2015年02月23日
古事記から読み解く 日本と韓国の関係
日本古来より伝わる古事記は、元明天皇の命で稗田阿礼が空で読み上げ、太安万侶がまとめたとされている。この本には、ただの作り話の神話しか書かれていないという説もあるが、日本古来の秘密が隠されていると言う人も数多くいる。
私は古事記と日本書紀では、古事記の方が8年古いが、古事記の方が信憑性は高いと考えている。その理由は、古事記と日本書紀の作られた目的の違いにある。
古事記は、語り部によって伝えられていたもので、物語性が強い。天皇家の正当性を述べている。
日本書紀は、白村江の大敗により失われた我が国のアイデンティティを再構築するために、中国風の史書を作ることを目的としたものであり、原資料として多くのものを用いているが、天皇政権にとって都合の悪いことを隠蔽すべく、意図的な取捨・改竄が随所に行われている。
地理的にも近い日本と韓国の関係は古く、古事記にも様々なことが記されている。私は、古事記、日本書紀その他韓国と日本にまつわる多くの本を読んだ。結論から言うと、日本人の祖先は韓国人である、とまでは断言できないが朝鮮半島から来ている、と考えられる。そう推測できる古事記に書いてある文章の一部を紹介したい。
天皇家の祖先と言われているアマテラスの弟スサノオは、亡くなった母に会いたいと暴れていたことは有名だが、その母は、根の国にいたと古事記にはある。根という字は、根本などのように、源の意味がある。この根の国が日本人のルーツの源と考えることは自然ではないだろうか。
アマテラスの孫にあたるニニギノミコト(天孫)は、豊葦原の水穂の国を治めるため「筑紫の日向の高千穂のくじふる嶺」に降り立つと、『海の向こうに韓国を望み、「笠沙の岬」にまっすぐに通じている良い土地だ』と宮殿を建てた。
どうして、韓国が望める地が良い土地なのか。韓国が祖国だからではなかろうか。私は根の国は、韓国である、と考えている。
長浜浩明の著によると、紀元前1万年以前に韓半島にいた旧石器人は、14万年前に東アフリカで生まれた人たちが、パレスチナから南東へ移動し、到達したと考えられている。そしてその一部が更に東へ移動し、3万年前に樺太を経由して東日本の日本人の祖先となった。また、パレスチナから南東ルートで5万年前に東南アジアへやってきて、3〜4万年前に琉球、九州へたどり着いたのが西日本の祖先となったと考えられている。つまり、今の日本人は北と南からやってきた人々の混血であるといえる。
以上がもともと日本人は朝鮮半島から来ただろうと私が考える理由だ。
まだまだ根拠は弱いのは感じているが、遠い昔に朝鮮半島から人が降り立ち、朝鮮半島から来た人が日本を統治していただろうことはほぼ間違いないのではなかろうか。朝鮮半島から来たその人が、当時の朝鮮半島の王族であったかもしれないし、豪商だったかもしれぬ。はたまたただの法螺吹きで、日本人が騙されただけかもしれない。しかし、古事記が書かれた当時、つまり奈良時代のトップの祖先は間違いなく朝鮮半島から来た人物であると考えられるのだ。
日本は古代より百済や加羅、新羅などの朝鮮と戦いを繰り返してきたが、それは「朝鮮半島にあった国を本国とする分国であった」とする説がある。(「歴史科学」金錫了)つまり、本国にとっての植民地が日本列島にあり、日本列島から異国を追い出すために戦ったとする説だ。朝鮮から渡来してきた人々が多かっただろうことも推測できるし、日本列島での生き残りをかけた戦いをしていたのではないか、とも推測できる。そして勝利した国がその後日本の天皇家として君臨した、とも考えることができる。
まだまだ甘い自論だが、今後証拠を増やし、有力な説にしていきたいと考えている。反論、賛成意見があれば、コメントして欲しい。
これが私が一番参考にした本である。
