますますそそるじゃねえか……
じゃあレナ、早速だがまず俺の身体に奉仕して貰おうか?ほら、こっちに来いよ」
ファリスはボーットしているレナの頭をきゅっと掴むと、そのまま自分の胸にぼふん!と押し付けた。
「なぁ…、レナ。俺の乳首……吸ってくれよ……。バッツも、俺の胸大好きなんだぜ?
バッツと抱き合う時、あいつは大抵最初に俺の胸を弄るんだ。両手でおっぱいをぐにぐにと捏ね、そのまま乳首をちゅうちゅうって吸い出すんだ。まるで赤ちゃんみたいによ…
あいつ、ガキの頃にお袋さんと死に別れてるから、お袋さんおっぱいが恋しいのかもしれないよな…」
おそらく普段バッツと肌を合わせているときにはいつも乳首を責められていたのだろう。ファリスの乳首はそれ自体が生き物のようにピクリピクリと細かく蠢いている。今すぐに誰かに弄られたい吸われたいと主張しているみたいだ。
「これが…、姉さんの…」
間近にある乳首を見て、ファリスにいわれるまでもなくレナは無性にその乳首を咥えてみたくなった。
別にバッツへの対抗心というわけではない。ファリスが発する淫力がレナの心を酔わせ、ファリスの肉体を欲して止まなくなっているのだ。
「ほら…。もう俺、辛抱たまらねえよ…」
ファリスの声に切なさが混じり始めている。そんな姉の声を聞いてしまったら、もうレナには辛抱できない。
「…あむっ!」
レナはそのままファリスの乳首をくわえ込み、ちゅうちゅうと音を立てて吸い始めた。柔らかいが弾力のある乳房の張りと、こりこりとした乳首の感触がレナの口内粘膜を刺激してくる。
「んっ…ちゅう、ちゅう…」
レナは慈しむようにファリスの胸を舐め、吸い、しゃぶって転がす。いつもバッツにされているのとは違う舌使いは、ファリスにとってとても新鮮だった。
「ああっ!いい!!いいぜレナ!!レナの口、すっげぇ気持ちいいぜ!
レナ、レナ!だからお前も、もっと気持ちよくしてやるぅ!!」
ファリスは胸を吸われる快感に顔を緩ませながら、二つの胸に体内の媚毒を集め乳腺へと流していった。
そして、レナが今ひとたび乳首を吸い上げた時、

ブシュッ!

