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ν賢狼ホロν
「嫌なことなんて、楽しいことでぶっ飛ばそう♪」がもっとうのホロです。
ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド2
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2009年01月18日
『闇の輩(ともがら)の肉宴〜淫水魔ファリス』 part5

「うおぉっ!!す、すげぇ!!これが女の中なのかよ!気持ちよすぎるじゃねえかぁ!!」
ファリスもまた、触手から送られるレナの中の心地よさに夢心地になっていた。
触手自体は確かにダークサタンのものなのだが、ファリスの体の中を通し、ファリスの肉を使って顕現した触手は紛れもなくファリスの体の一器官だった。
粘膜が擦れあう感触、肉が肉に包まれる感触。片方は散々経験してきたことなのだが、立場が変わるだけでこれほど新鮮な悦楽が得られるとは思いもしなかった。
「うあぁ、すげぇ!女を犯すのが、こんなに気持ちいいなんてよぉ!」
これなら度々バッツが自分の体を要求してきたのも分かる。挿されるのも勿論気持ちよかったのだが挿すのがこれほどまで凄まじい快感をもたらしてくれるとは。
「へへっ…、こんな体験人間のままだったらとてもできねえよ。やっぱ俺、淫怪人になってよかったぜ!」
レナの腰を掴んだまま、ガッツンガッツンと腰を揺すり、ファリスは触手がもたらす快感にずぶずぶと浸っていた。
「ああぁ姉さん!もっと、もっと突いて!私の全てを吐き出せて、うわぁぁ〜〜っ!!」
一方レナのほうも、愛する姉に犯される背徳の気持ちが快感をより大きく増幅させ、腰から湧き上がる快楽に溺れていた。
淫毒で敏感になったレナの神経は、普通に犯されるときの何十倍もの快楽を脳内に送り届けている。普通の人間なら悶絶死しかねないほどの強烈なものだが、淫怪人であるレナはその全てを受け止めさらに貪ろうとしていた。
「姉さん!もっと奥も!子宮も卵巣も全て犯してぇ!!」
「ああ!そんなこといわず子宮ぶち破って、内臓を外から犯し抜いてやるよ!!おらおら!!」
レナはより深い快感をファリスに求め、ファリスもレナのより深いところを犯そうと触手を抜き差ししていた。
「へへっ、たまらねえなぁ!こりゃ癖になる……うっ?!」
調子に乗ってレナを犯し続けていたファリスに異変が生じたのはそのときだった。リズム良く動かしていた腰がぴたりと止まり、体そのものがカチンと凍りつく。
「ああ〜〜っ!姉さん気持ちいいの!奥で、奥で触手が動いているのぉ〜〜!」
だが、レナのほうは相変わらず顔をとろんと蕩けさせて触手がもたらす悦楽に酔っている。
でも、いまファリスは腰を動かしていないはずなのだが。
「お…おい、ちょっと待てよ。な、何で勝手に……」
ファリスが動揺したのは、触手ペニスが自分の意思とは関係なく勝手に動き始めたからだった。触手は自分で意思を持つかのようにレナの子宮を責め、蹂躙していく。
そしてそれは、ファリスにも予想のつかない快感を与えていた。
「う、うわっ!!触手が、触手が勝手に動くーっ!!すげぇーっ!!きもちいいーっ!!」
自分がレナを犯しているはずなのに、まるでレナに自分が犯されているような相反した思い。
それによりファリスの体は急速に高みへと昇っていった。
女であるファリスには当然感じるはずのない、体の奥から何かが込み上げてくるような感覚。
(もしかして…これが射精?!)
自分は今まで射精を受け止める側だったが、射精をするというのはどれほど気持ちのよいものだろうか。
今までの牡の快楽を考えたら、それは絶対に物凄いものの筈だ。
「ああっ!レ、レナ!俺もう出ちまう!出ちゃう!!」
「い、いいよ姉さん!私も、私ももう全部出ちゃいそうなのよぉ!!」
レナのほうも、もう限界に達しようとしていた。それまで胸の奥でつかえていたなにかが、全て外に出てしまいそうな強烈な開放感がすぐそこまで込み上げていた。
「ひいぃっ!!もう、もうダメだ俺、俺はぁ!!」
触手の中心にある管を、熱くどろどろしたものが抜けていく感触が伝わる。
「私も、私も!ひゃあぁぁっ!!」
体の奥にある熱いものが、食道を伝ってきているのが分かる。
「ああっ!出るでるぅぅーーっ!!」
一際ファリスがレナに深く突き入れたとき、遂にファリスの触手の先端が決壊した。



ドピュウウウゥゥゥッ!!

まるでマグマのように熱い淫液が、レナの体内いっぱいにぶち撒けられた。
そして、それを受け止めたレナも同時に達する。
「ふわっ!あ、熱いいいいぃぃっ!!」
レナは膣に受け止められた淫液の熱さに喉の奥から嬌声を張り上げ…

ドゴオオォォォーーーッ!!!

一緒に摂氏5000度に達する灼熱の炎、アトミックレイを吹き上げた。
「ああぁ…射精、すっげぇ気持ちいい……い?!」
「アハァ…、や、やっと胸のつかえが取れ……あ」
同時に快楽の余韻に浸った二人の顔は、まさに同時に凍りついた。
なんとレナの放ったアトミックレイはそのままセイバーのいる館を直撃し、たちまちのうちにメラメラと燃え上がったのだ。
それまで快楽の炎に炙られていた二人の心が、熱い炎を見て一気に醒めてくる。
「あ、あぁ…姉さん……」
レナが繋がったままファリスの顔を不安げに見る。
「や、やべえんじゃねえのかこれは……」
ファリスのほうも、轟々と燃える館を呆然と眺めていた。
「姉さん、姉さん淫水魔なんでしょ?なんかたくさん水を出す技ないの?!」
「あぁ…俺、そういった技は持っていないみたいなんだ…。体の中で毒液を作り出すことはできるんだけれど…」
そういってひれからピュッと出した毒液の量は、館どころかそこいらの焚き火を消すことすら出来ないものだった。
「それじゃ役に立たない〜〜」
そんなことをしている間にも、館の火は手におえないほど激しくなっている。いや、元から手遅れなのだが。
「お、おいおまえら!!バケツでもなんでも使ってあの火を消すんだ!!」
ファリスは周りでまごまごしているモンスターたちに慌てて命令した。さいわい、ここは海に通じる地底湖がありアジト跡だけあって樽やバケツも豊富にある。
だが、モンスターがそれらを実行するより早く、館はガラガラと焼け落ちてしまった……
「ね、姉さん……」
「に、逃げちまうか……いっそ」
二人は完全に瓦礫になった館を見て、ようやっと体を離すとこそこそとその場を離れていった。


その後、館が焼け落ちた跡から真っ黒焦げになったセイバーとモンタは発見された。
勿論セイバーはレナをこっぴどくお仕置きしたものの、仕事をサボっていたことがダークサタンにばれ
後日ダークサタンからよりこっぴどくお仕置きを受けたことは、改めて語るまでもない。



文責 いなづまこと







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