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ν賢狼ホロν
「嫌なことなんて、楽しいことでぶっ飛ばそう♪」がもっとうのホロです。
ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド2
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2009年01月18日
『闇の輩(ともがら)の肉宴〜淫水魔ファリス』 part2

一方、レナは一方的に引き篭もってしまいそのまま出てこようとしないセイバーに唖然としていた。
自分が魔因子と魔精を受けて淫怪人になった時、竜に淫変化した自分を見てそれはもう小躍りしたものだ。
やはりレナにとって竜は特別な意味合いを持つ。この世界でも最強の生物の代名詞の一つだし以前に飼っており後に召還獣フェニックスに転生した飛竜という身近にいた竜もいる。
だから、この姿はレナにとって凄い誇らしいことであり、同じ竜の淫怪人である軍団長のセイバーには言葉に言い尽くせないほどの憧れと畏敬を持ったのだ。
実際セイバーは巧みな手腕でもってタイクーン城を瞬く間に淫略し、中の人間の全てを軍団総出で犯し抜きめぼしいものは淫怪人や淫隷人に、それ以外はみんなの餌へとしていった。
その手並みに、淫怪人になったばかりのレナはいたく感動したものだった。
ところが今レナの前にいたセイバーは、肝心なところは部下に投げやり。後の指示もろくにせず部下を連れてギシギシアンアン。
人の上に立つ立場を知っているレナにとって、このセイバーの振る舞いはまさにあきれるものであった。
だが、数多くのモンスターを主力にする淫魔竜軍にとってはあまり理性は関係ないものなのかもしれない。
常に本能のむくままに行動し、食いたければ食う。犯したければ犯す。殺したければ殺す。
そういう、余計な理性など挟む余地のない純粋な本能に従って行動するのが淫魔竜軍の本質なのだろう。
だが、だからといってレナも本能そのままに行動するというのは少し無理があった。
淫怪人になって思考は淫らで残忍な淫怪人のものになったが、やはり人間の時の元の心がレナにそれ以上の踏ん切りをつかせるのを躊躇わせていた。
だからこそ真面目に淫らに淫略に努めようと心していたが、肝心の軍団長がこの体たらく。



(私…、入る軍団間違えたかも…)
心が少しブルーになったレナは、そんなことすら考えるようになってしまった。
レナはいっそのこと、館にいるセイバーに許可を求めるために禁を破って入っていこうかとも考えた。
セイバーは抹殺するとかおっかないことを言っているけれど、まさかいくらなんでもそこまではしないだろう。
せっかくのお楽しみのところ悪いが、このままではこっちも手持ち無沙汰になってしまう。

考えてみれば、ここでレナもどうせ暇ならファリスみたいに肉欲を満たそうという淫怪人らしい考えに至ればよかったのだろう。だが、レナは自分の手でファリスを犯して淫怪人へと変えたことである程度満足してしまっていたので本来の真面目な部分が多く顔を出してしまっていた。
そして、そのため物事を考えることに集中し後ろから来るファリスの接近に気づかなかった。
「レェ〜〜〜〜ナァ……」
「きゃっ?!」
考え事をしながらうろうろと歩いている最中に真後ろからいきなりファリスに抱きつかれ、レナは淫怪人らしからぬ可愛い悲鳴を上げてしまった。
「な、なに姉さん?いき、 な  り……」
ファリスに抱きしめられたことで多少心がときめいたレナは、少しはにかみながら頭を後ろに向け…驚きに言葉を失った。
レナを抱きしめたファリスは衣服を何も羽織っておらず全身を淫粘液でドロドロに濡らし、暗い金色に輝かせた双眸はレナのことを明らかに性欲処理の対象として捉えていた。
「フ、フフフ…。レナ……、よく見るとお前、すっごく綺麗だな……」
「えっ!?や、やだ姉さん、何言ってるの……?」
どう見ても、今のファリスの状態は普通ではないのは見て取れるのだが、愛する姉から『綺麗』と言われ、レナは少々舞い上がってしまった。
「いっつもこんな近くにいたのに、お前がこんなに綺麗だったなんて思いもしなかったぜ…
俺ってバカだな。自分の目の前にお宝があるっていうのに、全然気づかなかったんだからな」
まるで告白のようなファリスの言葉に、レナの心臓は爆発しそうなほどに高鳴っていた。
(や、やった!姉さんが私の素晴らしさに気づいてくれた!私だけの姉さんになってくれた!)
これこそ、レナが淫怪人になってまで望んだことだった。たった一人の肉親であるファリスを誰にも捕られず誰にも奪われず、永遠に自分の傍で愛でて愉しむ。そのためにタイクーンの住人全てを捧げ、自分の手でファリスに魔因子と魔精を注ぎ込んだのだ。
その結果、ファリスは向こうでたくさんのモンスターと乳繰り合っているバッツを無視して自分のほうに来てくれた。これはファリスがバッツよりレナと採ったという間違いようのない証拠であろう。
(やった!私はバッツに勝った!!これで姉さんは私のもの!!)
背中越しに感じるファリスの冷たい身体。耳元に感じるファリスの吐息。ぎゅっと押し付けられる豊かな双乳。
これが全部自分のものになるのだ。バッツには悪いが元々この肉は自分のものだ。決して切れることのない血の鎖で繋がった肉なのだ。
さぞかしバッツは悔しがるだろうか。いや、淫隷人になったバッツは今の時点でレナやファリスの性欲処理のためだけに存在している人形だ。勿論以前の人間としての知識も記憶も性格もあるので淫機人のような単なる人形ではないが、基本自分たちに逆らったり不満を抱くようにはなっていない。
(ふふふ…、バッツ。貴方にもたまには姉さんの身体を使ってもいいわよ。もっとも、私の許しがあればだけれどね)
レナの脳内に、ペニスを膨らませたまま床に頭を付きファリスとセックスさせてくれとレナの前で懇願するバッツの姿が思い浮かぶ。
それを見たレナは脚でバッツの頭を踏みつけ、物事には順番があるでしょと罵倒しまくる。
そして、バッツが見ている前で姉さんとセックスをし、お預けを受けて泣きながらペニスを上下にしごくバッツを見て、嘲笑しながら姉さんと共にイッちゃうのだ。
長年姉を取られていたレナにとって、これほど残酷で胸のすく復讐はそうそうないだろうと考えられる。
「レナ…、すごく綺麗だ。まるで食べてしまいたいくらいにな…」
「ふふっ…姉さん、お世辞もいい加減にしてください」
「いいや、本気さ……」

ミシッ

「っ…?!」
レナを抱きしめるファリスの腕に少し力が入ってきたような感じがする。僅かに身体に走った痛みに、レナは少しだけ顔をゆがめた。
「ね、姉さん?少し、力が強いです…。大事にしてくれるのはありがたいのですが、もう少し力を抜いて…」
レナはファリスが自分をそれほど大事にしてくれているのかと思って嬉しかったが、さすがに痛みが激しくなってきたので少し力を緩めてくれと頼み込んだ。
だが、ファリスはレナの言うことを聞いていないのか、レナを抱きしめる力はどんどん強くなっていった。

バキバキバキィ!


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