2009年01月18日
『闇の輩(ともがら)の肉宴〜淫水魔ファリス』 part4

「んんっ?!」
レナの口の中に、ファリスの乳首からドバッと媚乳が噴出してきた。甘く暖かい味がレナの舌と喉を包み込んでいく。
(えっ?!こ、これおっぱい?!)
考えてみればファリスは淫水魔なので体内の体液を操るなど造作もないことなのだが、あまりに不意をついたことなのでレナはファリスから母乳が出たことに一瞬呆けてしまった。
「………んぶっ!げほっ!!」
しかもその量が半端ではなく、一気にレナの気管まで乳液が流れ込んでしまい、レナは派手にむせて思わず乳首から口を離そうとしてしまった。が、
「ダメだ。全部飲むんだ!」
ファリスがレナの頭をがっしりと抑えて離さず、片手で乳房をぎゅっぎゅっと扱いてレナの口の中にさらに媚乳をどぼどぼと送り流した。
「んっ!んんんっ!んぶぶぅ〜〜〜っ!」
止め処なく口の中に流れてくる母乳を、レナは息が詰まらないように必死に飲み込んだ。それでも全てを飲みきれず、口から溢れた母乳がブシュッと噴出していた。
「あははっ!どうだレナ、俺のミルクの味は!やめられなくなるぐらいうまいだろ!
俺のミルクをこれだけ飲めば、もう身体が辛抱たまらないはずだ。今すぐにでも犯されたいだろ。そうだろ?!」
ファリスがようやっと乳首をレナの口から離したとき、レナの瞳はすっかり曇り、口からは溢れた母乳と共に切ない溜息が漏れていた。
「うぁっ……、ね、姉さぁん……。私……うっ!うはぁーーっ!!」
体内に流し込まれた媚毒が一気に活性化したのか、レナは背中の翼をバサッと広げ腰をガクンと落とした。
ファリスに支えて貰わなければ立っていられないほど体中からグニャグニャと力が抜け、下腹部からはまるで間に合わなくて漏らしたように大量の愛液が零れ落ちていた。
「ふふふ、もう体中が疼いて疼いて我慢できないだろ…。ここもまるで湧き水のようになっているぜ」
ファリスはレナを抱えたまま、もう片方の手で熱く濡れそぼったレナの秘部に指を突っ込んだ。
そこは何の抵抗もなくファリスの指を受け入れ、くちゅくちゅといやらしい水音を立てている。
「ひいぃっ!……っかはっ……」
そして、ただそれだけのことでレナは軽く達してしまい、ファリスの手を噴出した潮でべとべとに濡らしてしまった。
「ん?触っただけでイッちまったのか?そうだろそうだろ。
俺の淫液をあれだけ飲めば、普通の人間ならとっくに廃人だ。セックスのことしか考えられないケダモノになっちまう。
まあ、レナは淫怪人だからそこまではなりはしないが、どうだ?したいか?」
「あっ!!ああっ!!姉さん、私、体中が熱い!燃え狂いそう!!したい、したい!したい!!
思いっきり挿されて、擦り切れるまでハメたいぃ〜〜〜〜!!」
淫毒に全身を冒されたレナは、ファリスの問いかけに痛々しいまでに血走った瞳をぎらつかせ、自分の秘部をまさぐるファリスの腕をがっしりと掴みながら恥も外聞もなく喚き散らした。
もうレナの頭にはどろどろに蕩けた子宮に肉棒を突き刺してもらうことしか考えられない。
「して!姉さんセックスして!!私の体メチャメチャにして!!
胸の奥のドロドロしてつっかえているものを、全部外に吐き出させてぇ〜〜っ!!」
ファリスとしても、ここまで乱れ狂い泣きを入れてくるレナを見るのは初めてで、人間だったレナの
時からは想像も出来ない有様に非常に興奮していた。
(う…レナかわいすぎるぜ…!お、俺もレナの中に入れてみてぇ…)
ファリスの心にレナを征服してみたいという気持ちが湧きあがるのも、ごく自然の成り行きだろう。
だが、淫水魔であるファリスは牡の器官は持っていない。淫怪人の中には自分でペニスを作り出したりあるいは元々持っている者もいるらしいが、ファリスにはそういったものは実装されなかった。
だが、今のファリスはレナを犯したくて犯したくてたまらなくなっている。
(じゃあいっそのこと、この舌で嘗め回して……うっ?!)
何か代替案はないかと頭を巡らしていたファリスだったが、そのとき不意に、子宮の奥に激しい疼きを感じた。
「な、なんだ!なんだこれぇ?!」
それはファリスの子宮の肉が突然こんもりと盛り上がり、ぶくぶくと太くなりながら子宮口を伝って外へと飛び出ようとぐいぐいファリスの中を進んでいる。