わかりやすいし、面白いコラムも書かれている。朝鮮半島の歴史を持たれた方がいれば、ぜひお勧めしたい。
私は古事記と日本書紀では、古事記の方が8年古いが、古事記の方が信憑性は高いと考えている。その理由は、古事記と日本書紀の作られた目的の違いにある。
古事記は、語り部によって伝えられていたもので、物語性が強い。天皇家の正当性を述べている。
日本書紀は、白村江の大敗により失われた我が国のアイデンティティを再構築するために、中国風の史書を作ることを目的としたものであり、原資料として多くのものを用いているが、天皇政権にとって都合の悪いことを隠蔽すべく、意図的な取捨・改竄が随所に行われている。
地理的にも近い日本と韓国の関係は古く、古事記にも様々なことが記されている。私は、古事記、日本書紀その他韓国と日本にまつわる多くの本を読んだ。結論から言うと、日本人の祖先は韓国人である、とまでは断言できないが朝鮮半島から来ている、と考えられる。そう推測できる古事記に書いてある文章の一部を紹介したい。
天皇家の祖先と言われているアマテラスの弟スサノオは、亡くなった母に会いたいと暴れていたことは有名だが、その母は、根の国にいたと古事記にはある。根という字は、根本などのように、源の意味がある。この根の国が日本人のルーツの源と考えることは自然ではないだろうか。
アマテラスの孫にあたるニニギノミコト(天孫)は、豊葦原の水穂の国を治めるため「筑紫の日向の高千穂のくじふる嶺」に降り立つと、『海の向こうに韓国を望み、「笠沙の岬」にまっすぐに通じている良い土地だ』と宮殿を建てた。
どうして、韓国が望める地が良い土地なのか。韓国が祖国だからではなかろうか。私は根の国は、韓国である、と考えている。
長浜浩明の著によると、紀元前1万年以前に韓半島にいた旧石器人は、14万年前に東アフリカで生まれた人たちが、パレスチナから南東へ移動し、到達したと考えられている。そしてその一部が更に東へ移動し、3万年前に樺太を経由して東日本の日本人の祖先となった。また、パレスチナから南東ルートで5万年前に東南アジアへやってきて、3〜4万年前に琉球、九州へたどり着いたのが西日本の祖先となったと考えられている。つまり、今の日本人は北と南からやってきた人々の混血であるといえる。
以上がもともと日本人は朝鮮半島から来ただろうと私が考える理由だ。
まだまだ根拠は弱いのは感じているが、遠い昔に朝鮮半島から人が降り立ち、朝鮮半島から来た人が日本を統治していただろうことはほぼ間違いないのではなかろうか。朝鮮半島から来たその人が、当時の朝鮮半島の王族であったかもしれないし、豪商だったかもしれぬ。はたまたただの法螺吹きで、日本人が騙されただけかもしれない。しかし、古事記が書かれた当時、つまり奈良時代のトップの祖先は間違いなく朝鮮半島から来た人物であると考えられるのだ。
日本は古代より百済や加羅、新羅などの朝鮮と戦いを繰り返してきたが、それは「朝鮮半島にあった国を本国とする分国であった」とする説がある。(「歴史科学」金錫了)つまり、本国にとっての植民地が日本列島にあり、日本列島から異国を追い出すために戦ったとする説だ。朝鮮から渡来してきた人々が多かっただろうことも推測できるし、日本列島での生き残りをかけた戦いをしていたのではないか、とも推測できる。そして勝利した国がその後日本の天皇家として君臨した、とも考えることができる。
まだまだ甘い自論だが、今後証拠を増やし、有力な説にしていきたいと考えている。反論、賛成意見があれば、コメントして欲しい。
これが私が一番参考にした本である。
わかりやすいし、面白いコラムも書かれている。朝鮮半島の歴史を持たれた方がいれば、ぜひお勧めしたい。
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