今までも順張りと逆張りについては述べて来ましたが、改めて順張り
所謂トレンドフォロー手法について考えてみたいと思います。
私の株取引のスタートは、林輝太郎氏の投資解説本からスタートした
ので、基本は何の疑いもなく逆張りでした。グラフと場帳と分割売買
による建玉操作等の練習を積んでの実践という手順でした、但し私は
グラフの手書きは早々に諦めネットのチャートを使いました。大きな
方眼紙にグラフを書いていくという作業は月足、日足を含め膨大な時
間を要するもので、幾ら変動感覚の体得の為とは言え、営業職だった
私にはとても不可能でした。はっきり言ってこの手書きグラフを何千
枚も書いて行ける人は、相当ストイックな人だと思います。
そんな私でしたが、自分なりに分割買い下がりの練習をしつこく繰り
返すうちに、年間損益がプラスになるようになりました。逆張りの一
番難しい所は、トレンドが反転する近くから買い下がって、如何に買
いの平均値を低く抑えるかという事です。
しかし、所謂逆張りうねり取りをするようになって、それなりに利益
も出るようにはなりましたが、過去の売買譜を振り返ってみると特に
売り上がりの場合は、トレンドフォローでやる方が素直に比較的簡単
に利益を確保できていた事も事実でした。
これは私の逆張り手法がまだまだ未熟という事もありますが、逆張り
は利幅は取れるものの、マスターする事に時間もかかるし難易度も高
いという事です。プロの個人投資家の多くは逆張り派と言われていま
すが、プロで飯を食えているのは個人投資家の5%もいるかいないかと
言われる所以です。
その点順張りのトレンドフォロー戦略は、まずは明快なトレンドが出
ている銘柄にターゲットを絞り、明快なサインが出てからスタートで
きるので、初心者や一般の個人投資家にとって、やり易いそして再現
性の高い手法だと思います。勿論騙しもありますし、チャートの勉強
もそれなりにしなくてはなりませんし、決して楽して儲かるという事
ではありません。只、メンタル的には逆張りと比べれば負担が少ない
ですし、素直にトレンドに乗っていければ成功の確率が高いという事
です。
まず最初はトレンドの捉え方を考えてみたいと思います。これの基本
は高値と安値です。前の高値を越えていく、そして前の安値を割らず
高値と安値が切り上って行けば、それは上げトレンドという事です。
下げは反対に前の高値に届かず前の安値を切り下がって行くという事
になります。勿論素直なチャートばかりではなく騙しを含めいろいろ
なパターンがありますが、上げトレンドは買いで、下げトレンドは売
りで対応し、明確なトレンドの無い保ち合い相場では休むという明確
な戦略となります。下記に参考書を載せておきます。それでは又。
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