「あっ!あっ!!何か、何か出てくる!くるうわあぁーっ!!」
腰に走る強烈な快感にがくがくと腰を揺らし、ブチュッと愛液が吹いた後に出てきたものは、さっきレナがファリスを犯したのと同じ、ダークサタンの触手だった。
「ひ、ひあぁ……。お、俺にダークサタン様の触手がぁ……」
所々に太い血管が走り、淫液で妖しく濡れた触手をファリスは呆然と見ていた。
ダークサタンの触手は、現場で淫怪人が仲間を作るとき淫怪人に生やされるものだとされている。
だから、人間を犯す時にしか出てこないはずだ。
だが今、ダークサタンの触手はこうしてファリスの腰から生え伸びている。
(もしかしたら、ダークサタン様が俺の願いを叶えてくれたのかもしれない……
あ、ありがとうございますダークサタン様!俺は、俺は今一度ダークサタン様に永遠の忠誠を誓います!)
そういう考えに至り、ファリスはまだ見たこともない主のダークサタンにいたく感謝した。
「ふ、ふふふ…。レナ、見てみろよ……」
ファリスは悶えるレナの顔を強引に下に向かせ、自分の腰でうねうねと蠢いている触手を見せ付けた。
「あぁ…っ!姉さん……すごぃっ!」
それを見たレナの眼が燃えるような獣欲に彩られる。
「これでお前を、ガンガンに犯してやるぜ……。気持ちよすぎて、気絶するなよ?」
「う…うん、うん!!」
期待に胸を弾ませるレナは、こくこくと頷くとその場にぺたりと座り、太腿を大きく開いた。
「ね、姉さん!早く…早くちょうだい!!もう私のココ、挿れてもらいたくてウズウズしているの!!」
レナは指で膣口をぱっくりと開け、ファリスの触手を促していた。そこは淫毒に冒されたことで火傷しそうなほどに熱く潤んでいる。
「…だめだ、レナ。そんな格好じゃ挿れてやらねぇ…
四つん這いになって後ろを向き、ケツを高々と掲げてみな…。そうしたら、挿れてやるよ…」
だがファリスはせがむレナに対し、非常に恥ずかしい要求をしてきた。
当然のことながら、ファリスはペニスを使って女を抱くのは初めての経験だ。
なら、いっそのこと今まで自分がバッツに与えられた一番恥ずかしい経験をレナに与えてやろうと考えたのだ。
それが、人を淫らに堕落させる淫怪人としての初めてのセックスに相応しいと考えたからだ。
「こ、こうですか?!姉さん!!」
もう一刻も早くファリスに挿れて欲しいレナはファリスの言うことに反論もせず、くるっと後ろを向くとこしを高々と掲げ、ファリスの方へ挿入口をまじまじと見せ付けた。
「そうだ。そしてそのままケツの穴を弄り、腰を振りながら俺に挿れてくれってせがんでみな。
そうしたら、レナの気が済むまで犯してやるよ…」
おいバッツ、お前今まで一体どんなエロプレイしてきたんだ。羨ましい奴め。
「?!そ、それは…」
ファリスのあまりな要求に、流石にレナも一瞬躊躇った。だが、
「いやならいいんだぜ?そのまま誰にも相手にされずよがり狂ってな」
といってその場を立ち去ろうとしたファリスを背中越しに感じ、レナの僅かに残っていた羞恥心も全て吹っ飛んだ。
「あっ…、や、やる!私やる!!見て、姉さん!私のいやらしい姿、じっくりと見て!!」
レナは背中越しに腕を尻へと導き、中指を使って菊門をずぷずぷと弄り始めた。自分で弄っているはずなのだが異常な状況と淫毒の効果からかまるで別の触手が自分の尻を責めているように感じる。
「ひ…ひぃっ!!気持ちいい!お尻気持ちいい!!
姉さん、姉さん!!お願い!挿れて、犯して!!その太い触手ちんぽでガンガンに犯してぇ!」
しりから湧き上がる妖しい陶酔感に顔をうっとりと崩しながら、レナは言われたとおり腰をふりふりと振ってファリスにせがんできた。
そのあまりに淫靡な様に、ファリスは一瞬気が遠くなった。
(こ、こりゃあきつい…。バッツめ、俺にこんなことさせてやがったのか……)
確かにこんなことを目の前でされたら、気も昂ぶるというものだろう。実際今のファリスがそうなのだから。
「よぉ〜〜し、よくやった…。じゃあ約束どおりたっぷりと犯してやる!」
ふるふると動くレナの尻を両手で掴んだファリスはそのまま腰を落とし、触手ペニスをずぶずぶとレナの腰に沈めていった。
「ああぁーぅっ!姉さん!!姉さんが入ってくるぅぅっ!!」
待ちに待った貫かれる感触に、レナは歓喜の悲鳴を上げた。
だが、悲鳴を上げたのはレナだけではなかった。


2009年01月18日
『闇の輩(ともがら)の肉宴〜淫水魔ファリス』 part5

「うおぉっ!!す、すげぇ!!これが女の中なのかよ!気持ちよすぎるじゃねえかぁ!!」
ファリスもまた、触手から送られるレナの中の心地よさに夢心地になっていた。
触手自体は確かにダークサタンのものなのだが、ファリスの体の中を通し、ファリスの肉を使って顕現した触手は紛れもなくファリスの体の一器官だった。
粘膜が擦れあう感触、肉が肉に包まれる感触。片方は散々経験してきたことなのだが、立場が変わるだけでこれほど新鮮な悦楽が得られるとは思いもしなかった。
「うあぁ、すげぇ!女を犯すのが、こんなに気持ちいいなんてよぉ!」
これなら度々バッツが自分の体を要求してきたのも分かる。挿されるのも勿論気持ちよかったのだが挿すのがこれほどまで凄まじい快感をもたらしてくれるとは。
「へへっ…、こんな体験人間のままだったらとてもできねえよ。やっぱ俺、淫怪人になってよかったぜ!」
レナの腰を掴んだまま、ガッツンガッツンと腰を揺すり、ファリスは触手がもたらす快感にずぶずぶと浸っていた。
「ああぁ姉さん!もっと、もっと突いて!私の全てを吐き出せて、うわぁぁ〜〜っ!!」
一方レナのほうも、愛する姉に犯される背徳の気持ちが快感をより大きく増幅させ、腰から湧き上がる快楽に溺れていた。
淫毒で敏感になったレナの神経は、普通に犯されるときの何十倍もの快楽を脳内に送り届けている。普通の人間なら悶絶死しかねないほどの強烈なものだが、淫怪人であるレナはその全てを受け止めさらに貪ろうとしていた。
「姉さん!もっと奥も!子宮も卵巣も全て犯してぇ!!」
「ああ!そんなこといわず子宮ぶち破って、内臓を外から犯し抜いてやるよ!!おらおら!!」
レナはより深い快感をファリスに求め、ファリスもレナのより深いところを犯そうと触手を抜き差ししていた。
「へへっ、たまらねえなぁ!こりゃ癖になる……うっ?!」
調子に乗ってレナを犯し続けていたファリスに異変が生じたのはそのときだった。リズム良く動かしていた腰がぴたりと止まり、体そのものがカチンと凍りつく。
「ああ〜〜っ!姉さん気持ちいいの!奥で、奥で触手が動いているのぉ〜〜!」
だが、レナのほうは相変わらず顔をとろんと蕩けさせて触手がもたらす悦楽に酔っている。
でも、いまファリスは腰を動かしていないはずなのだが。
「お…おい、ちょっと待てよ。な、何で勝手に……」
ファリスが動揺したのは、触手ペニスが自分の意思とは関係なく勝手に動き始めたからだった。触手は自分で意思を持つかのようにレナの子宮を責め、蹂躙していく。
そしてそれは、ファリスにも予想のつかない快感を与えていた。
「う、うわっ!!触手が、触手が勝手に動くーっ!!すげぇーっ!!きもちいいーっ!!」
自分がレナを犯しているはずなのに、まるでレナに自分が犯されているような相反した思い。
それによりファリスの体は急速に高みへと昇っていった。
女であるファリスには当然感じるはずのない、体の奥から何かが込み上げてくるような感覚。
(もしかして…これが射精?!)
自分は今まで射精を受け止める側だったが、射精をするというのはどれほど気持ちのよいものだろうか。
今までの牡の快楽を考えたら、それは絶対に物凄いものの筈だ。
「ああっ!レ、レナ!俺もう出ちまう!出ちゃう!!」
「い、いいよ姉さん!私も、私ももう全部出ちゃいそうなのよぉ!!」
レナのほうも、もう限界に達しようとしていた。それまで胸の奥でつかえていたなにかが、全て外に出てしまいそうな強烈な開放感がすぐそこまで込み上げていた。
「ひいぃっ!!もう、もうダメだ俺、俺はぁ!!」
触手の中心にある管を、熱くどろどろしたものが抜けていく感触が伝わる。
「私も、私も!ひゃあぁぁっ!!」
体の奥にある熱いものが、食道を伝ってきているのが分かる。
「ああっ!出るでるぅぅーーっ!!」
一際ファリスがレナに深く突き入れたとき、遂にファリスの触手の先端が決壊した。



ドピュウウウゥゥゥッ!!

まるでマグマのように熱い淫液が、レナの体内いっぱいにぶち撒けられた。
そして、それを受け止めたレナも同時に達する。
「ふわっ!あ、熱いいいいぃぃっ!!」
レナは膣に受け止められた淫液の熱さに喉の奥から嬌声を張り上げ…

ドゴオオォォォーーーッ!!!

一緒に摂氏5000度に達する灼熱の炎、アトミックレイを吹き上げた。
「ああぁ…射精、すっげぇ気持ちいい……い?!」
「アハァ…、や、やっと胸のつかえが取れ……あ」
同時に快楽の余韻に浸った二人の顔は、まさに同時に凍りついた。
なんとレナの放ったアトミックレイはそのままセイバーのいる館を直撃し、たちまちのうちにメラメラと燃え上がったのだ。
それまで快楽の炎に炙られていた二人の心が、熱い炎を見て一気に醒めてくる。
「あ、あぁ…姉さん……」
レナが繋がったままファリスの顔を不安げに見る。
「や、やべえんじゃねえのかこれは……」
ファリスのほうも、轟々と燃える館を呆然と眺めていた。
「姉さん、姉さん淫水魔なんでしょ?なんかたくさん水を出す技ないの?!」
「あぁ…俺、そういった技は持っていないみたいなんだ…。体の中で毒液を作り出すことはできるんだけれど…」
そういってひれからピュッと出した毒液の量は、館どころかそこいらの焚き火を消すことすら出来ないものだった。
「それじゃ役に立たない〜〜」
そんなことをしている間にも、館の火は手におえないほど激しくなっている。いや、元から手遅れなのだが。
「お、おいおまえら!!バケツでもなんでも使ってあの火を消すんだ!!」
ファリスは周りでまごまごしているモンスターたちに慌てて命令した。さいわい、ここは海に通じる地底湖がありアジト跡だけあって樽やバケツも豊富にある。
だが、モンスターがそれらを実行するより早く、館はガラガラと焼け落ちてしまった……
「ね、姉さん……」
「に、逃げちまうか……いっそ」
二人は完全に瓦礫になった館を見て、ようやっと体を離すとこそこそとその場を離れていった。


その後、館が焼け落ちた跡から真っ黒焦げになったセイバーとモンタは発見された。
勿論セイバーはレナをこっぴどくお仕置きしたものの、仕事をサボっていたことがダークサタンにばれ
後日ダークサタンからよりこっぴどくお仕置きを受けたことは、改めて語るまでもない。



文責 いなづまこと







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